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2021/05/28 14:39:39 (wGsbcl82)
俺には3ヶ月程前からセフレのおばさんが居る。
出会いはバイト先の飲食店の裏路地でおばさん2人が宗教の勧誘をしていた時。

俺はバイトの休憩や暇な時はオーナーが裏で煙草吸って来て良いよと言われた時に裏口から出て裏路地の駐車場の角で煙草をふかしてる。

最近、駅前の放置自転車の取締りが厳しいので店の裏通りは自転車置き場の様相で通勤通学の人々の自転車で溢れている。

その自転車の持ち主を狙って宗教おばさん2人組は声を掛けていた。おばさん達の作戦は巧妙で重なり合う自転車から自分の自転車を取り出すのに苦労している年寄りや、取り出す際に周りの自転車を倒してしまった女子高生が自転車を引き起こしてるのを手伝い話し掛けていた。

俺はその光景を煙草を吸いながら眺めていた。何日か連続で勧誘姿を見たが、その日はおばさん達が自転車のところに居なかったので全く油断して自動販売機に持たれながら駅前の方をボーっと眺めていた。

そんな全く気が抜けていた俺の背後から、こんにちわと声が掛かり振り返ると地味な格好のおばさん2人が立っていた。

俺は唐突に湧いて出てきたおばさん達に虚を衝かれた状況で少し慌てた。
2人組は1人が背の高いロングヘアーの痩せギスの50代のおばさん。もう1人は背の低い色白のショートヘアのぽっちゃり気味の30代後半って感じのおばさん。2人とも濃いグレーのスーツ姿で保健の勧誘員を思わせる。

あっ!あのおばさん達だと瞬時に思ったが、全く隙を突かれて差し出されたパンフレットを俺は受け取ってしまった。

ロングヘアーが俺に、いつもここで喫煙されてますよね。俺は携帯灰皿を使用していたものの往来で喫煙している後ろめたさもあり、瞬時に煙草を消しながらすみません。と謝っていた。

ロングヘアーはいえ、煙草を吸うなって注意をしたいんじゃないんです。良くここで喫煙されているんで仕事でストレスが溜まってらっしゃるんだなと思って。お仕事大変なんですか?と言ってきた。

俺はいや、そうでも無いです。と答えたが2人組は微笑みを浮かべながら、大変ですよね。今はコロナでどのお仕事もとか、最近は煙草が吸えるところが少ないから喫煙なさる方は大変ですよねとかバンバン話し掛けて来る。

俺が何か答えるたびに2人で揃って大きく頷き、相槌を打ってくる。俺はもともと押しに弱い。
2人組のペースに巻き込まれパンフを開いてワケの分からない話を2分程聞く羽目になった。

2人のワケの分からない話が一息付いたところで俺は腕時計を見て慌てた芝居をしながら店に戻らないとと別のパンフを取り出そうとしているショートヘアの方に言って店に戻ろうとすると

ショートヘアがお仕事は何時迄ですか?と聞いてくる。咄嗟だったので俺は馬鹿正直に5時迄ですと答えていた。
ショートヘアはニッコリと微笑み、パンフを取り出すと俺に差し出し、お仕事頑張ってくださいと言った。

俺はそれを受け取って、有難うございます等と答え小走りで店の裏口に戻っていった。

店に戻ると2冊も宗教の小冊子を手にした俺を見てオーナーが爆笑しながら、気をつけろよタケちゃん、お前は気が優しいから漬け込まれるぞ、来週辺りスーツ着てパンフ配ってるんじゃねーか等と揶揄われた。

その日はコロナの影響で始めたケータリングの注文が沢山来て、俺は仕事に追われ気が付いた時には終業時間を30分程超えていた。
オーナーがタケちゃん悪かったな。有難う、もう上がってくれと言うので俺は簡単に着替えてタイムカードを押し、オーナーに挨拶して裏口から店を出た。

裏口から出たところに、さっきのショートヘアが立っていた。俺と目が合うなりニッコリと微笑みお疲れ様でした。と言う。

俺はどうも。と答えた。
これが今のセフレおばさん、直子との始まりだった。
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9
投稿者:(無名)
2021/06/01 13:08:29    (IxrOxTmN)
>>7

官能小説でも結構ですので、貴方様の力作をお待ち申し上げております。
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投稿者:(無名)
2021/05/31 19:18:43    (LNQQjuVQ)
>>7

