ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1

共有される女

投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
削除依頼
2026/04/05 21:46:54 (q1e1YjXi)
通りが見渡せるカフェの窓際の席

カップルらしき男女が語らい合っている。
「〇〇ちゃん今日は遅くまで引っ張りまわしてごめんね。疲れちゃった?
遅くなっちゃうからそろそろ帰ろうか。親御さんも心配するだろうし…」
テーブルの上に置いてあった伝票を掴んで立ち上がる海斗は、そのままレジに向かい会計を済ませ、〇〇に振り返り、
「じゃあ行こう。」
帰り道の途中暗がりもあったが、海斗は〇〇の手さえも握ろうとはしなかった。
「〇〇ちゃん、今度の土曜日で付き合いだして半年だよね。土曜日はお互い少し早起きして□□ランドに行こうよ。」

〇〇と別れて帰る途上海斗のスマホが着信を示す。
それは会社の上司から土曜日出勤を厳命する電話であった。

「土曜日出勤かぁ…折角の休みだってのに面倒くさいなぁ……」
上司のあまりの剣幕に「わかりました。」と答えてしまった海斗。
しばらくして、〇〇との記念日デートの約束を思い出す。

「しまった……土曜日は〇〇ちゃんとデートの約束したんだった…
今更上司に断りの電話入れられないし、〇〇ちゃんすごく楽しみにしてたみたいだったし…どうしよう…」


その日の夜宙斗のマンション

海斗「宙お願いだから、土曜日俺の身代わりでデート行ってくれよ。
俺その日急遽出勤になっちゃって。〇〇ちゃん凄く楽しみにしてて……
頼むからさ…中止とか言って〇〇ちゃんを悲しませたくないんだ。」
宙斗「悲しませたくないって、お前…
〇〇ちゃんって、この前写真見せてくれた可愛い娘(こ)だろ。
海お前、自分の彼女が兄弟とはいえ他の男とデートしてても平気なのか?」
海斗「平気…ってわけじゃないけど……悲しませるよりはましだろ。」
宙斗「分かったよ、行ってやる。でも何があっても後で文句言うなよ(笑)」
海斗「分かった。助かったぁ…恩に着るよ宙。何があってもって何もないだろうし(笑)」
宙斗「で、どこに連れてく予定とかは話してあるのか?」
海斗「少し早起きして□□ランドに行こうって…細かい話は電話でって」
宙斗「□□ランドねぇ…成程。約束はお前と電話でするんだよな。
逐一こっちに連絡してくれるってことか。
お前が彼女の事なんて呼んでるのか、彼女との仲はどれくらいまで進んでるのか、色々と教えてくれ。」
海斗「なんでそんなこと必要なんだよ。」
宙斗「お前馬鹿か…知ってないと話し合わなくなるだろうが。
最悪俺が替え玉で来たって事、彼女にばれるぞ。そしたら、振られるなお前(笑)」
海斗「そ…そうか、そうだよな……振られるのは嫌だし、分かった話すよ。」

--------------------------------------------------

海斗の彼女を宙斗が寝取り、最終的に双子兄弟共有の女にされる(する)イメです。
以前ここで遊んだ〇〇さん、お待ちしてます。

宙斗・海斗:35歳の双子の兄弟。
      身長体重は共に176cm・75kg。
宙斗:S・寝取り癖有・観察深く気遣いができる(マメ)
海斗:M・自覚なしだが寝取られ癖有・鈍感で自己中

二人を外見で見分けるのは困難。
見分ける方法は性格的なものが一番だが、異性との付き合いが浅い〇〇にはまだ無理なこと

宙斗と海斗のマンションは向かい合っており、それぞれ最上階の角部屋。
それぞれの部屋から、それぞれの部屋が見える位置関係に建っていた。

1 2 3 4 5 6
レスの削除依頼は、レス番号をクリックして下さい
42
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/04/22 06:36:18    (v5UHsAzB)
−−−宙斗との電話−−−
「父の勤める会社ですか?えぇ、〇〇株式会社ですがどんなお仕事してるか知りませんが…。
会議や会食で遅くなったり、取引先の方とゴルフや〇〇のクラブへ行くと聞いてます。
リモートワークも多い様です。」
間違いなく〇〇株式会社、取締役。
一応、と言うか社会人なら知らない人は居ない会社。

両親の好みを聞かれ父はウィスキーのマッカランを普段飲んでいて、母は甘すぎるお菓子は好きではないがお菓子自体は好きと応える。
三宅藍と共に自宅到着より少し早い時間を指定して電話を終わらせる。

−−−駅前到着−−−
藍「おはようございます、初めまして〝宙斗さん〟莉奈から話は聞いてます。」
莉奈からの藍の事前情報通り、ショートカットで長身でスレンダー美人。
活発と莉奈は言っていたが男性からしたら勝ち気と言ったとこらだろうか、宙斗を見るその目はキツく莉奈に制されているが変わらない。
「宙斗さん、こちらまでご足労頂きありがとうございます。
昨夜話していた三宅藍さんです、……藍ちゃん、そんな目で宙斗さんを見ないの!」
藍「だってぇ〜。」
莉奈には優しい口調で話、宙斗には少しトゲがある口調。

「立ち話もなんですし喫茶店に行きましょう。」
莉奈と藍が前を歩き案内する形。

藍「チェーン店の喫茶店なので人の目気がなりませんので今日はこちらで。」
席に案内され藍は珈琲、莉奈は氷抜きのオレンジジュースを。
「宙斗さんは何を飲まれますか?」

注文が終わるとあの日の…海斗とまさみを目撃した日。
宙斗の手を取り施設に入ろうとした事を詫び、立ち上がり宙斗へ頭を下げると藍も立ち上がると数秒頭を下げ
「あの日、本当に失礼なことをしてしまいました、申し訳ありませんでした。(最敬礼)」

そして藍はお礼と苦情が…。
藍「まずは莉奈を連れ込まないでくれてありがとうございます。(最敬礼)
あの時の莉奈は〝宙斗さん〟が仰っていた通り冷静な判断でなかったと思います。」

頭を上げる藍。
藍「ただ…興味があったから頼まれたからと入れ替わったことに対しては憤ってます。…莉奈が可愛くなかったら入れ替わらないかったですよね?」
「ちょっと、藍ちゃん!」
藍「莉奈は黙っていて!宙斗さん、どうなんですか?」
宙斗の答えを聞いてから藍が次々に質問、まるで尋問だ。

どんな会社に努めてるのか、休みは何曜日か、友人の数、特に親しくしている親友は居るのか?

