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新たな朝、潜む予兆

1:
投稿者:いくお
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その日の朝の食卓は、いつもと変わらない、ありふれた光景のはずだった。 母は、

「隣の田中さんとこのワンちゃんがね、この前すっごく可愛い格好してたのよ!」

なんて言いながら、楽しそうに笑っていた。いつもの薄化粧のはずの顔が、心なしか華やいで見える。
兄は、そんな母さんに

「へえ、そうなんだ」

と気のない相槌を打ちながら、ニヤニヤと口の端を歪めて言った。

「つーか母さん、最近ちょっと化粧濃くない? なんかいいことでもあったの?」

その言葉に、母さんは

「もう、失礼ね!」

と頬を少し赤らめていたが、その表情はどこか嬉しそうにも見えた。
俺は、そんな二人のやり取りを横目に、

「そんな話はどうでもいいから、早くメシ作ってくれよ。腹減ってんだから」

とぶっきらぼうに急かした。そして、味噌汁を一口すすった後、思い出したように付け加えた。

「あ、俺、今日から友達の家に泊まりだから。明日の夜まで帰んない」

その瞬間、食卓の空気がほんの少しだけ、本当に微かだが、止まったような気がした。母さんの笑顔が一瞬だけ強張り、
兄貴の視線が俺に鋭く向けられた…ような気がした。だが、それもほんの一瞬のこと。母さんはすぐに

「あらそうなの? 気をつけてね」

といつもの笑顔に戻り、兄貴もまた何事もなかったかのようにスマホに目を落とした。気のせいだったのかもしれない。

友達の家へ遊びに行くと家を出たものの、隣の県から一人暮らしをしているその友人・タカシの下宿に着いて早々、まさかの事態が待っていた。
タカシの実家の親が、アポなしで突然遊びに来てしまったのだ。
当然、俺たちが計画していたオールでのバカ騒ぎは中止。追い出されるようにタカシの部屋を後にした俺は、
手持ち無沙汰になり、結局いつものようにパチンコ屋へと足を向けた。
新台の派手な演出に一喜一憂し、気づけばあっという間に閉店時間。結局、大した勝ちもなく、虚しさとタバコの匂いだけを体に纏って店を出た。
原付きのエンジンをかけ、深夜の国道を家路へと急ぐ。

家の近くまで来た時、俺はふと、自宅の明かりの付き方に妙な違和感を覚えた。
いつもならリビングの電気が煌々とついている時間なのに、今日は真っ暗だ。
その代わり、二階の…兄貴の部屋の窓だけが、やけに明るく光っている。胸騒ぎがした俺は、原付きのエンジンを切り、
路肩に停めて、極力音を立てないように歩いて自宅の敷地に入った。
玄関のドアには鍵がかかっていなかった。そっと中に入ると、1階はシンと静まり返っていて、人の気配が全くない。
リビングはやはり明かりが消えている。
ただ、バスルームだけがぼんやりと薄暗い電球のオレンジ色を灯しており、ドアの隙間からは湿った湯気と、シャンプーの甘い残り香が微かに漂っていた。
ついさっきまで誰かが使っていたのは明らかだった。
だが、それ以上に気になるのは、二階から微かに聞こえてくる、くぐもった人の気配だ。

俺は息を殺し、幽霊のように階段を上った。ギシ、と軋む床板の音が、やけに大きく響く。心臓がドクドクと早鐘を打っているのが自分でもわかった。
階段を上りきると、やはり兄貴の部屋のドアの隙間から、細い光の筋と共に、何か…押し殺したような、獣の喘ぎ声にも似た音が漏れ聞こえてくる。
何かに吸い寄せられるように、俺はそっとドアの隙間に目を近づけた。 そして、見てしまった。俺の思考を、日常を、全てを破壊する光景を。


そこにいたのは、紛れもない、俺の母さんだった。 母さんは完全に裸で、見慣れた兄貴の部屋の床に敷かれた布団の上で、
恥も外聞もなく四つん這いになっていた。普段は優しく結われていることの多いショートカットの髪は汗で首筋に張り付き、
その白い背中は弓なりにしなり、豊かな乳房は重力に逆らえずにベッドシーツに押し付けられ、その形を変えている。
そして、その高く突き出された尻は、まるで雄の獣を誘うかのように、無防備に兄貴に向けられていた。
兄貴は、そんな母さんの背後に座り込み、その潤んだ秘裂に顔を近づけていた。いや、顔だけじゃない。
兄貴の硬く黒光りするペニスが、母さんの割れ目にねっとりと押し付けられ、その先端がぬるりと赤い粘膜に食い込んでいるのが見えた。
それはもう、単なる愛撫などではない。紛れもない、交合の始まりだった。

「んんっ…ぁあっ…!…もっと…もっと奥まで…きてぇ…!」

母さんの口から漏れるのは、もはや懇願に近い、切羽詰まったような嬌声だった。
その声に合わせて、母さんの腰がくねくねと淫らに蠢き、兄貴のペニスをさらに奥へと導こうとしている。
兄貴は、そんな母さんの様子を満足げに見下ろしながら、時折低い唸り声を上げ、母さんの尻を両手で鷲掴みにし、
自身の腰をゆっくりと、しかし確実に押し進めていた。
俺は、その光景から目を離すことができなかった。衝撃で胸が締め付けられ、心臓のあたりを右手で強く押さえた。
ドクンドクンと激しく脈打つ鼓動が、肋骨を砕いて飛び出してきそうだ。
嫉妬、怒り、混乱、そして…抗いがたいほどの興奮が、俺の中で渦を巻き、呼吸すらも忘れさせていた。
俺の母親が、俺の兄貴と、今まさに、獣のように交わっている。

その紛れもない事実が、俺の世界を根底から揺るがしていた。

2025/05/26 06:30:14 (sNA5tHSp)
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