2025/09/23 23:17:04
(BeqibFgZ)
一度部屋に戻るという胡々希を、二人で玄関まで見送り玄関ドアのオートロックがかかると、リビングに戻り目黒が口を開く。
目黒「社長、二人ともそれぞれを名前呼びしてるし、上手くいったんですよね。」
「あぁ、とりあえずOKの返事は貰った(照)」
目黒「またそんなこと言って、キスしてたじゃないですか。」
「お前…やっぱり見てたのか、一度室内を見た時、影が動いたような気がしたんだ。
目黒お前どこまで見た?……覗きとは悪趣味な(笑)」
目黒「社長に言われたくないですよ、社長こそでしょ(笑)
どこまでって、向かい合って社長が下向いて、井ノ上さんを上向かせたときに一瞬こっち見たでしょ。そこまでですよ。
やばい感づかれたと思って隠れたら、その後本気で寝てました(本当に悔しそうな声)」
「本当かぁ(疑っている感じの声)まぁ、そういうことにしといてやるよ(笑)」
そこまで話した時にインターホンが鳴り、亮平が玄関に向かう。
胡々希と二人リビングに戻ってきた亮平
「目黒、胡々ちゃんお前にトマトジュース持って来てくれたぞ。酒が抜けるんだと。」
言いながら胡々希から預かったトマトジュースの缶を目黒に渡す亮平
目黒「井ノ上さんありがとうございます。いただきます。」
トマトジュースを一気飲みする目黒と胡々希から渡された梅干を口に放り込む亮平。
「うん6時半に通用口の前で。胡々ちゃんよければ明日の朝食も一緒に食べようか。朝からたいした物は作れないけど…」
目黒「社長、俺お粥が良いな。白がゆに削り節と醬油をちょろっと垂らして(笑)」
「走らないやつに朝飯は無いから、食いたければお前も6時半に通用口に来い(笑)」
目黒「社長、厳しいなぁ。なるべく頑張りますよ。じゃあ俺はこれでお先に失礼します。井ノ上さんごゆっくり。」
そう言い残しマンションを出て行く目黒
寮の目黒の部屋になる予定の部屋
部屋に入ると、ベットに倒れ込む目黒
目黒「しまった…掛け布団社長に借りてくればよかった……まぁいいか。
それにしても社長いいなあ、あんな綺麗な可愛い娘(こ)と
俺も早く米倉さんと……あんな関係に…」
目を閉じると直ぐに眠りに落ちる目黒
同じころ米倉のマンションの寝室
ベットの上で昼間の秘書である従妹との会話、その前の佐久間スポーツジム担当の目黒との打ち合わせを思い出している米倉
米倉「目黒さんが私のことを好きって……そんなことあるはず…それに男なんて…」
故郷での過去のことを思い出してしまい、頭から布団をかぶる米倉
再び亮平のマンション
目黒が出て行き二人になった室内で、ソファの隣に座る胡々希の方に身体を捩じる亮平
「胡々ちゃん、もう一度キスしよう…」
そう言って、答えを聞かずに胡々希に顔を近づける亮平
胡々希の耳たぶに唇を触れ、唇で耳たぶを甘噛みしてから
「好きだ……胡々ちゃん」
そう耳に囁き、再度耳たぶを甘噛みにして、息を優しく吹きかける
数度それを両耳に繰り返してから、首から顎・頬へと移動する亮平の唇。
唇以外顔中へ優しくキスの雨を降らしていく