屁みたいな茶々入れんなよ
みんな続きを楽しみにしてんのに

スレ主さん、馬鹿は無視して続きを頼んます!
7
投稿者:**** 2021/05/30 13:12:22(****)
投稿削除済み
6
投稿者:マチャ
2021/05/29 15:34:00    (R1IlXH1D)
ん~、なるほどです。
今からが盛り上がりの
スタートですね?(^^)
期待しちゃいます!
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投稿者:タケちゃん
2021/05/29 10:34:14    (XCD9sQvl)
俺はさっきの勧誘おばさんが裏口で俺が出て来るのを待っているなど予想だにしていなかったので、ショートヘアのおばさんのお疲れ様ですの声にお疲れ様ですと反射的に返事をした。

おばさんは、はい。お疲れ様。と缶コーヒーを差し出してきた。俺が煙草を吸う度に角の自販機で買っていた銘柄だ。こんな事まで観察されていたのかと少し怖くなり俺は結構ですと丁重にお断りした。

しかしショートヘアのおばさんは、大丈夫よ。私、自分の分も買ってあるからと答える。
お仕事忙しいのね。5時には終わるって言ってたからと言う。

腕時計を見ると6時近い。人が良いにも程があるが、俺は1時間近くも待たせたのかとすみません。残業したものですからと答えた。

いえ大丈夫。勝手に待っていただけだから。それにさっき話をして、もう一度どうしても貴方と話したくてと缶コーヒーを手渡して来る。

俺は1時間近くもこんな裏口で待たせたのかと何となく気の毒な気持ちになり、缶コーヒーを受け取った。

彼女も自分の缶コーヒーを鞄から取り出してカコンと音をさせて缶のプルを開ける。
俺も仕方なくプルを開けて彼女に、じゃ遠慮なく頂きますと缶を煽った。

社員さんなんですか?アルバイトさん?とおばさんが聞いてくる。おばさんは独特のおっとりとした口調と柔らかい雰囲気で何となく旧知の仲の様な親しみ易さがあり、俺は大学を卒業して一旦は就職したが、やはりデザインの仕事がしたくて来春から通う予定の専門学校の学費を稼いでる事を話した。

俺のデザインの仕事がしたいという言葉に彼女は反応した。そうなの?私、実は夫婦で小さい広告代理店やっているのと笑顔で言う。

専門学校ってどこ行くの?と聞いてくる
俺が予定している学校名を挙げるとそうなんだぁ、旦那はそこ出身だと言う。

だったら飲食店で学費稼ぐよりウチに来ない?大した仕事はしてないけど、少なくとも飲食店よりは貴方のやりたい事に近いし、多少は勉強になるんじゃないかしら。こんな時期だからウチも必死で細かい仕事沢山抱えてて、ちょうどアルバイトさん探してるところだったの。

俺はその頃バイトに明け暮れていた。
大学の同級生達は就職2年目を迎えてそろそろ小さいなりになんらかの仕事を任せられる様になった等の話を聞く度に自分で決断したとはいえアルバイトの身の上に焦りを感じたり

喫茶店に毛の生えた程度のレストランだったがコロナでランチ以外に弁当を始めたり、ケータリングを始めて店を守ろうと頑張っているオーナーに協力したい気持ちもあって朝の仕入まで手伝うようになっていた俺はいつしか当初のデザインの仕事をやりたい気持ちが少し薄れて、なんとなくこのまま此処にずっと居る様な気持ちも出てきていたり毎日気持ちが揺れていた。

貴方まだ時間ある?この近くなのよ私の会社。
この時間だと誰も居ないかもしれないけど、ちょっと覗いていかない?

彼女はそう言うと缶コーヒーの残りを一気に飲み干して俺に向き直り、飲んじゃってと俺を即して駅の反対側、南口の方なのと歩き出した。

彼女のペースにすっかり巻き込まれていた俺はやおら缶コーヒーを飲み干し自販機横のゴミ箱に自分の缶を捨て、俺の空き缶をそこに捨てるとばかりに差し出された彼女の手に俺の空き缶を手渡した。
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投稿者:**** 2021/05/29 07:49:47(****)
投稿削除済み
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投稿者:マチャ
2021/05/29 02:38:06    (HMjGAmNT)
素敵な展開に期待です!
続きをお願いします。(^^)
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投稿者:(無名)
2021/05/28 17:48:52    (6qGtYsDu)
こんばんは、続き宜しくお願い致します
気になります
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