−−−宙斗との電話−−−「父の勤める会社ですか?えぇ、〇〇株式会社ですがどんなお仕事してるか知りませんが…。会議や会食で遅くなったり、取引先の方とゴルフや〇〇のクラブへ行くと聞いてます。リモートワークも多い様です。」間違いなく〇〇株式会社、取締役。一応、と言うか社会人なら知らない人は居ない会社。両親の好みを聞かれ父はウィスキーのマッカランを普段飲んでいて、母は甘すぎるお菓子は好きではないがお菓子自体は好きと応える。三宅藍と共に自宅到着より少し早い時間を指定して電話を終わらせる。−−−駅前到着−−−藍「おはようございます、初めまして〝宙斗さん〟莉奈から話は聞いてます。」莉奈からの藍の事前情報通り、ショートカットで長身でスレンダー美人。活発と莉奈は言っていたが男性からしたら勝ち気と言ったとこらだろうか、宙斗を見るその目はキツく莉奈に制されているが変わらない。「宙斗さん、こちらまでご足労頂きありがとうございます。昨夜話していた三宅藍さんです、……藍ちゃん、そんな目で宙斗さんを見ないの!」藍「だってぇ〜。」莉奈には優しい口調で話、宙斗には少しトゲがある口調。「立ち話もなんですし喫茶店に行きましょう。」莉奈と藍が前を歩き案内する形。藍「チェーン店の喫茶店なので人の目気がなりませんので今日はこちらで。」席に案内され藍は珈琲、莉奈は氷抜きのオレンジジュースを。「宙斗さんは何を飲まれますか?」注文が終わるとあの日の…海斗とまさみを目撃した日。宙斗の手を取り施設に入ろうとした事を詫び、立ち上がり宙斗へ頭を下げると藍も立ち上がると数秒頭を下げ「あの日、本当に失礼なことをしてしまいました、申し訳ありませんでした。(最敬礼)」そして藍はお礼と苦情が…。藍「まずは莉奈を連れ込まないでくれてありがとうございます。(最敬礼)あの時の莉奈は〝宙斗さん〟が仰っていた通り冷静な判断でなかったと思います。」頭を上げる藍。藍「ただ…興味があったから頼まれたからと入れ替わったことに対しては憤ってます。…莉奈が可愛くなかったら入れ替わらないかったですよね?」「ちょっと、藍ちゃん!」藍「莉奈は黙っていて!宙斗さん、どうなんですか?」宙斗の答えを聞いてから藍が次々に質問、まるで尋問だ。どんな会社に努めてるのか、休みは何曜日か、友人の数、特に親しくしている親友は居るのか?付き合っている女性は居るか?代々の彼女たちとの別れの原因は?藍の聞き方に莉奈が止めてほしいと言う、藍の独断で間違いないだろう。藍(宙斗さん、絶対莉奈に惚れてるし莉奈も無意識下だけど宙斗さんに好意を持ってるよね。莉奈のことだから海斗さんのことが解決しても直ぐにはいけないだろうしその間に宙斗さんに恋人出来たらと思うと…。莉奈に誠実なのは間違いないよね?)宙斗の回答後、時間になってしまい永瀬家へ。宙斗の対応に満足したのか藍は駅前だ別れ、またね。と言い返っていく。「藍ちゃん、ありがとう!」藍「莉奈のためなら例え火の中水の中だよ〜。」駅から徒歩15分ほどの自宅へ。15分の距離を夜とは言え治安のよさそうなこの町で帰りにタクシーに載せるのはやはり少し、否かなり過保護に育てられたに違いない。永瀬家へ到着するとインターフォンを押す莉奈。莉奈母が待ち構えていたかのようなは玄関ドアが開き。莉奈母「莉奈ちゃん、お帰りなさい。岡田さんもいらっしゃい、どうぞお上がりになって下さい。夫がダイニングで待ってます、聞か忘れていたんですがアレルギー好き嫌いお有りになって?」用意されていたスリッパに履き換えダイニングへ。莉奈父「岡田宙斗くん、よく来てくれたね。」笑顔の莉奈父、だが圧が凄い。莉奈父「今日は莉奈が大変お世話になったお礼と今後のことをどう思っているのかを聞きたいとお待ってご足労願った。」莉奈母「私も聞きたいわ、莉奈ちゃんのことどう思っているのかを…。
