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共有される女

投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
削除依頼
2026/04/05 21:46:54 (q1e1YjXi)
通りが見渡せるカフェの窓際の席

カップルらしき男女が語らい合っている。
「〇〇ちゃん今日は遅くまで引っ張りまわしてごめんね。疲れちゃった?
遅くなっちゃうからそろそろ帰ろうか。親御さんも心配するだろうし…」
テーブルの上に置いてあった伝票を掴んで立ち上がる海斗は、そのままレジに向かい会計を済ませ、〇〇に振り返り、
「じゃあ行こう。」
帰り道の途中暗がりもあったが、海斗は〇〇の手さえも握ろうとはしなかった。
「〇〇ちゃん、今度の土曜日で付き合いだして半年だよね。土曜日はお互い少し早起きして□□ランドに行こうよ。」

〇〇と別れて帰る途上海斗のスマホが着信を示す。
それは会社の上司から土曜日出勤を厳命する電話であった。

「土曜日出勤かぁ…折角の休みだってのに面倒くさいなぁ……」
上司のあまりの剣幕に「わかりました。」と答えてしまった海斗。
しばらくして、〇〇との記念日デートの約束を思い出す。

「しまった……土曜日は〇〇ちゃんとデートの約束したんだった…
今更上司に断りの電話入れられないし、〇〇ちゃんすごく楽しみにしてたみたいだったし…どうしよう…」


その日の夜宙斗のマンション

海斗「宙お願いだから、土曜日俺の身代わりでデート行ってくれよ。
俺その日急遽出勤になっちゃって。〇〇ちゃん凄く楽しみにしてて……
頼むからさ…中止とか言って〇〇ちゃんを悲しませたくないんだ。」
宙斗「悲しませたくないって、お前…
〇〇ちゃんって、この前写真見せてくれた可愛い娘(こ)だろ。
海お前、自分の彼女が兄弟とはいえ他の男とデートしてても平気なのか?」
海斗「平気…ってわけじゃないけど……悲しませるよりはましだろ。」
宙斗「分かったよ、行ってやる。でも何があっても後で文句言うなよ(笑)」
海斗「分かった。助かったぁ…恩に着るよ宙。何があってもって何もないだろうし(笑)」
宙斗「で、どこに連れてく予定とかは話してあるのか?」
海斗「少し早起きして□□ランドに行こうって…細かい話は電話でって」
宙斗「□□ランドねぇ…成程。約束はお前と電話でするんだよな。
逐一こっちに連絡してくれるってことか。
お前が彼女の事なんて呼んでるのか、彼女との仲はどれくらいまで進んでるのか、色々と教えてくれ。」
海斗「なんでそんなこと必要なんだよ。」
宙斗「お前馬鹿か…知ってないと話し合わなくなるだろうが。
最悪俺が替え玉で来たって事、彼女にばれるぞ。そしたら、振られるなお前(笑)」
海斗「そ…そうか、そうだよな……振られるのは嫌だし、分かった話すよ。」

--------------------------------------------------

海斗の彼女を宙斗が寝取り、最終的に双子兄弟共有の女にされる(する)イメです。
以前ここで遊んだ〇〇さん、お待ちしてます。

宙斗・海斗:35歳の双子の兄弟。
      身長体重は共に176cm・75kg。
宙斗:S・寝取り癖有・観察深く気遣いができる(マメ)
海斗:M・自覚なしだが寝取られ癖有・鈍感で自己中

二人を外見で見分けるのは困難。
見分ける方法は性格的なものが一番だが、異性との付き合いが浅い〇〇にはまだ無理なこと

宙斗と海斗のマンションは向かい合っており、それぞれ最上階の角部屋。
それぞれの部屋から、それぞれの部屋が見える位置関係に建っていた。

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122
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/06/20 20:56:53    (o9mUJV04)
−−−◯◯横→天ぷら屋−−−
危ないからと腰に手を廻され…一瞬、ビクッとするがそれはそんな風に男性にされたことないからで嫌な訳ではないが…、宙斗に誤解されたくなく必死に話始める。
「今のは少し驚いただけで…、イヤだとかでないんです。
初めてのことだったんで…。」

シュンっとしたような顔、困り顔、少し涙目で宙斗を見上げる、その顔は宙斗の加虐心を刺激する?

