京都では少しは名の通ったお寺さんとの取引は我がチームの半年分の利益があります。
さっそくお寺さんに伺い商談。相手はしきりに彼女に話しを向けます。そつなく会話を盛り上がる彼女を気に入ったようです。商談はまとまり、明日契約書を交わすまで進みました。


お礼に今夜は一席となり、一度我々はホテルに引き上げました。
巨額な商談と言うことで彼女はかなり緊張していました。

私の部屋で、契約書をまとめ終わり、明日この契約書に印をもらえるかは、今夜の接待にかかっている。もし先生が君を所望したら、素直に従って欲しい。今後の君の職は保証する。と説得しました。

彼話しを聞くうちに、あの優しい眼差しが曇り、だんだん青ざめて来ました。

開いたノートパソコンに向かい俯いています。

彼女の両肩に手を掛けるとビクッとしました。
良いね、君次第でこの商談が決まるんだよ。