2026/05/16 14:54:46
(eiR9lHlS)
ーーーーー永瀬家ーーーーー
莉奈父の手により、リビングテーブルに並べられる数種類の日本酒の瓶
・〇保〇碧〇
・磯〇慢
・〇州〇齢
が並べられ、試すような口ぶりで「どれがいいかな?」と聞いてくる莉奈父。
その間に莉奈の手により、数種類の料理がテーブルに並べられる。
「どれがと言われても…困ったな……日本酒は全く詳しくないですし(苦笑)。
この中で唯一呑んだことがあるのは〇保〇なんですが、呑んだのは百〇とか千〇で…
(久保田も碧〇になると高価なはず…まあ〇〇株式会社の取締役なんだから、安い酒呑んでる訳はないんだが…ウイスキーはマッカランで日本酒はこれか、流石だな…)」
少し悩んだ末、
「ではこの、〇州〇齢というのを頂戴していいでしょうか?
(確か以前に、大将だったか誰だったかに、〇州〇齢って酒はこっちでは
入手困難なんだぞって聞いた気もするが、並べてくれたんだ、まあいいだろ)」
莉奈父「〇州〇齢ね、分かった…
(山国の蔵元の酒選んだか…ウイスキーは〇る〇か角と言ってたし…
酒の銘柄には全く頓着が無いらしいな。この前のそうだったが、
あまり深酒もしないみたいだし、酒の点で莉奈が苦労させられることは無さそうだな。)」
そう言うと、残りの二本を棚に戻す莉奈父。
莉奈父「さあ、どうぞ宙斗君。」
瓶を宙斗に向け傾ける莉奈父
「ありがとうございます、頂戴します。」
いつの間にか目の前に置いてあったビードロのぐい呑みを、言葉と共に捧げる宙斗。
宙斗のぐい呑みに酒を注ぎ終わると、瓶を持ったままぐい呑みを持とうとする莉奈父。
「あっ、お注ぎします。」
瓶を莉奈父から受け取り、莉奈父に注ぐ宙斗。
宙斗が瓶をテーブルに置くと、また瓶を持った莉奈父が、用意を終え座っていた莉奈と莉奈母に
「ほら君たちもどうだ?」
莉奈と莉奈母のぐい呑みに注ぎ終え改めてぐい吞みを持った莉奈父が
「今日、宙斗君と藍ちゃん、坂本さんという方のおかげで、莉奈が正式にあの男に別れを告げることができた。本当に感謝しているよ宙斗君。」
莉奈母が軽く頷きながら
莉奈母「本当…ありがとうございました、岡田さん。
(でも完全に信用するのは、興信所の報告見てからよ。)
そうだ、藍ちゃんや坂本さんって方にも、お礼しないいけませんわね。」
莉奈父「そうだな。宙斗君今度、坂本さんがやってる店に案内してくれるかい?」
「案内するのは構いませんが、あそこは海斗もたまに利用してて…海斗とかち合ったら拙いかと思うんですが…」
莉奈父「そうか…それもそうだな。私と家内はあの男と面識はないとはいえ、坂本さんにお礼を言ってる場面に入ってきたら拙いか…あの男はそれほど気が利く奴かね?」
「どちらかと言うと、気は利かない方で自己中心的なのですが…念には念を入れておいた方が宜しいかと…海斗は会社で何か大きいミスをしたみたいで、この頃忙しくしていたみたいです、大きいミスなら会社から何らかの処分があるのでは?」
その会話を聞いていた莉奈は…
ーーーーー海斗-----
井ノ原からのメッセージを読み一段と肩を落として、
海斗「くそっ、なんでみんな俺から離れていくんだよ…あー、むしゃくしゃする。
やりてえ。女に生でぶち込んで、中出ししてえ……」
性欲を持て余し、自分でしようとAVの再生を始めたところに、一通のメール。
海斗「こんな時に誰だよ全く……」
メールを開けると、協力工場の事務員から
【紗栄です、私明日休みなんです。
どこかでお会いして、二人で食事でもしませんか?