宙斗からアレルギーないと言われホッとする、間違って口にしてしまった場合のことを心配してのこと。
「お嫌いな食べ物があっても仕方ありませんよ。
私だって出来れば口にしたくないモノありますし…、人参とピーマン、苦手なんです…。
私の方こそ笑われちゃいますね、えぇ、勿論ビールでも何でも飲んじゃってください。
ここのお店お蕎麦あるんですね、天ぷらの盛り合わせを注文して渡し、もり蕎麦食べようと思います。」

クスッと笑ったあと、宙斗に言われた天ぷら屋へと入ると威勢のよい挨拶とお客さんの雑談などの賑わっている声。

1階はカウンター席、2階はお座敷お店、1階は満席で2階のお座敷に案内され、お薦めの食材を教えてくれる。
「宙斗さん、何にしますか?」

注文の品がテーブルに置かれると他のお客さんが来店してきた。
朝香「莉奈ちゃん?莉奈ちゃんじゃないの……そちらが岡田宙斗さんね。」
井ノ原「海斗じゃなく宙斗さん?本当にそっくりだけど宙斗さんの方が何と言うか…、お兄さんの貴方に言うのもなんですが
身だしなみもそして目が違う、岡田はあっ、宙斗さんも岡田さんでしたね、失礼、海斗は何って言うか俺も気づかなかったんですが目がギラギラしてて女癖は悪い。
どうも地方協力会社のパート事務員が辞めて海斗を追いかけてきたみたいで…。」
「井ノ原さん、海斗さんのことは本当にもういいんです、海斗さんご本人にも伝えましたが自分の気持ちを解らない内にお付き合いした私も悪かったので…。
それに海斗さんが何方かとお付き合いしていても私、全く興味ありませんよ?
噂になっているとお聞きしたのでお話ししますが…見たときはショックでしたよ、本当…、これから好きになるかもしれない男性(ひと)に遊ばれてたと言う事実。
結果的には海斗さんを紹介してもらったお陰で宙斗さんと出逢えて…(赤面)す、すきになって…。」

恥ずかしいと言い俯き、ショルダーバッグを抱える莉奈。
朝香「貴方、お邪魔したら悪いから◯◯を端に寝かせて離れましょう。」
井ノ原「莉奈ちゃんは宙斗さんのこと本当に好きなんだね、良かったよ、俺も変な奴、紹介して悪かったと思ってたからさ。」
朝香「また会社でね、そう言えばコンペの打ち上げが決まったわよ、莉奈ちゃんが参加しなきゃ始まらないならね。
生田のバカは私が食い止めるからね!」

−−−佐野准一マンション−−−
准一「充電式の目覚まし時計にカモフラしたけど宙の部屋に合うか?合わなきゃ宙に行ってつけ直せばいいか。
盗聴器も充電式の時計に忍ばせときゃ怪しまれんだろ。」

−−−海斗と紗栄、−−−
紗栄「海ちゃん、これなんかどう?」
二階堂紗栄が手にしたのはオフショルダーのトップスとスキニーのGパン。

紗栄「これなら動きやすいからね。(これでオッパイとお尻で客や大将、誘惑できるだろうなー。)」
海斗「似合うんじゃない?乳半分出ないか?w尻もブリンブリンでその姿でヤラせてよ!w」

ふたりは店員たちやほかの客たちが早く去って欲しいと白い視線を送っていることに気づいていない。
紗栄が買い物を終わらせる頃、17時を回っていた、それに遅いだのつかれただの文句を言う海斗と宥める紗栄。
紗栄「海ちゃん、ごめんってば、これから飲みに行くんでしょ?」
海斗「もういいよ、地元で…。(何で宙と莉奈ちゃんが一緒?)」
紗栄「海ちゃん?あっ!あの人、海ちゃんそっくり、もしかしてお兄さん?えっ?海ちゃん、待ってよ、ねえってば!」

宙斗と莉奈をつける海斗の後に続く紗栄。
123
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/06/21 22:40:12    (xG.SIHAC)
ーーーーー天ぷら屋ーーーーー

注文した料理を食べていると、隣の席に家族連れ。
家族連れの内の母親が急に声をかけてくる。
朝香「莉奈ちゃん…偶然ね。デート?」
朝香は一瞬宙斗を見て、莉奈と話し始める。
父親はその間に、おぶっていた子供を座布団の上に寝かせて、
会話の輪に入って来る。

