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1
2014/11/18 03:43:31 (gB4Wgt2w)
俺、現在48才、従姉妹で妻でもある優子は一つ年下の47才、俺のお袋と優子の亡き父親が兄妹の関係、年が近いせいか、子供の頃から優子とはウマが合った。
妻ではあるが、一緒には暮らしていない。
別居婚。
優子は千葉県K市在住、俺は福島県K市在住。
40を過ぎても独身だった俺、二度結婚も子供無し、×2の優子。
きっかけは、俺が兄貴のように慕っていた従兄弟、優子の兄の言葉だった。
『二度離婚して、フラフラしてる優子を、親父は亡くなる時、心配していた。幼い頃から仲の良かった拓也だったら任せられるのにな』
優子の父の三回忌の法要のとき、そんな話をされた。
田舎に住む高齢の両親に代わり、法要に出ていた俺。
法事の席で、なんか普通に俺の隣に座っている優子。
お酒も入っている。
俺は冗談だと思った。
優子も最初そう思ったらしい。
法要が終わり、俺は福島に帰る。
その数日後だった。
優子の兄から電話が。
『親父の意識がなくなる直前、拓也が優子の面倒、見てくれね~かな~、真一(優子の兄)、優子を頼む。そう言ってたんだよ』
優子の父、おじさんは俺を可愛がってくれた。
それは知っている。
優子は美人だし、そりゃ優子がそのつもりあるなら俺だって。
なんか集まりがあると、必ず俺の隣に優子は座るし、それが幼い頃からの自然な形で、意識もしていなかった。
優子もそうだったらしい。
俺は返事に困る。
『優子にその気がないでしょ?俺はよくても』
『そりゃそうだが。俺が優子の気持ち、確かめていいか?』
『いいよ』
それから何日かして、優子から電話。
『お兄ちゃんが変なお願いしてきたでしょ?法事んときのあの話』
『真面目な話で持ってきたよ』
『ごめんね~変な話、持ってきて』
『真ちゃん(優子兄)になんて言った?』
『×二つ付いた私なんか、申し訳なさすぎでしょって言った』
『そしたら?』
『いつまでも一人でってわけにいかんだろ?拓也もそれは同じ、ならくっつけよって!磁石じゃあるまいしってね』
『そのつもりないって言ったん?』
『いやいや!申し訳なさすぎだって』
『そうか』
『とにかくごめん!気にしないで?じゃ仕事に戻るから』
それで電話は終わる。
矢継ぎ早に優子兄から電話。
『今優子から電話きた』
『そうか』
『その気ないみたいだよ?』
『いや、ある!あいつ、×二つが申し訳ないだけ。拓也がそんなの関係ないと言えば、転がるよ、あいつ』

