刺激から解放されてぐったりと横になる。抱き締められると博昭の胸元に顔を擦り付ける。
他の男じゃこんなに気持ちよくなれないぞ、と言われ、ふと祐一のことを思い出した。今日別れたばかりなのに、すっかり頭から抜け落ちていた。回らない頭でぼんやり考えていると軽い力でデコピンされた。
「うん・・・」
一言二言、素直じゃない言葉が返ってくるかと思いきや、珍しくそのまま博昭の言葉を肯定する。
風呂に行こうと誘われるが、イヤイヤと首を横に振り、博昭に抱き着いてまた胸元に顔を埋めた。疲れていて動きたくない、シャツもスカートもシワだらけだけどこのまま眠りたいくらいだった。
お泊まりはできない、だろうけど、今の天音は欲望に忠実なのだ。
「やだ・・うごきたくない」
ぎゅう、と博昭の服を握り締める。
「ひろ・・がつれてって」
よりにもよって、天音が選んだのは呼び捨てだった。
パパは良くないだろう。博昭さん、は美月と同じ呼び方だから嫌だった。くん、はなんか恥ずかしい。そんなガラでもないだろう。提案されていなかったけど、じゃあ呼び捨てでいいや、憎たらしい博昭の一面にもぴったりだろうと思った。
てこでも動く気はないらしい、今にも寝てしまいそうだ。
【呼び捨てにしてみました。天音のもともとの生意気さも感じてもらえるかなと思ったので。
早速わがままも言ってみました。博昭はどうするのかしらと興味本位です。】
『んッ?なんて言った?
いくら隣にいるからって、そんなモソモソ言うなんて普段の天音らしくもない。
つれてってしか、聞こえなかったけど、なに?』
意地でも言わせたい博昭と、このオヤジッ!と自分の神経を逆なでするかのような言動をする隣の男を睨む天音。
『ねえ、なんて言ったの?
もう一回、言いなよ。』
ふんッと言って、後ろを向いてしまった天音を後ろから抱きすくめる。
『ねッ、お願い。』
項をかき上げ、首筋を舐める。
『好きだよ、あまね。』
声が小さかったかもしれないけど、聞こえなかったことはないだろう。きっとまた意地悪をしているんだと思った。ほら、呼び捨てで十分だ。
寝返りを打ってそっぽを向いた。スカートが捲れたのが気になって裾を直す。
そんな天音に、博昭は後ろから抱き着き、性懲りもなく髪をかき上げ首筋を舐めた。
「ンっ・・もう、うるさい、ひろなんてきらい。」
ゾクッとして声が漏れた。止めてと首筋を手で隠し、止めてと言いたげな顔で首をひねって博昭を振り返る。
呼んでほしいなら呼んでやる、けれど可愛くない言葉付きだ。好きだの嫌いだの言っているのが、昨日まででの関係では考えられないのだけれど。
『そっか、まだ、きらいか、じゃあ、大好きと言うまで意地悪する。』
細身で軽い天音の体を抱き上げる。
キャッと叫ぶが、落ちないように博昭にしがみつく。
浴室まで抱きあげたまま連れていくと、たっぷりと湯が張ってある浴槽にそのまま天音を下した。
きゃあ~、だか、ああぁ~だか、奇妙な声をあげて手をバジャバジャ、湯を叩く。
俺も、上半身は裸だが、スラックスを履いたままの状態で浴槽に飛び込む。
『どうすんのよ。』『どうしようか。』とお互い繰り返し、お湯をかけ合い、いつの間にか舌を絡めあっていた。
『ひろって呼んでくれて嬉しかった、ありがと。』
いつの間にか、天音の体は博昭の体に後ろから包み込まれていた。
天音の体を後ろから包み込む状態が一番落ち着いて好きだと思った。
誰にも奪われずに、誰も触るなと独占してるような気がするし、天音が体を預けているような感覚を持つからだ。
『もう、誰にも見せないなら、無理して下の毛剃らなくてもいいけど、どうする?』
最初は、俺のオンナの証として、剃ったのだ。
でも、もうその心配もないのなら、剃る必要はないのだが。
『どうする?』
以前の博昭なら、有無を言わさずに剃っていたし、現に天音に恥ずかしい事言わせてもいた。
心の余裕もなかったからかもしれないが、今は違う。
手を伸ばせば、握り返す天音がいる。
抱き上げられて悲鳴をあげる。ぎゅう、と博昭にしがみついた。ここまでするとは思わなかったけど、お風呂場まで連れて行ってくれるんだろうと思って身を委ねると、そのまま浴室に入る博昭に驚く。
止める前に浴槽の中に下ろされてしまった。しがみついて離れないでいたかったが、驚きが勝って手を離してしまって声にならない悲鳴を上げた。
「ばかっ、なっ、なにしてるの」
さっきの行為でのシミやシワなんてもはや気にならないレベルですべてがびしょ濡れだ。さらに驚いたのが、スラックスを履いたままの博昭まで浴槽に入ってきたことだった。
信じられなくて何度か言葉の応酬をするが、ここまで濡れてしまってはもうどうしょうもなく、一周回って可笑しく感じてきた。
どちらともなく、唇を合わせる。こんな状況で何をしているんだろ、と冷静に考えたら負けだと思った。
後ろから抱き締められる体勢で、そのまま会話を続ける。濡れた髪を手で片側に纏めて下ろす。湯船に髪を浸けるのはお行儀が悪いと思ったが、その手前からの話なので今日は気にしない。
「こんなことするから、呼び捨てで十分なの」
素直に感謝されて何だかこそばゆい。こんなアホなことまでしてしまうあんたなんて女子高生にも呼び捨てで呼ばれてしまえばいい、とそんな意味を込めた。
下の毛については何も考えていなかったから、そういうものかと思った。
「う、ん・・・・ひろが剃ってくれるなら、ないほうがいい」
毛の有無に関しては正直どちらでもよかった。だから自分で剃りたいとは思わない。
でも、体の前に回された博昭の大きな片手を両手でいじいじとして、そこに視線を落としながら少し恥ずかしそうに答えた。
他人とこういうことをする機会は間違いなくそうだろう。そういう誘惑?から自制するためでもない。ただ、博昭が定期的に剃るという約束になっていれば、博昭自身が天音から離れないという枷にできると思ったからだった。そもそもの取り交わしの逆の意味を持たせようとしていた。
ママとはそんなことしていないでしょう、あたしのお世話をしてなきゃだめ、博昭と天音の秘密の習慣にしようという思惑だった。伝わるかはわからないけど。
「だめ?めんどくさい?」
顔を上げ、博昭を振り返る。
【おはようございます。
イメの都合上ない方が楽かなという打算的なところも含んでいます。そしてこのように提案していますが、今後進めるなかで度々剃毛したしないの描写は不要かなとも思ってます。繰り返しにもなりますので。
日常生活の中の隙間で2人が時間を作ってる、維持してるらしいくらいの感じで。喧嘩して関係が膠着して生え揃う、とかはあってもいいかもしれませんが。】
|
|
【プロフ動画】巨乳OLなどが在籍しています #今日の出来事 #性癖 #コスプレ #下着 ... ID:3201039290ooq
|