井ノ原が宙斗に向かって
井ノ原「岡田の…いや、海斗のお兄さんでしたか。」
「海斗と同じ部の…いつも海斗の奴が、ご迷惑をかけてると思いますが…」
井ノ原「えっ、ええまあ(苦笑)お兄さんは、海斗が会社で失敗したのはご存じで?」
「ええ……私が彼女(莉奈の方を見る宙斗)と知り合えたのも、それが…(笑)。
あっ、これは失礼。御社にとっては笑い事ではないですよね。」
井ノ原「いえ…まあ、うちみたいな企業にとっては、莫大な損失で。
お聞き及びかどうかわかりませんが、海斗の奴それが原因で、
弊社の〇〇県にある営業所併設のショールーム勤務に異動に。(声を潜める井ノ原)」
「そうですか…異動に……あいつなにも…格好悪くて言えなかったんでしょう。
(〇〇県のショールームか。ネットで調べれば場所や営業時間分かるだろうから、おおよその通勤時間も分かるな。ってことはその時間までであれば、サカモトに行っても問題はないということだな。)」

井ノ原一家が注文した食事が、座卓に並んだころ運悪く子供が目を覚ます。
ぐずり始める子どもに
朝香「〇〇ちゃん、ちょっと待っててね。すぐに食べちゃうから。」
莉奈と相談した上で、宙斗は
「良ければ食べ終わるまで、私達でお子さん見てましょうか?
お子さんも莉奈になついてるみたいだし」
朝香「で…でもご迷惑をおかけするわけには…」
「いえ、いいんですよ。私たちは食べ終わってるし…
折角の外での食事、ゆっくり召し上がってください。(莉奈に向けて)ねっ。
(こういう機会に、海斗との違いを印象付けておいて損は無いし。)」
莉奈と二人で子供の相手をし始める宙斗。
子供は宙斗達の座卓に残っている食べ物に興味を持ち始める。
親に確認を取った上で、OKが出た食材のみ、子供に食べさせる宙斗。

その内、井ノ原家も食事を終え、それぞれ会計を済ませて揃って店外へ。
一緒に電車に乗り帰路に着くが、井ノ原一家は途中の駅で降車していく。

ーーーーーターミナル駅ーーーーー

話しながら、莉奈の家に向かう路線への乗り換え通路を歩いている二人。
宙斗の手は莉奈の腰に廻されている。

ーーーーー海斗&沙栄ーーーーー

海斗「沙栄…置いて行くぞ…早くし……ちょっとなんで莉奈ちゃんが宙の奴と…
しかも宙の奴、莉奈ちゃんの腰に手を廻して……」
乗り換え通路から歩いてきた宙斗と莉奈を遠目で目敏く見つける海斗
沙栄「ちょっと、海ちゃん速いったら…少しは待ってくれてもいいでしょう。
それにマンションへは、こっちの階段じゃ?」
海斗が歩くスピードを落としたことにより、追いついた沙栄が文句を
海斗「しっ、静かに……(こっちの路線は莉奈ちゃん家の方角。このまま付けて行けば莉奈ちゃん家分かるよな。)」
宙斗と莉奈に続いて、隣の箱に乗る海斗と沙栄

ーーーーーrifugio segreto長野とのメールーーーーー

【長野さん、岡田宙斗だけど今日今から行きたいんだけど、今あっち関係の人来てないよね。彼女(莉奈)に見せるにはまだ刺激強すぎるからさ(笑)】
【岡田さん、連絡くれたってことは上手くいったんだね。大丈夫誰も来てないよ。】
【良かった。じゃあ悪いけど今日はあっち関係無しってことにして、お願い。】
【OK分かったよ。じゃあ待ってる。】

ーーーーー莉奈地元駅ーーーーー

「さあ着いた…(口を莉奈の耳に寄せるように小声で:莉奈歩きながら、振り向かないで聞いて。ターミナルから海斗と海斗の彼女が後付けてる。あのバーに入ってやり過ごすから、いいね。)」
その言葉に驚いて立ち止まろうとする莉奈に
「大丈夫、あそこ入ればやり過ごせるから。あのバーは会員以外入店させないし、しつこく何か言ってくる奴は、オーナーが追い払ってくれるから(笑)それに外で待ち伏せされても、裏口があるからそこから帰れるからね。」

ーーーーーrifugio segretoーーーーー

以前のように隠れているボタンを押す宙斗。
中からドアが開けられて、二人が入ると同時にドアが閉まる
「長野さん。悪いんだけどこの後すぐに、俺と同じ顔した奴が、中に入れろって来ると思うけど、絶対に入れないでね。」
一度カウンターに並んで座る宙斗と莉奈
「森田さん、久しぶり。俺には〇崎ダブルロックと、彼女には要望聞いて作ってあげてくれる。」
森田「畏まりました。」
長野「どうしたんです岡田さ……」
言い終わらない内に、ブザーのボタン位置が分からなかったのかドアが叩かれる音。
長野が近づき長い時間押し問答をしている。
疲れたように長野が戻ってきて、
長野「誰なんですあれ。岡田さんと同じ顔してるけど……話し方とかは無礼で野卑。」
「ご迷惑かけて申し訳ない。あれ俺の双子の弟で海斗って言うんです。
彼女の元カレなんだけど、振られたのを認めたくないのか何なのか、
今日付けて来てて…このまま帰ると彼女の家知られちゃうから、一度避難させてもらったというわけ。」

