『うん、そうだね、連絡してみようか。』
妻の久恵にLINEをすると、程なく既読がつき、帰りが遅くなるという事。
気を付けてと送り返した。
『おばさんは遅くなるらしい、娘の春奈も、サークルの飲み会だとさっき聞いたんだ、
ごめんね、せっかく、誘ったのに誰もいなくて。』
キッチンで洗い物をしてる傍まで来たもも香にそう告げる。
荒い髪を無造作に乾かし髪はちょうど胸の膨らみを隠すくらいの長さだった。
化粧を落とした顔色はまだ少女のような肌色と、大人の色が混じってきた感じか。
彫りの深い目鼻立ちはクウォーターのようで、太めの眉と大きなクリっとした目が
意志の強さを表してるようで、その目でじっと見つめられたら嘘はつけないなと思った。
目を見るのが恥ずかしく少し目線を下げると、重ねたTシャツに長い髪が胸の膨らみを隠す。
乾燥機で乾かしてる間はブラは着けないだろうと思って、2枚だしたのだがその意図を組んでもらえたのか、どうか。
『ちょっと、おじさんのだから大きかったかな?
さて、お腹空いたでしょ?
もも香ちゃんを家に送っていきながら、どこかで夕飯食べようか?
もし、おじさんと一緒なのがイヤでなければ。
寿司でもお肉でも、好きな物は?』
食べ物で釣ろうとしてるわけではないけど、その方が家を出やすいのではないか。
『それとも、ウチの有る物で良ければ、ご飯炊くけど、どうする?』
残り物だけどというのを忘れずに付け加えて。
【こんにちは、思いのほか早く片付いたのでレスします。
ブラは、乾燥機では型崩れがするのですね、勉強になります。
一応、誰も帰ってこない、帰りが遅いという事になりましたが、
どこで食事をするかで変わってくるのかなと思いますが、もも香さんに委ねます。
もちろん、岳英にはもも香が処女だという事はわかっていませんが、男性と付き合った経験が無いのであれば、
いきなり最後までじゃなくても、車の中でキスだけするとかも、あり、だと思います。
もちろん、二十歳の女の子の心情などわかるわけないのですが、
もも香には好きな人と、という信念がありますし、その辺りはすごく慎重なのかなと。
それに、いきなりじゃなければ、いろいろ葛藤もあって(時間がかかりますが)いいのではと思いますが
先程、言ったようにその判断はもも香さんにお任せします。
最後に、娘の名前が春香になっていたので、美春から春香に合わせています。
ついでに妻の名前は久恵にしてます。
時間が不規則な事、心苦しく思っていますが、よろしくお願いします。】
「ううん、急に来たの私だから」
春奈もおばさんも今日は夜が遅いみたい。もも香のママは看護師で今日は夜勤と言っていたから、元からご飯は一人で食べる予定でした。
バイト代で必要な物を買ったり遊び代も賄っているもも香にとって、外食はそれなりに貴重な機会です。でもだからこそ、遠慮してしまう気持ちとノーブラで外をうろつくことにもなるのでためらってしまいます。服もダボダボです。
でも家で食べさせてもらうのも…と、うーんと考え込んで…。
「じゃあ…おうちでご飯、ご馳走になってもいいですか?もちろん、私も手伝います!これでも家でしてるので」
それに二人きりで家に居られるのも、今後ない時間だと思うから…岳英さんを見上げて首を傾げて尋ねます。
ママが仕事で遅くなるときはもも香が料理担当です。それは昔からなので、春奈経由か何かの話題で話したか、岳英さんも知っていることでした。
【こんばんは。家か外にしようか迷っていたら遅くなりました。家で誘惑までいけるかわからないけど、告白はしようと思ってます。その時の雰囲気で進められたらうれしいです。
あと、娘の名前について間違えちゃいました、ごめんなさい。今後は岳英さんが文中で書いてくれている「春奈」で統一でお願いします。春香だともも香と似ちゃうかなと思ったので】
娘を持つ父親として、娘が作る料理を食べられるのは、幸せだと思う。
ただ、今回は娘と同じ年頃の女の子と一緒に作って食べられる事に親としての疑似体験できると共に、
少し気になる女性が自分の為に作ってくれるのかと思うと感無量である。
たとえそれが、一宿一飯とまでは行かないけど、もも香にはお礼的な意味合いが強いのだろけど、
受け手側の意識の違いで、気になる女性の手作りというのはこの上ない贅沢な夕食となる。
冷蔵庫の中から、肉と野菜を出しキッチンのテーブルに並べる。
普段から料理をするもも香に献立とメインのおかずを任せ、私は、汁物を担当した。
水洗いして野菜をカット、フライパンで炒めたり、鍋で湯がいたりとなるほど手際がいい。
『もも香ちゃんと結婚する男性は幸せだね、毎晩、可愛いお嫁さんが美味しい手料理意を作って待っていてくれるなんて。
もう、気になる人とかいるの?』
二人で並んで料理をしながら、つい会話は若い女性にはセクハラ的な質問になってしまった。
『ゴメン、ゴメン。
こういうのは会社でもセクハラですよ、と注意されるんだよね、ごめん、忘れて。』
気が緩んでしまったか、それとも嬉しくて箍が外れたか。
とにかく、あれよあれよという間に料理が完成した。
とても、余り物で作った物とは思えなかった。
ご飯も美味しく炊けた。
【こんばんは、
もも香の作る料理が和食よりなのか、洋食よりなのか分からないので、
和食なら、なめこの味噌汁、洋食なら野菜たっぷりのコンソメ味スープにしてください。
娘の名前、“春奈”ですね、私も間違えて春香になってました。
春奈で、了解しました。】
豚肉とじゃがいもで照り焼きを作るとお皿に盛り付けていきます。ボリュームもあり手早くできて、もも香のお気に入りでよく食べているメニューです。
(人の気もしらないで……もう)
もも香の気持ちを知らない岳英さんはもも香を褒めちぎり、もも香は照れて顔が熱くなります。
結局、岳英さんが謝ったことでもも香が回答をすることはなく、2人は食卓に座ります。
「いただきまーす。……おじさんのなめこ汁も美味しい。なめこ久し振りに食べたかも」
好きな人と一緒に作ったご飯はとても美味しくて、顔がついほころんでしまいます。
食べ進めていると、ふと話題が止んで……
「ねえ、おじさん、実はね…私、好きな人いるんです」
雑談のような雰囲気で、食べながら…テーブルの正面に座る岳英さんを見つめます。
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【プロフ動画】寝相が悪いから恥ずかしい‥ ID:uozokizih
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