今年の初め,中途採用で私の部署に20代前半,芸能人を想わせる様な容姿の智美が入社してきました。
部署の男性社員は我先に智美を射止め様とアプローチしますが軽くかわされるだけでした。
38才ﾊﾞﾂｲﾁと自分に自信のなかった私はただ見ているだけで満足していました。
ところが智美は何かにつけ私のところへ来てなついてくれて,ある日｢〇〇(私)さんってﾊﾞﾂｲﾁって聞いたんですが‥変な事聞いてすみません。｣
｢うん。事実だから良いよ。｣
｢そうなんですか‥もう女性はｺﾘｺﾞﾘとか？｣
｢そんな事ないけど中々出会いってないからね。｣
｢そうなんですか。私〇〇さんみたいな人タイプなんです。あっごめんなさい。｣
｢えっ？｣
思ってもみない智美の言葉に聞き返してしまいました。
｢迷惑‥ですか？もし嫌じゃなかったら付き合ってくれませんか‥｣
｢なんで俺みたいなのが‥｣
からかわれているのかと半信半疑でしたが智美を見ると今にも泣きそうな顔で。
｢俺なんかで良いの？｣
｢〇〇さんってウソとかつかなさそうだし誠実そうだし‥｣
その日から智美と付き合う様になりました。
何度か会ううち自然にホテルへも行く様になり夢の様な毎日でした。
ある日電話に｢大事な話しがあるの。これから大丈夫？｣と休日に会う事になりました。

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