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佐久間スポーツジム

投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
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2025/07/07 00:51:58 (sEz/5txh)
「さてとそろそろ時間だ。行きましょうかお父さん。」
佐久間スポーツジム事務所の壁に掛かっている時計を一瞥して、亮平が父に声をかける。
「ジムでお父さんは止めろと、いつも言っているだろうが。」
「はいはい、会長。新規採用職員の面接に行きますよ。」
苦笑いを浮かべながら、父光一に再度声をかけデスクから立ち上がる亮平。

亮平が歩き出すと小走りに追ってきた光一が追い付き
「どうだこの〇〇って娘(こ)は。大学でスポーツ関連の講義取ってたみたいだし、何より可愛い顔してるじゃないか。」
と耳打ちをする。
「インストラクターに顔は関係ないでしょ会長。それになんでそんなこと言うんです?」
「いつまで経っても結婚しないから、母さんが心配してるんだよ。いい女(ひと)がいないなら、ジムで見つけたらどうかって。」
〇〇という娘は亮平から書類選考を任された父と母が、顔で選んだことを亮平は知らない。

「全く母さんったら・・・」
言いながら、付き合ってはいるがこの頃心の距離が遠く離れてしまった、船見を思い浮かべる亮平。
思い浮かべたその映像を頭の中から追い出すように、数度頭を振る亮平。
「くだらないこと言ってないで、面接に集中してくださいね会長。」
言い終えると面接会場にしてある、会議室の扉を開ける亮平
扉を開けると長机二つにパイプ椅子四つ、そのうち二つには男女が一人ずつ座っている。
それに相対するようにパイプ椅子が一つ置かれている。
長机側のパイプ椅子に腰を下ろす亮平と光一
「お待たせしました、入って貰って」
腰を下ろした亮平は最初から応接室内にいた男に声をかける。
「はい。」
そう言って男は、亮平と光一が入って来たのとは逆側のドアを開け
「お待たせしました〇〇さん、中にどうぞ。」
と、外にいる人物に声をかける。
男は人事課長の堂本。
因みにもう一人最初から室内にいた女性は、インストラクター長の黒木である。



ここは、〇〇県下に数軒のジムを構える佐久間スポーツジム
亮平が継ぐ前までは、一軒だけそれもマシンだけを置く小さなジムだったが、亮平が父の跡を継ぎ、なんとか事業を拡大することに成功して、業界でも中堅を位置する規模まで成長することができた。
今日は本店(一号店)の改装拡大に伴う人員採用の面接なのだった。

〇〇さんになってくれる方こんな感じの導入であそびませんか?
〇〇さんがスポーツジムの会員から痴漢行為をされたり、亮平とあんなことやこんなこと、光一からスケベな視線向けられたり、その他流れで色々と。

 
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/07 16:40:44    (08K2arE4)
【そうですか、残念ですが楽しみは夕食の時間まで取っておくことにします。夕食はご一緒しましょうね。腕によりをかけて作ります。
トレーニングメニューもうできたんですか?仕事早いですね。
いつでも相談に乗りますので、胡々希さんが大丈夫な時に、私の部屋まで来てください。 亮平】
そう胡々希にメールを返し、饂飩を茹で上げたころ目黒が顔を出す。
目黒「どうしました社長?あれから何かトラブルでも?」
「いやトラブルって程でもないんだが、朝飯の用意してたら井ノ上さんから朝食の誘いがあってね……
でも、目黒お前の事朝飯に誘った後で、しかも用意始めた後だったから、断って代りにこっちで食べませんかって誘ったんだ。
でも彼女、お前が一緒だってことから、仕事の打ち合わせすると思ったらしい。断られてしまってね。」
目黒「そうですか。それは残念でしたね。
でも社長が井ノ上さんの朝食の誘い断ってくれたおかげで、私は美味しい朝食にありつくことができます。
こりゃ、上手そうだ。早速いただきます(笑)」