付き合っている女性は居るか?代々の彼女たちとの別れの原因は?
藍の聞き方に莉奈が止めてほしいと言う、藍の独断で間違いないだろう。
藍(宙斗さん、絶対莉奈に惚れてるし莉奈も無意識下だけど宙斗さんに好意を持ってるよね。
莉奈のことだから海斗さんのことが解決しても直ぐにはいけないだろうしその間に宙斗さんに恋人出来たらと思うと…。
莉奈に誠実なのは間違いないよね?)

宙斗の回答後、時間になってしまい永瀬家へ。
宙斗の対応に満足したのか藍は駅前だ別れ、またね。と言い返っていく。
「藍ちゃん、ありがとう!」
藍「莉奈のためなら例え火の中水の中だよ〜。」

駅から徒歩15分ほどの自宅へ。
15分の距離を夜とは言え治安のよさそうなこの町で帰りにタクシーに載せるのはやはり少し、否かなり過保護に育てられたに違いない。

永瀬家へ到着するとインターフォンを押す莉奈。
莉奈母が待ち構えていたかのようなは玄関ドアが開き。
莉奈母「莉奈ちゃん、お帰りなさい。
岡田さんもいらっしゃい、どうぞお上がりになって下さい。
夫がダイニングで待ってます、聞か忘れていたんですがアレルギー好き嫌いお有りになって?」

用意されていたスリッパに履き換えダイニングへ。
莉奈父「岡田宙斗くん、よく来てくれたね。」

笑顔の莉奈父、だが圧が凄い。
莉奈父「今日は莉奈が大変お世話になったお礼と今後のことをどう思っているのかを聞きたいとお待ってご足労願った。」
莉奈母「私も聞きたいわ、莉奈ちゃんのことどう思っているのかを…。
まずは莉奈ちゃん、手を洗ってからお料理運ぶの手伝って頂戴。」
「はぁ〜い。」

配膳を手伝う莉奈、ダイニングには莉奈父と宙斗のふたり。
莉奈父「莉奈が迎えに行くと言った時、藍ちゃんも一緒と聞き、君の弟と、その何だ、電車のこと以外にも何か莉奈が謝りたいことがあったと思ったんだがどうなんだ?」

莉奈父の鋭い眼光が宙斗を捉える。

−−−海斗会社−−−
課長「隣の市のモデルルームの営業所に出向だ、ほらほら、さっさと行きなさい。」
海斗(隣の市のモデルルームって商品を展示して客が見にくるだけの場所だよな。
えっ?休み、土日じゃなくなるな、給与も下がるし莉奈ちゃんと休みも合わなくなるし、否その前に許してもらわないとだ。
莉奈ちゃん、電話に出てくれよ……。)

−−−永瀬家、ダイニング−−−
料理が運ばれている時、莉奈のスマホが鳴る、別に隠しごとをしていない莉奈はダイニングテーブルの上にスマホ画面を上にして置いてあったそこへ、マナーモードの着信が画面には新幹線からであろう海斗、岡田海斗と表示されている。
43
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/04/22 23:58:29    (9Yz7nkR8)
ーーーーー喫茶店ーーーーー

「僕も珈琲で…砂糖はなしで結構です。」
注文を終えると、二人に向かって頭を下げながら、
「今回は弟海斗がとんでもない事しでかして本当に、申し訳ない。
莉奈さんの友達である三宅さんにも多大な心配かけてしまって…
海斗の奴にはきつく言っておくから…」
宙との謝罪が終わると、莉奈からの謝罪とお礼が。
それが終わるや否や、藍から詰問とも思える質問が

「僕も男だから、かわいい子の方が勿論好きだし…
弟から、身代わりデート頼まれたときに、
写真の莉奈さんが可愛かったから受けたって言う部分も、勿論ある。
でも信じて貰えないかもだけど、それ以上に
弟の彼女ってどんな人なんだろ?という部分が大きかった。
弟の彼女とデートするなんて、瓜二つの双子と性格って言う条件が揃わないと、体験できない超レアなケースだからね。」
納得したのかしていないのか、外からは窺い知ることができない表情のまま、藍の質問はどんどん続いていく。

「〇〇っていう、広告代理店で営業の仕事をしてます。」
「休みは基本土日祝、回数は少ないけど、休日出勤とかもあることにはあるかな。」
「友人の数ねぇ…友人って言う定義を、どこに持ってくるかに寄るからなぁ…」
「何でも話せる友人はいるにはいたけど、今海外駐在で日本にはいない。
ここ数年会ってないな…」
「今現在付き合ってる女性はいないよ。」
「別れの原因?いやなこと聞くねぇ(苦笑)まあ絶対数がそんなにあるわけじゃないけど、すれ違いだったり、なんか違うって言われたり、相手に他に好きな男が出来て別れてって言われたこともあったかな(笑)」
藍からの質問一つ一つに誠実の応えていく宙斗
「(友人を怒らせて、わざわざ敵にする必要は皆無だから。っていうより、できれば仲間にしといたほうがいい(笑))」

藍からの質問が一段落したころ、そろそろ時間という莉奈の言葉に従って、喫茶店を出る三人。
宙斗がレジで会計をしていると、藍が莉奈に気が付かれないようにであろうか小さくガッツポーズをして、ごちそうさまですと言って外へ出て行く。
駅前で藍と別れて、永瀬家へ歩いて向かう途中、
「莉奈さん、いい友人持ってるね。三宅さんの事大切にしてね。」
そうこうしているうちに永瀬家の前に。

ーーーーー永瀬家ーーーーー

莉奈がインターホンを鳴らすと、待ち構えていたように内側からドアが開き莉奈母が顔を表す。
莉奈母「お帰り、莉奈ちゃん。岡田宙斗さん、本日はお呼び立てする形になってしまい申し訳ありませんね。どうぞ上がってくださいな。」
玄関の上がり框の玄関マット上には、来客用のスリッパが用意されている。
「本日はお招きいただきまして…これつまらないものですが。」
と言って紙の手提げ袋二つを莉奈母に渡してから、「お邪魔します。」と玄関マットに用意されていたスリッパに足を通す。
すると莉奈が素早く、両膝をついて靴を揃える。

