−−−居酒屋−−−
宙斗に連れられ来た風間に会釈をする莉奈、綺麗になってと言われ、お世辞はいいです応えるがお世辞じゃなく
いいお嬢さんになってると言われる。
「覚えてますよ、ふーちゃんオジさん。笑
お久し振りです、……岡田宙斗さんとお付き合いをしています、そしてお褒め頂いてありがとうございます。
宙斗さんとは何度か父と母にも会ってもらってます、阿部のオジさまは今努勤めてる会社の社長ですからあーちゃんオジさんは中々言いにくいですね。」
風間「アハハハ、阿部に自慢しとくよ、俺はまだふーちゃんオジさんって言われてるってね。
しかしそのあだ名覚えていたね、阿部はあーちゃん、お父さんはなーちゃんだったんだよな。初等科から同じだったんだよ。お母さんも元気かな?」
「元気すぎるくらい元気です、とても有難いと思ってます。」
その後、海斗のことを隠し訳ではないが余計なことは言わず宙斗との出会いを軽く話す。
風間「そうなんだな、岡田が遅刻(痴漢)してきた日の相手が莉奈ちゃんだったんだな。
岡田は女性関係で不埒な事はしていないとお父さんとお母さんに再度伝えるよ。」
「ふーちゃんオジさん、ありがとうございます、今後もフォローお願いします。」
風間「あぁ、勿論だよ、もし岡田が悪さしたら言いなさい、阿部と私とで追い込むからな。笑」
「ふーちゃんオジさん、ありがとー。」
風間「それだよ、それ、今後仕事以外で敬語使わないでよ?疎遠になっているようで寂しいよ。俺はお父さんとは会ってるんだよ?
たまには莉奈ちゃんも含め岡田も食事に誘っていいかな?」
「はい、是非……、ふーちゃんオジさん。」
風間「どうした?」
問われ前田みなみの話をすると風間はもう問題ないと言う。
「ふーちゃんオジさん、何かしましたか?」
風間「するわけないだろ、ただ岡田はある女性と付き合っていると…。」
「ふーちゃんオジさん!」
風間「圧力かけるつもりはないよ、ただね、必要あることなら阿部も私も出るつもりでいるよ。」
「私、只さえお父さんとお母さんに護られてるんですよね、その上、阿部のオジさまとふーちゃんオジさんまで出てしまうと……。」
風間「莉奈ちゃん、少し勘違いしてないかな?私も阿部も莉奈ちゃんに害がない限り表にはでないよ、事実を相手に伝える、それを相手が圧力だと言われえしまえば立場上、仕方がない、
そりゃね、少々の依怙贔屓はあるが仕事となったら莉奈ちゃんもお父さんを見ていたら判ると思うが限度超える公私混同はないよ。
ちなみに…、◯◯製菓会社の件は阿部も私もノータッチだ、社内コンペではデザインだって匿名だったんだよ?」
「ふーちゃんオジさん、私…、依怙贔屓と言われたくなくて頑張りました、言われてしまっても仕方ないと思いますが
社長にしてもふーちゃんオジさんにしても◯◯製菓会社まで巻き込めないとは思います、父も。」
風間「そうだね、いくら何でも出来ないよ。(永瀬は判らないけどな。)」
風間と話終わり風間と一緒に店外に出ると宙斗が待ってくれている。
「ふーちゃんオジさん、また。」
手を振りながら駅に向かう風間。
「はい、あの日やはりご迷惑だったですよね…。」
莉奈は海斗の所業を知らない。
「宙斗さん、ふーちゃんオジさんの前では〝さん〟なのね。
〝莉奈〟は無理でも〝莉奈ちゃん〟って呼んでくれた欲しかったな。」
居酒屋から出てきた会社の人たちと別れ、rifugio segretoへと歩き始める。
ーーーーー居酒屋⇒rifugio segretoーーーーー
「……そうだね、今度機会があれば、風間の前でもちゃん付けにするよ。
風間は僕の直属の上司でしょ。なかなか距離感が測りにくくてさ…(笑)」