饂飩を啜りながら目黒
目黒「社長、メールって今朝あったんですよね。ってことは井ノ上さんもう起きてるってこと……女性、人によっては朝シャワーを浴びるって、聞いたことありますけど(笑)」
「そ、そうか…」
ダイニングテーブルにパソコンを持って来て立ち上げる亮平。
部屋中全てのカメラを起動すると、バスルームのカメラに人影が映る。バスルームの盗聴器を起動するとシャワーの音が流れ始める。
目黒「井ノ上さんも朝シャワー派でしたか。」
画面の中の胡々希はボディーソープの泡を、掌で隅々に塗り広げている。
掌の動きに伴い、乳房・脇腹・太腿等が艶めかしく波打っている。
目黒「社長、今度朝のジョギングに井ノ上さんを誘ったらどうですか?一緒に走ったら、仲も進展するんじゃ?(笑)」
「そうかな?……誘ってみるとするか。」
そんな事を話しながら食事を終えたころ、画面の中のどこからも胡々希の姿は消えている。
「えっ?」
アイランドキッチンに置いてあるデジタル時計は、始業〇分前を示している。
「やばっ…目黒もうこんな時間だ。洗い物は後でやるから、使った食器流しにぶち込んでおいてくれ。俺は着替えてくるから頼んだぞ。」


ジムに出勤すると早々に胡々希が紙束を持って社長室に入って来る。
「井ノ上さんおはよう。今日からは本格的に現場に出て貰って…
これが担当特別会員の個別メニューですか。これ〇〇君(黒木の後任インストラクチャー長)には目を通してもらった?…そう……ちょっと拝見しますよ。」
自分で目を通した紙を、
「目黒、お前の意見も聞きたいな。現場離れたとはいえ、お前も元々インストラクター職で採用したんだから」
と言って目黒に渡していく。
「大西君が連れて来てくれた会員さんは、彼の意見も参考にして。京本君は怪我には気をつけて。勝ちゃん…いや菊池さんは飽きやすいところあるから、レッスンにメリハリを付けて。なるべく飽きないように。横山さんのレッスンメニューモデル?ビデオでも撮るの?いつでも引き受けるけど今日の業務後か…」
社長室に三人以外の人影がいないことを確認して
「今夜の夕飯の約束忘れてないよね。腕によりをかけて作るからね。」
小声でそう言って笑いかける。
それを聞いて目黒が笑みを浮かべていたが口を開く。
目黒「社長・井ノ上さん。京本さんのレッスンメニューのことですけど……彼トレーニングガチ勢なんで、色々なトレーニングを短時間でこなせればこなせるほどいいと思ってる節が見受けられます。適度な不可を適度な時間をかけて行うことに主眼を置いた方がいいのかと。最初に井ノ上さんなどが、時間のかけ方の見本を見せるとか。ひいてはそれが怪我を防止することにも繋がるかと。」

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/06 14:49:54    (CSvAhAiF)
メールを見ると少しガッカリする胡々希。
「そうか…、そうだよね、朝食の時、目黒さんと打ち合わせするよね、仕方ないよね…。
会員さんたちのメニューの件、ジムで見てもらう?
ジムで立ち話だと可笑しいし…、社長室?んー、どうしよう……。
取り敢えずメール…、プライベートでは胡々希って言ってたのになぁ。」
【社長、井ノ上です。
折角のお誘いありがとうございます。
目黒さんがいらっしゃると言う事は打ち合わせされると言う事でしょうし遠慮させて頂きます。
特別会員様のメニュー表、横山さんは分は出来上がっていてそれもご相談したかったのですが
後程、社長室にお伺いしても宜しいでしょうか?
菊池さん、京本さんの分は半分、大西さんからご紹介頂いたお二人のメニューは但し書きまで出来上がっています。
その他の相談もあるのでお時間のある時、よろしくお願いします。】

「あ〜あ、昨夜のお詫びしたかったのになぁ…。」
冷蔵庫からトマトジュースを出し飲み干す。

「出勤まで時間あるしご飯前に半身浴しようかなぁ。」
着替えを持ち、タブレットを持ちバスルームへ。
着ているものを全て脱ぎ、畳み全身鏡に身体を映す。    

「ボディチェックでから脱衣所の鏡大きいの有り難いわ。」
その頃、目黒が亮平のマンションに入る。

目黒「社長、おはようございます、何だか浮かない顔をしてますね?何かトラブルでもありましたか?
おっ、今日も美味そうですね、冷やしぶっかけうどんですか、食べちゃっていいですか?」

“バスルーム”
今度は簡単にではなく全身隅々まで泡のボディソープで洗い、軽いメイクも落とし髪の毛も洗いパックをしてから湯船に入る。
(心の声:今夜、仕事終わった後、外に出てジョギング出来る所、公園とか探しに行こう〜。)