その様子を見ていた莉奈母が
莉奈母「岡田さん、お靴綺麗になさってるのですね。日頃からですの?」
「あっ、これですか。これは…仕事が営業という職種というのも関係してるんでしょうけど、入社当時に先輩から、『靴は心を映す鏡だからな。』的なことを言われまして、手入れを続けているうちにいつしか習慣になってしまって(笑)
手入れしてくれるパートナーもいないですし、自分で…(苦笑)」
莉奈母「そうですか、お偉いわぁ…あ、すいません、お停めしてしまって。
リビングダイニングに主人が居りますので…
莉奈ちゃん、岡田さんをご案内してから、お料理運ぶの手伝ってちょうだい。
(この言葉が本当ならいいけど…男の独り身で、ここまで気が回るのかしら?
主人に言って興信所でも雇おうかしら。)」

その頃宙斗は、莉奈父と二度目の対面
莉奈父の言葉に、
「(おぉ、怖っ…流石〇〇社で取締役まで張ってることあるわ。
でもなかなか攻略できないからこそのラスボス、必ず抗攻略して…)」
しかしこの時の宙斗は、別に本当の意味でのラスボス(莉奈母)が控えていることに気が付いていなかった。

莉奈父と二人きりになったリビングダイニング。莉奈父の思いかけない問い。
「(三宅さんが付いてきたって聞いただけでこの洞察力、流石だわ。
でもどうやって答えれば……本当の事、酔った上でのこととはいえ、
莉奈ちゃんからホテル誘ったとか答えたら、莉奈ちゃんを追い詰めちゃうし…)
いや三宅さん、ただ私に文句言いたかっただけみたいです。
そんな依頼受けるんじゃないって思い切り怒られました。(苦笑)
馬鹿な依頼受ける男を見てみたいって気もあったんじゃないですかね。」
と宙斗が答えた時、調度料理を運んでくる莉奈。
その顔が少し強張っていたことを宙斗は知らない。

「貴方、お酒お召し上がりになりますよね。
岡田さんからあなたがいつも呑んでらっしゃるウイスキー、
マッカランでしたっけあれをいただいたの。
貴方がいつも呑んでるのと、表示されてる数字が違うみたいでしたけど。
岡田さんもお召し上がりになるわよね。」

莉奈母がそう言って、また莉奈と莉奈母がキッチンに消え、
リビングダイニングには莉奈父と宙斗の二人に。
その時テーブル上のスマホに着信が。
莉奈父「おい、莉奈でん……」
電話だぞと声をかけようとした莉奈父の声が、スマホのディスプレイを目にした瞬間途中で止まる。
莉奈父「(こいつか、私の可愛い娘、莉奈を二股の上弄んだ奴は。どうしてやろう、電話に出てもう娘に近づくんじゃないと一括してやろうか。)」
「(海斗か…何て間の悪い奴なんだ(笑)もうすぐ莉奈ちゃんは俺がいただく。
指をくわえて恋人が実の兄に寝取られるの想像しながら、ちんぽ勃ててろ(笑))」
莉奈のスマホへの着信が切れた直後、宙とのスーツ内ポケットにあるスマホにも着信があったが、バイブも震えないマナーモードにしてあった宙斗は気づきもしない。

ーーーーー新幹線内、海斗ーーーーー

新幹線デッキで電話中の海斗
「あーくそー、莉奈ちゃん出ないよ。たかだか一回の浮気くらい何だって言うんだ。
それくらい大目に見ろってんだ。」
つくづく自分勝手な海斗は、もう一度文句を言おうと今度は宙斗の番号へコールを。
数度の呼び出し音の後、”この電話は電源が入っていないか、電波が~”との機械音声が連続して流れ始める。
「くそっ……留守番電話にもなりゃしない。留守電になれば、文句の一つも吹き込んでやれるのに…」
「協力工場に着いたら、ラインに入って製造の手伝いか…休憩時間以外電話なんてできそうにないよな。」

ーーーーー井ノ原家ーーーーー

井ノ原「岡田の奴、協力工場で製造の手伝いだと…終業後飛んでいったよ。それが終わったらお客様への謝罪周りに、部品協力工場の再変更。それが終わったら協力会社の営業へ出向かぁ…」
朝香「えっ、そんなことになってんの?」
井ノ原「あぁ、他の業務ある部員も交代で残業対応してるよ。」
朝香「だから貴方もこの頃遅い時があるんだね。」
井ノ原「そういうこと。折角紹介したのにな…それどころじゃなくなっちゃったよ。
朝香今度、莉奈ちゃんだっけに、探り入れてくれない?どうなってるか。」
朝香「うん……」
44
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/04/23 07:48:19    (rhQjaTzY)
−−−少し巻き戻し、永瀬家に向かう道すがら−−−
愛を褒められニコニコとしている莉奈。
「藍ちゃん、凄いんですよ!学生時代、生徒会に入ってましたし弓道部のエース。
正義感も強くて何より優しいんです、これからも大丈夫にしたいと思ってます。」

その後、藍の苦手なことが莉奈の得意なことなど話した。

−−−リビングダイニング−−−
莉奈父(入れ替わりの件、興味であの藍ちゃんが行くわけないな、私たちに聞かれたくない莉奈の不利なことがあったんだろうがこれ以上追求するのは得策じゃないな。)

莉奈父の前に座る宙斗へ莉奈母と一緒に作っていたブラックペッパーソーセージと紫キャベツのマリネを置き、宙斗の持ってきたウィスキーとグラス(ショート、ロング)
アイスペールにマドラー、ウォーターピッチャー、炭酸水と置かる。
莉奈父「岡田くんは普段どう飲んでいるんだ?(私が飲んでいるからと聞いてご機嫌伺いで持ってきたのか?)」
莉奈母「お魚もどうぞ。」
桜鯛の焼霜造りとお刺身(昆布締め)海藻類とツマも添えられている。

