昼間に妻が男と会ったであろう日、夜になり妻に出かけてくると伝え、男のマンションに行きました。

インターホンを鳴らすと、男が出てきました。

「結衣の旦那ですが、、、」

男は血の気の引いた様な姿で、すぐに謝ってきました。

「話しをしましょう…」と伝え、近くの喫茶店へ移動しました。

席に着くと男は言い訳をせず素直に謝り続けてきました。

妻との出会いは、花屋に勤めている妻の店に彼が客として来店した事がきっかけみたいです。
彼は自営業で、お祝いなどの花を頻繁に買いに行っているうちに仲良くなった様です。

告白してきたのは妻の方らしいです。

いくつか私の質問に答えた彼に、妻の事を本気なのか尋ねました。

すると彼は「いけない事だと分かっていますが、本気で結衣さんの事を好きになってしまいました…。ですが当然もう結衣さんとは別れて、出来る限りの謝罪をします。」

若くて遊んでそうな男が、以外にも真面目な男だったので少し驚きました。

そんな彼に、私達夫婦について私から話しました。

「うちは仮面夫婦だから、不倫してもおかしくないとは思っていた。だからショックや怒りは然程無いんだ。」

「本当に真剣なら、妻と関係を続けても良い。その代わり私にもキチンと近況など報告してくれ。妻には私が不倫しているのを知らない程で今後も見て見ぬフリをするつもりです。どうしますか？」

彼は拍子抜けした表情で私の話を聞いていましたが、関係を続けさせて欲しいと答えました。