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佐久間スポーツジム

投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
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2025/07/07 00:51:58 (sEz/5txh)
「さてとそろそろ時間だ。行きましょうかお父さん。」
佐久間スポーツジム事務所の壁に掛かっている時計を一瞥して、亮平が父に声をかける。
「ジムでお父さんは止めろと、いつも言っているだろうが。」
「はいはい、会長。新規採用職員の面接に行きますよ。」
苦笑いを浮かべながら、父光一に再度声をかけデスクから立ち上がる亮平。

亮平が歩き出すと小走りに追ってきた光一が追い付き
「どうだこの〇〇って娘(こ)は。大学でスポーツ関連の講義取ってたみたいだし、何より可愛い顔してるじゃないか。」
と耳打ちをする。
「インストラクターに顔は関係ないでしょ会長。それになんでそんなこと言うんです?」
「いつまで経っても結婚しないから、母さんが心配してるんだよ。いい女(ひと)がいないなら、ジムで見つけたらどうかって。」
〇〇という娘は亮平から書類選考を任された父と母が、顔で選んだことを亮平は知らない。

「全く母さんったら・・・」
言いながら、付き合ってはいるがこの頃心の距離が遠く離れてしまった、船見を思い浮かべる亮平。
思い浮かべたその映像を頭の中から追い出すように、数度頭を振る亮平。
「くだらないこと言ってないで、面接に集中してくださいね会長。」
言い終えると面接会場にしてある、会議室の扉を開ける亮平
扉を開けると長机二つにパイプ椅子四つ、そのうち二つには男女が一人ずつ座っている。
それに相対するようにパイプ椅子が一つ置かれている。
長机側のパイプ椅子に腰を下ろす亮平と光一
「お待たせしました、入って貰って」
腰を下ろした亮平は最初から応接室内にいた男に声をかける。
「はい。」
そう言って男は、亮平と光一が入って来たのとは逆側のドアを開け
「お待たせしました〇〇さん、中にどうぞ。」
と、外にいる人物に声をかける。
男は人事課長の堂本。
因みにもう一人最初から室内にいた女性は、インストラクター長の黒木である。



ここは、〇〇県下に数軒のジムを構える佐久間スポーツジム
亮平が継ぐ前までは、一軒だけそれもマシンだけを置く小さなジムだったが、亮平が父の跡を継ぎ、なんとか事業を拡大することに成功して、業界でも中堅を位置する規模まで成長することができた。
今日は本店(一号店)の改装拡大に伴う人員採用の面接なのだった。

〇〇さんになってくれる方こんな感じの導入であそびませんか?
〇〇さんがスポーツジムの会員から痴漢行為をされたり、亮平とあんなことやこんなこと、光一からスケベな視線向けられたり、その他流れで色々と。

 
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/20 18:29:23    (rvhmI97L)
「トラウマ…ですか……
それに至った原因が何なのかが分からないと、軽々にはいかないかも知れませんね…
誰か過去を知る人がいないものなのか…後で目黒に聞いてみましょう。
米倉さんもトラウマの原因になったことに触れられるのは嫌でしょうから…それを知った上で、それごと包み込むことが必要なのか…」

一足あったサンダルを胡々希の前に置いて
「私は靴下のままで、部屋に入るときに脱げばいいだけですから
花火良ければ一緒に見ましょう。見てくださいかな(笑)」
花火が上がるたびに”きれい…”と呟く胡々希の横顔を時折見つめながら、心の中で胡々希さんのほうが綺麗だよと思う亮平が次の瞬間口にしたのは
「胡々希さん、朝のジョギング明日朝から一緒にやりませんか。目黒と二人男同士で走るのもいいんですが、華があった方がやはり楽しいというか…明日は目黒の奴走れるかどうかわかりませんが。」
そう言ってリビングの方を振り向く亮平
その時ソファで何か動いたような気がしたのは、亮平の気のせいであろうか

