2020/09/06 22:39:17
(ox1eYW/0)
以前に「発展公園で♪」「お義兄さんとのその後♪」といった投稿をした女装子のひとみです。
私の住んでいる地域では最近は比較的コロナの影響は落ち着いてきたかなと思いますが、まだまだ安心出来そうにはないですね。
今回はそんなコロナ禍の最中に思いがけず体験したお話です。
コロナの影響で自分が勤めている会社でも、普段とは少し違った勤務形態になっています。
出社の必要な日もありますが持ち帰って問題ない仕事は在宅勤務でも構わないし、会議などは極力回数を減らし必要な場合でもウェブ会議で行っています。
その日、私は在宅勤務を選択していました。ミーティングの開始時刻が近くなったので、私はパソコンの前に座りミーティング用アプリを立ち上げます。
私がログインすると既に同僚たちが何人かログインしていて、適当に世間話をしているようでした。
「おはようございます」
私がそう挨拶すると、同期や後輩たちも挨拶を返してくれます。ウェブ会議であること以外は普段と変わらない何気ない光景。
でも同僚達の会話に何事もないように加わりながら、私は自分の鼓動が激しく脈打ち、身体にぞくぞくとした甘酸っぱい痺れが走るのを感じます。
パソコンの画面上ではいくつかに分割されたウィンドウが表示され、同僚の姿が映っているウインドウもあれば、声は聞こえるのに黒で塗りつぶされたようなウインドウもあります。
私の会社ではプライベートな空間をあまり映したくないという意見もあり、在宅勤務する人のカメラ機能は個人の判断でオフにしても良いことになっていました。
そして当の私のウィンドウも黒く塗りつぶされ、パソコンの前に座っている今の私の姿は同僚達からは見えなくなっています。
(もし今、カメラ機能をオンにしたら・・・)
カメラ機能をオンにして今の自分の姿を同僚たちに晒したい欲望に駆られますが、社会的な立場を失ってしまうことへの恐怖心がそんな私の愚行を思いとどらませました。
もし同僚達がパソコンの前に座る今の私の姿を見たら、間違いなく驚きの声をあげ、その後に奇異や軽蔑の目線を向けてくるはずです。
(中には、私のことをいやらしい目で見てくれる男性もいるのかな・・・)
同性であるはずの男の同僚達にそんな浅ましい欲望を向けながら、私は自分の着ている服に改めて目を落とします。
同僚達からは見えていない今の私は、普段同僚たちが見慣れているメンズスーツ姿ではなく、かといって男性が着るような部屋着姿でもありません。
その時の私は一目で女性物と分かる、むしろ女性のためにデザインされたはずのOL用の制服に身を包んでいました。
胸元にリボンのついた白のブラウスにグレーのベスト、ボトムは同じグレーの膝丈タイトスカートに20デニールの黒パンストを穿いています。
地味目のダークブラウンのセミロングウィッグを選んで、OLの制服に合わせたつもりのビジネスメイクは、思ったより気合が入りすぎてしまい少し濃いめになってしまいました。
もちろん制服の中の下着もレディースもの、それも黒を基調とした総レースの艶っぽいティーバックと揃いのブラを身に付けています。
メイクを終えて姿見の前に立った時には、うちの会社のOLの制服ではないものの、会社の近くで普段よく見かけるような普通のOLさんの姿が鏡の中にありました。
(うーん、でもやっぱり、ちょっとメイクが濃いかなぁ(笑))
そんなふうにデスク横の鏡でメイクの具合を気にしていると、不意に同僚から話しかけられました。
「はっ、はい。ごめん、ごめん、何の話でしたっけ?」
私は、急に話を振らたことに動揺しながらも、何とか平静を装って同僚達との会話に戻っていきます。
(私、女装して会社の人たちと話してるんだ・・・)
これまでも、メンズスーツの下にレディースショーツやパンストを身に着けて出勤することはありました。
男のくせに女性用の下着を身に着けている変態であることが同僚達に知られてしまうことを妄想すると、仕事が手につかないほど興奮してしまう時もあります。
でもやっぱり下着女装だけだと外見は男の姿なので、私の中の「女の子」のスイッチが完全には入りきらず、男としての誇りや意地のような気持ちがどこかで邪魔をしていまいち「ひとみ」になりきれませんでした。
『男のくせに女の下着なんか身に着けて恥ずかしくないのか?男として産まれて生きてきた誇りは無いのか?』
私の心の中にしぶとく残っている男の本能が、下着女装なんかで欲情してしまっている私を軽蔑しながら必死に男としての存在を訴えてきます。
でも窮屈なメンズスーツを脱ぎ捨てて身に着けていたレディースショーツに相応しいかわいいワンピースに袖を通し、もうすっかり慣れてしまった手付きでメイクをしてしまえば、そんな煩わしい「男」の自分は跡形もなく消え去ってしまいます。
だからこうして女の子の「ひとみ」になって普段の男の振りをしながら同僚達と会話しているだけなのに、私は下着女装で出勤していた時よりもずっと強い興奮を感じてしまっていました。
レス内に続きます。