僕が5年生になった頃、転校生の女の子がクラスに来た。僕は、一目でその子のことを
好きになってしまった。それまでは、女の子には殆ど関心がなかったが、今思えば、あ
れが初恋だったんだと思う。初めて紹介をされた日、その子は、私服で白いブラウスに
チェックのスカート、カーディガンを着ていた。白いハイソックスもはいていて、すご
く、かわいらしい服装だった。僕たちの学校は制服があったので、私服姿のその子は、
すごく目立っていた。長い髪の毛で、お嬢様のような感じだった。その子は、「○原鈴
菜です。どうぞよろしくお願いします」と挨拶した。はきはきして、かわいらしい声だ
った。席は、僕の隣になった。鈴菜ちゃんは、「よろしくね」と言いながら僕の横に座
った。「うん、よろしく」と答えながら、僕は、嬉しさと恥ずかしさとで、顔が赤くな
っていた感じがしていた。隣の席なので、出遭った1日目とはいえ、いろいろ話す機会
があった。「これは、どうすればいいのかしら」「体育館って広いのね」など、鈴菜ち
ゃんは僕にいろいろ話しかけてきた。鈴菜ちゃんは、言葉遣いがすごく丁寧だった。何
だか、本物の女の子、という感じがした。僕は、その日先生に頼まれて、鈴菜ちゃんと
一緒に配り物を取りに行った。配り物は、畳の部屋に置いてあった。配り物を取ろうと
してしゃがんだ、鈴菜ちゃんのスカートの奥に、真っ白いパンツが見えていた。初めて
のことだったので、僕はすごくドキドキした。僕の学校は、女の子は全員制服のスカー
トだけど、下には体操服の半ズボンを全員はいていて、パンツが見えることはなかった。
それだけに、衝撃的だった。僕は配り物を取りながら、しばし鈴菜ちゃんのパンツにじ
っと見入った。僕に、恥ずかしい場所を見られているとも知らずに、鈴菜ちゃんは「2
つずつ持っていけばいいわよね」と、僕に笑顔で話しかける。「うん、そうだね」僕も
答える。僕たちは、すっかり仲良しになった。教室に戻る間いろいろな話をした。この
日は、頼んでおいた制服が間に合わず、それで私服で学校に来たらしい。前の学校は私
服で、制服を着るのは初めてなので、とても楽しみだと言っていた。僕も、鈴菜ちゃん
の制服姿がすごく楽しみだった。その日の帰りも、方向が同じなので、一緒に帰ってほ
しいと先生から頼まれた。鈴菜ちゃんは、先生といろいろな話をしていて最後まで残っ
ていたので、僕も一緒に待っていた。鈴菜ちゃんの用事が済むと、僕たちは一緒に教室
を出た。誰もいない廊下で、僕たちはそっと手をつないだ。同級生の女の子と手をつな
ぐのは初めてだった。鈴菜ちゃんも初めてだと言っていた。昇降口で、いつものように、
すのこ板に座って靴を履いた。そしたら鈴菜ちゃんも僕の向かいに来て、座って靴を履
いた。またまた、鈴菜ちゃんのスカートの中が丸見えになった。すごくかわいい子なの
に、女の子らしい子なのに、鈴菜ちゃんって、何て大胆な格好をしちゃうんだろう。ス
カートをはいているのに、あんなに足を開いちゃって…。僕は、半ズボンの中がじわっ
と、生暖かくなるのを感じた。一足先に靴を履いた僕は、鈴菜ちゃんの手を取って、そ
っと立たせてあげた。「ありがとう」と言いながら立ち上がる鈴菜ちゃん。僕は、鈴菜
ちゃんの手の柔らかさ、ほんのりとした温かさを感じながら、何とも言えない幸せな気
分になっていた。
2013/05/17 06:14:54
(rg5GNL88)