数十分後、半身浴を終えヨガウェアの上にTシャツを着、事務所へ。
「おはようございます。(カードキーをタッチすると出勤記録が入力される。)
社長は出勤されていますか?」
堂本「まだ出勤されて…、今、目黒さんと見えましたよ。」

「社長、目黒さん、おはようございます、社長、少しお時間宜しいですか?」
目黒に社長室のドアを開けられ中に入ると昨夜のお詫びとお礼をすると

「此方をご覧ください。」
横山忠義の初めてのスイミング講座のレポートを提出する。

「京本北斗さんのフォームの見直し、菊池勝利さんのリラックスの方法ですがヨガかストレッチ体操をと思ってます。
それから大西さんからご紹介頂いた二名様にはエクササイズと食事の提案をしたいと思ってます。
横山さんのレッスンメニューのモデルになって頂ければと……今日の業務後にお願い出来ませんでしょうか?
目黒さんも…、二人にご意見頂ければ自信にもなりますし改善点も発見出来ると思うんです。」

返答を聞き持ち場へ、今日はプールのアシスタント、水着に着替え先輩インストラクターに付き
一般会員さんたちにあいさつをすると女性会員は大西丈一郎へ、男性会員は胡々希へと次々と質問してくる。

大西は慣れているのか軽く応えるが胡々希は顔には出さないが困惑している。
そして軽いセクハラ…。
男性会員1「井ノ上トレーナー、いい身体してるね〜、ボンキュッボンって。笑」
男性会員2「◯◯さん、若い娘にボンキュッボンってわからないよ〜、なっ、ボインちゃん。」
「(心の声:ボインちゃんって何だろう?兎に角、私の身体の事、言ってるんだろうけど…こんな時は……。)
えぇ、食事と運動で気をつけてますから◯◯さんもそちらの方も◯◯インストラクター(先輩)に習えば健康的体型になれますよ。」
男性会員1「こりゃ〜、一本取られたな。」
男性会員2「井ノ上トレーナーは俺ら見れないのか?」

大西「すみません、私達、プライベートレッスンのトレーナーとインストラクターになりまして…。
欠員が出た場合は一般会員さんのレッスンもしますよ。」

とは言っても一般会員さんのレッスンをするを大西自身がする事はあっても胡々希がする事がない事は何となく感じていた。
大西(心の声:社長の井ノ上さんを見る目がね〜、黒木のオバさん、追い出したのだって
井ノ上さんのためだろうし、俺としては貢がせ損ねたから誰か代わりになる人探さないとな。)
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/05 21:58:21    (Ur2Ro.RY)
翌朝いつもより早く目覚めた亮平。顔を洗いトレーニングウェアに着替えると、目黒に電話をかける。
目黒「おはようございます。社長、今日は少し早いですね。もう出ますか?」
「ああ、いつもの〇〇公園入口で…ここからだと、目黒に少し待たせてしまうかもだが。」
目黒「構いませんよ。早朝のジョギング気持ちいいですから。それに〇〇公園にある池の周り、整備されてて気持ちよく走れるんですよね。」
「じゃあ今から出るから、公園で。」

数分後〇〇公園
「目黒、おはよう。やはり待たせてしまったね。」
目黒「社長おはようございます。大丈夫ですよ、私も着いたばかりなので。」
「今日は二周くらいしようか、じゃあ行こう。」
池の周りの遊歩道を走り始める二人。
他にもジョギングをしているランナーが数人。
「今年もそろそろ終わりか…大分葉が出てきてしまってるな。」
目黒「そうですね、花が完全に散ってしまえばそれはそれで綺麗なのですが…
綺麗と言えば、昨日の井ノ上さんとの食事いかがでしたか?(笑)」
「ああ井ノ上さんの手料理美味しかったよ。おばあ様仕込みだそうだ。」
目黒「いや私が聞いてるのは食事その物じゃなくてですね(笑)」

「(笑)分かってるよ。仲の進展だろ。井ノ上さんが酔っぱらう前に、想いは伝えた。今は彼女からの返事待ちだ。」
目黒「酔っぱらう前って、彼女お酒が苦手みたいだって、前に社長言ってませんでしたっけ?」
「ああ、ウメ○○○のそれもアルコールが低い奴二缶で、酔っぱらってしまって」
目黒「酔っぱらってしまったなら…」
「馬鹿、何もしてないよ(笑)酒の力借りてなんて、駄目だろそんなことしちゃ。目黒それはお前自身が十分に分かってるはずだが…」
目黒「そうでした…軽はずみなこと言ってしまって申し訳ありません。」
「そうだぞ目黒。お前は黒木に露骨に何度も言い寄られて、挙句女性不信にまでなってしまった。男でもそうなるんだから、女性の場合は尚更だろ。俺は自分の欲望のために井ノ上さんにトラウマ抱えさせたくないからな。」
目黒「社長本当に申し訳ありませんでした。」
「分かればいいんだよ。それより、お前と米倉さんの仲は、少しは進展したのか(笑)」