124
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/06/22 22:54:17    (2/ZYXrot)
−−−天ぷら屋→ターミナル駅−−−
「えぇ、宙斗さんの言う通りゆっくり食べてくださいで、それに…ねっ?◯◯ちゃん、また莉奈ちゃんと遊ぶよね?」
◯◯「うん、あしょぶー、んっと…?おにぃたんはりなちゃんのこいびとなの?」
「それは…うん、恋人だよ。」
◯◯「そうなんだー、じゃあ、パパしゃんとママちゃんと同じようにチューしてる?」
「えっと…、それは……。(どう答えたらいいんだろう、それにしても宙斗さんも子ども好きなのね。
◯◯ちゃんの手を拭きながら朝香さんに聞きながら食べ物渡してるし気遣いも…、宙斗さんとの間に将来、子どもが居たらこんな感じなのかなぁ?)」

食事が終わると一緒に店外へ、駅と電車が一緒で◯◯が莉奈の膝の上に座ると駄々をこねる、隣に宙斗も座るよう要求すると動物園に行った話をとめどなく宙斗と莉奈に話し出す。
「◯◯ちゃん、とても楽しかったのね、よかったね。」
◯◯「とってもたのしかったのー、こんどはりなちゃんとおにぃたんもいっしょにいこうー。」

そんな話をしていると井ノ原一家は下車していく。
バイバイと大きく手を振る◯◯に向かい宙斗と莉奈も手を振る。
「宙斗さん、お疲れ様でした、◯◯ちゃん、可愛かったですね。」

−−−ターミナル駅→地元駅→ターミナル駅→rifugio segreto−−−
宙斗と莉奈の後を付けている海斗がふたりの動きに戸惑っている。
海斗「?」
紗栄「海ちゃん、どうしたの?」
海斗「いや、地元駅に着いたのにまたターミナル駅に向かってるんだよ。」
紗栄「誰が?」
海斗「宙と彼女がだよ!!怒」
紗栄「えっ?浮気?驚」
海斗「莉奈ちゃんがそんなことする訳ないだろ!宙だ、宙が俺の悪口言ったから莉奈ちゃんが別れたいって言い出したんだ!」
紗栄「(それって彼女じゃなく元カノじゃん!未練たらたらってことか。笑
今揉めたら私追い出されちゃうよね、それに宙斗の味見もしてみたいし…、ここは。)
海ちゃん、ここはさ、泳がせてしっかり尻尾掴まないとだよ、そうだ!なんなら私がお兄さんに接触してそれとなく聞き出そうか?」
海斗「そうだよな、紗栄、冴えてるな、宙に会うってこと?それはなー、弟の彼女に手を出す奴がもだからな。
(紗栄まで取られてたまるか!)」

引き返す電車の中で身構える莉奈、普通にしているつもりだけど海斗が近くに居ると解ると嫌悪を感じてしまう。
「(小声)rifugio segretoにご迷惑にならないでしょうか?」

rifugio segretoに入店して森田が以前、来店の際、カカオカクテルを飲んでいたからと珈琲が好みなら〝チョコ・コラーダ〟を珈琲が苦手なら宙斗もウイスキーを飲んでるから〝ジェントルマンズ・ショコラ〟を薦めてくれる。
宙斗が莉奈が珈琲は苦手だと伝えると森田はジェントルマンズ・ショコラを用意してくれる。
暫くすると案の定、海斗が乱暴にドアを叩き長野に断れると店の前で待ち伏せを始める海斗と紗栄。

「宙斗さん、後を付けてくるくらい海斗さん、まだ諦めてくれてないんでしょうか?新しい方が居らっしゃるなら諦めてくれたらいいのに…。
海斗さんが失礼な人とやっぱりオーナーさんも思いますか?」
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投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/06/24 23:53:56    (1K0LXlWJ)
ーーーーー海斗&沙栄ーーーーー