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ーーーーー喫茶店ーーーーー「僕も珈琲で…砂糖はなしで結構です。」注文を終えると、二人に向かって頭を下げながら、「今回は弟海斗がとんでもない事しでかして本当に、申し訳ない。莉奈さんの友達である三宅さんにも多大な心配かけてしまって…海斗の奴にはきつく言っておくから…」宙との謝罪が終わると、莉奈からの謝罪とお礼が。それが終わるや否や、藍から詰問とも思える質問が「僕も男だから、かわいい子の方が勿論好きだし…弟から、身代わりデート頼まれたときに、写真の莉奈さんが可愛かったから受けたって言う部分も、勿論ある。でも信じて貰えないかもだけど、それ以上に弟の彼女ってどんな人なんだろ?という部分が大きかった。弟の彼女とデートするなんて、瓜二つの双子と性格って言う条件が揃わないと、体験できない超レアなケースだからね。」納得したのかしていないのか、外からは窺い知ることができない表情のまま、藍の質問はどんどん続いていく。「〇〇っていう、広告代理店で営業の仕事をしてます。」「休みは基本土日祝、回数は少ないけど、休日出勤とかもあることにはあるかな。」「友人の数ねぇ…友人って言う定義を、どこに持ってくるかに寄るからなぁ…」「何でも話せる友人はいるにはいたけど、今海外駐在で日本にはいない。ここ数年会ってないな…」「今現在付き合ってる女性はいないよ。」「別れの原因?いやなこと聞くねぇ(苦笑)まあ絶対数がそんなにあるわけじゃないけど、すれ違いだったり、なんか違うって言われたり、相手に他に好きな男が出来て別れてって言われたこともあったかな(笑)」藍からの質問一つ一つに誠実の応えていく宙斗「(友人を怒らせて、わざわざ敵にする必要は皆無だから。っていうより、できれば仲間にしといたほうがいい(笑))」藍からの質問が一段落したころ、そろそろ時間という莉奈の言葉に従って、喫茶店を出る三人。宙斗がレジで会計をしていると、藍が莉奈に気が付かれないようにであろうか小さくガッツポーズをして、ごちそうさまですと言って外へ出て行く。駅前で藍と別れて、永瀬家へ歩いて向かう途中、「莉奈さん、いい友人持ってるね。三宅さんの事大切にしてね。」そうこうしているうちに永瀬家の前に。ーーーーー永瀬家ーーーーー莉奈がインターホンを鳴らすと、待ち構えていたように内側からドアが開き莉奈母が顔を表す。莉奈母「お帰り、莉奈ちゃん。岡田宙斗さん、本日はお呼び立てする形になってしまい申し訳ありませんね。どうぞ上がってくださいな。」玄関の上がり框の玄関マット上には、来客用のスリッパが用意されている。「本日はお招きいただきまして…これつまらないものですが。」と言って紙の手提げ袋二つを莉奈母に渡してから、「お邪魔します。」と玄関マットに用意されていたスリッパに足を通す。すると莉奈が素早く、両膝をついて靴を揃える。その様子を見ていた莉奈母が莉奈母「岡田さん、お靴綺麗になさってるのですね。日頃からですの?」「あっ、これですか。これは…仕事が営業という職種というのも関係してるんでしょうけど、入社当時に先輩から、『靴は心を映す鏡だからな。』的なことを言われまして、手入れを続けているうちにいつしか習慣になってしまって(笑)手入れしてくれるパートナーもいないですし、自分で…(苦笑)」莉奈母「そうですか、お偉いわぁ…あ、すいません、お停めしてしまって。リビングダイニングに主人が居りますので…莉奈ちゃん、岡田さんをご案内してから、お料理運ぶの手伝ってちょうだい。(この言葉が本当ならいいけど…男の独り身で、ここまで気が回るのかしら?主人に言って興信所でも雇おうかしら。)」その頃宙斗は、莉奈父と二度目の対面莉奈父の言葉に、「(おぉ、怖っ…流石〇〇社で取締役まで張ってることあるわ。でもなかなか攻略できないからこそのラスボス、必ず抗攻略して…)」しかしこの時の宙斗は、別に本当の意味でのラスボス(莉奈母)が控えていることに気が付いていなかった。莉奈父と二人きりになったリビングダイニング。莉奈父の思いかけない問い。「(三宅さんが付いてきたって聞いただけでこの洞察力、流石だわ。でもどうやって答えれば……本当の事、酔った上でのこと
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