パパ活・援助交際体験告白

　おじさんと一時間デートするだけ、それで8千円。

　先輩のメールにはそう書いてあった。
頭の悪い私でも、その内容にだいたいの察しがついた。
普通なら断るとこだけど、その時の私には時間も金額も魅力的だった。

　ホントにデートするだけなんですね？
何度も先輩に確認し、さんざん迷ったあげくそのバイトをやってみることにした。

ルミさんのペースでいいので、ゆっくり続きを聞かせてください(^^)

　はじめてのお客はすぐに決まった。
２日後の放課後、先輩から聞いた指定場所に制服のまま向かった。
相手はスーツ姿の中年サラリーマン。
最初は罪悪感で結構メンタルやられてたけど、先輩の言うとおり、軽い食事と散歩だけ……一時間足らずのデートで呆気なく終わり。
正直、楽勝と思ってたけど、やっぱりそんな甘い話はなかった。

　受け取った8千円のうち、5千円は仲介料として先輩に払わなければならなかった。
先輩はそこからさらに仲介料として上の人に払うと言ってたけど、まあ、そこから先は関わりたくないんで素直に従った。

　一時間、ただ飯と軽いおしゃべりと愛想笑いしてれば3千円。
それでも普通のバイトするよりかは全然マシなんだけど、三回、四回とバイトを重ねるうちにやっぱり物足りなくなっちゃって。

それを先輩に愚痴ったら、「じゃあ、オプションつけてみなよ」って。