rifugio segreto前での長野との長い押し問答
最終的には長野の「これ以上言うようなら、警察を呼びますがいかがしますか?」
との言葉に怯み、その場から退く海斗と沙栄
沙栄「退いちゃってよかったの海ちゃん。
あの人は来てない・知らないって言ってたけど絶対中にいるって
(ここで退いちゃったら宙とやらの味見できないじゃない。全くあそこだけじゃなく肝っ玉までも小さい男ね。)」
海斗「分かってるよそんな事。でも
ここは会員制のバーだの、その恰好では中にお入りいただくことはできませんだの
の一点張り、埒が明かねえだろうが(怒鳴り声)」
沙栄「怒鳴らなくてもいいでしょ……
(いけない…ここで怒らせちゃ拙いわよね)
そうよね、ごめんなさい。でもこれからどうするの?」
海斗「ここで張り込むに決まってるだろ。
莉奈ちゃん家の場所を知る絶好の機会のがしてたまるかっての。」
沙栄「そう……じゃあ私も一緒に付き合う。」
そう言うと海斗に抱き付く沙栄。
海斗「沙栄、付き合ってくれるの?」
沙栄「勿論だよ…こんなとこに海ちゃん一人にしておけないでしょ。」
海斗「沙栄……」
沙栄「海ちゃん…(ちょろい男ね(笑))」

ーーーーーrifugio segretoーーーーー

宙斗と莉奈がrifugio segretoに入って約三十分。
二人が飲み物を飲み終えるころ、
外を確認してみると言って一度入口の方に行った長野が戻って来る。
長野「岡田さん、さっきの二人向かいの電柱の影で張ってますよ。」
「そう…まあ想定内ですけど。我が弟ながらしつこいなあいつ(苦笑)
あまり遅くなってもあれなんで、帰り裏口使わせてくださいね」
長野「それはいいけど、放っておいて本当にいいの?弟さんでしょ。」
「いいのいいの(笑)あいつには小さいころから迷惑かけられっぱなしだったし。
どうせ近所の人に気味悪がられて、警察呼ばれるのがおちだから。
そうだ、迷惑かけついでにお願いがあるんだ。
閉店後帰るとき表口から帰って、あいつらがまだいたら、【あれまだいたんですか?】とか煽ってみてくれない(笑)?」

長野「そんなこと言って殴られでもしたら、岡田さん責任取ってくれます(笑)」
「柔道剣道有段者が良く言うよ(笑)
それにそのガタイに闘い挑もうなんて肝の座った男、そうそういないでしょ。
海斗はそんな勇気絶対無いから…保証する(笑)」
そう言って裏口からrifugio segretoを後にする、莉奈と宙斗
回り込んで駅に向かう時、rifugio segretoの方をちらっと見ると、長野が言ったように電柱の影に佇む海斗と沙栄の影が見える

ーーーーーターミナル駅⇒永瀬家ーーーーー

駅に向かう道でも、電車に乗ってからも
「弟が本当にごめん。怖いよね。」
を繰り返す宙斗。
長瀬家に向かう道中
「天ぷら屋で井ノ原さんの旦那さんが、あいつ(海斗)が〇〇県のショールーム勤務に異動になるって話してたでしょ。
〇〇県だと少し距離があるし、方角が逆だから通勤時にばったり会う可能性は限りなく小さくなったと思うんだ。
それにサカモトにも少しは行きやすくなるかもね。」

ーーーーー宙斗マンションーーーーー

莉奈を家に送り届け、寄って行けという莉奈父の誘いに、
「明日がありますから…また今度絶対に寄らせていただきますので、
今日のところは勘弁を。」
と返って来た宙斗。
シャワーを浴び終わっても、向かいの海斗のマンションの窓に明かりは点かない。
「まだあそこにいるのか?それとも流石にどこかにしけこんだか(笑)」



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投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/06/27 11:55:19    (sf.BgAb8)
−−−rifugio segreto→永瀬家−−−
「オーナーさん、裏口使わせて頂いてありがとうございます。」
お礼を言い裏口から出ると手を繋いてくれる宙斗の手を握ると少し力が入る。

「こうしてギュッてすると宙斗さんの温もりがより感じられて嬉しいです。」
電車に乗ると何度と謝ってくれるがその度に首を振り「宙斗さんが謝ることじゃないです。」と何度も繰り返す。

「朝香さんのご主人、仰ってましたね。
◯◯県だと確かに反対方向の電車ですしショールームだと金土日とお休みしにくい職場ですよね。
はい、サカモトに行ってみたいので連れて行ってください。
父も母もきっとお礼に伺いたいと思ってますし…宙斗さんの行きつけのお店知りたいと思います。」