その後もバルコニーの手すりに並んで凭れて、花火を見物している二人だったが、5分程経過しても次の花火が上がる気配は無い。
「もう終わりかな…」
そう言って胡々希の背中側で触れないようにしていた腕を、思い切って触れさせて軽く胡々希を抱き寄せる亮平。


リビングソファ
眠っていた目黒が目を覚ますと、亮平の姿も胡々希の姿もそこにはなかった
目黒「あぁ…寝ちまったのか…またやっちまった。あれ社長と井ノ上さんはどこに?」
上体を起こして見まわしても姿は見当たらない。
バルコニーに目をやった時に、二人の人影が見える。
目黒「(心の声:社長……いい感じじゃないですか、いつの間に…邪魔しないようにばれないようにここで見て…)あっやばい……」
振り返った人影(亮平)に吃驚して、再びソファに横になる目黒。
目黒「(心の声:社長…上手くやってくださいね。)」
数分身を隠していた目黒が再びバルコニーの方を見ると、二人の人影は先程より密着している。



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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/20 16:38:55    (SLu5yo7P)
亮平が目黒を移動させる時、少し手助けした時、腕に触れると。
目黒「井ノ上さんも柔らかいんですけど…、米倉さんのがもっと柔らか……グゥーグゥー。」
「寝てしまわれましたね、柔らないのは性格の話でしょうか?言葉遣いでしょうか?」

ランコントルで挨拶した時、目黒は米倉と挨拶の握手をしていた。
「……社長だから言いますが米倉さん、同性愛者と言うより何かトラウマみたいなものを……。
恥ずかしい話なのですが……(羞恥で少し泣きそうな顔をしながら)黒木さんに薬を飲まされた日、あの日…、米倉さんが(身体の)火照りを解してくれたのですが何度もごめんなさいね。
貴女のせいではないの。
全部、薬のせいなど話してくれたんです。なので自分を許してくれる?自分が許せる人に心開くのではないでしょうか?」

鼾をかき眠っている目黒に社長が掛けふとんを掛けながら花火の上がった夜空を見上げる。
「花火きれいですが(街の灯が)明るいですね、花火の色がよく見えないです。」
手を差し出され立ち上がる。

亮平がバルコニーの窓を開くとバルコニー脇にあるサンダルを出してくれる。
「一緒に?…サンダル、一足しかありませんよ?
……一緒に?(見てくれるんですか?)」
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/20 15:51:12    (rvhmI97L)
「おい目黒、そこで寝るなよ。寝るならソファに行ってからだからな。
いいなほら行くぞ。立ち上がれるよな。」
目黒「社長、何言って…るん…ですか……俺酔ってなんかいませんよ。」
「分かった分かった。とりあえず立ち上がろうか。リビングで、井ノ上さんが作ってくれたババロア、一緒に食べような。」
目黒の脇の下から腕を差し入れて立たせ、なんとかソファに座らせる。

胡々希がババロアと飲み物を持ってリビングに現れたころには、軽い鼾を立てて二人掛け用長ソファに横になり眠っている目黒。
「ええ、眠っちゃいました……
目黒の奴、米倉さんを好きになったみたいですね。
業務提携の担当も自ら買って出てたし(笑)
でも米倉さんって同性を愛する方だから、仲の進展のさせ方が難しいって、よく嘆いてますよ…
ババロアですけど、目黒の分は後で冷蔵庫に仕舞って、明日朝にでも朝食の時に出しますよ。
目黒も言ってたけど、胡々希さんがよければ一緒に走りませんか。
大したものは出せませんが、朝食もお出しできますし。」