連絡首長~くして待ってます。(ハートマーク)】
海斗「紗栄って、出張先にいた事務員の女の子か。そういえばやったんだっけか。
この時間から二人で食事それも明日休みって、完全に誘ってるよな。
若干ケバかったけど、おっぱいは最高だったし、中も……
今後の発散用に関係持っといてもいいかな。」
電話アプリを開き、連絡先から沙栄の番号を呼び出すとコール。
程なくして
「はい。岡田さん?紗栄ですけど…」
「あっ、紗栄ちゃん。俺…俺…岡田海斗だけど…」
「岡田さん!(一気に嬉しそうな声に変わる)」
「沙栄ちゃん、メールありがとうね。二人で食事いいね。是非行こうよ。」
「嬉しい…待ち合わせの場所と時間どこにします?明日ですよね。」
「できれば、これから会えないかな。〇〇新幹線駅の改札に〇時にいるからさ。」
「ほんとに?じゃあ用意して早速出ますね。じゃあまた後で。」
電話を切ると手早くシャワーを浴びて、派手な下着・超ミニスカート・胸が強調されるシャツを着て、薄手の上着を羽織り家を出る沙栄。
沙栄「岡田さんってちょろいわぁ(笑)…憧れの都会暮らしももうそこまで…」
ーーーーー海斗の家を張り込んでいる海斗担当調査員ーーーーー
海斗担当「この調査も明日で終わりっと。しかし海斗って奴、色々とやらかしてくれて、盛りだくさんの報告書が書けそうだ…」
その時マンション玄関から出てくる海斗の姿を見かける。
海斗担当「おいおい、この時間から外出かよ…お願いだからもう静かにしててくれよ。調査する方の身にもなれってんだ全く。」
そんなことを思いながらも海斗の後をつけていく海斗担当調査員
ーーーーー永瀬家での食事を終え、家に向かう宙斗ーーーーー
「母親はもうちょいかかりそうだけど、これで父親は攻略完了ってところか。
まあそれも、〇〇のところの調査報告が上がれば…」
そんなことを考えながら、宙斗がターミナル駅のコンコースを歩いていると、通路の逆端をスキップでもするかのような足取りで、駆けて行く海斗を見かける。
「海の奴、まさかまだ諦めてないんじゃ…」
少し海斗の後をつける宙斗だったが、海斗は莉奈の家へ向かう路線への階段を通り過ぎていく。
「莉奈の最寄り駅に行くんじゃないなら、どうせ調査員が尾行してるだろうし、まあ放っておいていいか。しかしこの時間からどこか出かけるなんて、あいつの会社明日休みか?」
踵を返す宙斗
ーーーーー宙斗の調査をしている宙斗位担当調査員ーーーーー
宙斗担当「依頼者の娘宅を出て、順調に帰宅ってか…本当に何もないな宙斗って。
何の面白みもない報告書になりそうだ…」
ターミナル駅で宙斗の後をつけながら、そんなことを考えていると宙斗が急に立ち止まり一瞬逆端を見ると、踵を返す。
宙斗担当「なんだ?どうした?」
宙斗の見ている先を見ると、海斗の姿。
宙斗担当「原因は海斗か。ってことはあいつ(海斗担当)も…いたいた(笑)」
一瞬踵を返した宙斗だったが、又振り返り歩き始める。
宙斗担当「海斗に話しかけるでもなく、また戻るのかよ。」
自身の近くにはさっき昇って来た、依頼者娘宅方向へ向かう電車のホームへの階段。
宙斗担当「そうか、こっちに行くんじゃないかと心配したと…でもそうじゃなさそうだからまた引き返したってところか。海斗がどこに行ったかはあいつ(海斗担当)に聞けばわかるし。」