目黒「いえまだ、からっきし…やはり難しいんですかね……」
「好きなら諦めるな。誠意ある対応続けてれば想いはきっと届くよ。さてそろそろ帰ろうか。着替えたら部屋まで来いよ。朝飯作ってやる(笑)」
目黒「本当ですか?それはラッキーだな…菓子パンでも齧って済まそうかと思ってたんですよ。夜は社長のパエリア食べられるし…」
「目黒お前も料理覚えたらどうだ。米倉さんに振り向いてもらえるかもだぞ」
目黒「う~ん、料理ですか……考えておきます。じゃあ、私こっちなんで…シャワー浴びて着替えたら伺いますね。」
「ああ、分かった用意しておくから。」
そう言って一度目黒と別れ、自室に戻る亮平。
シャワーを浴びて髭を当たり、部屋着に着替えてキッチンに立って薄焼き卵を焼き始めると、リビングテーブルに置いたスマホがメールの着信を知らせる。
「こんな朝早くメール?だれだ?いいか、用意終わってからで…」
錦糸卵を作り胡瓜を切ってそれを皿に盛り付け、梅干しの種を取って大根をおろしそれぞれを器に入れる。冷蔵庫からサラダチキンを取り出し割いて、胡瓜の横に並べる。
うどんをゆでるために大鍋に水を張りコンロにかけると、リビングに行きスマホを手に取る。

「メール井ノ上さんからか‥‥‥朝食の誘いって何て間の悪い…」

【井ノ上さんおはようございます。

折角のお誘いですが、もう用意してしまって……
よければ、井ノ上さんこちらにいらっしゃいませんか?
冷やしぶっかけ饂飩で良ければ、一緒に食べましょう。

もう少しすれば目黒も来ますので、来たら連絡しますが。

佐久間亮平】

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/05 05:48:34    (BKhj7D9x)
少し巻き戻し〜。

二本目のウメ○○○のプルタブを開けグラスに注ぐと、商店街の子どもたちの話を思い出す。
「商店街で会った子どもたち社長の事、ヒーローだと言ってましたが何か有ったんですか?」

答えを聞きニッコリと微笑み、「凄いです、中々出来る事ではありませんよ。」と感服する胡々希。

亮平からの告白に目をパチクリとし驚くが渡辺照の件も黒木の件も素早く動いてくれ胡々希の身の回りから危険を排除してくれた。
それが社長が従業員に対する感情とは違う事、正直、亮平からの好意は感じていた。

ただ胡々希は告白されるとは思ってなかった、亮平からしたら胡々希は年下過ぎるのでは?
子供に見えてしまってるのでは?
そして胡々希からしたらは亮平は立派な大人の男性、お付き合いしたらきっと人間的にも成長出来るだろう、けど…。

社長と従業員で…、でも船見愛子さんも従業員よね。
社内恋愛禁止にしてないのかなぁ?

グイッとビールを飲む亮平、料理を美味しいと食べてくれる姿。
過去の恋愛の失敗を話してくれる姿。
そして両親を大事にしている思いを聞き、自分自身の中の亮平に尊敬の念と男性に対する好意の両方を持っている事に気づく。
「あの……、お答えするの仕事に慣れるまで待っていただけませんか?我儘ですみません……。
それまでこうして行き来してご飯食べたりお茶したり…、買い物行ったりして親交を深めませんか?」

亮平の経験値で胡々希が亮平に対する思いが悪いものではないと感じてるはず。

ドキドキする、顔赤くなってないかなぁ?そんな事を思っているとついついお酒が進み
ご飯とお味噌汁、亮平のために取り置いていた鯖の味噌煮(半分)を用意すると肩に凭れ掛かり眠ってしまう。