そう言って胡々希の方を見ると胡々希もこちらを見ており視線が合う。
齢柄にもなくドギマギして視線を外す亮平。
その時窓の外が一瞬明るくなったかと思うと、続けてドーンという音が聞こえてくる。
「花火か…そう言えば毎年この時期に、打ち上げ花火が上がるんですよね。
なんでかはよくわからなくて、勝手に夏の花火大会の予行演習とか思ってるんですけど(笑)…」
視線を戻して今度は胡々希の目を見つめ、
「胡々希さん、良ければバルコニーで見ませんか?」
ソファから立ち上がりながら、胡々希に手を差し出す亮平。

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/20 13:33:13    (SLu5yo7P)
亮平から頼まれダイニングテーブルに並べていると目黒がグラスを並べている。
それに習いカラトリーを置いていくと自然と席順は亮平と胡々希が隣、その前真ん中に目黒が座る。
目黒「社長、早く飲みましょうよ、っか俺、腹減りました。(心の声:この並びで…、もう少し椅子近づけたかったが無理があるからな。)」
「お疲れ様でした。」
グラスを傾け色々な話をし。

「私がジョギングに参加してもいいでしょうか?
お二人のお時間のお邪魔になりませんか?」
目黒「ただただおっさん、二人で走ってるだけですし、朝食も社長と走ってれば有りつけるって言った算段もありまして。」

……………粗方食べ終わる頃には目黒はグデングデンとまでは言わないがグラスを持つ手の動きが怪しい。
「(亮平に小声)もしかしてかなり目黒さん、酔われてます?」

亮平が頷くと。
「(亮平に小声)リビングのソファに移動させておいた方がよくありませんか?
私たちで目黒さん、移動させられませんよね?」
「目黒さん、デザート如何ですか?私、ババロア作ってきたんですよ。
リビングでゆっくり食べませんか?」
目黒「甘い物ですか、私、好きなんですよ、えっと…、珈琲?紅茶?……他の飲み物用意し……。」
「目黒さん、折角ですし作った私がババロアに合う飲み物用意しますよ。
社長、キッチンお借りします。(亮平に小声)目黒さん、ソファに移動させてあげてくださいね。」

キッチンに向かい、一応、ババロアを冷蔵庫から出しリビングへ。
「やはり移動直後に眠ってしまわれましたね。
ババロアどうしましょう?」

ドーンっと音が聞こえる。
リビングの窓に目を遣ると夜空に春花火が見える。
高台にある駅近、好立地の建物から見る花火は綺麗で…。
「社長、先程、目黒さん、米倉さんのことお誘いするとか仰ってましたが…
もしかして目黒さん、米倉さんに?」
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/19 22:31:15    (HKqFyPvy)
元気そうな胡々希の声を聞き安心したように
「赤ワインか。目黒お前も気が利くようになってきたな(笑)
井ノ上さんも飲めればいいんだけど、苦手じゃ無理強いもできんしな。
炭酸水用の氷も忘れるなよ、目黒。」
冷蔵庫の中を探っている目黒に声をかけてから、
「井ノ上さん、お客さんを使ってしまって悪いけど、これダイニングテーブルに持って行って配膳しといてくれます?」
そう言って取り分け用の小さいサラダボール・各種カトラリー・ランチョンマットをそれぞれ人数分渡す。言いながらも自分は
サラダが入れられた大きいサラダボール、フライパンに入ったままのパエリア、スープ皿によそった温かいガスパチョを、アイランドキッチンのカウンター部分に並べている。

パエリアやサラダ・ガスパチョの配膳を終えたダイニングテーブル。
各人の前のグラスにもそれぞれ飲み物が注がれて、食事が始まる。
「今日は目黒のリクエストでパエリアを作りました。
具材は小海老と烏賊・トマト・ブロッコリー・アスパラ後はムール貝と言いたいけど、無かったので浅蜊で。
スープはガスパチョを温かくして後はサラダを作ってみました。
どうかご賞味ください。
じゃあ今日も一日お疲れさまでした。」

