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2010/01/28 21:40:01 (DMVKqdaL)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

抱きながら考えていた、やっぱり、この子の事が好きだ!

後先考えなく、真っ直ぐに自分の感情を俺にぶつけてくる若さの特権が、羨ましくなった

先の事なんて、誰にも分からないじゃないか!

歳を重ね、仕事・恋愛・結婚と判断をする度に、臆病になってしまった

慎重と臆病は、似てるようだが違う

慎重は、前に進む為に、踏み留まり考えるが、臆病は、逃げる為に考える

この子との事は、慎重にならないといけないが、決して臆病にならないと、心に決めた!

もう何回、彼女とこうやって肌を重ねただろう?

その度に、新しい発見があり、彼女への愛しさが倍増していく

彼女もまた、俺によって進化してきた

お互いが、こうやってすべての事を高め合って、成長していこう

腕の中で、荒い呼吸を鎮めようと、彼女が深呼吸している

落ち着いてくると、顔を胸に埋めながら「気持ち良かったから、ご飯作らなきゃダメだね!」と笑いながら言った

「じゃ、気持ち良くならなかったら、本気でご飯作ってくれなかったの?」と聞くと、「当然!約束だもん!でも、おじさんの事好きだから無理かな?」と答えた

窓の外は、太陽が傾き、暗くなり始めていた

2人でベッドを出て、彼女の着替えがない事に気付いた

家に帰る時に、全部鞄に積めて持って帰ったからだ

彼女が、着てきた服は汚したくないから、俺のスエットを着ると言い出した

楽しそうにスエットを着てみたが、手も足も出てこない

何回も折り返し、とりあえず手と足は出たが、ウエストの紐を力一杯引っ張って短く結んでも、彼女の腰が生地より細いので、どうしても落ちてくる

どこからか?見た記憶の無い紐を持ってきてスエットの上から結びつけた

家の中の事は、彼女の方が詳しくなっている

ミシュランのマスコット、ビバンダムみたいだ

食事も済み、リビングのソファーで、イチャイチャしてると、彼女が「携帯の番号とアドレス教えて!」と言い出した

いつも一緒に居たから、不便を感じる事も無く過ごしていたが、これからは必要だ

携帯を彼女に渡して、入れて貰った

彼女のアドレスが、彼の誕生日と彼女の誕生日の混合で作られていたので、新しいアドレスを作った

小恥ずかしいので、今回は彼女の名前と誕生日だけにして貰った

「彼とはどうするの?」と聞くと「あんな子供とは、別れたよ!」とアッケラカンと言った

家に帰った後、彼から連絡があって、連絡が取れなかった彼女の心配よりも、自分が遊びに行った話をしてきて、腹が立ったので、「好きな人が出来たから別れて!」って言ったら、泣き出してしまい、しかも最後まで一緒に行く筈だった遊園地の、チケット代を心配してたらしい

そりゃ嫌われても仕方ないなと思った

20才の大学生らしいが、半年の恋愛期間を終わらせ、可哀想な事をした

仕事中はメールを貰っても、直ぐに返せない事、電話は折り返し掛けるから、着歴だけ残したら切る事等を決まり事として決めた

彼女の要望は、1日1回は必ずメールする事、家に帰ったら連絡する事、休みの予定は、決まり次第教える事等を言ってきた

こんな決まり事作るのも、ママゴトみたいで面白い

彼女の携帯は、支払いが父親なのにも驚いた

父親の愛情も相当な感じなので、前途多難!

