2012/02/22 22:40:00
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ものすごい爽快感だった。俺の中ですくすくと育っていた黒い生き物が、両翼を広げて羽ばたいていった気がした。
俺の足の爪が便璃の恥骨を認識できるくらいにまで食い込んでいるこの状況。いくら靴下越しとは言え、足を動かすまでもなく充分に痛いはずだ。そんな中、明確な悪意と嗜虐心をもって便璃のアソコをぐちゃぐちゃにした時の、あの感触。
案の定、便璃は強烈な反応を見せた。目を大きく見開き、「ヒッ」と小さく息をのみ、身体をビクンと跳ねさせた。
今度はもう、駆け引きとか観察欲求とかそういう次元じゃなく、瞬間的に足をあぐらの形に戻した。今ので俺は、便璃のK点を通り越したことを認識した。
そういえば、文面上では俺と便璃の世界が他3人の世界と切り離されているような書き方に見えるかもしれないけど、実際そんなことは全くなく、狭い小上がりの上で5人がみっしり座っている状態。身体を揺らすだけで兄貴と肩がぶつかるくらいの密集度。しかも、描写は省略しているけど、気が向けば誰かしら俺や便璃に話しかけることもある。
つまりこれは、例えば遙さん姉が足をこちら側に伸ばしてしまえば、それだけで俺が何をしていたかばれてしまいかねない、そういう行為だったのだ。そんな中、便璃が身体をビクンと跳ねたことで、流石に彼女は他の3人から注目を浴びてしまう。
「うぉっ、びっくりした!」
この時俺は、謎の達成感のせいか心に幾ばくかの余裕があり、そのお蔭で妙なアドリブが働いていた。まるで便璃が、眠っている時に身体をビクンと跳ねさせるアレ(名称不明)をしたみたいな雰囲気になり、一同笑いを集めたところで、
「俺便璃ちゃん送っていくわ」
みたいなことをナチュラルに申し出ることができた(このタイミング、そして俺の押しの強さはばっちりだったと、今でも自負している)。
この時の便璃はいやに素直だった。ちょっと強引に立たせ、靴を履かせて歩かせても何も言わない。なんだか俺の言うことを良く聞く犬のようにも見えたけど、単純に疲れていただけっていう可能性も捨てきれない。
フラッフラの千鳥足で歩く便璃を、車の助手席に乗せる俺。
この時の俺は、便璃と二人きりになったことで、下心全開の変態大学生になっていた。兄貴から家の鍵を預かっていた俺は、便璃を連れて一旦家に戻った。
次はいよいよ裸です。
個人的には今回の方が緊張したし興奮したけど、内容的には次の方がきっとエロいです。