翌朝、目が覚めるとベッドに寝かされている。
飛び起きると昨日着ていた服のままそのままリビングダイニングに行くと
テーブルの上は綺麗に片付けてありメモがある。
(心の声:あっ…、やっちゃった、あのまま眠っちゃったんだ…、片付けまでさせちゃって…、お礼とか言いながら手間掛けさせてしまったわ。
……態々、ベッドまで運んでくれてどうしよう……、取り敢えずメール?
社長に胡々希と呼んでもいいかと聞かれたよね…。)
【社長、胡々希です、昨夜は大変失礼しました。
お礼がお礼でなくなってしまい申し訳ありません、もしまだ朝食を召し上がっていないのであればお詫びも兼ねてご一緒しませんか?】

返信が来る前に身支度をしスムージーとカップスープ、大麦パン、野菜サラダ、ハムエッグの下準備をしメイクを落とし軽くメイクをし直す。
「着替え、着替え……。」

クローゼットから着替えを出し軽くシャワーを浴び、新しい服に着替えると着信音が。

「もし一緒に朝食が採れたらその時、横山さんの個人レッスンのスイミング内容、一緒に確認してもらえないか聞いてみよう。
今日の仕事はプールのサポートの仕事だし…、皆さんがレッスン終えた後、社長に頼んでモデルになってもらおう。
それから京本さんのフォームの見直しと菊池さんのリラックス方だよね。
それから大西さんに紹介頂いたお二人のメニューも作らないと。」
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/03 00:04:59    (LSu3UDBN)
「最初の面接の時から、いや履歴書の写真見た時から、井ノ上さんに惹かれていたのかも知れない…
恥ずかしい話だけど、彼氏がいるって聞いた時は、どうやれば奪えるだろうかとか本気で考えてた。
結果的に彼渡辺君の自爆で井ノ上さんフリーになったんだけど…
別れたばかりの井ノ上さんに言うのはちょっと違う気もするけど、井ノ上さんがOKなら俺と付き合ってくれないかな。
返事は急がないから、ゆっくり考えてくれないか?こんなおじさんでいいのかも含めて(笑)」
一気に言葉を吐き出すと、グラスに残っていたビールを一気に喉に流し込む亮平。

「薄口なんてことないよ。凄く美味しい。胃袋掴まれちゃったかな(笑)
なまじ自分が料理できるからか、折角女性が作ってくれた料理を自分と比べてしまって……
船見との、あっ船見って別れた前カノね、話したっけ?
船見との距離が開き始めたのも、俺の『ちょっと塩辛いな』って言葉がそもそもの発端なんだ(苦笑)それ以来小さい衝突が増えてしまって。
ごめん変な話しちゃって…
ちょっと違う話を……
コンビニで井ノ上さん、このビルセキュリティが凄いって、言ってくれたでしょ。
それ何故かって言うと、寮で使うつもりって言うのももちろんあったけど、俺が住んでるマンション部分、最初の予定では会長夫婦(両親)に住んでもらうつもりだったからセキュリティ高くしたんだ。
でも二人共自分たちが建てた家がいいって、頑として言うこと聞いてくれない。
開けてても勿体ないから、俺が済むことにしたってわけ。今まで住んでたマンションの家賃分浮くし(笑)」
二本目の缶を開けて、中身をグラスに注ぎながら、
「この佃煮美味しい。井ノ上さん大丈夫?そんなに飲んで…」

少しふらつく足でご飯等を用意してくれる胡々希。
「ありがとう。お味噌汁も出汁がしっかりしててすごく美味しい。」
食べていると肩に重さを感じ、横を向くと胡々希が寝息を立てている。
「お酒苦手だって言ってたのに、ウメ○○○二缶も飲むから…それに折角買ったトマトジュースも飲まないで…(笑)」
肩に心地いい重さを感じながら、テーブル上の食べ物を平らげる亮平。
「さてこの状態、男目線からすれば絶好なチャンスなわけだが、ここで行為に及んでしまっては、黒木と同類になってしまうし……何より井ノ上さんがジムを辞めてしまうだろう。それは避けないと。ちょっと待っててね。ベットに運んであげるから。」
自問自答しながら、何とか欲望を抑え込むことに成功した亮平は、その場でひと先ず胡々希を横たえ、テーブルの上を片し洗い物を済ませるとテーブル上にメモ【ごちそうさまでした。料理とても美味しかったです。トマトジュース冷蔵庫に入れましたので、起きたら飲んでください。おやすみなさい。佐久間亮平】を残す。