そうして始まる食事。
会話をしながら皿の半分ほど食べ進めた時、
目黒「社長食事の席でなんですが、電話で報告した米倉さんとの打ち合わせの件、どうか前向きに検討してくださいね」
「分かったよ。寮のセキュリティの関係もあるからな…堂本部長の意見も聞かなきゃだし。ちょっと待ってろよ。」
目黒「来週までですからね…いい返事…き…期待してますよ。(心の声:社長、俺酔い潰れた演技しますんで、後は井ノ上さんと宜しくやってください。)」
一人でワイン瓶の三分の二くらいを飲んだ目黒の呂律は、本当にかなり怪しくなってきているが、本人はまだそれほどと思っていない。
「分かったって……お前少し飲み過ぎじゃないのか、米倉さんの事誘えなかったやけ酒か?(笑)明日朝のジョギング行けるか?」


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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/19 14:33:36    (A0fhRNNB)
熱っと言った瞬時に亮平かわ立ち上がり直ぐにキッチンへ。
水膨れにはなっていないのを確認してからカランから水を出し少し赤くなった親指の付け根に水を当て流す。
「す、すみません、社長…、身体には掛かっていません。」

後ろから手首を掴み適切に処置をしてくれている亮平。
後ろを振り返ると心配そうな亮平の顔、視線が重なったまま…。
気のせいだろうか顔が近づいて…、顔が熱い…。

インターホンが鳴ると我に返ったように二人は視線を外し、胡々希はそのまま水で付け根あたりを冷やし
インターホンで目黒を迎え入れタオルを持ってくる亮平。

リビングに入って気、顔の赤い胡々希を見る目黒。
目黒(心の声:お茶飲んで火傷で顔が赤いのは…、社長が連れてきて後ろから手首掴んで見上げたってところか?
それにしても顔が赤い理由は?
もしかしたらキスでも?俺、もう少し遅れてきたらよかったか?)
「大丈夫です、ご心配お掛けしまして…、はい、勿論食べられます。
お腹空いてますし、目黒さん、待っててあげましたよ。」

火傷の心配をさせないよう明るく笑顔を見せて“待っててあげましたよ。”と冗談ぽく声を上げて笑う胡々希。
目黒「それならばよかったです、社長のパエリア、本当に美味しいんですよ。
社長、赤ワインと井ノ上さんには炭酸水を買ってきました。
社長、確か冷凍庫の中にレモンスライスありましたよね?」

(心の声:社長と目黒さんって息ぴったりった感じだわ。
社長が秘書として傍に置きたがる理由判るわ。)

勝手知ったる我が家と言った感じで目黒がワイングラスと炭酸水を入れるグラスをリビング?ダイニング?に運ぶ。
目黒「社長、ランコントルの話もしたいですし腹も減りました、早く用意してください。」
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/18 16:17:04    (sQCqj7u7)
「これは美味そうだ。ありがたくいただきますね。食後にお出しします。」
そう言って、胡々希をリビングに通し自身はキッチンへ

温めた湯呑二客と急須を乗せたお盆をリビングテーブルに置いた亮平は、それぞれの湯呑に急須の中の緑茶を注ぎ、一客を向かいのソファに座っている胡々希に渡す。
「熱いから気をつけてね、胡々希さん。」
そう言って、自分も一口飲んでから、
「ジョギング??目黒と毎朝走ってる公園はあるけど…
ランナーもそこそこいるし、池があってその周りには花も咲いてて…
明日の朝、胡々希さんも一緒に走る?案内するよ。」
その時胡々希の「熱っ…」の声。

その声に驚いて胡々希を見ると、その手が緑茶でなのだろう、濡れている。
「大変…大丈夫?早く冷やさないと…痕残ったら大変。身体の方は大丈夫だよね。」
胡々希の手を掴むとキッチンに連れて行き、水道水を当てる。
「5~10分位そのまま冷やしてて、今タオル持ってくるから。」
タオルを数枚持ちキッチンに戻ってきたときに、インターホンが、
出ると目黒の声が聞こえてくる。
目黒「社長遅くなりました目黒です。」
「ああ、今開ける。」
インターホンに向かってそう言ってから
「胡々希さんはそのままもうちょっと冷やしてて…ちょっと行ってくるから。」