 
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5
投稿者:MAC
2014/12/21 11:42:18    (XYLXHRXJ)
いい話だ。奥さんを大事にしてあげてください。
4
投稿者:拓也
2014/11/18 05:43:17    (gB4Wgt2w)
それを見た優子が、ニヤニヤ笑う。
『飛んだ飛んだ!拓ちゃん、まだまだ若いね』
『久しぶり過ぎて、興奮してるから。それに相手がまさかの優子だし』
そのとき俺は45になっていた。
三回目はちょっときついと思った。
布団の中で裸で抱き合っていた。
『なんでさ、私の部屋に泊まっておきながら、したいって来なかったの?』
『なんか照れくさくてさ』
『あぁやっぱり?私もなんかそんな気だった』
『優子もか』
『うん。でもいつでもこ~い、って思っていたけど』
『手が出ないまんま、順番が入れ替わったもんな』
『パタパタっていったもんね?これはこれで有りでしょ?子供の頃からの付き合いだから、順番入れ替わっても大丈夫だったんだ』
『そうだな』
明け方、もう一発して、ツアーの帰途についた。
それからずっと、通い婚というより別居婚。
月一ペースで土日休み使い、俺が千葉へ。
たま~に優子が福島に。
それを今でも続けてます。
予定では優子が50になるまで、それを続けるつもりです。
優子、今の衣料品店に勤めるようになって、50で勤続20年になる、そうすると退職金がドンと上がるんだそうです。
その退職金を持って、こちらに来たいとなっています。
だからあと二年ちょっとはこの状態予定。
その前に会社の状態が変化したり、退職金の規定が変わったりしたら、その時点で辞めて、こちらにくることになってます。
でも優子が最近言うのです。
『旦那さんがいるのに、暗い部屋に帰らなきゃならないって寂しいね。なんか嫌になってきた。そっちにいい仕事あったら情報ちょうだいね』
専業主婦になるつもりがない優子。
こっちの衣料品店の求人あったけど、年齢がちょっと。
事務系は苦手と言うし、なかなかこれといった仕事がない。
ならば退職金、もらってきたほうがとなってます。
3
投稿者:拓也
2014/11/18 05:14:34    (gB4Wgt2w)
俺44才、優子43才のときだった。
俺は基本、土日休みだったが、優子は某衣料品店勤務、土日は休めないし、連休もほとんどない。
もっぱら土日連休を俺がつかい、千葉県K市に行くが、優子は仕事、デートは土曜夜に限られ、月一回のペース、しかもなんか照れがあり、セックスに誘えない。
土曜夜デート、優子の部屋に泊まり、日曜に優子出勤と共に帰る、何もせず、それが何ヶ月か続く。
仕事の話、子供の頃の話、親戚の話で盛り上がる。
でもセックスには至らず。
手が出る前に、結婚の話が出た。
今の距離感がなんかいい、でも籍だけは入れようか。
言ったのは俺。
優子も今の状態、つかず離れず、いいねとなった。
優子兄、両親、俺の妹、その他親戚への報告をした。
式も旅行もするつもりはなかった。
でも優子兄が、拓也は初婚なんだからと、半ば強引に進めた。
特に優子兄のお嫁さんなど、優子の勤務先に談判しにいき、休暇を取らせるようお願いする始末。
俺の地元K市にて、近い親族、俺の職場の人、友人少々加えての、単なる飲み会を催す。
そして籍を入れた。
旅行。
旅行なんかどうでも良かった。
やっと結婚できた喜び、しかも優子と。
飲み会のとき、田舎もんの友人や職場の人、どこか都会的(福島からすると千葉は都会)な美人優子を誉めちぎっていた。
旅行はどこ行ったか。
加賀百万石のバスツアー、一泊二日。
そこで俺と優子は、初めて肉体的なつながりを持てた。
彼女無し歴、軽く十年を越す俺。
×二つ目ついて十年近い優子。
その間、付き合った彼氏数人いる優子。
セックスキャリアは優子が断然上。
想像していたのより、優子の身体は綺麗だった。
子供産んでないためか、引き締まっていたし、弛んだとこがなかった。
早々に終わってしまった一発目。
優子に被せられたスキン内には大量の精子、もの凄く恥ずかしかった。
気を取り直して再度。
幼い頃から知ってるはずの優子、そして見たことがない優子の姿に感動していた。
十数年ぶりのセックスを、まさか優子としてるとは。
それを思うともうダメだった。
二発目も早々に終わろうとしていた。
『ちょっと待って』
優子がストップをかけた。
優子は俺から離れると、つけていたスキンをクルクルと外した。
おもむろに優子はしごき、舐めた。
『拓ちゃんが出すとこ、見た~い』
いたずらっぽく笑う。
ピュッ、またピュッ。
優子の胸に軽く飛んだ。

2
投稿者:拓也
2014/11/18 04:29:07    (gB4Wgt2w)
『そうかな?』
『あいつが気にしてるのはそこだけだ。拓也が×気にしないってなれば?って聞いたら、そりゃ拓ちゃんならいいかな?ん~でも拓ちゃんに迷惑だよな~だとよ』
『さっきの電話では、そんなこと言ってなかったよ、優子』
『言えねーべ?あいつからそんなこと。×なんか気にしないでなんてよ』
『ま~ね』
『あとはお前達次第だ。親父、まだあの世でお前達のこと心配してるぜ?きっと』
『わかった』
俺は考えた。
両親はいずれ亡くなる。
妹は結婚して北海道だ。
孤独な老後はしたくないな~、老人の孤独死とかニュースでよくやってる。
優子なら幼い頃から気心知れてるし、美人だし申し分ない。
でもな~ほんとにその気あるのか。
俺に気を使ってるだけなのかもとか。
何ヶ月悩んだか。
もしかしたら優子のこと、彼氏とかいるかも知れないし。
直接、優子に言うのは気が引けた。
だから優子兄に電話した。
『俺は×二つなんか気にしない。そう言ってもらえないか?』
『直接言いずらいか?』
『うん、ちょっとね』
『わかった』
数日後、直接優子から電話がきた。
『あんな話、気にしちゃダメって言ったじゃん!』
ああやっぱりその気ないんだなと思った。
『そうだよね?ごめんごめん』
『だってさ~、私はこっちで仕事してて、拓ちゃんはそっちでしょ?無理じゃん』
え?その程度?と思った。
『K市とK市、常磐道で二時間くらいなもんだ。そんな遠い距離じゃない』
『マジで言ってんの?』
『いい年してそんな冗談言えないよ?×二つなんか関係ないよ。優子が好きなんだよやっぱり』
ついに言った。
『ほんとに~?困ったな~』
困る?やっぱり彼氏とかいるんだなと思った。
『いや、ね?なんかお父さんやお兄ちゃんの術中にはまったのかな~って』
『お前の気持ち、聞かせろよ』
優子は電話の向こうで黙ってしまった。
かなり長い時間。
時計を見て約六分も黙っていた。
『いや、その話あって、気にはしていた。でも現実問題、お互い仕事あるし、無理だよねって思っていた。でも車で二時間、私の通勤時間と大して変わらないんだと思うと。現実身を感じてます』
『精神的な部分は?』
『私は拓ちゃんなら全然。いいです。でもほんとのほんとなの?』
『ほんとのほんと』
『じゃあとりあえず、付き合ってみることから始める?』
『ガキんときから付き合ってるじゃん』
『あ、そうだね?あはははは』

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