そんなことを話しながら歩いているとrifugio segretoの前に。
その頃rifugio segreto内
森田「岡田さん、これから彼女連れで来るんですか?」
長野「あぁ、この前の詫びがてら顔出すって。」
森田「お詫びって、マスターのおかげで大事無かったし…」
長野「いいじゃないの。向こうが来てくれるってのを断るのも変な話だし。
特に今日はお茶引いてたんだから、少しでも売り上げがあれば(笑)」
そんな話をしていると、インターホンが鳴る。
長野「噂をすればかな。」
長野がドアの小窓を開けると、外には宙斗と莉奈の姿
ドアを開け二人を中に招き入れる長野
「こんばんは、長野さん森田君。この前は迷惑かけちゃって悪かったね。
森田君、怪我とかしてない?大丈夫?」
いつもの席に座りかけながら、カウンター内にいる森田に話しかける宙斗。
森田「大丈夫ですよ。マスターが守ってくれたから。それより何にしますか?」
「飲み会で呑んできたから今日は山崎のダブル水割りにしようかな。
彼女にはいつものように好み聞いて作ってあげて。」
怪我という言葉を聞いて怪訝な顔をしていた莉奈に、
僕も聞いた話だけどと断りを入れてから、先日二人が帰った後に起こったことを
掻い摘んで話す宙斗。
莉奈に話し終えて
「そうだ長野さん、彼女と内緒話したいから小部屋貸してくれる?」
長野「それはいいですけど…じゃあ飲み物の用意出来たらお持ちしますよ
(おっ、やっと使ってくれるのか。どこまでやる気なんだ、宙斗さん。
キスはまあ間違いないかな?服の上からおっぱい触ったりするかな?)」
長野に案内された小部屋の中は、ソファが壁に沿って置かれソファの前には
小さなテーブルだけがある。
−−−rifugio segreto内−−−
宙斗と長野、森田のやり取りを見聞きし裏口から帰った日の出来事を聞き謝罪する。
「長野さん、森田さん、ご迷惑お掛けしてしまって申し訳ありませんでした。」
長野「お気になさらないでください、それより宙斗さんと一緒にこれからも足を運んでいただければと思います。
(これからは君の羞恥の姿を楽しませてもらうよ。)」
森田「オーナーは柔道、剣道の段持ちですから大丈夫ですよ、ガタイもいいから。笑」
長野「森田くん、ガタイがいいなんて言い方しないでよ、筋肉質と言ってほしいな。笑」
「注文でしたね、私も会社の飲み会だったのでアルコール度数が低いものでスッキリしたのでしたら。」
森田「承りました。」
宙斗と莉奈が半個室小部屋に入ると照明もランプシェードくらいの明るさでソファは小さめ座ると密着する。
「小部屋があるんですね…、鞄は足元の籠に、靴も脱いで入るんですね。」
山崎のダブル水割りとスプリッツァーを用意すると。
森田「キスしてるところで運びたいがまだそこまでじゃないよね?」
長野「しかし3度ほど見かけたが純粋無垢って感じの娘だよね。宙斗さん、どんな風に責めるんだ?」
長年の勘か性癖による感覚か莉奈の初物の匂いを感じ取る。
長野「あのタイプな女性は快感に弱いと思うよ。」
森田「感じやすいと言うことですか?」
長野「羞恥心を煽れば煽るほど昇りつめた後の姿が楽しみだよ。」
森田「キスイキ、胸イキとかですか?」
長野「それもあると思うよ、キスだって軽くしかしたことないか経験なしだよ、多分。
今日、宙斗さんが深いとこまで教えれば帰りは〝いい顔〟で帰っていくよ。」
森田「その顔で帰宅したら岡田さんの話だと箱入り娘みたいだし大丈夫なんでしょうか?」
長野「ダメならrifugio segretoに連れてこないよ。」
小部屋前で森田「お飲み物ご用意いたしましたがお入りしてもよろしいでしょうか?」