(マリネの味付け私がしたけど宙斗さん、気に入ってくれるかなぁ?)
藍の思った通り莉奈の無意識下で宙斗への好意があるようでそれを目ざとく気づいたのはやはり莉奈母。
(やっぱり主人に言って興信所で調査させましょう。)
テーブルいっぱいに料理が並べられる。
よだれ鶏、サラダ、チーズ、ナッツ、ドライフルーツに宙斗が持ってきたフィナンシェとほうじ茶のシフォンケーキ。

シフォンケーキ、莉奈が焼いたのか莉奈母が焼いたのか宙斗には解らない。
莉奈父が莉奈母に君も飲まないか?と声を掛けると一杯だけと応えると莉奈父がハイボールを作り始める。
愛妻家であり愛娘家だろうとうかがえ知れる莉奈父の行動。
「私は…お茶にします。」

莉奈の手元にはロンググラスのなかに茶色いお茶が入っている。
莉奈父が全員分の飲み物を用意すると食事、否宙斗に取っては苦痛な会食会なのかもしれない。

−−−藍−−−
藍(興味本位で入れ替わったのは本当?莉奈に興味があるからよね?好きと言われたと言ったし…。
彼女いないのは本当そう、宙斗さんの会社、丁度友だちが勤めてるからどんな人か聞いてみよう。)
藍「〇〇、藍だけど聞きたいことがあってね。」

そう切り出し親友が宙斗と知り合ってそれで宙斗のこと聞きたいと聞くと
悪い噂は聞かないし仕事にも真摯取り組んている。
上司からは可愛がられ同僚後輩からも信頼があり、慕わられてると…。
藍「女性関係は?」
合コンに参加してるみたいだけど他の男性同僚とは違い〝お持ち帰り〟してる様子はないよ。と
藍「そう、ありがとう。」
岡田さんなら心配要らないよ。軽薄な人ではないし正義感もあるよ。
数日前に痴漢捕まえて遅刻してきたんだよ。
藍「〇〇ありがとう、また気になったことがあったら聞くかも。」

−−−永瀬家−−−
「ソーセージと紫キャベツのマリネ、美味しいですか?」
宙斗が口に運んたあとドキドキしながらな聞くと。

莉奈母「今、莉奈、料理の勉強中なのよ。」
「お母さん、恥ずかしいから言わないでよ。」
莉奈母「いいじゃないの、ねぇ、宙斗さん、何でも学ぶこと大事よね?」
45
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/04/23 23:04:49    (Y858J8J4)
ーーーーー永瀬家 リビングダイニングーーーーー

「私ですか?……いつもはジャパニーズウイスキー専門でして…
それをストレートかロックで……はい。
でもジャパニーズウイスキーと言えど高いので、
家で呑むときは〇るまとか〇瓶をコークハイにして。
本当にウイスキー好きな方には、怒られちゃいそうですけど(笑)」
莉奈父「そうかでは今日はロックにしようか、ダブルでいいよな。」
宙斗の答えを待たずに、ショートグラスにウイスキーを多めに入れて、
アイスペールからトングで氷を掴みグラスに入れて、
マドラーで一回転してから宙斗の前に、

莉奈父「はい、ダブルのロックだ、宙斗君。」
「あ、ありがとうございます……。」
お父様という言葉を寸前で飲み込む宙斗。
「(うぅ…気まずいったら…お父様とか言ったら一発で機嫌悪くしそうだし、
かといって、何も話さないわけにはいかないし…何の苦行の時間だよ…
でも莉奈をものにするためには、いつかは通らなきゃいけないことだもんな。)」

莉奈と莉奈母が甲斐甲斐しく料理を、料理を運んでくれて
テーブルの上にはテーブルからあふれんばかりの料理の数々。
莉奈と莉奈母が席に着き、莉奈父が莉奈母の飲み物を作り
莉奈のためにロンググラスにお茶を注ぐと食事が始まると思いきや、
莉奈父が
莉奈父「岡田宙斗君、この度は二度にもわたって、莉奈を痴漢から救って貰って
本当にありがとう。」
莉奈父が頭を下げると、莉奈と莉奈母も頭を下げる。

「いえ、お食事に呼んでいただけるような、たいしたことしては。」
そして三人の頭が元に戻ると
莉奈父「いや、君は勇気があるよ。
女の子…女性にとって痴漢は大敵であり、男は須く君のような行動を
すべきなのだがなかなかどうして…偉そうに言ってる私だってその場にいたら
行動に移せるかどうか自信はないが…あまり長話して妻や娘に嫌われても
嫌なので、食事頂こうとしようか。岡田宙斗君、この度は本当にありがとう。
莉奈の親として心から感謝する。」
莉奈父の話が終わり、食事会が始まる。

ウイスキーで口を湿らせた宙斗が最初に箸を伸ばしたのは、ソーセージと
紫キャベツのマリネ。
それを口に入れた宙斗は数回咀嚼して嚥下する。
心配そうに見つめる莉奈と、薄笑いを浮かべる莉奈母。
二人の様子を少し不機嫌そうに見ている莉奈父。
「このマリネ、すごく美味しいです。この酸味はレモンですか?
今度この液のレシピ教えていただけますか?」
そう言うと、莉奈の顔が一気に綻ぶが、宙斗は気が付かない。

ーーーーー藍との電話を終えた〇〇ーーーーー

「岡田宙斗さんかぁ…営業三課のエースでイケメン、次期人事査定時には課長昇進
間違いなしとされてるのに、社内では女関係の噂皆無なのよねぇ…
おかしいと思ってたら、相手は社外か…成程ね。
相手は藍の親友って言ってた?私からも藍に探り入れちゃおうかしら(笑)
そう言えば同じ課の事務員の子が、食事誘ったけど玉砕したって言ってたっけ?
藍に言い忘れちゃったけどまあ、いっか。」
46
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/04/24 13:24:01    (uDDlBPuJ)
−−−永瀬家、リビングダイニング−−−
宙斗がマリネ液の作り方を聞かれ思わず笑みがこぼれる莉奈。
莉奈母「ふふふっ、莉奈ちゃん、喜んでもらえたようでよかったわね。
この娘ったら何度も作り直したから主人も私も食べ飽きちゃってるのよ。
宙斗さん、お料理なさるのね、将来の奥さま、幸せ者ね、全て妻任せなんて人も居ますからね、ねっ、アナタ。」
莉奈父「わ、私のことは置いておいてくれ、参ったな…。」
「お母さん!それを言わないでよ…。」

