(はぁはぁ…)
電マの振動がまだ股間に残っている結。
「ディルドは私も初めてで……」
消え入りそうな声で答える。
スカートの裾を直すが、身体はしっとり汗をかいている。
(はい、そのタイプでよろしくお願いします。)
『・・はじめて、ですか?
どうしよう、説明書は・・・・あ、ありました。』
それによると、初心者はまず、ディルドの種類と選ぶポイントを押さえる事が大事だと書いてある。
種類は、リアル系から変則系、双頭用などで、選ぶポイントは自分自身の開発具合や硬さ、ディルドに求める刺激によってらしい。
簡単に説明しながら結をみると、俯いて耳が赤くなっている。
それはそうだ。
知らないと言ったばかりにディルドの説明を男性にしてもらい、自分自身の身体の開発具合、つまり性交渉が多いのか少ないのかを間接的に言ってるようなものなのだから。
『えぇと、これは初心者用で、男性器を模したシリコン製ですね。
血管まで浮き出ていて、リアルですね。
どうします、お風呂場に行って使ってみますか。
それとも、私がお手伝いしましょうか?
出来るなら、一緒に確認をしたいところですが、微妙な問題を含みますので篠田さんに判断をお任せします。』
箱から出し、結に見せつけるように手に取って眺め感想を言う。
結はというと、聞いているのかいないのか下を向いたままだ。
『どうしますか、篠田さん?』
「そんなに見ないで下さい…」
まじまじと結の身体とディルドを交互に見ている藤倉さん。
「1人で、やってみますので、待っいて下さい…」
最後の方は消え入りそうな声になる。
藤倉さんからディルドと取説を受け取ると上がって右奥のお風呂場へ。
しばらくするとヴィン…ヴィン…と鳴る音と
「ひゃあーっ!」
と叫ぶ結の声。
「藤倉さん…すみません、刺激がすごくて…入れてられないんです…」
という声が聞こえた。
奥から結の叫ぶ声と、私を呼ぶ声が聞こえた。
『すいません、失礼します。』
バタバタと駆け出し、結が入っていった右奥の方へ。
風呂場の壁に吸い付いた男性器の先端がグニョグニョと動いている。
結はというと、スカートは下ろしているが、ショーツは履いていないのではないだろうかと思ったが、ジロジロ見るわけにもいかず、
『もしかして、スイッチを入れてからご自分で使おうとしましたか。
慣れるまでは、まず、ご自分に挿入してからスイッチを入れてくださいと、書いてありましたよ。』
いかにも、途中で勝手に結が始めてしまったような物の言い方だったが、事実は事実だ。
『それに初めての場合、壁に付けるより床に押し付けて跨る方が挿入しやすいとも書いてありましたから、
最初は、床に置いて跨ってみてはどうですか?
入りずらければローションをディルドに塗って滑らかにしてから。
これは、初心者用みたいですから、そんなに太くもないし経験が少ない女性にも安心して使ってももらえると書いてありますよ。』
大人の玩具の使い方を男性に説明してもらう、この状況を結という女性はどう思っているのだろうか。
いっそ、このままスカートを捲り上げディルドを差し入れたい、こう使うんだよと教えてあげたい。
『挿入するとき、態勢が不安定で心配なら、私が手で支えてあげますけど?どうしますか?
使ってもらって、挿入して動くかどうか確かめてもらわないといけないのですが。』
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