ーーーーーrifugio segreto内小部屋ーーーーー
「この小部屋は従業員に聞かれたくない話をしたい人もいるだろうからって、
オーナーが気を利かせて作ってくれたとこみたい。
僕も話に聞いてただけで使わせてもらうのは初めてなんだけど…」
肩が触れ合うほどの小さいソファ。
莉奈が体の角度を少し変えると、胸にお膨らみや体の肉感が嫌でも宙斗に伝わる。
莉奈の目を真っ直ぐに覗き込み、両手で手を包み込むように握った後、
「内緒話というのは、莉奈に正式に伝えておこうと思って…
莉奈のお父さんには伝えてはあるんだけど…」
そこで一度言葉を区切り、
「今すぐにってわけじゃないけど、僕もいい年だから…
僕は将来も莉奈とずっと一緒に過ごしたいと思ってる。
ある程度二人だけの時間を過ごした後、もう一人か二人人数が増えていれば…
言ってる意味分かってくれてるよね。」
そう言うと手を離し、莉奈の方に腕を廻して自分の方に引き寄せる。
バランスを崩して、宙斗に身体を預ける形になった莉奈。
莉奈と宙斗が小部屋に入った後の店内
飲み物を作り終えた森田
森田「そろそろ良い頃合いですかね。二人抱き合ってますかね。」
長野に聞く森田
長野「どうだろうね…見てみるかい(笑)」
長野が壁に掛かっているタペストリーを撥ねると、
マジックミラー越しに小部屋の中の様子が。
森田「中に飲み物持って行きますので、ここという時に合図下さい(笑)」
長野の合図と共にドアをノックし、中に「飲み物のご用意が出来ました」と
言葉をかける森田
小部屋内
ノックの音と共に、慌てて態勢を直そうとする莉奈。
慌てれば慌てるほど、それは上手くいかない。
そんな時「失礼します。」との声と同時にドアが開かれる
−−−rifugio segreto内小部屋−−−
宙斗に言ってる意味分かってくれてるよね。と問われ照れながらも軽く頷くと宙斗に引き寄せられ身体を預ける。
(…近い、宙斗さんの体温感じる……、将来のこと考えてくれてて嬉しい。
宙斗さんはお父さんみたいに専業主婦にとか思ってるのかなぁ?
お母さんみたいな専業主婦もいいけど今の仕事も好きだし…、でも家のことも疎かにしたくないし…。)
宙斗に将来の話をされ遠くない未来を考え出す莉奈。
「……嬉しいです、そう考えてくれていて嬉しいです。
お父さんに話しているということはお母さんにも伝わっているでしょうし
お母さんのチェックますます厳しくなると思いますが…、ごめんなさい。
お母さん、本当に私のことが好き過ぎて子どもの頃からのエピソード聞いたら驚くし呆れると思います。苦笑」
宙斗に身体を預け密着したまま宙斗を見上げると?
ノックの音、慌てて離れようとするが狭いのと慌てているせいで離れられないでいるとドアが開き、森田が何があっても気にしていない風で。
森田「山崎のダブル、水割りとスプリッツァーでございます。」
恥ずかしさで森田の顔を見ない莉奈に森田は宙斗へとニヤリとした顔を見せる。
森田「ごゆっくりお過ごし下さいませ。」
小部屋を出ると森田は長野に。
森田「抱き合うと言うか引き寄せられてバランスをくずした感じでしょうか。
あの姿勢だけであそこまで顔を赤くして恥ずかしがるなんてオーナーの見立て通り初物ですね。」
長野「俺もミラーで見ていたがいい表情してるよね、彼女。」
−−−小部屋内−−−
「こんな姿勢でしたがおかしく思われていませんかね?
恥ずかしくて次から来れないです……。」
羞恥で頬を赤く染め、涙目になっている莉奈に宙斗は?森田は?長野は?何を思う?
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