胡々希を抱きかかえベットに横たえると、寝顔を見ているうちにまた欲望が頭を擡げてくる。
「おでこにチュッくらいは許してくれるかな。」
そう独り言ちながら、おでこに自分の唇を軽く触れさせてから、
「井ノ上さんおやすみなさい。」
そう小声で言って玄関を出て行く亮平。
玄関扉が閉まり、ガチャっと錠が降りる音がする。

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/02 16:08:10    (yZ2Tlnoa)
少し時間巻き戻し〜

亮平の〝いくら魅力的だからって、女性の事無遠慮にジロジロ見ない方がいいよ。〟の声に。
(心の声:そんなに見られてたんだぁ…、何だか社長には会った後から随分助けてもらってるなぁ。)

会計を終わらせると。
アルバイトくん1「す、すみません、つい美人でスタイル良いから見ちゃいました。」
アルバイトくん2「いや、マジすんません、社長、そんなに怖い顔しないで下さいよ。」
亮平にペコペコ謝る二人。

「社長、では遠慮なく有り難く受け取ります。」
コンビニを後にするとアルバイトくん二人が「社長、マジ怖い。」「彼女に声掛けたりしたら◯されかねないな。」「彼女の方も社長に好意持ってるみたいだな。」「下手に手出し出来ないな。」「社長の秘書にも目をつけられたらヤバいよな。」


胡々希の部屋。

ウメ〇〇〇缶を渡す時、手が触れる。
「す、すみません……。(心の声:手が触れただけでこんなにドキドキするなんて…、高校時代にお祭り行ってホッペにキスされたくらいドキドキしてるよ〜。
私、そんなに社長に惹かれてるの?判んないよ…、このままでいいのかなぁ?)
有難うございます、何に乾杯しましょうか?引っ越し祝いに?出会いに?
う〜ん〜……、楽しい夜にですかね?」

自分では気付かない頬の色、チークとは別に紅くなっているのは亮平は気づいているのか?
グラスを少し上に上げ梅酒を一口。
「社長の仰る通り飲み方に気をつけます。」

ドキドキした事を誤魔化す様に少し大きい笑い声を上げる。
「えぇ、祖母仕込みです、その料理をお褒め頂き有難うございます。
私こそ社長と食事、しかも私の作った料理を食べて頂けてるの有り難いです、お礼なのにレストランとかご招待出来なくてすみません。
お料理得意と言うか…、節約です、大葉ってプランターで育てて収穫したら保存も出来ますし…。
寮にベランダが付いていて有り難いです、日当たりもいいですし他の野菜も……。(亮平のベランダ?バルコニーのが広い。)これからも節約出来ますし……。」

梅酒を何口か飲んだ後、奨学金で大学に通った事、授業でアルバイトもあまり出来なかった事、返済はあと20年以上も掛かる事なども話してしまう。
「就職出来ましたし返済はこれから出来ます。
社長が叔母から聞いた話だと私、名義だと言う事ですが祖父母の家は残しておきたいです。
すみません、こんな話をしてしまって…、
祖父母の家を出た後、誰にも頼らず生きてきたので…。
すみません、少し話し過ぎでしたが
私は相手を知るには自分の事を……、話してと思ってるんです。
勿論、会員さんには話しませんよ?」
クスクスと笑い、自分に懺悔する様、話す内容は亮平はどう思うのか?

「時給のいい居酒屋さんでアルバイトもしましたセクハラも受けて…、嫌になる事もありましたよ。
友人からガールズバーやキャバクラで働いたら楽に稼げるとも言われましたが…、断って友人関係を壊してしまう事もありました。
壊してしまった友人関係は元に戻りませんでしたが今なら解ります、安易に時給がいいガールズバーやキャバクラのアルバイトしなくて良かったと思いました。
だって……(亮平の目を見ながら)もし夜のアルバイトをしていたら目標だった今の仕事に就けなかったと思うんです。」

違いますか?と言う様に亮平の問いかける様にサラダに箸を伸ばす。
「うん、いつもと同じ味……、あっ!社長、味薄すぎませんか?大丈夫ですか?
そうだ、すみません……、軽口になってしまいました。」

頭を下げるとプライベートでは胡々希さんと呼んでいいか?と聞かれ…。
「……それは、仕事以外でも関係すると言うことでしょうか?
……私はプライベートで社長の事、何てお呼びしたら宜しいのでしょうか?」

そんな話をし…喉を潤すために梅酒を飲み、もう一本の梅酒のプルタブを倒しグラスに注ぐ。
「楽しくておいしくて……、あっ、私はもうお腹いっぱいですが…。」

少し酔っ払いながらご飯とお味噌汁とおかずを用意し隣に座る。
(ダイニングテーブル、床でクッションに座ってるのをお願いします。)

