久し振りの美春と岳英さんの家に懐かしい気持ちになります。でもこれまでと違って、まさかの二人きり…そわそわと落ち着かない気持ちです。しかも再会してからまだ少ししか経っていないのにこんな状況なので、より…。
「わ、ありがとうございます。タオルあったかい…。飲み物…お茶がいいです。いただいちゃっていいんですか?」
雨ですっかり冷えた身体はタオルですら暖かく感じます。濡れた頭に被り、顔を押さえて…その後は肩にかけて身体を拭いていきます。温かい飲み物も嬉しくて笑顔になります。
でもびしゃ濡れの服は拭いても乾くわけではないので、寒いのは変わらず…本音を言えばお風呂に入って温まりたいです。でも友人の家でそんな要求をすることはできず、大人しくバスタオルで身体を拭いています。
「……っくしゅん」
寒さに耐えきれずくしゃみがでてしまいました。
『おっと、風邪ひいたかな?
その濡れてる服も脱いだ方がいいんじゃ・・・・。
いま、暑いシャワーを出してきて、その間に風呂にお湯を張るからちょっと待ってて。』
急いで、風呂場に行き、湯張りのスイッチを押す。
シャワーの詮を捻り、熱さを調節するとリビングに戻り、
『ほら、こっちにおいで、すぐに濡れた服を脱いでシャワーを浴びて、湯船に入って温まりなさい。
わかった?』有無を言わさぬ凄味があった。
タクシーの中ではずっと手を握っていた。
もも香がチラチラ見てたのはわかっていたが、気づかぬふりをした。
そして今も、有無を言わさずにリビングからバスルームへともも香を引っ張っていく。
『風邪なんか引かせでもしたら、お母さんに申し訳ない。
遠慮なんかしないで、入って、温まって。
いい?』
コクンと頷くもも香に、ニコッと笑い
『湯船に入ったら大きな声で百まで数えて出てくるんだよ。
着替えは、あとでおいておくから。さあ、はいって。』
脱衣所にもも香の身体を押し込む。
またしてブラの感触が、手に残る。
さて、着るものを探さなくては。
あれよあれよとに脱衣所に押し込まれ、一人になりました。手にはタクシーの中と今、繋いだ手の感触が残っています。
何も望んでいなかったはずなのに、こんなにも相手から触れてきて、しかも二人きりだなんて我慢ができなくなってしまいそうです。もっと、もっと…と心の中で求めてしまいそう…。
濡れた服を脱いでなるべく綺麗に畳むと浴室へ。もちろん下着は真ん中に包んでいます。でも濡れた服はどうしよう、美春がいれば何か服を借りられたかもしれないけれど…。
取り敢えずと言われた通りシャワーを浴びて身体を温め、湯船に浸かります。
(あったかい……ほんとは頭を冷やしたほうがいいんだろうけど…)
友人のいない家で入るお風呂は下心のあるもも香には背徳感がありますが、岳英さんにはそんな気持ちはさらさらなくて、ただ娘のように世話を焼いてくれているだけなのだと思っています。
ちゃぱ、ちゃぱ、と水面に小さく波を立てて遊びながら、自分の揺れる気持ちみたい、なんて考えています。
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【プロフ動画】#今日の出来事
遠くから来てくれた夫婦と
うれしい時間になりました
ID:chobico
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