玄関先での莉奈父からの問いそして、「莉奈を好きでなくなったのなら二度と連絡しないでくれ。」の言葉、男親からすればごく普通の感覚であろう……「(今日はこのまま帰るってわけにもいかなそうだな…)分かりました、説明します。タクシーを待たせてますので手短になってしまいますが…まずは音声ファイルを聞いていただけますか。」そう莉奈父に言ってスマホを操作し始めた時に、莉奈母が玄関に戻って来る。莉奈母「あなた、莉奈はシャワー浴びて、自分の部屋でベットに横になりました。」莉奈父「そうか、ありがとう。〇〇悪いんだが、岡田君がタクシー待たせてるみたいなので帰って貰うように言って来てくれないか。」莉奈父「いいよな、岡田君。(有無を言わさぬような強い言葉)」「は…はい。ではお母さま申し訳ないのですが、駅からここまでのタクシー代、これで精算して貰って来ていただけないでしょうか。」札入れの長財布を莉奈母に渡した宙斗は、莉奈に聞かせたのと同じ、ランドデート身代わりを頼まれた時の音声ファイルを再生する。みるみる顔色が変わって来る莉奈父。莉奈父「では、君は…?」「自己紹介が遅れてしまい申し訳ありません。私、岡田海斗の双子の兄、岡田宙斗と申します。」そう言い勤務先の名刺を莉奈父に渡した時、莉奈母が戻って来る。莉奈父「〇〇、悪いがお茶を入れてくれないか。岡田宙斗君上がってくれたまえ。そしてさっきのファイルともう一つのファイル、〇〇にも聞かせてくれ。」莉奈母「はい。岡田さんどうぞお上がりになって。(あれ?今おかだそらとって聞こえたけど…確か名前、かいとさんよね?)」先導する莉奈父に続いてリビングに入り、勧められるままソファの前に立つ宙斗。莉奈父「遠慮しないで座ってくれたまえ。」莉奈父がソファに座ってそう言うと、始めて浅く腰を下ろす宙斗。莉奈母が湯呑を乗せたお盆を持ってリビングに入ってきて、湯呑を配膳すると莉奈父の隣のソファに腰を下ろす。莉奈父「〇〇もこれを聞いてくれ。宙斗君頼む。」莉奈父のそう言われてファイルを順番に再生する宙斗。莉奈母「まぁ……では貴方は岡田海斗さんじゃなくて岡田宙斗さん?」「はい。私岡田海斗の双子の兄、岡田宙斗と言います。この度は弟海斗が、お宅のお嬢様莉奈さんにとんでもないことをしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。私も興味本位で身代わりなんてものを引き受けなければよかったのですが…本当に申し訳ございませんでした。」莉奈父「わかった。引き留めて悪かったね、宙斗君。〇〇、宙斗君にタクシー呼んであげてくれ。(岡田海斗め、二股で莉奈を弄んだだと…最後まで行ってないのは不幸中の幸いだが……兄の方はこんなにしっかりしてるっていうのに。)」ーーーーー海斗と別れたまさみーーーーー「なんなのよ、あいつ。自分勝手に出しといて、まさみちゃんも気持ちよかったでしょ?もなにもないわよ、全くもう……いけもしなくて欲求逆に高まったじゃない。宙斗君にお誘いメール入れとこっと。」【宙斗君?海斗とかいうあんたの弟と会ったけど色々と最低ね!逆に欲求溜まっちゃったじゃない、どうしてくれるのよ近々たっぷりといかせてよね(はーと)今日は、宙斗君のに奥まで突かれるのを想像しながらバイブで我慢しとくわ。まさみちゃんったら偉いでしょ(笑)】ーーーーーまさみと別れて自室に戻った海斗ーーーーー「まさみちゃん、俺のテクにいきっぱなしだったな。莉奈ちゃんとの仲、そろそろ進めてもいい時期かも……電話しよっかな…」宙斗のマンションの方へ視線を向ける海斗「なんだよ宙の奴、まだ呑んでるのか?いやに長いな…まさか別の店でなんてこと…」宙斗と莉奈が【酔いどれ酒場 サカモト】から場所を変えて、親密そうに二人で呑んでいる姿を想像しただけで、放出したばかりの下半身が疼き始める海斗。「おかしいな、出したばかりだってのに……あっ、失敗した、まさみちゃんの連絡先聞くの忘れてた…」ーーーーー客が引けたrifugio segretoーーーーーオーナーの長野とバーテンダー森田森田「そういえばこの頃そこの隠し部屋、使ってくれるお
