2025/07/14 22:02:25
(6UpPzlaJ)
菊池勝利が社長室から出て行ったあと、私物のパソコンから機器の取り扱い説明書を見ながら、胡々希が住む予定の部屋に仕掛けた機器にアクセスを試みる亮平
「まずはリビングはと…これだな。」
いくつかの操作を行い、最後に表示されたダイアログに、佐藤からもらったアクセスキーを入力して実行すると、直ぐに部屋の中が映し出される。
「ほお、画質はなかなか綺麗だな。音声の危機の説明書は…これか。」
同じような操作を繰り返し、最終的にアクセスキーを入力するが、今度は何の反応もない。
「誰もいないんだから当たり前か(笑)」
続けて操作を行うと
「これで映像と音声の同機はできたはずだな。」
続けて、寝室の鏡、浴室、トイレと設定を済ませる亮平。
「最後に動きを感知したときにデータ保存を開始するようにしてと。これで機械が動くのは確認できたけど…後はちゃんとデータが送られてくるかだよな。堂本を連れて確認部屋確認に行くか。きちんと動いてれば、保存されるはずだし。」
「堂本君?ありがとう、早速井ノ上さんにメールしてくれて。あと悪いけど井ノ上さんが引っ越す予定の部屋、井ノ上さんの引っ越し前に一緒に最終確認しに行こうか?」
堂本に内線をかけそう話す亮平。
「分かりました。そんなに時間もか辛いでしょうから、今日の終業前直前でいかがでしょうか?」
「わかった、それでいいよ。」
「では適当な時間にお迎えに上がります(心の声:本当に熱心だよな社長。)」
「嫌俺がそっち行くよ。それから向かおう。その方が堂本君多少なりと楽でしょ。(心の声:そうしないと堂本君が色々な鍵どこに仕舞ってるか分からんし、合鍵も作れないからな。)」
ジムに一人の男が姿を現し、エアロバイクに跨る。
「横山さん今ご出勤ですか、今日はちょっと遅いんじゃ。」
隣でバイクを漕いでいた京本がそう声をかける。
横山「おぉ、京本君今日も精が出るねぇ、そんなに鍛えてどうするの?」
京本「救命救急士って、こう見えて体力がないと駄目なんですよ。それと横山さん、そんなぴっちりしたウェア着てきたら、黒木さんに股間凝視されちゃいますよ。ほらもう、獲物狙うような目してる(笑)」
横山「黒木さんって、あのおばさんインストラクターか。」
横山忠義:税理士:京本と同級ってどうでしょう?
身長は京本と同じくらい