『天音は思い込みが激しいし、俺が言う事を何にも聞いてないんだな。
俺が、一言でも天音より美月の方が良いなんて言ったか?
でも、そうやって拗ねてる天音は、やっぱり可愛い。』
そう言って、助手席に座る天音に身体を寄せてキスをした。
胸元を天音の手が押しのける。
本気で押しのけようとしてないのは明らかで、反抗してるのよというポーズだ。
いつものように舌を絡める。
天音の抵抗がだんだん大人しくなり、驚いたことに俺の背中に手を回して、俺の体を抱きしめてきた。
言ってない、けど。天音にも言いたいことがある。あんな風に言った後に、美月との行為を見せられるなんて思っても見なかった。想定外に帰ってきてしまった自分が悪いけれど。
キスをされ、人目も気になるしこんなので許さないと抵抗してみる。嫌じゃない、のが本当に癪だが、事実だから仕方なかった。
抵抗していたのが徐々に弱まり、博昭の身体におそるおそる手を回し、服を握りしめた。
「は・・んん」
漸く唇が離れ、息を吸う。
「うるさい・・変態オヤジ・・」
どちらが一番かは解決したが、天音の眼の前で美月を抱いたことはかわりがない。しおらしいのを見られるのも癪だからと悪態をついた。
「もう、帰る。ママも心配してるかもしれないから。」
美月は天音のしんどそうな様子を見て、これまでにこういうことがなかったのもあって酷く心配していた。複雑な関係にはなってしまうけれど、美月が大事なのは変わりがない。安心させたいと早く帰ろうと促した。
【仲直りできてよかったです。次は温泉旅行でしょうか。この流れでエッチも良いですが、ためておいてもよいかなとおもって。】
―心配してない。
ー心配してるよ。
ーしてない。
ー心配してるよ。
ーしてないよ、さっき仲直り出来そうだって、連絡したから。
そしたら、良かった、今夜遅くなりそうなの、って言ってた。
だから、してない。
勝ち誇った博昭の表情を面白くない表情で見た。
この男のこういうところが、天音を苛立たせ、不機嫌にし、時に距離を取りたくなる要因なのではないか。
『家に帰ってもいいけど、ラブホに行こう。』
堂々と、天音を誘う。
自分が言えば、天音は付いてくるだろう当然のように思われるのは、鼻持ちならない。
だから、抵抗するのだが、結局、丸め込まれる形になり自己嫌悪に陥る。
多分だが、博昭は相手を疲れさせるのが得意なのであろう。
勿論、悪意味で。
天音も、だいぶこの男との付き合い方を学習したようで、張り合う気にもならない。
自分が、バカみたいに思えるからだ。
結局、いつものように博昭のペースに乗せられてラブホに行ってしまう。
部屋に入ると、いきなり博昭が天音を抱きすくめ、舌を絡めてきた。
『もう、何日も天音に触れていない、寂しかった。』
そういうことを、堂々と言うところが嘘くさい。
自分が悪い癖に、と天音は思ったが、お互い様か。
夏服になった制服は、ブラウスにカーデガン、そしてネクタイにスカート。
そのまま、博昭にベッドに押し倒される。
シワになるからと言い訳するのが自分でも可笑しいと思えるほど、制服のまま拗ねてた昨日を思い出す。
『俺がそう言っても聞かなかったよな。』
当然、博昭は言い返してくる。
何を言っても、博昭は巧く言い返してくるので、天音は面倒くさくなって、うるさいッ!の一言で終わらせる。
いつもの二人のパターンに戻ってきた、という事は博昭ペースなのか、と天音は思う。
それはそれで、癪だし、面白くない。
本当に、女子高生の心は複雑であり、どうしたいのか、わからない。
ブラウスのボタンが外され、手がブラの上から胸を掴む。
ブラをたくし上げ博昭の指が、尖った乳首に触れる。
『この感触も久しぶりだ。』
いちいち言わなくてもいい事を、この男は言ってくる。
そして、だんだんと反抗する気が失せてくると、天音はやっと肉体の欲求に素直に従う様になってくるのだった。
【おはようございます。
旅行前に、天音としたくなりました。笑
天音に触れない時間が長いと、日常にも元気が出ない気が・・・・笑
では、元気にいってらっしゃい。】
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