あれを取ってきてだの、これを持ってきてだの、意外と元気で安心した。
自分の部屋には戻らず、このままここで寝るらしい。
下着とは女性が身に付けているから男が興味をそそられるのであって、タンスに並んで綺麗に収納してあるものは単なる洗濯した下着で、何物でもない。
広げて見ても、なんの感情も沸かない。
やはり下着とは女性が身に付けていて初めて興味が持てる物となるし、女性が身に付けていたものを籠から拾って想像するのが一番正しい下着の在り方だと思う。
ミッキーマウスとパジャマと、薄いピンクのブラとショーツを持って行く。
『まったく、裸で寝ているからだ。ここに置くぞ。パンツとブラジャーを。』嫌味の一つも言っておかないと、親としての威厳がない。
そして、その娘の為に、そそくさとハーゲンダッツのイチゴ味のアイスを買いに出かけるのであった。
アイスと一緒に、朝食の為に切ったフルーツを冷蔵庫から出して持って行った。
サイドテーブルの上に置いて、天音のおでこに手をあてる。
『まだ、熱いな。食欲はあるか?アイスは今、食べるか?』
やましいことはない、自分の気持ちに正直になっただけだと今までの事を振り返ってそう思う。
小さい身体に負担になっていたのか。
いろいろと思うところはあるのだが、自分に非があるかもしれないと思うと、そこは素直になれない。
『食べるのなら、起こしてやるぞ?』
【こんばんは、
天音にヤキモチを焼かせたかったので、夫婦の営みはこそっと天音に見せるつもりでいました。
甘えてくる、可愛い天音に乾杯!】
「服着ろっていうけど、誰のせい?」
熱があっても生意気で可愛げがないのは変わりがない。何ならさらに拍車がかかっているようだった。布団の中からベッドに置かれた下着とパジャマを見て、ありがと、と言った。
博昭が部屋を出てから持ってきてもらった衣服を身に着けてまた布団にくるまった。
「・・ううん、今はいい。」
横になったまま布団から顔を出し、結局博昭が持ってきた果物とハーゲンダッツは要らないという。意地悪でもへそを曲げているわけでもなく、ただ、今は欲しくない気分だっただけだ。
博昭の掌越しに額から伝わる熱と赤くなった顔、潤んだ瞳から、それは明らかだった。何だかんだ可愛らしくない言葉を言っていても、しんどいのはしんどいようだ。
「手、つめたい」
果物を切って手を洗ったり、アイスを手に持っていたからか、博昭の手は天音にとって冷たくて心地良かった。いつもなら絶対にこんなことはしないが、熱に浮かされてか額にある博昭の大きな手を掴むとそのまま滑らせて、やわらかい頬を押し付ける。
関係を持つ前にもこんなに触れ合ったことはないが、純粋に父と娘だったらこんな関係だったのかな、なんてことを考えながら目を閉じる。また眠ってしまいそうだった。
【甘えられるのが嬉しくて甘え過ぎちゃいました。熱に浮かされているということでお許しくださいね。】
『わかった、わかった。』
じゃあ、溶けちゃうから冷蔵庫にしまっておくぞと言って、額に手を宛てると、
熱があって火照っているのか、気持ちよさそうに俺の手を頬に押し当てるように摺り寄せてきた。
なんだ、甘えているのかと、天音のそばに腰を下して髪の毛を撫でてあげた。
『大人しく寝ていなさい。熱があがったら大変だから。』
【たくさん甘えてください。笑】
「言われなくても寝る・・」
頬を擦り寄せてみたり、かと思えばいつものように可愛げのないことをいってみたりと熱のある天音はふらふらと不安定だ。でもどれも天音の真意ではあって、偽りはないのだが。
枕元に置いたスマホにラインが届く。
「あまね!先輩が朝にみほ先輩と歩いてた!!昔噂になってたよね!?大丈夫なの!?」と、祐一と天音が付き合っていることを知る同中でもあるクラスメイトからだ。昔祐一がみほのことを好きだったとかふられたとか、そんな噂が中学の時にも流れていたことも知っている。
そんな事も知らず、頭を撫でられながらまた眠りに落ちた。
【ちょっと不穏な空気だけ入れておきました。後日別れたことにしますね。
あとからもたくさん甘えたいから我慢します。笑】
髪の毛を撫でつけていると、すやすやと寝息がしてきた。
怒ったり甘えたりと、大変だと、髪の毛にキスをして部屋を出た。
天音が自身の部屋で寝ていてくれれば、寝室の掃除でもするのだが、天音が占拠してしまっている。
まさか、天音の部屋を掃除するわけにもいかず、大人しく珈琲を淹れて読みかけの本を読みだす。
しばらく、読んでいたが、途中からうつらうつらしてくる。
天音よりも、睡眠時間は短ったから、仕方がないと、本を伏せてそのままソファーに横になって寝てしまった。
目が覚めて、時間を見るとお昼前。
天音の様子を身に行く。
部屋をノックして入る。
天音のおでこに手をあてると、まだ熱い。
『あまね、食べられるか?
それとも、もう少し寝てるか?』
ずっと、寝てるということは、まだまだ身体がしんどいということか。
『どうする?』
【病気で気弱になってる天音はピンチですね。】
|
|
【プロフ動画】近郊の本物セックスパートナーをあなたにマッチングします #今日の出来事 #... ID:s23142
|