「美味しく食べて…、貰えたら嬉し……い、の…ですが……。」
用意して隣に座り、亮平肩に手を置き。

「……片付けて、すみません。」
頭を肩に凭れ目を閉じる。
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/01 23:27:56    (D3sG3Zbm)
「(心の声:やっぱり可愛いなぁ。こうやって見上げてる女の子って特に。
わざとやってる?いや、絶対にそんなことはないよな、井ノ上さんがそんな計算するはずがない。
トレーナーの上からでも分かる胸の大きさって…井ノ上さんって猫好きなのかなぁ)」
隣で笑顔で見上げる胡々希を見ながら、そんなとりとめのないことを考えている。
「じゃあ行きましょう。」
コンビニに入ると、レジにいたアルバイト同士の、小声で話す声が耳に届く。
「(心の声:やはりそうだよな、目を引くよな……
しかし渡辺君も勿体ないことしたもんだ。自慢したくなるのは分かるが、口止めもせず言いふらすとは。
まぁそのおかげで手に入れられるかもしれないんだから、感謝しなきゃいけないところか(笑))」

「いっぱい入れて重いから、私が持つよ。井ノ上さんのも一緒に入れて。梅酒飲みやすからって過ぎないようにね。ウイスキー今日は飲むつもりないから、氷は要らないかな」
レジ台に買い物かごを置くと、胡々希が財布を出している間に、
「会計は〇〇ペイで。」
とアルバイトに告げ、続けて小声で
「いくら魅力的だからって、女性の事無遠慮にジロジロ見ない方がいいよ。」
と付け加える。

胡々希を見ると、何故か少し脹れたような表情。
「社長が従業員に金出させるなんて、恰好付かないでしょ。少しは恰好つけさせてよ。(笑)」
5階に戻ると、直接胡々希の部屋に。
「失礼しますよ。」
そう言って、胡々希に促されるままダイニングテーブルへ。
かいがいしく料理を並べ、お酌をしてくれる胡々希。
「ありがとう、これは美味しそうだ。おばあさまの影響って言ってたけど、もともと料理は得意なんだろうね……あ、最初くらい私が注ぐよ。」
自分で注ごうとしていたウメ○○○の缶を受け取り、胡々希のグラスに注ぎ、
「今日は色々とお疲れさまでした。何の縁か分からないけど、こうして井ノ上さんと食事をする機会に恵まれて、凄く嬉しいです(笑)じゃあ乾杯。」
グラスを軽く合わせてから、ビールをグラスの半分ほど喉に一気に流し込み
「くぅ~美味い……」
そう声にならない声を発すると、早速大葉としらすのトマトサラダに箸を伸ばす。
「うん、美味しい…こうやって井ノ上さんの手料理味わえて、俺ってなんて幸せ者なんだろう…」
色々な話をしながらも、佃煮や冷や奴、サバ味噌等へ次々に箸を伸ばしていく。

話しが途切れた時、
「井ノ上さん…いやプライベートの時は胡々希さんって呼んでいいかな……もちろん会社では井ノ上さんだけど。」
それに対する胡々希の答えを待っているように、口を噤む亮平。


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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/01 00:28:52    (mnv4NjiR)
エレベーター前で亮平が待っている。小走りで傍まで駆け寄ると見上げる。
「お待たせしました。(心の声:社長もトレーニングされてるから腕も胸板も大西さんより鍛えてるのかなぁ?)」

エレベーターで一階まで下りるとコンビニへ向かう扉を教えてくれる。
「セキュリティ、本当に凄いですよね。」

コンビニに入り、アルバイト店員が亮平に頭を下げると亮平と並ぶ胡々希を上から下まで見る。
アルバイトくん1「小声:社長のツレ、マジヤバくねぇ?」
アルバイトくん2「小声:新入社員かな?美人だしスタイルいいし…、社長の彼女とか?」
アルバイトくん1「小声:あんまり見るなよ、社長がこっち伺ってるぞ。」

「梅酒、そうなんですね、でもこれなら度数低いみたいです。
氷買いますか?」
とチ◯◯ヤのウメ○○○、度数3見せる。

「二本買ってあとはトマトジュースを二本、社長もお酒飲み終わったら飲んで下さいね。
トマトジュースはアルコールの分解を早める効果があるんです。
社長の籠貸して下さい、お礼なんですから私が支払います。」
レジに向かいながら誰が支払うかのやり取りをしている。

(心の声:このやり取りも楽しく感じちゃう、今までこんな風に思った事なかったなぁ。)

アルバイトくん1「小声:あれ?彼女じゃなさそうだな。」
アルバイトくん2「小声:足綺麗、胸デカいな、ポヨンポヨンなのか。笑」
アルバイト1「胸より尻だろ、キュッと上に上がっててプリッとしてるだろ。笑」

レジ前に来ると支払いは?
亮平はアルバイトくんたちに何か言う?