「いつでも入れる様に、鍵を貸して?」と言われ、別に隠す物も無いので、合鍵を渡した

「この部屋好きだから、ず~と居ようかな?」と、目をキラキラさせて喜んでいる

「明日も遊びに来ていい?」と聞かれたが、「明日から仕事だからダメ」と答えた

いろいろ話していると、遅くなってしまい、家に送る事にした

門限は12時だが、早く帰る分には母親の印象も良くなると考えた

彼女は「折角頑張って、遅くして貰ったのに~!」と不満顔

平日でも会える様に考えて、交渉した様だ

昨日の自転車をトランクに入れて、紐で落ちない様に縛った

コンビニに着くと、なかなか降りようとしない

時間的には、まだ余裕があったので、自転車だけ降ろして車に戻った

彼女が真剣な顔で「彼女にしてくれたんだよね?」と聞いてきた

一瞬どうするか迷ったが、彼女だけには誠実でいたいと思ったので、「そうだよ、これからよろしく!」と言って、周りを気にしながらキスをした

彼女は、急にハイテンションになり、車の中で小躍りし始めてしまった

「ママに報告しなくっちゃ!」と言うので、それだけは必死に止めた

満面の笑みで「おやすみ!」と言ってキスをして帰っていった

これで良かったんだよな?と自問自答を繰り返したが、答えなんて出る訳も無いので、考えるのを止めた

次の日、仕事初めだ

昨日、年甲斐もなく頑張り過ぎたので、腰に違和感を感じながら仕事をした

と言っても、初日の営業なんてする事がない

新年の挨拶回りと、会社にきた、形だけの年賀状の仕分け位だ

昼過ぎには、終わった

同僚と昼飯を食べていると、彼女からメールがきた

(○○ちゃんからメールだよ!)とアニメ声の着信音を勝手に設定されてて、慌てて携帯を探していると、同僚達に「そんな趣味あったんだ?」と大爆笑されてしまった

携帯を渡すんじゃなかったと猛反省

内容は、布団をベランダに干した写メ入りで、これで良いのか?との確認メールだった

早速、部屋に入った様だ

さりげなく、「大丈夫」とだけメールを返した

その日は残業もなく、定時で帰れた

帰りの車の中から、彼女に電話をした

彼女「もしもし!」

俺「今、仕事終わったから帰るけど、まだ家に居るの?」

彼女「居るよ!ご飯の用意しようと思ってたとこ」

俺「何か要るものあったら買って帰るよ?」

彼女「う~ん、まだ残り物で作れるから大丈夫」

俺「分かった、じゃ、真っ直ぐ帰るね」

彼女「気を付けて帰ってきてね」

俺「分かった、じゃ」

まるで新婚の会話だ

家に帰ると、エプロン姿で彼女が迎えてくれた

抱き付きたいのを我慢して「ただいま」と軽くキスをした

そのまま、寝室のクローゼットに連れて行かれ「ここに私の服入れたから、こっちに移したよ!」とクローゼットの中の模様替えをされていた

随分多く服が入ってる様に見えたので「これだけの量を、チャリで運ぶの大変だったんじゃない?」と聞くと、「1回で運べないから、ママに車で運んで貰った」と言った

えっ~~!である

母親にバレてる

一瞬、心臓が止まったか、脳ミソが鼻から出たかと思った

「ママって、ママだよね?」と訳の分からない質問をすると平然とした顔で「そう、ママ」と返してきた

この母娘はどうなってるんだ?

昨夜、彼女は母親に、「○○さんと付き合う!」と話して、反対はされなかったみたいだか、流石に、自分より年上の男との交際は、驚いていたそうだ

父親は、俺より5才上なのでせめてもの救い

彼女が言うには、最近、母親の彼氏が家によく来て、家に居たくないと言ったから許して貰えたみたいだ

家出中は、所在が分からず不安だったが、どこに居るのか分かっていれば安心するとも言ったらしい

彼女が大学へ進学と同時に、「1人暮らししたい!」と、前々から頼んでいたのもあると言った

母親は、娘の高校卒業を機に、再婚する予定らしい

高校迄が、親の扶養義務だと前々から言っていて、その後の事は、父親と相談していた

卒業には、少し早いが1人暮らしよりは、安心と考えたのかもしれない

まさか同棲する事になるとは、考えて無かった

彼女は、3学期もあるので、「冬休みの期間限定、同棲お試しプランに申し込みしました!」と笑いながら言った

笑い事では無い!

母親に会ったと言っても、非常事態の時だったので、まともな挨拶もしてない

こんな事を許す母親は、余程、娘を信じてるか?頭のネジが2~3本抜けてるとしか思えない

マンションの近隣に、何て言えば良いのか?

