2026/04/27 16:08:14
(QVxRZQ2.)
−−−喫茶店−−−
宙斗担当「窓の外見てるぞ、誰かと待ち合わせか?(小声)」
海斗担当「こちらには全く気づいてないようだな(小声)」
宙斗担当「ん?手を振って…、依頼者の娘じゃないか!(小声)」
海斗担当「依頼者の娘は知らないんだよな?(小声)」
宙斗担当「娘を〝ちゃん〟呼びするほどの溺愛っぷりだぞ、娘は知らないだろうよ、知られて嫌われたらとか思うもんなんだよ。(小声)」
海斗担当「入ってきたぞ、会話を聞くのに集中しよう。(小声)」
店員さんに待ち合わせと伝え、宙斗の席へ。
「お待たせしてしまってすみません。」
一礼、謝罪を口にしてから向かいの席に座り、レモンティーを頼む。
(どうしよう、伝えなきゃ…、はずかしいけど……。)
深呼吸をしてから胸へ手をやり落ち着こうとしているの莉奈。
少しの間が空いてから。
「あの…、ランドの……(凄く小さな声、宙斗には聞こえる。)
キスの件なんですがあれ取り消しにしてもらいたいです。」
海斗担当「何を離してるんだ?」
宙斗担当「ランドの…?」
「あの日、…私、宙斗さんのこと、海斗さんだと思ってましたし…。
宙斗さん、…その、……私のこと好きと言ってくださいました。
私も…、まだどちらの感情かわかりませんが好感を持ってます。」
どちらの感情、助けてもらった感謝の感情と海斗とまさみを目撃したあの日、諭して自宅まで送ってくれた誠実な対応に好感を持った感情、どちらか莉奈自身も解っていない。
宙斗担当「宙斗と聞こえたぞ。(小声)」
海斗担当「だな、岡田宙斗に間違いないな。(小声)」
「それで…、どちらの感情なのか自分でも解りませんが宙斗さんさえ宜しければ何ですが……たまにお会いしたり連絡したりしたいと思っています。」
お待たせしました、ここで店員さんがレモンティーを提供してくれ莉奈の言葉が止まってしまった。
−−−海斗、莉奈会社前−−−
久しぶりの休み、代休に会社前で待ち伏せをしているが定時を等に過ぎた時間、疎らに社員が退社していくが莉奈の姿は見えない。
それもそのはず海斗は定時を一時間も過ぎてから莉奈の会社前に立ち始めたのだから。
−−−莉奈自宅−−−
帰宅後、スマホを確認すると莉奈からアプリで家族連絡用に宙斗と喫茶店で会っていると入っている。
莉奈母「あら、莉奈ちゃん、宙斗さんと会っているのね、やだ、同じ喫茶店じゃない。
危うくニアミスするところだったわ、時間は短めと……。
宙斗さん、帰り送ってきてくれるのかしら?晩ごはんまでに戻るわよね。
4人分作っておきましょう…。」
−−−莉奈父、会食中−−−
莉奈父「失礼。」
胸の内ポケットからスマホを出すと内容を確認すると渋い顔。
取引先部長「永瀬取締役、何か不都合でもございましたか?」
莉奈父「否、プライベートの内容だ、気にしないで…、君、確か上のお嬢さんが最近婚約をしたそうだがどんな感じなんだい?」
取引先部長「どんな感じかですか?…どんないい青年でも腹が立ちますね。苦笑」
莉奈父「やはりそんなもんなんだな…、だがうちの場合は家内の方が難敵、攻略難しいんだがな。」
取引先部長「永瀬取締役のお嬢さまも?」
莉奈父「否、婚約などまだまだ先の話だろうが相手方が真剣で将来の話をされて…、済まない、プライベートの話をし過ぎたようだ。」
取引先部長「いえいえ、永瀬取締役も人の親なんだなっと微笑ましくとは失礼でございますね。」
莉奈父「否、構わん、相手が誠実に接してくれてる分、どこに怒りを…。(そうか!海斗を怒鳴ってやればいいんだな、あんな男と付き合いを止めてくれてよかったよ。
……キスしたと言っていたな、あれは宙斗くんとか、しかし海斗だと思ってした莉奈の気持ちを考えると…。)」
取引先部長「また難しいお顔されてますよ。笑」
−−−喫茶店−−−
「そ、宙斗さん、お料理お得意なんですか?私、今、勉強中なんです。」