『そう…おっぱい…から始めるんだね…。RINKAちゃんは…。』
胸…という言葉を、おっぱい…を置き換えて返事をする。
滑稽にも思える言葉遊びも、ただただ卑猥な物へと変換することでより凛花の羞恥を煽っていく。
『パジャマの上から…おっぱいを揉むのかな…。
それともその真ん中の…乳首…を摘まんじゃうのかい…?
乳首が感じる子って、とってもかわいいなって思うんだよね…。
びく…びくって震えながら…。
乳首の周り…乳輪をくるくる焦らすようになぞってあげると、ぷっくり勃起しちゃう乳首って…可愛いと思わないか…?』
会話であり、男の感想でもあるような言葉。
しかしどこか、その通りにやってごらん…、そう言葉にしている様にも聞こえる。
『もちろん…おっぱいしか触っていないよね…?
だって今、おっぱいを触ってる…って言ったんだもんね…?
まさか、言ってないこと…してないだろう…?』
見透かすような言葉。
メッセージ交換という必ずタイムラグが発生するやり取りの中、
学び舎でこっそりと自慰に耽るような少女が、まさか乳房だけの愛撫に納まっているはずないと決め打ちながら、あえて煽るような言葉を掛けていく。
ピコン…ピコン…。
連続して通知が入る。
別に返事を急かすような内容じゃない。
どちらかというと、「返事する余裕が徐々になくなってきている」のを見透かしているように、メッセージが立て続く。
『誰のことを考えてオナニーしているのかな…。
ちゃんと頭の片隅にでも…彼のこと…考えてあげられているかい…?
お風呂上がりのRINKAちゃんは…ブラはするのかな…?』
一見すればただのセクハラ的な煽り。
しかしそこに興奮、快感というベースがあればそれは一気に羞恥を煽り、昂らせるスパイスへと変化していく。
【見たことはないけど興味はある。
まるで、経験は少ないけどえっちなことは好き…と言っているRINKAちゃんのようなことをおっしゃいますね…。
そろそろ通話や、RINKAちゃんが応えてくれるならそこからビデオ通話、等の流れも考えています。
その際にしっかりイメージしていただけるように描いていきますね。】
「ッん……」
開けた胸を直に触れながら、ショートパンツの上からあそこを指で撫で続けていると、通知音が鳴り下腹部に這わせていた右手を離しスマホに触れる。
まるで「宗くん」ならこれまでの行為の中でしてきた、そして乱れる女性を見てきたというような言葉。何度も視線で文字を追うと言葉のとおりに指を動かす。
「あ、ンン……」
自分ならすぐに刺激が欲しくなって次に、となってしまうけれど、指示を受けているように、まるで「宗くん」に触れられているように感じながら、乳輪をなぞる。触れてほしいと乳首は存在を主張したまま。
また次の刺激が欲しくなる。
スマホを置いて、また下を…と思ったら、追うように通知がまた鳴ってメッセージが下部に追加された。
言う通りにしているよね?と凛花の「もっと」を見透かしたような言葉。
こうやって焦らして、時間をかけて意地悪してほしいとずっと思っていた。凛花の体はぞくぞく、と昂りを感じながら、メッセージを夢中で追う。
続いて届いたのは「誰を」想像しているのかという言葉。彼のことなんて思い出せていなかった。「宗くん」ならきっとわかっていそうなのに。
言葉にされると、彼氏がいるのに他の男に見られて触れられて焦らされて、そんなことを想像しながら自慰をしているいやらしい女だと自覚させられる。
でもここではそれを隠さなくていいから、辛くない。
『ごめんなさい、あそこもちょっとだけ、パジャマの上から触っちゃいました。
彼のことは……。宗くんに触られてるって思ってしてたから…。
ブラはしてないです……。』
ただ聞かれたことに答えるだけのシンプルな返信。
素っ気なくしたいわけではなくて、長く言葉を紡ぐ余裕がないだけだった。
(もっと触りたい……)
自分の服装を伝えたことで、相手もより想像してくれているんじゃないかと感じて見られている気持ちが強くなる。
きゅん、とあそこが疼き、刺激を求めている。でも、触っちゃだめ、「宗くん」が言うまで。
「宗くん」に落胆されたくないからじゃなくて、「宗くん」に意地悪されていると感じたいからあえて言葉の通りに我慢しようとする。それでも長くは難しくて。
『宗くん、ほかのところもさわっていい?』
返信を待たず、送ってしまう。
【おはようございます。
ちょっと照れちゃいますね。でも、新しい体験をさせてくれる宗次郎さんに感謝してます。
はい、展開についても楽しみにしてます。】
返ってくる言葉に偽りを感じさせない。
必要以上に従順な言葉を求めているわけでもなかった。
経験の中で男もある程度理解していた、最中であるにもかかわらずやたらと饒舌な女は…嘘…、だということを。
その点、凛花にはそれがない。
返事のペースは落ちてもなくなることはない。
そしてあれだけ「ちゃんと」返事してきたはずの言葉たちが、急激にその数を減らす。
その事実が、逆に男を興奮させていた。
スマホの先で少女が悶え、喘いでいるのを想像する。
情報は文字だけ、普通に考えれば見えない、聞こえない、触れない、味わえないことはさほど興奮要素が大きくないような気がする。
しかし、この関係性や少女の年齢、そして言われるがままに従っているだろう、という状況がそれに匹敵する興奮を与えてくれる。
(良い状況だ…、彼氏のことを忘れていくんじゃない。
彼氏のことは頭にあるのに、他の男の事を考えているという、自覚しながらなのがとてもいい…。
勢いや「気づけば」みたいな状況じゃなく、自分で取捨選択している。
今は、彼氏ではなく…俺の事を考えたい…と。
こういう女は良い…。)
自ら選び、行動することは「我に返る」という状況が起こりにくい。
このことこそ男が狙っていたことの一つでもあった。
『本当…?本当に興奮してる…?
本当に俺に見られたいって…思っている…?』
凛花の言葉の中には、直接的に見られたいという言葉は出てこない。
あくまで見られているような気になっている、あるいは触られてると思っている、ような言葉。
それをわざわざ言い換えるのは、次への布石。
先ずは見せる行為に踏み入らせる為の、布石。
『本当ならいいよ…。
他に触りたいところがあるのなら、どこか良いか言ってからね…。
RINKAちゃんがどこを触りたいのか…、ちゃんと俺も知りたい。
触りたいところがどうなってるのかも…ね…。
本当に…興奮しているんだろ…?』
昂りがさらに募れば、初めて催促のようなメッセージも届き、男はそう答えた。
【おはようございます。
少し先の描写ですが、感じたままのお返事を頂ければと思います。
言われると、モノそのものを見ることはよくあっても、目の前で男がオナニーをする機会なんて…あんまりないですもんね。
新しい体験、なんていいモノではないですが、楽しんでいただきたい。
しばらく時系列がほとんど動かない描写が続きそうです、煩わしくなったりしたら一気に進めるのでおっしゃって下さいね。
急な変化にはRINKAちゃんが対応できないだろう、ということでじっくり目に描いていますので。】
【こんばんは。
わざわざご連絡くださってありがとうございます。
無理せず、凛花さんのペースで大丈夫なので気にしないでくださいね。
暑い日が続いています。
体調など崩されませんよう。】
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