バツが悪いのかシュンっとする莉奈に莉奈父が。
莉奈父「美味しく食べてもらおうと思うことが大事なんだ。
莉奈は宙斗くんに礼の意味も込めての料理だろう?」
「それはそうたけど…、宙斗さん、マリネ液は夏蜜柑を絞ったの果汁と果肉も少し使ってるんです。」

懸命に作った照れくささを隠すようにレシピの話をしていると莉奈母が席を立ち、宙斗、莉奈に気づかれないよう後ろ手に莉奈父を呼ぶが…。
宙斗は細心の注意を払っているため気づく。
ウイスキーが並んでいるシェルフの前で小声で話している声が…。
「靴が…。」「お料理を…。」漏れ聞こえてくる声。
「興信所で…。」「〇〇さん」「調査…。」

莉奈父「お待たせしてしまったかな?私がいつも飲んでいるウイスキーだが岡田くんもどうかな?」
莉奈母「莉奈ちゃん、少し手伝って頂戴。」
「はい、今行きます。」
莉奈がキッチンへと行くと莉奈父が。

莉奈父「岡田くん、君は莉奈のことをどう思っているんだい?
今後、どうして行きたいと思っているか聞かせてくれないか?
私たち親の目で見ても莉奈は君に惹かれているようだ。
助けてくれたからなのか今はまだ判らないが…君の弟と同じ考えならば今後、莉奈から連絡が有っても取り次がないで欲しい。
脅すようで悪いが…、君の勤めている会社の風間くんとは旧知の仲てね…。」
悪いがと言っている莉奈父だが少しも悪びれている様子はない。
脅しではない、莉奈と軽い気持ちの付き合いならそれ相応の措置はすると警告。

−−−藍−−−
「〇〇広告代理店の営業三課のエースで次期課長、転勤ってあるのかな?
転勤あるなら莉奈と付き合いだしたら遠距離になるし結婚したら転勤族よね。
オジさんはまだしもオバさんは猛反対するわよね…。
メッセージ、〇〇からだ。」
【伝え忘れたけどこの間、課の事務員から食事に誘われて宙斗さん、断ってたわよ。】
「身持ちも硬い…、ヨッシャっ!!」

ひとりガッツポーズをする藍。

−−−莉奈の戻ったリビングダイニング−−−
「宙斗さん、お父さん、何を話していたの?
まさか、私の昔話とかじゃないわよね?」
莉奈母「いいじゃない、宙斗さん、これ見て頂戴。」
莉奈父「あらかた食べ終わったね、ソファに移動しようじゃないか。」
グラスを持ちソファへ移動する莉奈父とチョコレート、シフォンケーキを持ちテーブルへ置く莉奈。
莉奈母は三冊ほどアルバムを持ちリビングへ。
「宙斗さん、こちらへどうぞ。」

二人掛けのソファ、莉奈と並び座るようだ。
「お母さん、それ私のアルバム、駄目、見せないで!」
莉奈母「いいじゃないのよ、これを見て貰えば莉奈ちゃんのことを知ってもらえると思うのよ。」
47
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/04/24 22:14:10    (N/yvadLj)
ーーーーー永瀬家 リビングダイニングーーーーー

料理なさるのね?と言う莉奈母に対して、
「まぁ……独り身で作ってくれる相手もいないですし、
外食ばかりだと健康に悪いですからね。
どこかに作ってくれるいい人がいればなんて、考えてるんですが。」
そう言った後に莉奈をチラ見する宙斗。
「でも料理始めたきっかけは、決して褒められたものじゃないんですよ。」
若いころ料理できれば女の子にもてるかなぁなんて考えたりして。
結果さっぱりで、今この年になっても独り身なんですけど…(苦笑)

「夏蜜柑なんだ。成程…塩っけあまり強く感じなかったけど、塩はどれくらい?」
莉奈の答えを聞いて
「成程…少し甘めにしたいときは、オレンジとかを使ってもいいんだね。
男って駄目ですよね。レシピ本通りでこういう面では応用が利かない(笑)」
莉奈とレシピの話をしながらも、注意は莉奈父と莉奈母の方に向いている。
「(興信所?俺の事調べさすのか??徹底してるな…
あまり品行方正にし過ぎても不審がられるだろうから、いつも通りに。
合コンには出席しても、そのあとの持ち帰りがなければ、ようは只の飲み会だし、
それを持って、この親たちから注意人物扱いされることはないだろ。
でもrifugio segretoに行くのは、しばらくの間控えとくかな。
マスターや森田君が自分たちでバーの秘密ばらすとは考えられないが、
どこから耳に入るか分かったもんじゃないからな…)」

莉奈父が莉奈母との話を終え、莉奈が莉奈母に呼ばれてキッチンに行くと
莉奈父からド直球な質問が
「(親からすれば、娘の将来を心配するのは当たり前だよな。さてどう答えるか。)
……ランドで莉奈さんに告白してしまったのですが、私は年甲斐もなく莉奈さんを好きになってしまったようです。
将来的には結婚をしたいなと。勿論莉奈さん及びお父様方にお許しをいただければの話ですが(照笑)」
「弊社の風間とお知り合いでしたか…
(やはりか。これは、付き合うことのになっても社内では下手の会話はできないな。
筒抜けになると考えたほうが良さそうだ。
まぁ、最初から分かっていれば対処のしようがあるってもの。)」

そんなことを考えていると、莉奈と莉奈母が戻ってきてソファへ移動することに。
莉奈母は小脇にアルバムらしきものを何冊か抱えてきて、
リビングテーブルの上にその内の一冊を開いて乗せる。
やめて!という感じで両手でそれを隠そうとする莉奈。
莉奈母「莉奈ちゃん見て貰いなさいな。これ見て貰えば小さい頃の莉奈ちゃんの事、知ってもらえると思うのよね。ねっ宙斗さん、興味あるわよね(笑)」
「興味は凄くありますが、莉奈さんが嫌がってるものを見ては……」
莉奈母「ほら、莉奈ちゃん(笑)」
渋々仕方なくといった感じで、恥ずかしいなぁと言いながら両手をどかす莉奈。
「莉奈さん、見せて貰いますね。」
莉奈に断ってから、アルバムに目を落とし始まる宙斗。

