「うん…。」
あまり強引に行き過ぎて機嫌を損ねたくはないということもあり、何度目かの制止の言葉に耳を傾ける。
名残惜しそうに下半身から離れた指先には僅かな湿り気を感じ、この数分の出来事でも姉は欲情し、興奮し、濡らした…ということはわかった。
少し姉から離れ、正対する。
ぴったりとしたサイズのボクサーパンツに浮かび上がる、怒張したモノのシルエット。
そして僅かに亀頭の先が染みを作り、先走りがにじみ出ている跡がうかがえる状態に。
「…。」
そしてやや興奮気味に汗ばんだ項、高揚した表情の姉を見つめながら
-してあげる-
と言われた言葉に期待を持って、そのまま何もせず姉の次の行動を黙って見つめる。
ボクサーパンツの隙間から引っ張り出すのか、あるいはまんまずり下げて露出させるのか。
恥ずかしがりながらも姉のペース…になるように促し、薄い布地の中で狂気のようなソレをひくつかせながら。
(やっと聞き入れてもらえて、体に這っていた手が離れて…)
口でしたら…おしまいだからね…?
(慎吾さんに向き直り、その場に跪きます。形を現す慎吾さんのボクサーパンツをゆっくりと下ろして……)
(すごくかたくなってる…私のせい…だよね…?)
(そう思いながらも罪悪感はあまりなく、寧ろ嬉しい気持ちかもしれません…。意思を示すようにかたく上を向く慎吾さんの男性器を見つめて…手を添えてその後に口に含みます。手で扱き舌を這わせながらこれでイッてくれれば…と期待のようなものを考えて…)
んんぅ…んっ…んっ…
(手と舌を動かし慎吾さんが高まるようにしていきます。これ満足して何もないように……。)
「…。」
姉に嘘はつかない。
姉も嘘はつかない…と思っている。
だけに、おしまい、という言葉に簡単に首を縦に振ることはない。
目の前に姉が跪く。
怒張した股間の前に大好きな姉が跪いている、それだけで興奮はさらに大きくなっていくのがわかる。
「ん…。」
ボクサーパンツがずらされると、ゴムに引っかかった亀頭が勢いよく飛び出し、パチン、と音を立てて臍下に打ち付けられる。
そのまま姉の柔らかい唇に頬張られ、ねっとりと温かい口の中に含まれれば思わず吐息が漏れる。
「姉ちゃん…ちんぽ舐めるの上手くなったよね…、最初はあんなに歯が当たってたのに…。
練習したの…?」
練習…その相手は誰なのか、そこまで聞く勇気はない。
別れたとはいえ、彼氏がいたことは理解している。
今こうして改めて姉を求めることができるようになったことにほっとはしているものの、自分だけの姉ではなかったことに少しモヤっとしている部分があった。
(慎吾さんの男性器をくわえたまま問いかけに応えるように上目遣いで視線を向けて…口から離して答えます。)
慎吾が…痛いっていうから…気をつけてみたけど……。
(練習相手は特にいません。やや視線を彷徨わせた後に上目遣いで答えます。元彼から口での行為を求められてはいたけれど上手くできないからと、強引にさせられるか口ではそこそこに胸やあそこを使われていたから…。慎吾さんと関係を持つようになってから、杏奈は意識していたのでした。)
きもちいい?
(建前上は嫌々か、妥協で手や口でしていたはずなのに…手を動かしながら上目遣いでそうやって尋ねる杏奈の様子はそうは思わせなくて…まるで、慎吾さんに気持ち良くなってほしいと思っているようでした。)
「姉ちゃん…気を付けて舐めてくれてるんだ…嬉しい…。
ちんぽ舐めてる姉ちゃん…、可愛いよ…、ずっと見ていたい…。」
丁寧に、止む無しの性処理とは違う、奉仕に近い口淫。
物理的な快感以上に、大好きな姉が自分の為にしてくれていることに興奮していた。
「あぁ、気持ちいいよ…。
もっと唾…べっとり垂らして…、どろどろにして…。
姉ちゃんの匂い…いっぱいつけてよ…。」
徐に伸びた両手は顔の下、姉の柔らかい膨らみを双方の手が優しく揉むように掴んでいて。
こり、こりと先端を探るように滑らせ。
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