玄関ドアを開けて、目黒と共にリビングに入って来る亮平。
目黒「お邪魔します、井ノ上さん遅れてしまって申し訳な……ってどうしたんですか?井ノ上さん。大丈夫ですか?」
キッチンのシンクでカランから流れる水に手を当てている胡々希に声をかける。
「井ノ上さん(目黒が来たので呼び方を変える)お茶かかったところ、痛さはない?
食事はできる?今日はパエリアと温かいガスパチョ・サラダを用意したんだけど…」
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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/15 08:34:55    (R3u/AsZ9)
“ランコントル、社長室”

米倉「何か私、失礼な事してしまったかしら?」
秘書(従妹)「由紀姉…、佐久間ジムさんの担当の人、お茶でも誘えたらと思ってたんだよ…。」
米倉「へっ?目黒さんが何でだろう?」
秘書(従妹)「そりゃ〜、由紀姉が好きだからじゃない?……あの時の事のせいで……、(男性に)抵抗ある?
私、由紀姉に沢山助けてもらったから今、ここに無事で居られてる、だから私……。」

困った顔、悲しそうな顔をする米倉由紀。

“過去”
米倉とその従妹は某県の山に囲まれた村に住んでいた。
米倉両親は村から出た事はなく、“それ”が当たり前で過ごしてきた。
“それ”=女は男に仕える者…、男尊女卑なそんな村で美人でスタイルのいいとで有名な米倉に何が起こったか容易に想像出来る。

頬に殴られた後、衣服は…そんな姿の娘を見ても米倉両親は村の権力者に逆らえず何も出来なかった、娘に何が起こったか判っていたのに…。

それに気付き行動したのは従妹父だった、村外から入ってきた従妹父は従妹母を説得し18を迎えた米倉を村から連れ出した。”

米倉「私こそ、貴女の家族には感謝してるのよ。」
秘書(従妹)「あの時……、私が……。」
米倉「何言っているの貴女はまだ小学生だったじゃない、そんな娘に…。
貴女が気に病む事じゃないわ、あれは全て悪い夢。
今、こうして女性を磨く仕事が出来ているから満足よ。
磨いても誰にも穢される女性はいないわ。」
秘書(従妹)「由紀姉…。(心の声:どうか誰か由紀姉の心を救ってください…。)
ねぇ、今夜も一緒にご飯食べよ?」

“亮平のマンション”

「ご招待くださりありがとうございます。
これ、いちごのババロアです、デザートにと思いまして…。
あっ、お邪魔します。」
ババロアのトレーを亮平に渡し、靴を脱ぎ揃え用意したあったスリッパを履くとリビングへ。

リビングに案内され洋服を褒められ凄く嬉しそうに話す。
「お褒め頂きありがとうございます。
大学が体育会系、サークルもですが…、なので学生時代はスカート穿く機会が中々なくて…、ただ私、元はこう言ったふわっとしたスカートが好きでこれからは自分らしく自分の好きな格好をしたいと思ってます。」

元カレも先輩達も文句を言ってくる人も居ない、それを思うと嬉しくて。
「目黒さん、お仕事で外出されてたんですね。
お腹空いてますが待っててあげます。」

ふふふっといたずらっ子な様な笑顔を亮平に見せると。
「お茶、……温かい物を頂ければと思います。
キッチン、アイランドなんですね、使いやすそうでいいですよね〜。
ベランダも広いですしバルコニーもあるんですね。
あっ、プランター、何育ててるんですか?」

亮平がお茶を用意してくれると近辺にジョギングに適した人通りが多い公園がないか?と尋ねる。
(リビングはソファですか?下にクッションですか?どちらでしょう?)