出生から始まり、お食い初め・お宮参りと写真の中でどんどん大きくなる莉奈。
何に怒ったのか脹れている写真や涙を流して啼いている写真、家族旅行であろうか緑の中で莉奈父莉奈母と三人並んでいる写真、波打ち際で遊んでいる写真も。
「可愛いなぁ……」
「これ旅行先ですか?」
「あっ、これ〇〇湖と遊覧船ですよね。僕も小さいころ連れてってもらったことがあります。」
などと乾燥を言いながら、一枚一枚の写真を丹念に見ていく宙斗。
一冊目のアルバムは幼稚園(保育園?)入園前くらいで終わった。

ーーーーー協力工場、海斗ーーーーー

休憩時間になり莉奈に何度目かの連絡を入れる海斗。
「まだ出てくれくれない……莉奈ちゃん出てくれよ。」
何の脈絡もなく、先日見たAVのドラマ部分を思い出す海斗
それは、自分が忙しくなり恋人との連絡がつかなくなる場面。
その後は、実の兄が恋人に近づき、二人きりのデートそしてキス、セックス、そして兄に溺れて行き、身体だけでなく心までも兄に捧げる恋人。
兄の肉棒を愛おしそうに舐め上げて、上目使いで兄にねだる恋人。
いつの間にか場面には弟も現れて、兄と恋人の情事を見ながら硬く屹立させている。

いつしか弟を自分、兄を宙斗、恋人を莉奈に当てはめ夢想している海斗。

ーーーーー永瀬家ーーーーー

アルバムを見終えた宙斗。
腕時計を見ると、
「もうこんな時間に。すっかり長居してしまって申し訳ありません。
今日は本当にごちそうさまでした。」
ソファから立ち上がり頭を下げて挨拶をする宙斗。
「今日はこの辺で失礼します。」
再度頭を下げる宙斗。

ーーーーー翌日、莉奈母ーーーーー

出勤前の莉奈父と最終確認をして、興信所に電話、電話にでた人物に
「すいません、素行調査をお願いしたいのですが。
対象は〇〇市〇〇区北町に住む、岡田海斗35歳。
調査期間ですか……そうですね…あの、素行調査をお願いする皆様は、
大体どれくらいの期間でお願いしているものなのでしょうか?
時と場合による?それはそうでしょうが…調査の目的ですか?
む…娘の縁談相手の調査です…
それだと通常2週間くらいが多んですね、では同じでお願いします。
調査対象の顔写真ですか?…もちろんあります。
は…はい〇時に〇〇駅前のカフェで……はい、はい……」
48
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/04/25 16:46:06    (4GdqJ8Ae)
−−−リビングのソファ−−−
「もうお母さん…、こんなにお見せしても宙斗さん、退屈なだけですよ。
えっ?〇ノ〇湖に行かれてたんですね、もしかしてすれ違ってたりして…。」
クスクスっと笑う莉奈。

莉奈母「このアルバムは初等科から高等科の学園のアルバムでこちらがプライベートのアルバムで…。」
「何冊も見せたら宙斗さん、大変よ。」
莉奈母「莉奈ちゃん、これくらいでお母さんの気持ちを宙斗さんに伝えられないのよ。
こっちの一冊は成人式のときの写真よ。」
ゴールドベースのアルバム、一冊だけで1日を撮ったアルバム。

莉奈母「ピンクゴールドのこのアルバムは初等科から高等科、大学のプライベートアルバム。
莉奈ちゃんに止められちゃったから成人式のアルバムだけで止めておくわね。」
「もう…、宙斗さん、すみません…。」

数時間後、宙斗が帰路しようとすると莉奈父がもう少しどうか?と引き止めるが…。
本当の意味でのラスボス…、莉奈母が。
莉奈母「何言ってるの!宙斗さんだってこの後、ご用事入れてるかも知れませんよ?
ねっ?どなたかとお出掛けのお約束とかね?
(今日、予定を入れてるなら莉奈ちゃんとのお付き合い、おことわりだわ。)」
「そうよ、お父さん、お引き止めしたら…。(もう少し一緒に居たかったけど…。)」

−−−翌朝、調査会社−−−
調査会社社員(岡田宙斗って岡田か?北町って多分、岡田だよな?)

♪♪♪
宙斗への着信、調査会社社員が偶然にも大学の同期だった。
〇〇「久しぶり、岡田くん、実は…。」

莉奈母から岡田宙斗への調査依頼があったと本来なら守秘義務だが宙斗には世話になってる、と言うか単位を落とさずに済んだ宙斗に莉奈母からの依頼〝娘の縁談相手〟を伝える。
学生時代よくしてもらった宙斗に不利なことは言いたくないが今後の調査活動もある。
2週間ばかり派手な行動はしないのようにと忠告、
〇〇「岡田はいいが、ママ坊っちゃんの…、お前たち(従兄)裏あだ名は知らんかったか?」

−−−昨夜、永瀬家、宙斗と莉奈父だけのリビング−−−
莉奈父「け、け、結婚だと?!……失礼、取り乱した。
そうだな……、莉奈もそんな歳だ、いつまでも手元に置けないな。
…君がそのように考えてくれているなら今後も会うことを許そう。
しかし私たちが(莉奈父、莉奈母)いいと言っても莉奈自身の気持ちが一番大事だ。
今のところ…、手の内を明かすようで些か不満だが岡田くんに私は好印象を持っている。
…君は詰問も誠実に応えてくれた、…今後、莉奈と付き合うようになるならば送り出そうと思うが…。
家の門限は午前0時だ、致し方ない理由で遅れるのなら連絡をいれるようにまた、致し方な理由で泊まることになるならば二部屋予約するようにしてくれ。
それから…大人の付き合いだ、……あることはあるかと思うが順序は間違えないでくれ。」

調査する前の話し今日はこのくらいにしておこうと莉奈父。

−−−翌日、就業後−−−
莉奈が宙斗にメッセージを入れる。
【お時間がありましたらターミナル駅、私たちの中間点駅で1時間くらいお茶でもどうでしょうか?
ご迷惑であれば返信不要です、お約束の時間の1時間半後にお店を出ますので…。莉奈】
49
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/04/26 14:51:25    (rDw32ZLe)
ーーーーー永瀬家ーーーーー

