2025/07/16 19:40:07
(T9G4MBRV)
◯◯駅の階段を降り改札口を出ると見上げ誰かに文句言っている渡辺照の姿が見える。
た同時に「この野郎」と声を荒げる渡辺照の声。
驚き見ると亮平も居る、(心の声(友達の話し本当だったんだ…、真逆とは思ったけど何してるのよ!もう、頭痛い……。))
駆け寄ると亮平に向かい謝罪をする。
「度重なる失礼、申し訳ありません。
渡辺君、なぜ社長に凄んでるの?みっともないよ?それにこんな駅のど真ん中で!こっち来て!」
渡辺照の手首を掴み隅に連れて行く、心配そうに亮平がこちらを見ている?
渡辺
「胡々希ちゃん、あのおやじに俺に連絡しない様、言われたんじゃないのか?!」
「なぜ社長がそんなする必要があるの?それにおやじだなんて失礼でしょ!」
渡辺
「アイツ、絶対胡々希を狙ってる!目が厭らしい!」
「話が見てないんだけど…?」
切々と亮平が胡々希顔、身体目当てで採用した。と言い出す。
「渡辺君、会社の面接って社長一人の権限で採用出来ると思ってるの?
渡辺君が内定もらった会社ってそんな会社なの?」
そう言うとモゴモゴと口籠る。
「それに仮に社長が渡辺君と会うな。と言ったとしてもそれに私が従わないといけないの?
私が会いたくなかったから会わなかったの、話したくなかったから話さなかったの、理解出来てる?」
渡辺
「俺の事、好きじゃないの?」
「今は好きじゃない、最後に会った日、渡辺君、何て言ったか覚えてる?」
渡辺
「えっ?何か変な事言ったかな?」
「言ったの!それで私が怒ったの、だから連絡したくなかったの。
渡辺君、社長の事、身体目当てと言ってたけど…、それ以上の事、貴方言ったのよ?
社長に言いがかりつけてなかったらもう少し落ち着いて話ししたかったけど…。
もう立ち話でいいや、寮に入る事になって寮規則で家族以外の異性を入れる事、出来なくなったの。
覚える事も多いし暫く会う事、出来ないからそれを伝え様と思ったから会いに来たの。」
渡辺
「えっ?何で寮?何で異性入れられないの?」
「会社の持ち物だもの、規則が有って当然でしょ、大学だって寮、異性の立ち入り禁止でしょ。」
渡辺
「それはそうだけど休みの日は会えるでしょ…。」
「私は土日、祝日休みではないよ?」
渡辺
「それは有給取るなりして俺が合わせるよ。」
「……新入社員が?急用でもないのに有給?それに会社にもよるだろうけど有給取れるのって半年くらいしてからだよ?」
渡辺
「胡々希ちゃんが休みの日の夜に会えるよ。」
「ねぇ、渡辺君と呼んでる時点で気づいてくれないかな?
呆れてるの、ガッカリしてるの、距離置きたいの。」
渡辺
「何か怒ってるだけだと思ってた。距離置くの俺嫌だよ。」
ゴネてゴネてゴネ巻くりの渡辺照と話の通じなさにいい加減疲れてきた胡々希。