どんな意味で知りたいのかrifugio segretoを知ってしまったらと宙斗は思う?
「…宙斗さん、rifugio segretoのオーナーさん、そんなにお強いんですか?
それから子どもの頃から海斗さんに迷惑掛けられてたんですね、本当に大変でしたね。
私、一人っ子だから兄弟姉妹、羨ましかったですがそんな思いするなら考えちゃいますね。
…羨ましいと思いましたがそれとは別に父と母を独り占め出来ることも嬉しく思った記憶もあるんです。」

地元駅到着後、手をつなぎ歩いていると後ろから声を掛けられる。
お隣息子「莉奈ちゃんじゃない?…ってその男誰?」
「……こんばんは、◯◯さん、彼ですか?私の恋人です。」
お隣息子「へぇー、泣き虫莉奈の彼氏ねー(ニヤニヤ)」
「……あの、お先にどうぞ。」
お隣息子「ハァ?隣だから彼氏帰して連れて行ってやろうと思ったのにその言い方なんだよ!!」
「お気遣い結構です、それに(宙斗の顔を見ながら)もう少し一緒に居たいから…。」
宙斗を睨み捨て台詞を吐き足早に行ってしまうお隣息子。

自宅に到着するとインターホンを押すと莉奈父だけ出てくると宙斗を招き入れようとするが後から出てきた莉奈母に止められまた折詰を宙斗に渡す。
莉奈母「この容器は次、家に来るときに持ってきてもらえたらいいから。」

−−−宙斗帰宅後、永瀬家−−−
「毎回、お料理渡したら負担になっちゃうよ?」
莉奈母「お料理するから家の味も知ってもらいたくてね。」
莉奈父「お母さんのもてなし好き今に始まったことじゃないだろう。」
「それはそうだけど…、比べられちゃう!私が作った時、お母さんのほうが美味しいと思われちゃう…。」
莉奈父、莉奈母が笑い、膨れる莉奈。

−−−准一、マンション−−−
ベランダに出、育ててる花に水をやっていると宙斗が帰宅したのが判りインターホンを押し開けられると部屋に入り。
准一「宙、今日もデートか?あっ!また折詰だな、莉奈ちゃんのお母さん作?莉奈ちゃん作?」

−−−rifugio segreto閉店後−−−
長野と森田が表口から出るとまだ電信柱の陰に潜んでる海斗と紗栄。
長野「まだいらしてたんですか?」
森田「本当に岡…、宙斗さんとそっくりですね、しかし身だしなみは正反対。」
上から下まで見た後、馬鹿にしたような笑みを見せると逆上した海斗が森田に掴みかかろうとするが長野に一捻りされてしまう。
海斗「痛っ!離せよ離せ!」
長野「君が家のバーテンを殴ろうとするとするからだろう、怪我でもされたら商売上がったりなんだが?」
紗栄「海ちゃんに何するのよ!!」
森田「オーナーのお陰で怪我ありませんよ。」
丁度というか長い間怪しい行動をしていたせいか誰が警察を呼んだらしく海斗が森田に掴みかかろうしたところも目撃されていた。

警官1「君はどうしてずっとここにいたの?」
警官2「(森田に)怪我などありませんか?」
森田「掴みかかろうとされたとき足を蹴られました。」

−−−月、火、水−−−
ターミナル駅で待ち合わせし会社最寄り駅まで一緒に行っていた。水曜日の今日。
「今日、パッケージのプレゼン結果が判るんです。
それで祝勝会かお疲れ様会かどちらか判らないですがターミナル駅の居酒屋さんで部署の皆さんで行くので帰り少し遅くなるかも知れませんが
帰宅したら電話してもいいですか?毎日電話しちゃってますが…、遅いとしないほうがいいですか?」
水曜日、宙斗の会社でもターミナル駅で飲み会があると聞いた。
127
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/06/28 17:53:43    (oJPE/8os)
ーーーーー日曜日夜 警察署(少し巻き戻し)ーーーーー

長野と森田は事情を聴かれて帰宅。沙栄は廊下の長椅子に座っている。
事務室内で、対峙している海斗と警官
警官「岡田海斗さんね…住所は〇〇市〇〇区北町~で間違いないね。」
海斗「ええ。間違いないっす。」
警官「あそこにいた理由は、元カノさんが出てくるのを待ってたと…」
海斗「そうですけど、元カノじゃなくて彼女っす。」
警官「彼女??貴方ね嘘言わない方がいいよ。
彼女の方は分かれたと言ってる訳でしょ。」
海斗「……どうしてそれを?」
警官「ほら認めた(笑)親御さんから相談寄せられてるんだよ。
別れた男が娘につき纏ってるって。」
海斗「そ…そんな。」
警官「また同じようなこと起した時には、今度は逮捕するから。
それだけ肝に銘じてね。今日は帰っていいよ。」

