「ッん……」
開けた胸を直に触れながら、ショートパンツの上からあそこを指で撫で続けていると、通知音が鳴り下腹部に這わせていた右手を離しスマホに触れる。
まるで「宗くん」ならこれまでの行為の中でしてきた、そして乱れる女性を見てきたというような言葉。何度も視線で文字を追うと言葉のとおりに指を動かす。
「あ、ンン……」
自分ならすぐに刺激が欲しくなって次に、となってしまうけれど、指示を受けているように、まるで「宗くん」に触れられているように感じながら、乳輪をなぞる。触れてほしいと乳首は存在を主張したまま。
また次の刺激が欲しくなる。
スマホを置いて、また下を…と思ったら、追うように通知がまた鳴ってメッセージが下部に追加された。
言う通りにしているよね?と凛花の「もっと」を見透かしたような言葉。
こうやって焦らして、時間をかけて意地悪してほしいとずっと思っていた。凛花の体はぞくぞく、と昂りを感じながら、メッセージを夢中で追う。
続いて届いたのは「誰を」想像しているのかという言葉。彼のことなんて思い出せていなかった。「宗くん」ならきっとわかっていそうなのに。
言葉にされると、彼氏がいるのに他の男に見られて触れられて焦らされて、そんなことを想像しながら自慰をしているいやらしい女だと自覚させられる。
でもここではそれを隠さなくていいから、辛くない。
『ごめんなさい、あそこもちょっとだけ、パジャマの上から触っちゃいました。
彼のことは……。宗くんに触られてるって思ってしてたから…。
ブラはしてないです……。』
ただ聞かれたことに答えるだけのシンプルな返信。
素っ気なくしたいわけではなくて、長く言葉を紡ぐ余裕がないだけだった。
(もっと触りたい……)
自分の服装を伝えたことで、相手もより想像してくれているんじゃないかと感じて見られている気持ちが強くなる。
きゅん、とあそこが疼き、刺激を求めている。でも、触っちゃだめ、「宗くん」が言うまで。
「宗くん」に落胆されたくないからじゃなくて、「宗くん」に意地悪されていると感じたいからあえて言葉の通りに我慢しようとする。それでも長くは難しくて。
『宗くん、ほかのところもさわっていい?』
返信を待たず、送ってしまう。
【おはようございます。
ちょっと照れちゃいますね。でも、新しい体験をさせてくれる宗次郎さんに感謝してます。
はい、展開についても楽しみにしてます。】
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