ふと目が覚める。時間を確認しようとスマホを見ると、クラスメイトからのラインが来ていた。通知画面にうつる冒頭の文字列に心臓が跳ねる。
先輩がみほ先輩と?偶然?・・昔噂になった2人で、当時は祐一がみほ先輩に告白したが振られたのだと噂だった。結局みほ先輩は更に先輩と付き合ったんだっけ。
まさかまだみほ先輩のことが?裏切られた気持ちになった。・・けど、先に裏切ったのは自分だっけ、と気付く。ちょっと泣きそうになった。
また先輩に本当なのか聞かないと、と思った。祐一からも返信が着ていたけど見る気になれなくて、未読スルーした。
寝れずにいると、博昭が部屋に入ってきた。目に溜まった涙をこっそりと布団で拭いた。また何を言われるか、何をされるかわかったもんじゃないから。
「・・さっきのハーゲンダッツ食べる。寝てるのも飽きたからリビングいっていい?テレビみたい」
普段あれだけ反抗的なのに、許可を取るところがまだ16歳らしい。体を起こし、ベッドの傍らに立つ博昭を見上げる。
【ピンチです・・優しくされたら弱音吐いちゃいそうです。笑】
(まだ、熱あるんだから、ここで食べれば?)と思うが、起きようとしてるのだからと、
起き上がった天音の肩に、俺のカーディガンを羽織らせてリビングに行った。
ソファーに座って、テレビをつけチャンネルを変える天音の前にアイスクリームを出す。
『食欲はある?ほかに必要なものは?
何か食べないと体が持たないぞ?』
いつも元気な顔を見慣れてるだけに、ちょっと気怠そうな天音の顔は俺から見ても心配だった。
でも、起きられるだけの元気は出てきたってことか、と良い方に考える。
【申し訳ないです、今夜はここまでで休ませていただきます。
ゆっくり甘えてください。
おやすみなさい。】
ソファーに座ってテレビをつける。リモコンでチャンネルを切り替えるが、馴染みのある番組はない。普段は学校に行っている時間だから当たり前だ。バラエティーの再放送を眺めることにした。
テーブルの上に置かれたアイスとスプーンを「ありがと」と言って手に取り、食べ始める。いつも食べるアイスよりも滑らかで美味しい。体の熱もまろやかになる気がした。
「んー・・今はいらないけど、夜にオムライス食べたい。ソースがかかってて、間にチーズはいってるやつ。」
博昭が一緒に住み始めてから何度か博昭が作った料理だ。天音が洋食を好むからと、当時から下心はあったのだろうが、特別に天音の好きなチーズを入れて作ってくれたのを思い出す。
風邪を引いているときには消化が悪いかもしれないけど、そんなに大した風邪でもないだろうしと考える。
「ねえ、今日はどっかいかないの?」
博昭は用事や仕事でどこかに行かないのか、1日家にいるつもりなのかと聞きたいらしい。アイスを食べながら愛想無く尋ねる。
いつもの天音ならどっかに行ってくれたら清々するのにという意図を含んでいるが、体調を崩して、祐一との関係に暗雲が立ち込めていて不安のある今の天音にとっては、「一人になる時間があるの?」という意味での確認だった。普段の可愛げのない態度から伝わらないだろうけれど。
冷たくなった手を休ませようと、食べかけのアイスとスプーンをテーブルに置く。肩に掛けていて少しずれたカーディガンを戻す際、何気なく頬を擦り寄せると、この1週間ですっかり慣れてしまった博昭の匂いがした。
ちょっとホッとした、安心した気持ちになる自分に驚く。
【おはようございます。ツンツンしながらも絆されていってしまってます。
天音から誘う、というか、きっかけ作ってもいいですか?体調悪いんだからと乗らないでもらっても大丈夫です。】
『オムライスか、わかった。』
卵と、ベーコン、玉ねぎ、ソースは何味がいいだろうか。
体に優しい味か、それともガッツリくる味か?
『・・・ッえ?、どこかに行ってほしいのか?
仕事は、メールで全部済ませたし、後は、我儘な女の買い出し位だが?』
それがどうした?と言う顔で聞く。
博昭の心の中では、天音は娘ではなく、俺のオンナ、彼女だった。
だから、人目があるとき以外は、極力、娘とは呼ばないようにしていた。
博昭にとっては、普通の事だが、微妙な変化が起きていた天音には違った。
『まだ、熱が下がってないだろう。
アイスを食べたら、ベッドで寝ていろ、夕飯出来たら持って行ってやる。』
んッ?わかったな、と言う顔で天音を見る。
【こんばんは、
お誘いお待ちしています。】
|
|
【プロフ動画】セフレ募集してる子の紹介してるので興味ある方ご連絡ください。 #今日の出来... ID:9932188992990
|