ーーーーー宙斗マンションーーーーー

准一「宙お帰り。早かったな。まだやってねえのか。」
いいながら勝手に折詰を開けて、中身を摘まむ准一。
准一「美味い、美味いよ宙。」
「何の用だよ、准。夕飯なら無いぞ。」
准一「おっと、そうだ。時計にカメラと盗聴器仕込んだから
置かせてくれ。」
抱えてきた箱から時計を取り出す准一
「ほんとお前も好きだよな(笑)…ちょっととポップすぎないか。
それとカメラ穴とマイクどこだよ?」
准一「そうか??部屋に合わなかったら、側だけ手入れるよ。
カメラ穴はここ、マイクはここだ。取り敢えず一回設置させてくれ。」
「勝手にしろ。まあ、この部屋でやるのは、まだ先の話だぞ(笑)」
准一「分かってるって。そう言えば海の奴も出かけてるみたいだな。」
真っ暗な海斗の部屋の方を見る准一
「海か…あいつにはほとほと愛想が尽きたよ。」
今日のタームなる駅出来事を


ーーーーー水曜日朝通勤電車ーーーーー

「そうか、結果今日分かるんだ!祝勝会になるといいね。
莉奈のデザインなら僕のやる気も倍増なんだけど(笑)
勿論いいけど、うちも今日食事会って言う名の飲み会で
帰り遅いかも…」
一息ついてから続けて
「なんか知らないけど室長が張り来ちゃって(笑)」
そこで思い出したように
「そうそう、そう言えばうちの営業室長風間って言うんだけど
莉奈のお父さんの古い知り合いみたいなんだ。聞いたことある?」

電車を出て並んで歩いていると、二人の後ろから
「岡田さん、おはようございます」の声。
振り向くと前田みなみが小走り走ってきて、莉奈と宙斗の間に割り込み
前田「岡田さん、おはようございます。行きましょう。」
と宙斗の手を掴み、宙斗には気づかれないよう、莉奈に向けて薄笑いを浮かべる
宙斗はその手を振り払い
「岡田さん、おはよう。朝から元気だね。」
「じゃあ、莉奈。また後で。」
前田みなみに聞かせるように名前を呼び捨て。

128
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/06/28 20:03:15    (c9rxLdre)
−−−宙斗、マンション−−−
宙斗の話を聞き
准一「海のヤツ、最低だな…、紗栄とか言う女と尾行かよ、それで宙行きつけのバーで時間潰しかー。でもまだ帰ってきてないな?
あとこっちも置いてくれよ、こっちはリビングな、莉奈ちゃん、まず来たらリビングだろ?キスしたり脱がせたりはリビングでもするだろうからな。笑
しかし莉奈ちゃんの母ちゃん料理上手だな。」
折詰のおかずを食べながらワイヤレススピーカーも2つ渡す。
勿論、ワイヤレススピーカーの中にもカメラとマイクが付き。

准一「カメラはズーム出来るし音声はこんな感じで…、俺からリクエストして宙がレスポンスしなきゃ繋がらないようになってるが作ったんだから見せろよ?」
iPhoneを操作して映像とマイクのテストをしてみせる准一。

−−−長野から宙斗にメッセージ−−−
長野【岡田さん、言われた通り海斗に伝えたがやはり長時間同じ場所に居たせいか誰かから通報受けてたよ。
森田くんを殴ろうとしたから制圧して腕捻り上げてるから捻挫になってるかもしれないが正当防衛と言うことでこちらは事情を聞かれただけだが
海斗は取調室でお灸を据えられたみたいだ、悔し紛れに岡田さんに連絡が入るかも知れないが。】

−−−海斗と紗栄、警察署→マンション−−−
海斗「クソッ!クソッ!莉奈ちゃん、何で警察なんかに相談してるんだよ!!」
怒鳴り声を出しながら激高している海斗。

紗栄「海ちゃん、やっぱりお兄さんが裏で糸引いてるんじゃないかな?だって入ったのは間違いないのに多分、裏口から出て私たちを見て笑ってるのよ。
彼女さんも騙されてるんじゃないかな?
(早く宙斗と准一とやらに会って私のおっぱいで落とさなきゃ!
っか、元カノとか滅茶苦茶未練たらたらで笑えるわ。)
帰ったらさ、海ちゃん、慰めて上げるよ。」
海斗「紗栄…、ぱふぱふとパイズリしてくれるか?」
紗栄「勿論、海ちゃんがしたいようにして?(避妊いい加減だからその内……。)」