問題点が有りすぎて、頭から湯気がでそうだ

食事中も頭の中は(どうする?俺!)で一杯だった

しかし、この行動力には、いつもビックリさせられるが、羨ましいとも思う

会ってからまだ1週間だ

内容は濃い1週間だったが、まさかの展開に、頭も体も付いていけない

7日が始業式らしいので、後3日ある

どうした物か?と考えながら食事をしていたら「美味しくない?」と聞かれた

味なんて分かる筈もなく、「始業式の前に帰るの?」と聞くと「美味しくないか?って聞いたの!」と怒られた

質問に質問で返してしまった。反省

慌てて「美味しいよ」と言ったが、既に遅く膨れっ面になってしまった

ご飯を口に入れながら、「連休明けに帰るつもりだから、1週間の約束をママとしてきた!」と答えてくれた

こうして【親公認?の家出(同棲?)生活が始まった】

つづく

 
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691
投稿者:雪だるま
2010/04/10 22:07:28    (UzuJVA1/)
ヒロさん、コメントありがとうございます

読んで頂けるのは嬉しいですが、後で文句は無しですよ(笑)

全く共感して貰えないと思います(汗)

ありがとうございました
690
投稿者:雪だるま
2010/04/10 22:04:20    (UzuJVA1/)
あきさん、コメントありがとうございます

私の考えですが、今の若い子は格好を苦労せずに付けたいんだと思います

技術を誰かに教わるとか、独自で地道に研究するとかが苦手なんだと思いま


私の好きなスキーでも、初心者はボーゲンから始めて段階を踏みますが、最
初はカッコ悪いですよね(笑)

今の子は階級や格差に敏感に反応して、何でも一緒で居たがります

だから見た目で技術の差が分かりにくいスノーボードに人気があるんだと思
います

新入社員でも、機会さえ与えてくれれば大きい仕事が出来る!なんて言うヤ
ツが多いのが良い例です

100年早いんだよって分からすのに苦労してます(泣)

ありがとうございました
689
投稿者:とも
2010/04/10 21:57:34    (cmeDYuoC)
雪だるまさん
ご丁寧な説明ありがとうございます(^^)!
つちたかさんの写真見たのでその姿を想像すると可愛らしいですよね(笑)
688
投稿者:雪だるま
2010/04/10 21:53:45    (UzuJVA1/)
ともさん、横レス失礼します

つちたかさんは、スクーター専門でリアルサーカスの熊さんです

この話題から「熊さん」になって、黄色の[おくるみ?]みたいなのを使って
寝てる発言で[プーさん]に認定されました

これがつちたかさんの、プーさんへの経緯です(笑)

687
投稿者:ヒロ
2010/04/10 21:52:50    (gxVfLxnP)
いえいえ~!

だ~~~~~~~好きな雪だるまさんの~~~~~~~作品ですから~~~~~~~拝読させて~~~~~~~頂きま~~~~~~~す♪\^o^/
686
投稿者:あき
2010/04/10 21:52:18    (n2wNm1Xk)
雪だるまさん

今時の男の子は平気な顔でAT限定で中免取るから情けないです!!

チャラチャラした格好でビックス乗って 大音量で音楽かけて走ってると殴りたくなります。

車もAT限定って有り得ないですね。(女の子は大丈夫だよ)



彼は元々 興味無かったらしいですよ。

だからの基本的な知識も全くありません。

だから彼の車も
メンテナンスは私担当です。

任せて貰えるから楽ですけどね


685
投稿者:とも
2010/04/10 21:52:09    (cmeDYuoC)
雪だるまさん
こんばんは(^O^)
読むの断念しました…(笑)
こないだの雪だるまさんっぽい面接官が合格にしてくれたので感謝します♪(笑)
684
投稿者:雪だるま
2010/04/10 21:47:36    (UzuJVA1/)
職人さん、コメントありがとうございます

筋肉痛には今回はならないと思います(笑)

ホントに座ってただけみたいなもんでしたから(笑)

回転を上げれば、即、筋肉痛になりそうですけどね

ゆっくり上げるようにします(笑)

ありがとうございました
683
投稿者:雪だるま
2010/04/10 21:43:55    (UzuJVA1/)
ヒロさん

興味が無いなら読まなくても良いんだからね(笑)

分からない文字ばかりだと思うから、調べたら大変だよ(笑)


682
投稿者:雪だるま
2010/04/10 21:41:39    (UzuJVA1/)
あきさん、コメントありがとうございます

彼氏はどうしてなんですかね?

楽しいのに(笑)

簡単に昔で言う限定解除が出来るので、400クラスが廃れてしまったそう
です

一番驚いたのは、スクーター専用のAT免許の存在で、技術を習得する気風
が無くなってしまっていますね

残念な事です

ありがとうございました


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