「分かりました。勿論順番を違えるような真似は絶対に…
(これってもしかして、ラスボス攻略完了ってことかな?)」

「今日のところは本当にこれでお暇を…この後の約束なんか無いのですか、
宮従えの身、明日酒臭い息でお客様の元へ向かうのは失礼ですので……
また今度機会がありましたら、その時はとことん。」
そう言って立ち上がると玄関に。
送りに出てきてくれた、莉奈・莉奈父・莉奈母に向けて、
「本当に、ごちそうさまでした。今日はこれで失礼します。」
ともう一度深く頭を下げてから、ほろ酔いの少し火照った身体で駅に向かう宙斗。

ーーーーー翌朝、宙斗会社ーーーーー

客周りの用意を終え、そろそろ出ようかというところに着信。
「あぁ…久しぶり、この前の同窓会依頼か……
どうだ、元気してる?調査会社勤務って言ってたっけ?」
〇〇「あぁ、そうなんだけど、その調査会社の仕事で…」
莉奈母から宙斗と海斗への調査依頼が入ったことの報告と、2週間は目立つ行動は控えろよとの忠告を受ける。
「そうか、ありがとうな…でもこんなこと俺に教えたら、守秘義務違反とやらになって、お前立場悪くなるんじゃ?」
〇〇「心配するな、俺と岡田の仲だろうが、俺と岡田が口噤んでりゃ分かりっこねえよ。
で、その縁談相手とやらはいい女なのか?」
「あぁ、すこぶるいい女だよ、いまから組み敷くの楽しみでな(笑)」
〇〇「なんだ?まだやってねえのか?」
「お前その言い方…まだだよ、相手はおぼこ娘だぞ」
〇〇「処女いただけて、かつ自分色に染められるなんて…羨ましいねぇ。」
「わりぃ…そろそろ出る時間だから切るぞ。今度呑み行こうや。」
〇〇「そうか…楽しみにしてる。そうだ、お前を担当させる調査員の写真送るから、くれぐれも注意しろよ。」

ーーーーー調査会社〇〇ーーーーー

宙斗との電話を終えしばらくして
「しまった、ママ坊ちゃんのこと言うの忘れてた…まぁいいか」
二人の部下を自分のデスクに呼ぶ〇〇
「A君には岡田宙斗、B君には岡田海斗の調査をお願いする。
調査期間は今日の午後から二週間。
その後いつものようにレポートにして私に提出してくれ。
先ずは二人してクライアントと顔合わせ及び資料預ってきてくれ、
〇時に約束してるから、いいね。
じゃあ、宜しく。」
そう言うとメールを打ち始める〇〇
【岡田、〇〇だ。
さっきの件、お前担当の調査員写真を送るから、覚えたらメールごと削除してくれ。
頼んだぞ】

ーーーーー夕方、お客様先からの帰路ーーーーー

「おっ、莉奈ちゃんからメールだ。
なになに?ターミナル駅で一時間位お茶?ここなら莉奈ちゃんの地元駅が近いよな。」
メールだと話が遠いので、電話をかける宙斗
「莉奈ちゃん?宙斗だけど。
メールありがとう。実は今莉奈ちゃんの地元駅から少し先の駅近くにいるんだ。
うん、仕事で。製菓会社(莉奈デザインのパッケージが候補に挙がってる会社?)に用事があって。
本当は口外厳禁なんだけど、その会社が新製品売り出すみたいで、
新担当挨拶も兼ねてその宣伝戦略の打ち合わせ。
よければ、莉奈ちゃんの地元駅で待ってる。うん、うん。」

50
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/04/26 20:41:09    (.SaaFi8s)
−−−莉奈、デザイン会社−−−−
宙斗にメールしてから落ち着かない。誘いに乗ってくれるだろうか?
ソワソワとしていると同僚や先輩が製菓会社のデザインのプレゼンの心配をしているのか?など心配して聞いてくれる。
この会社は莉奈父の親友が経営する会社で…、この会社で莉奈に悪さをしようとする者は居ないが……ただ一人本気で口説いている生田が…。

生田「心配事?相談乗るよ?」
「大丈夫です、ただ……。」
食い気味の生田「どうした?仕事、プライへで困ったことあるの?」
「違います、今日予定があって定時に上がれるかと思いまして…。」
係長「プレゼンは金曜日だし資料も出来上がっている、安心して定時上がりにしなさい。
それから生田さん、ちょっとこちらへ。」

露骨ではないが莉奈を口説く生田へ忠告が入る。
莉奈父は〇〇会社で取締役をしてる、この会社の社長とも懇意だし莉奈の事を子どもの頃から知っていて実の娘の様に可愛がっている。
今、莉奈は同僚の井ノ原朝香から紹介され付き合いはじめた恋人が居る。などなど。
生田「莉奈ちゃんが恋人と別れたら…。」
係長「生田!何言ってんだ!いくら永瀬さんがチャーミングだからと言って横入りする真似はするな、わかったな、以上!」

定時少し前、宙斗からの電話、タイミングよく廊下に出ている時だった。
「宙斗さん、連絡ついてよかったです…、私の地元の駅でいいんですか?急いで向かいますので待ってて下さい。
ゆっくり話したいんです、…とは言ってもそんなに時間が取れませんし前に藍ちゃんと行ったチェーン店の喫茶店でいいですか?
先に入って待っていてください。」

−−−チェーン店の喫茶店、莉奈母と担当調査員2名−−−
莉奈母「こちらが娘、永瀬莉奈の写真です。
そしてこちらが見分けつきにくいかも知れませんが岡田宙斗さんと海斗の二人です。」
調査員2名「「拝見します。」」
宙斗担当調査員(こりゃ、親心配するわけだわ。)
海斗担当調査員(めちゃくちゃ可愛いじゃないか、しかもスタイルもいい…。)
調査員2名が顔を見合わせ頷く。

