「まだ、理性があるみたいで、キスしようとしたら顔を背けるんだ。まあ、そのくらい気が強い方が落としがいがあるってね。かまわず、そのまま２回戦突入さ」
想像通りこの男にやられていたことに、我を失いそうでしたが、最後まで聞かなきゃと思い。「２回続けてですか？尊敬しますよ」と少しおだてた。
「２回目は余裕が出て、エロい身体を楽しめたなあ。たっぷりと前戯で身体を堪能して、知ってる体位を全部試して、奥まで突いてやったさ。もうひとつ発見したんだ。突いてるとき、肛門に指を突っ込むたびにキュッキュッて締めて逝くんだ。おそらく、いままでのＳＥＸで一番逝きまくったんじゃないか？」
私のＳＥＸが幼稚なのか、そんな妻を見たことがありません。
（頼む、もう止めてくれ）
「外で、外でとうわ言のように言っていたけどかまわず、子宮口に俺の精子を噴き掛けてやったよ。２度目だったけど１度目より多かったかもな。ありゃ、孕ませたかもな」
（えっ、えっ、マジ？ナマ？中出し？そう言えばゴムを付けたなんて一言も。私の大切な妻がこの男に中出し？）

「あんちゃん、待たせたなあ。美雪ちゃんとの武勇伝を聞かせてやるよ」
（えっ、武勇伝って、やっぱり妻はこの男にお持ち帰りされたのか？それより、妻の名前を知ってやがる）
「ホテルに行ったんですか？」
「いや、俺のマンションさ。人妻はホームグランドで抱かないとな。人妻を自分の女にするには、一発じゃダメだ。とことん、抱きまくって俺のＳＥＸの味を身体で覚えさせれば、俺から離れられなくなるんだ」
（会った時から、この男はまずいと思ったけど、男のかんって的中するよなあ）
「最初は嫌がってたなあ。裸に剥いて足を思いっきり開いて前戯もなしにぶち込んっでやったさ。必死で逃げようと抵抗してたけど、それが堪んない仕草で、よけいそそるんだ」
（聞きたいような聞きたくないような。寝取られって残酷だ）
「後ろからやると、一番奥の少し手前が感じるみたいで、突くたびにビクビク震えるんだ。久しぶりにエロい身体だったんで不覚にも１０分足らずで逝ってしまったよ」
（知らなかった。妻のそんなところ。届かないからわかんないよ）

「いやいや、あんちゃんが帰ったら女が急にそわそわしだして帰り支度を始めたんで、最後の一杯と特性カクテルを飲ませたんだ。口当たりはいいけど度数がハンパないって代物だよ」
（もともと、そんなに強くないし。そんなの飲まされたんだ）
「呂律がまわらなくなって、目の焦点も泳いできたし。絶対やれると思ったね。狙った獲物は百発百中なんだ」
（違うよ。最初っから私の前であんたに口説かれる演技をしてたんだ。ん！百発百中？）
「で、やったんですか？」またまた直球で。
「まあ待てよ。ゆっくりと話してやるから。まあ、もう一杯飲めよ」
（私が聞きたいのは、あんたの自慢話じゃあなくて、やったかどうかなんだよ）
「女落とす最強アイテムってやつだ。気が合うからあんちゃんにも教えてやるよ」
（だから、そんな話はいいから）
「そろそろ、いいかとキスしようとしたら、振り払ってトイレに駆け込みやがったんだ」
（ああ～、このとき携帯に連絡もらったんだ。売り言葉に買い言葉とはいえ、どうして迎えに行かなかったんだろう。悔しい～）
「お兄さんも、１杯どうぞ。結局、その女とやったんですか？」何度、直球を投げたことか。肩を壊しそう。