短大時代にバイト先で知り合って、3年間付き合った初彼が未だに忘れられません。 私の5歳年上で、強くて、優しくて、思いやりのある明るい人でした。 私が初めて裸を見せた男性、初めてアソコを弄られた男性、そして、初めてセックスした男性がその初彼でした。 女性としての快感を教えられ、羞恥の中に襲い来る快感に身を捩り、喘がされました。 シーツを握り、仰け反り、イヤらしい声を出して性の快楽に身を委ねるようになりました。 セックスってとても恥ずかしい行為なのに、初彼に抱かれることが待ち遠しくなっていました。 初彼、かなり遠方に転勤が決まりました。 会いに行くのに新幹線で3時間かかるから、遠距離恋愛も辛いから、お別れすることになったのですが・・・ 私、どうしても諦めがつかなくて、悲劇のヒロインになりきって半狂乱で泣き喚いてしまって、それで初彼に引かれて・・・ 結局初彼に迷惑がられて、サヨナラも見送りもしないという酷い別れ方をしてしまい、その後は、ラインもメールもできなくなってしまいました。 せめて、友達のような関係でいたかったです。 別れて2年半過ぎた令和元年の10月12日の金曜日、台風19号が私の街を襲いました。 私の家は被災しませんでしたが、自宅から100m先の道路は冠水し、その先は床上浸水した家屋がたくさんありました。 その時、私の安否を確認する一本のラインが初彼から届きました。 酷い別れ方をしてたので、とても嬉しくて、スマホを胸にギュッと当て、天を仰ぎました。 「心配してくれてありがとう。私は無事だよ。」 って送ったあと、返事はきませんでしたが・・・ 私の部屋にある初彼のデータが入ったデジタルフォトスタンド・・・辛いから別れて以来一度も見ていなくて、新しい彼ができたことだし、もう、いい加減処分したいけど、楽しかった私の青春もなくなってしまうような気がして、ずっとそのままになっています。 私にとって忘れられない初彼との大切な3年は、私の中で、恋愛が未完のまま終わってしまった気がしています。