「お茶、頂きます、熱っ……。」
器(湯呑?カップ?)を持つ時、掴みそこね手に掛かってしまった。
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/14 22:36:59    (5LuCPc.A)
大西が退出し一人になった社長室
「セクハラか…困った問題だな。会員様に強く言うと、会員数の減少招きかねないし、かといって放置もできないし…」
考えが纏まらないまま時間だけが経過する。

社長室のドアがノックされて堂本が顔を見せる
堂本「社長、最後の会員様も帰宅なさり、ジム及びプール・スパ・サウナ等の電気や空調はオフしました。職員も私以外全員帰宅しています。私も今日はこれで失礼します。ジム側の鍵はロックしますので、出入りの際は寮側からお願いします。ではお疲れさまでした。」
そう言って社長室を出て行く堂本。亮平はその背中に
「お疲れ様。明日もよろしくね。」
そう言うと心の中で
「これで目黒が来るまでこのビルの中には、俺と井ノ上さん二人ってことか…」
(実際には、胡々希は買い物に出ており一人なのだが、亮平はそれを知らない)
「マンション帰ってパエリアの仕上げそろそろ始めないとか…」


ランコントル応接室
目黒「今米倉さんはデメリットは予約困難になることと仰いましたが、佐久間ジム経由でエステ会員になられたお客様には、基本的に佐久間ジムのビルで施術していただくという方法ではいかがでしょうか?
幸いなことに寮の何部屋かはまだ空いていますし…寮の部屋を使うことに社長の了解を取る必要はありますが。
さっき仰ってた新店舗の代わりとでも言えばいいでしょうか。
でもそれだとそちらの従業員の負担が増えてしまいますかね……」
米倉「脱毛とか特殊な道具を使う施術は難しそうですが、一考の価値はありそうなご提案ですね。ちょっと持ち帰って考えてみますわ。」
目黒「では私も、寮の一部屋をエステの施術に使うことが可能かどうか、社長に聞いておきます。」
米倉「そうですね、宜しくお願いします。
次回の打ち合わせは、私が御社の方に出向く形ですね。
では今日はありがと
うございました。
お帰りお気をつけて。」
目黒「こちらこそありがとうございました。
(心の声:取り付く島もないな。お茶誘える雰囲気じゃないし。分かっていたこととはいえなんだかな…)
では失礼いたします。」
若干肩を落とし気味にランコントル応接室を後にする目黒
その様子を見て米倉
米倉「心の声:目黒さん何か元気ないわね、私何か失礼なこと言ったかしら?」


ランコントルから佐久間ジムへ帰る途上
米倉との打ち合わせ結果の報告のため、亮平の携帯へ電話をかける目黒
目黒「社長ですか目黒です。今打ち合わせ終わりまして、これから帰ります。夕食の時間には少し遅れるかもですが…」
続いて打ち合わせ内容を報告して、指示を伺う目黒
「そうか…寮の空き室を使ってうちの会員向けのエステをね…ちょっと前向きに考えてみるよ。それよりパエリアお焦げもいい具合に上手くできたぞ。米倉さんの事誘えなかったなら早く帰って来い(笑)そろそろ井…」
その時スマホを通じてインターホンの音が聞こえる
「あっ、井ノ上さん来たみたいだから一度切るぞ」
目黒「お邪魔なようでしたら……」
目黒が言い終える前に通話は切れていた。
目黒「気を利かせようかと思ったのに…まあいいか。」


