部活の帰り、同じ学校の上級生にレイプされた。

教室に突然入ってくると、いきなり私に飛び掛かってきた。
びっくりして、春休みで誰もいない校舎の中を逃げ回った。
隠れたりしたけれど、結局どこかの教室でつかまって力任せに押し倒された。
天井が見えた。ものすごく悲しくなって、自分が何をされているのかまだ信じられ
なかった。
見たこともない人の顔。生暖かい息を首筋に吹きかけられた瞬間、体が、かあっ と
して
「逃げなくちゃ」って声が聞こえたような気がした。

相手を突き飛ばして、起き上がろうとした。ものすごい力で床に押し付けられた体
は
まわりの机を蹴飛ばしてた。

暴れて捲れたスカートの中に冷たい手が入ってきて私の太股を掴まれた。
首をおさえつけて口にキスをされた。気がとおくなるほど長く感じた。



暴れてた私の膝が相手のお腹に当たると、こんどは私の首を絞めてきた。
苦しくて息が出来なくなってきた私の顔に、大声をあげて はり手をした。
頭に響く声で、「おとなしくしろ」とか言った。
こんなことで、自分が抵抗する力を無くしてしまったことに自分で驚いた。
逃げたいのに、逃げれない。恐くて暴れたいのに私の体は堅くなったまま抵抗
することができなくなってた。

自分がレイプされるなんて思ってもいなかった。
何も悪いことしてないのに。
まるで悪者扱いでもするような乱暴な手が私の体中をまさぐってた。

布切れになったポロシャツ、ブラの間から見える私の胸に吸い付く男の口。
明るい部屋の中で、目の前で吸われてる自分をみて涙が出た。
ぬるっとした気持ち悪さと、吐き気。噛まれた痛さで涙がとまらなかった。
ねじ切れると思ったほど掴まれた胸には今もあざが残ってる。
なんとか逃げようと体を反らせてみたけど、だめだった。

気がつくと私の大切な部分に指をいれられるところだった。
かきまわされるような痛みで、両足を閉じたいのに、大きくひらかれた脚が。
頭を持ち上げると、膝まで下がった下着が見えた。

体を二つに折ってからお尻を高く持ち上げられた。
まだ明るい教室で、死ぬほどはずかしかった。
開かれた股間の向こうに教室の天井が見えた。
股間に吸いついて、指をかき回してくる。体をつぶされる痛みだけが強かった。

気持ちよさなんて、これっぽっちもない。濡れるなんてこともない。
ただ苦しくって、痛いだけ。
どれだけ時間が経ったのか分からないほどかきまわされてから、あいつは
私に入ってきた。まだ経験したくもないもので、わたしは上を向いたエビのような
みじめなかっこで。
焼けた鉄の棒のようだって、聞いたことがあったけど実際に経験させられたのは
傷口のかさぶたをめくるようなものすごい痛みだった。
あいつが入ってくると、お腹が破れるような気持ちだった。
脚が裂けてしまいそうだった。
ものすごい力で、動きつづけるあいつの下で、私は痛みを我慢するしかなかった。
白い天井が涙でよく見えなかった。

もう二度とＳＥＸなんて経験したくない。

もう我慢できないくらいの痛みの中で、わたしは、おしりに熱いものを感じた。
びっくりして腰を浮かすと、あいつは両手で私の腰を掴んで力任せに腰を押し付け
てきた。
頭の中がぼーっとしていた。
体の中から感じる感覚は、あいつが私の中に吐き出したもののせいだった。
しばらくして、冷たいお尻の感じで体を起こした。股間と、お腹に痛みを感じた。
そこにはあいつはいなくて、ぼろぼろのわたしと、わたしのお尻を汚して床に泡立
った白い液体が
見えてた。

力が入らなかったけどジャージに着替えて逃げるように、動かない体をひきづって
帰った。
あいつがほしがってた あのときの下着は見るのも嫌でその日のうちに川に捨てて
る。

恥かしいこんなことを書くように言われた。
書かないと噂を流すといわれたから しかたない

どこにも逃げられない私にできることはこれしかないと分かったし、もうなにもし
ない
と約束してくれたことを信じるから。
お願いだからもう、かまわないでください。
明日、盗られた生徒手帳を返してもらって、忘れてしまいたい。

相談なんてこわくてできない。できるわけない。
自分からまたあんな経験をさせられる原因をつくりたくない。
あいつは、相談できないって知ってる。わたしとあいつだけの秘密にしとけば
誰にも気づかれることないって言ってた。
このまま終わって欲しい。

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