いじめっ子に制裁を

北斗は、啜り泣きへたり込む優奈の腕を取り、立たせると
「優奈、時間も遅いし、送って行くよ」
と優奈に服を直させ、優奈の自宅に2人で向かう。
優奈の家に着くと、家は真っ暗だった。
父親は、学会で海外に行き、母親は映画の地方ロケで、2人共２週間くらい留守にする予定なのだ。
優奈の家では、よくあることだ。

（優奈の父親は、自宅で開業医の設定にし、医療器具なんかも使い調教する方がいいですか？それとも、大学病院の教授や医院長で留守しがちの方がいいですか？）

学校から優奈の家までは3駅離れたところで、電車に乗ってる間も駅から家までの帰路もずっと無言のままだった。

（…あぁ、今日から2人ともいないんだっけ）

明かりのついてない真っ暗な広すぎる家は今の優奈の心情と一緒のようだった。

送ってもらったことに礼も言わず、そのまま振り返ることもなく自宅に入って行こうとする。


【私はどちらでも良いんですけど、北斗さんのご希望ありますか？】

優奈が家に入り、ドアを閉めようとすると、北斗も優奈の後に続き家に入り
「両親は、留守なんだね。いつ帰ってくるの？」
と優奈に聞き、優奈の了承も得ず、家に上がり込み、
「優奈の部屋に行こう」
と言う
（そうですね。医療器具も使いたいけど、2人きりの時間多い方がいいので、大学病院の医院長かな。母親の芸名を付けて下さい。実際には母親の登場はさせないけど、塗ればシーン見ながらとかしたいので）

自宅に入り扉を閉めようとすると、閉まっていく扉にすかさず足を挟み込み強引に侵入してこようとして、

「いやっ…入ってこないでっ…！出てってよっ…！っ…勝手に見ないでっ…！」

北斗を追い出そうとするが先ほどのことがあってから手足に力が入らない優奈はまともに抵抗することが出来ず、易々と家に上がり込んでくる。

遠慮もなしに玄関で靴を脱ぎ捨て、「優奈の部屋はどこかな」と楽しげに話しながら部屋の扉を次々と開けていく。



【わかりました。
母親のモデル名はＭＩＹＵでお願いします。】

北斗は、次々に部屋のドアを開けてくと、2階の１番奥の部屋を開けると、学校での優奈からは想像もつかない、ピンクのカーテンやピンクの布団、可愛い系のぬいぐるみが置かれた部屋だった。
「ここが、優奈の部屋？」
と聞き府屋に入り込む
（部屋の