会計が終わり寮に戻る扉をカードキーで開くとエレベーターで胡々希の部屋へ。

スリッパを用意し並べるとドアガードを掛ける。
「先に上がってください。」

亮平の脱いだ靴を並べると自分も並べ手を洗ってからグラスと大葉としらすのトマトサラダ、梅ダレ冷や奴と佃煮、胡瓜の浅漬けをテーブルに並べる。
「お口に合えばいいのですが……、あっ、ビール、お酌します。」

隣に座りグラスに注ぐと立ち上がり真向かいに座り買ってきたウメ○○○をグラスに注ごうとする。
「ご飯とおかずとお味噌汁は後でで大丈夫ですか?」
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/08/31 22:05:15    (8.ER9kj5)
胡々希からのメールを読むと、パソコンを終了させ画面を閉じると、玄関でカードキー・シリンダーキーを持ち、クロックスをつっかけて玄関を出る亮平。
スマホで〇〇ペイの残高を確認しながらエレベーターホールに向かっていると、胡々希の部屋のドアが開閉する音が聞こえる。
そちらに顔を向けると胡々希の姿が。
軽く手を挙げてその場で待ちながら、
「下のコンビニは〇〇ペイ使えるし、残高は一万円あるから十分だな。」
と独り言ちていると胡々希が小走りに横に。

「じゃあ、行きましょうか。」
そう言うとエレベーターに乗り一階へ。
「ジムの営業時間外はこっちの扉から。」
そう言って、人通りが少ない道路に面している通路の扉を開ける。
「ここの扉もオートロックになってて、部屋のカードキーで開くようになってます。でここの通路を通って、この扉を開ければ外と。」
外に出て横に視線を向けると、多くの人が行き来しているのが目に見える。
「コンビニの中で寮方向と行き来できれば便利なんでしょうけど、セキュリティ面からそのようにはしていません。コンビニのバイト君に漁への出入りの監視なんて頼めませんからね。」
コンビニに入ると並んで飲み物売り場へ。
「なんにしようかな?少し多めに買っておこうかな…」
悩んだ末ビール缶数本と、ウイスキーの瓶を籠に入れ、
「井ノ上さんは何にします?」
梅酒の缶を手にしてチェックしている胡々希に、
「梅酒って口当たりがいいので勘違いしてる人が多いけど、アルコール度数はビール以上、下手したら日本酒と同じくらいってものもあるから、お酒飲み慣れてない人は注意した方がいいですよ。所謂危ないお酒って奴?…私は好きですけど(笑)」


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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/08/31 19:29:08    (mQ1lcsE0)
プリンを冷蔵庫に入れた時、メールの着信音が聞こえる。
「えっ?一回だけ言っただけなのに覚えていてくれたんだ…。
凄いなぁ…、これって私にだけなのかなぁ?
……違うよね、社長は誰にでも気遣い出来る人だよね、だから商店街でも……、あっ、メール返信しなきゃ。」

【社長、井ノ上です。
お心遣いありがとうございます、苦手と言っても全く飲めない訳ではないので社長さえよろしければ
コンビニまでご一緒しませんか?今から玄関出ますので。】
「これで大丈夫かなぁ?」

洗面所に行くと髪を梳かし纏める。

小さな鞄にお財布を入れエコバッグを持ち、シリンダーキーを鞄に入れ、玄関に置いてあるサンダルを履くと丁度、ご飯が炊けたと知らせる音がなる。

米倉(心の声:あの二人、紳士的だったわ、男の人でもそんな人も居る……、違う、騙されるもんですか!
一皮剥けば野蛮で野獣で乱暴的な生き物なのよ。
あの二人とは仕事、私は女性が好き!……でも目黒さんの声聞いていると安心するのと奥底から解らない感情が溢れてくるのは何故?)
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