2020/12/02 15:34:26
(qAhB1rm/)
コロナ禍で退屈してきた夏。
暇潰しに、行きつけのアダルトショップに行った。
夜は男性客で「密」になるので、真っ昼間に訪れると、店長自ら
「いらっしゃいませ」
と、笑顔で挨拶してきた。
いつもは、オバサンが店番をしていて、旦那は客にも無愛想なんだけど、店内は女性客が多くて、機嫌が良かったらしい。
(みんな考える事は一緒)
買う気は無いけど、棚に並んだエッチな物を見ながら、妄想しているだけ(笑)
そこに一組のカップルが現れた。
マスクをしていて、顔は分からないけど、雰囲気から夫婦じゃない事は伝わってきた。
ナイスミドルな感じのオジサンが、
「どれにしようか?」
と呟きながら、私のいたSMグッズのコーナーに来た。
同伴してきた女性は、店内をキョロキョロ見回していて、明らかに挙動不審。
(まさか、こういう店で、万引きか?)
と思って、怪しい二人を注意深く観察した。
(ドラマの万引きGメンのように)(笑)
「お嬢さん、これはこの子に似合うかな?」
と言って、ナイスミドルが、私に声をかけてきた。
(店長もいるのに、何で私に声をかけてきたのかな?)
と思ってたら、
「私より貴女の方が詳しそうだから」
と言ってきた。
確かに、SMコーナーには私しかいないし、マニアックなアイテムを物色してたから、当然かも知れない。
しかし、季節外れのコートを着ていた彼女に、
(何が似合う)か訊かれても、答えようが無かったから、
「奥に試着室があるから、そこで試着してみたら良いと思いますよ」
と答えた。
私が店長を呼びに言って試着する旨を伝えると、
「代わりにレジに入って」
と頼まれた。
(私は客だけど、買う気も無かったし、店長に恩を売っておけば、値引き交渉に有利だ)
と思い、代わってあげた。
レジから店内を見渡したら、みんな試着室の二人をガン見していた。
彼女が試着室に入ると、扉を開けたまま、コートを脱いだ。
彼女は、ナイスミドルと店長の前で、マスク1枚の姿になっていた。
予想はしてたけど、衝撃的な光景に、店内の空気が変わった。
スケベのオーラを発する中年の前で、全裸を晒してる女性は、意外と若い身体つきをしていた。
「恥ずかしいよぅ」
と甘えたように訴えてる彼女は、両腕で前を隠していた。
それを見ていた店長が、
「ワンサイズ、大きい方が良いかも知れませんね」
と言って、奥で休んでいた奥さんを連れてきた。
至近距離から3人に見つめられ、居合わせた客にも覗き見されて、彼女は全身を紅潮させていた。
奥さんが奥から段ボール箱に入った衣装を取り出し、彼女に当ててみた。
「こちらが調度良いと思いますよ」
とすすめると、ナイスミドルが
「着てみなさい」
と言って、彼女に渡すと
「はい」
と言って、扉を開けたまま衣装を着けた。
着替える姿を見られるのは、普通の服でも恥ずかしいのに、彼女は恥ずかしい衣装を、衆人環視の中で着せられていた。
見ているコチラの方がキュンキュンした(笑)
「どうですか?」
と奥さんが聞くと、店長が
「よくお似合いですよ」
とセールストークで口説いた。
「調度良いです」
と彼女が答えると、ナイスミドルは満足そうに彼女を眺めて、衣装のバンドを調節した。
試着室の中で彼女を一回りさせると、店内を歩くように命令した。
彼女は素直に命令に従い、店内の通路を歩き始めた。
私の前を通った時、彼女は涙目だったけど、マスクが大きく膨らんだりしてたので
(興奮してるんだ)
と分かった。
通りすぎて後ろ姿を見たら、ベルトで持ち上げられたお尻の割れ目が広がっていて、アナルやアソコも丸見えになっていた。
居合わせていた客の前を、堂々と歩く彼女に、みんなが注目した。
試着室に戻ると、彼女は来店してきた時に羽織っていたコートを着て、ナイスミドルが場違いなカードで支払いをしていた。
高額の買い物だったから、オマケのコフレを彼女が受け取り、そのまま店を出て行った。