宙斗担当調査員「見分けは歩き方や仕草でつくと思います。」
海斗担当調査員「決定的な違いがわかればいいんですが…。
単刀直入にお聴きしますがなぜ海斗さんのほうもお調べに?」
莉奈母「……とても言いにくいのですが莉奈ちゃん…、いえ娘がですね。
以前、海斗とお付き合いをしていたのですが…色々ありまして…。
決定的な違い…、海斗のほうは自己中心的で宙斗さんの方は相手方を考えるような人ですかね。」
宙斗担当調査員「調べていけば判りますからご安心なさって下さい。」
海斗担当調査員「ですね。」
調査員2名((お母さま、宙斗さんにいい印象お持ちのようだな。
海斗さんの方には悪い印象…っと、で今後娘に近づけさせないようにする為の調査と…。))
莉奈母「では、打ち合わせ終了ということで…、お支払いは私がしておきますが…、他にご注文されますか?」
宙斗担当調査員「もう少し打ち合わせをしようと思いますので珈琲をふたつほどよろしいでしょうか?」
莉奈母「はい、お支払いしておきますので…。」

調査員2名が注文をすると会計を済ませ店を出る莉奈母。

−−−定時後、莉奈と井ノ原朝香−−−
朝香「莉奈ちゃん、少しいいかしら?」
「朝香さん、すみません、あまり時間が取れませんがどうされましたか?」
朝香「あの…、岡田くんのことで…。」
「宙斗さんのことご存知なんですか?」
朝香「あっ、海斗くんの…、やっぱり…。」
「やはりとは?入れ替わりのことですか?」
天を仰ぐ朝香「莉奈ちゃん、本当にごめんなさい、紹介しててこんなことになるなんて…。」
「いいんです、…入れ替わりは理解できましたから。」
朝香「じゃあ、今後も…。」
最後まで言わせない莉奈「お付き合いは出来ません、理由は私からは離せません。
海斗さんに聞いてください、すみませんが今日、約束がありますので失礼します。
海斗さんから聞いてからまたお付き合いのことについてのお話しでしたらお聞きしますが…。」
頭を朝香に下げ急ぎ足で駅に歩き出す。

生田「井ノ原、莉奈ちゃん、彼氏と別れたのか?」
朝香「そうみたい、…だからと言って莉奈ちゃんにいい夜の止めなよ?さっきも係長から注意されてたでしょ?」
生田「莉奈ちゃんがフリーならかまわないでしょ。」

−−−会社最寄り駅から莉奈自宅最寄り駅→喫茶店−−−
(宙斗さん、製菓会社の新製品のお話してたけど…もしかして、まさか違うよね……。)
「降りなきゃ。」

少し急ぎ足、少し気持ちが弾んでる足取りで喫茶店に向かい店内へ。
51
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/04/26 23:18:12    (rDw32ZLe)
ーーーーーチェーン喫茶店、調査員ーーーーー

莉奈母が帰った喫茶店で、引き続き打ち合わせをしている二人の担当者
海斗担当「しかし本当に似てるな。見分けつける前の段階で二人一緒に出て来られたら、識別するのは至難の業だな。」
宙斗担当「だな、宙斗は気遣いができる、海斗は自己中と言われても、それは他の人間と一緒にいて初めて分かるから…」
海斗担当「それに宙斗に対して海斗は、情報量が少なすぎるんだよな。勤め先も住所も分からない来たもんだ…宙斗から攻めて、海斗に行きつくしかないだろ。」
宙斗担当「あぁそうだな、先ずは二人で宙斗を補足するか。」
海斗担当「それしか無さそうだな。会社と自宅それぞれに張り込んで、先ずは宙斗を補足することに全力をかけよう。」
宙斗担当「分かったじゃあ行こうか。連絡はいつものように電話かメールで。」

二人が席から立ち上がろうとした瞬間、店員の「いらっしゃいませぇ」の声。
反射的にそちらを見る二人、そこには宙斗の姿が。
宙斗担当「おい、あれどっちだ?」
海斗担当「分からん。でもラッキーだろこれは、店員とのやり取り見てれば判別付くかも知れんし。」
宙斗担当「そうだな、もう少し様子を見よう。」
宙斗担当調査員の顔が宙斗にばれているとも知らず、席に座り直す二人

ーーーーーチェーン喫茶店、宙斗ーーーーー

先日、莉奈・藍と会った喫茶店前
「早すぎたかな?向こうの駅で少し時間つぶしときゃ良かった。」
などと思いながらの自動扉をくぐる宙斗。
店内を見渡すと、立っている二人組の隣の窓際席が空いている。
そちらに向かって歩いていくと、何故か又座る二人。
席に座りながら、隣の席をさりげなく観察すると、珈琲カップ4つになぜか氷が解けているグラスが一つ。そのグラスには口紅の跡が付いたストローが刺さっている。
「(隣にいる二人の内一人って、〇〇が送ってきた写真の男だよな。
早速調査開始ってわけか…もう一人は海斗担当。
であの空きカップは莉奈のお母さんってところかな)」

店員が水を持ってオーダーを取りに来る。
「すいません、ホットコーヒーを一つお願いします。」
そう言うと窓外に顔を向ける宙斗。
窓外を見るふりをしながら実は、窓に反射している二人組を観察しているのだった。
「(こっちしきりに気にしてるし、間違い無いなこりゃ。ここで変なことして、〇〇に迷惑かけても悪いし、知らんふりしとくか。莉奈ちゃんには……言わない方がいいだろうな。言っても要らない家庭不和引き起こすだけだろうし。)」
そんなことを考えていると、窓外に小走りの莉奈が手を振りながら近づいて来る。
手を振り返す宙斗。少し経過し、莉奈が宙斗の座っているテーブルに。
「やあ、莉奈ちゃん。そんなに急がなくていいのに(笑)何飲む?」
店員に莉奈のオーダーを伝えてから、
「で、話しってなに?」

ーーーーー井ノ原家ーーーーー

食卓を囲みながら
朝香「あなた、莉奈ちゃんと岡田君、やっぱり駄目みたいよ。」
井ノ原「そうか…」
朝香「折角のランドデートが入れ替わってたらねぇ…私だって願い下げよ。貴方が双子でなくて良かったわ。」



1 2 3 4 5 6
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
削除パス[]
※投稿ミや募集の締め切り等のご自身の不注意や都合による削除依頼はお受けしておりません。削除パスを設定してご自分で削除下さい。
「sage」
※投稿を上げない
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。