同じクラスの隼人は、小柄で顔も可愛いし、女っぽい。いや、女だ。席も近いし、帰る方向も同じなのでよく一緒に下校する。音楽好きという共通の話題もあって、俺等はすごく仲良しだ。「壱成くん、壱成くん」と話し掛けてくる隼人が愛しくてたまらねー。1学期も終わりに近付いた帰り道、突然隼人が言った。「夏休みになると毎日会えなくなるね。…、淋しいな。」俺は「そうだな」と言った。隼人が電車の中で、俺の胸に顔を埋める。「僕、壱成くんのこと好きなんだ。」「んなこと知ってるよ。」「えっ?」隼人が俺を見上げる。「毎日のように一緒にいるんだ。それぐわ