マンション亮平の部屋
玄関ドアを開けて外に声をかける
「やあ、いらっしゃい。お待ちしてました。目黒ですが業務で外出していて、今こちらに向かっているそうで、ちょっと遅れるみたいです。」
そう胡々希に声をかけてから
「どうぞ上がってください。料理はもうできてますので。」
胡々希を見て眩しそうな顔をしながら、リビングに案内する亮平。
「お腹減ってるかもですが、目黒の奴の事ちょっと待ってあげましょう……
それにしても私服の井ノ……いや胡々希さん見違えますね。いつも、Tシャツにトレパン姿ばかり見てるから……
青いスカート凄く似合ってます。白いブラウスも清潔感があって…
(心の声:この下は上下お揃いの、白地に薄ピンクの花柄刺繍を施した下着か。早くカメラなんかじゃなくて、直にこの目で見たいもんだ。勿論その下の素肌も)
待ってる間お茶入れますけど、胡々希さんは何がいいですか?」

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/13 16:22:49    (9WDfwmfW)
大西「(心の声:やっぱりなー、井ノ上さんの事、お気に入りっか、社長、井ノ上さんに気があるだろう。
他の女性インストラクターがセクハラ報告した時、社長、目黒が対応する。って応えたらしいからな。)
そうなんですよ、手付きでボンキュッボンって…、井ノ上さん、笑顔で対応してましたが困惑はしていたと思います。
学生時代だときっと彼女、はっきりキッパリと「それセクハラです。」って先輩やバイト先の人にも言ってたと思うんですよ。
彼女、自分の意見持ってそうですし…。(心の声:これで仲が進展したら臨時ボーナス入らないかなー。)」
そう言い残し仕事に戻る大西。

“目黒と米倉、打ち合わせ”

ランコントルの応接室、常備されてるサーバーからお湯を出しハーブティーを目黒に出すと仕事の話を始める。
米倉「佐久間スポーツジムさんでのエステの件ですが提携と言う事でしょうか?
こちらのメリットは会員様が増加すると言ったと事でしょう。
デメリットは予約困難になります、それの補填をどうするかですね。
ジムでの施術は曜日をしていしてと言っても場所はどちらで?
施術者は私と本店の店長、若しくは私と二号店のチーフでと思っています。
二号店のチーフには何れ新店舗の店長に育てたいと思ってまして…。」

“ジム終了後”

更衣室で簡単に着替えを済ませ事務室に行き退社のためにカードキーをタッチすると五階に戻る。
「先にお風呂入っちゃお。」

着ているものを全て脱ぎ、洗面所の全身が映る鏡で自分の身体のチェック。
体重計に乗り洗面所に置いてあるノートに体重と気になる箇所を記入しバスルームへ。

髪の毛から全身隈なく洗いシャワーで済ませ、そのままの姿で髪の毛を乾かしながらスキンケア。
「ん〜、何かお持たせ持っていった方がいいよね、パエリアと合うもの……。
そうだ、買い物に行っていちごのババロア作って持っていこう。」

髪の毛を緩いひとつ結びの三つ編みにしカチューシャをしてメイク。
ワンピースに着替え商店街の八百屋さんでお買い物。
女将「あら、佐久間ジムの。」
「はい、井ノ上胡々希です、仕事が終わりまして今日はババロアを作ろうと思いまして苺お願いします。」
女将「いいのがあるよ、もう店仕舞いだからサービスしておくね!」
「ありがとうございます、ジムの方にも来てくださいね。」
女将「サボり気味だから明日行くよ。」
「はい、お待ちしております。」

その他にも買い物をし自宅に戻ると簡単いちごババロア作り、白ブラウスと青系のフレアスカートに着替え、メイクも直す。
(下着は白系、薄いピンクの花がらの刺繍。笑)
「カーデガンも持って行った方がいいよね、目黒さんも来るよね?
二人とも体格いいからババロアだけで足りるかなぁ?
あっ、そろそろ時間だ!」

小さな鞄にカードキーとシリンダーキーを入れトレーにババロアを五つ載せフードカバーを被せパンプスを履き玄関を出ると鍵が掛かる。
「こう言う時、オートロックだと便利よね。」

独り言も呟きながら亮平のマンションのインターホンを押す。
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