...省略されました。
ーーーーー永瀬家から帰宅した宙斗ーーーーー「あそこで見かけるとは…俺の予定じゃもっともっと先だったんだが…まあ、結果オーライってことにしとくか(笑)海斗から寝取るにしても、莉奈本人は何とかなりそうだが、問題は父親だな…色々と調べられてもいいように、身辺綺麗にしとくか…手始めにこれからだよな。」スマホに表示させている綾瀬まさみからのメールを見ながら、「まさみとは、元々割り切りってことで付き合い始めてるから、問題はない筈だけど」綾瀬まさみからのメールに返信を書き始める宙斗【まさみちゃん、昨日の今日でもうとは思わなかった。一応弟なんだからそんな邪険に言わないでくれよ(笑)まさみちゃんを夢の中にお連れしたいのは山々なんだけどこの関係もう終わりにしよう。 宙斗】ーーーーー海斗-----向かいのマンションの宙斗の部屋の電気が点くと早速、宙斗に電話をかける海斗海斗「宙、帰り遅かったな。上手くやってくれたよな。」「海か、お前あのな…」海斗「帰ったの確認出来たらそれでいい。ありがとな。またよろしく。」「海、こらまて、話はまだ……」海斗「これから莉奈ちゃんに電話するからまたな。」一方的に電話を切り、続いて莉奈の番号にコールする海斗。宙斗は、通話が切れたスマホを見つめて「全く勝手な奴だ…あんなもの見て莉奈が電話に出るとも思えんが…まあ頑張れや。」【トゥルル~トゥルル~】いくら呼び出し音を鳴らしても出る気配のない電話を見つめて「莉奈ちゃんどうしたんだろ??」ーーーーーrifugio segretoの鍵を閉め駅へ向かう長野ーーーーー森田と駅へ向かいながら、スマホでどこかへ電話をかけ始める。長野「あっ、サカモトさん??久しぶり〇〇で一緒だった長野だけど。」電話の相手はしばし考えた後坂本「あぁ、長野君か…久しぶりだね。今何してるんだい?」長野「〇○でショットバー開きまして。坂本さん後で呑み来ませんか?同好の士は大歓迎だし、坂本さんなら口かたいし(笑)」坂本「いわくありのバーみたいだね。今度時間できたら連絡するよ。長野君もうちに呑み来てよ。しがない居酒屋だけど、料理で売ってる。」長野「ええ、その内伺させて貰います。」電話を切った長野に森田「オーナー、誰です?」長野「以前働いてた〇〇って店で一緒だった人。俺や森田君と同好の士だよ(笑)」森田「なるほど(笑)」ーーーーー翌朝、通勤電車-----そこそこ混んでいるいつもの通勤電車。吊革につかまりながら、電車の揺れに身を任せている宙斗の耳に届く女性の小さな声。声の方向を見ると、女性のスカートをたくし上げて、下着の中に手を入れている男が。「おっさん、痴漢は犯罪だぞ。」男の手首を握り捻り上げる宙斗。「ってあんた、この前の。もう許さん、次の駅で突き出してやる。お姉さんちょっと辛いかもしれないけど、次の駅でこの痴漢野郎の事、駅員に突き出すから、一緒に降りて証言してよ。こういう輩は許しちゃいかんから。」下着・スカートを手早く直し終えていた女性を見る宙斗。「えっ……り…な…ちゃ…?」驚きながらも次の駅で莉奈と共に降りて、痴漢を駅員に突き出す宙斗。ーーーーー莉奈父-----出勤すると早速、宙斗の会社の自分とかかわりのある部署へ電話する莉奈父莉奈父「おはようございます。〇〇さん。」〇〇「おはようございます、永瀬取締役。どうされました?こんな朝早く。」莉奈父「いやちょっと…御社の営業〇課に、岡田宙斗って係長がいるだろ?」〇〇「岡田ですか?確かにいますが…」受話器から宙斗の在籍確認を問う声が漏れ聞こえてくる。〇〇「岡田はまだ出社してませんが。なんでも電車で痴漢を捕まえたとかで、その男を駅員に渡したことで、事情を聴かれてるとか。岡田が何か?」
...省略されました。