−−−水曜日、朝→昼→夕方−−−
「営業室長の風間さん?……知ってます、知ってます!
ふーちゃんオジさん、うちの会社の社長と大学時代の悪友だそうです。
宙斗さんも食事会なんですね、はい、祝勝会になれば嬉しいですし
パッケージが出来たらまた◯◯製菓会社で顔を合わせられるかも知れませんね。
えっ?………(前田さん、何も割って入らなくてもいいのに…、私を見て笑ったよね?何で宙斗さんに触るの?
……宙斗さん、直ぐ振り払ってくれてよかった。)
はい、宙斗さん、また後で連絡します。」

歩みを進めると後ろで前田みなみの声が聞こえてくる。
みなみ「今日の飲み会、私が岡田さんの隣りキープってみんなに伝えてるから隣りですよ。」

−−−莉奈、会社−−−
会議室でプレゼンの結果報告を受け、デザインはOKで色のトーン違いを見せてほしいとのこと。
朝香「莉奈ちゃん、良かったね、トーンの変更はよくある事だからそこは気にしないでね。」
「はい、同じ色でも色合いで違ったりしますからね。」
生田「おめでとう、永瀬さん…、お祝いに……。」
課長「永瀬さん、おめでとう!お祝いに課全員で昼行くぞー、永瀬さんは私が奢るよ。」
「そんな悪いですよ。」
課長「いいの、いいの、初プレゼンで成功なんだからね。」
朝香が生田を隅に呼び、「あまり付きまとうなら社長に話さなきゃならなくなる」と忠告するが…。

−−−退社後、ターミナル駅居酒屋−−−
朝香「◯◯さん、□□さん、生田のバカ見張ってて。」
◯◯「何かあった?」
朝香が掻い摘んで生田の莉奈への付きまといを話す。

□□「生田、バカだねー、社長が娘のように可愛がっているって言ってるのに。」
◯◯「可愛いからね、莉奈ちゃん。」
朝香「彼氏いるのにさー。」
□□「じゃあ、生田の前で彼氏の話聞くのは?」
朝香「私、知ってるから話すよ。」

乾杯の後、やはりと言うか生田が莉奈の隣に座りアプローチをするが朝香が仕事の話をし、土曜日の話をすると不機嫌になる生田。
顔を真っ赤にしながら宙斗のこと、土曜日のデートのことを話す莉奈。

生田「莉奈ちゃん、もう一杯飲まない?」
「いいえ、もうソフトドリンクに変更します、すみません、オレンジジュースください。」

トイレと言い席を立つ生田が店員にオレンジジュースじゃなく薄めの生オレンジサワー、絞って持ってきてほしいと注文変更してしまう。
店員「お待たせしました!な…。」
生田「ありがとう!莉奈ちゃん、オレンジだよ。」

生オレンジサワーと言わせる前に生田が受け取り莉奈に渡す。
「ありがとうございます。」

1/3くらい飲んだところでやっとお酒を感じ(混ぜてなかったため)飲むのを止めるが…。
(これお酒入ってる…、店員さん、間違えたのかなぁ?)
「すみません、お手洗いに行ってきます。」

席を立ちお手洗いへ、その後を着いてくる生田。
その姿を見て朝香も席を立つ。
129
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/06/28 23:40:01    (oJPE/8os)
ーーーーー水曜日朝通勤時ーーーーー

前田「(キーッ…莉奈って…名前をそれも呼び捨て?彼女の方も嬉しそうだし…
でもまだ負けないんだから…この清楚系ファッションで、酔ったふりして…)
岡田さん今日の飲み会楽しみですね。二人きりの方がもっと良かったんですけど。」
言いながら、尚も手を握ろうとしてくる前田みなみ
「二人きりって、僕には付き合ってる女性がいるって、何度も言ってるよね。
それにこういうことしてくるの、止めてくれるかな。」
前田みなみの手を何度か振り払ったのち、手を自分の腹に這わせる宙斗

ーーーーー宙斗会社ーーーーー

終業時間直前に、山下に声をかける宙斗
「山下君、まだ前田さんの事誘ってないのか?
今日の飲み会で声かけてみろよ。絶好のチャンスだろ。」
山下「でも彼女、岡田さんにぞっこんじゃないですか。」
「だからそれで困ってるんだよ。俺付き合ってる女性いるし、
その女性とは将来も考えてて、彼女の家にもお邪魔してる…」
山下「でも俺なんかじゃ…」
「山下君、これから上を目指すつもりなら、少しは我も示さないと。
彼女の方も山下君のこと憎からず思ってると思うよ」

ーーーーー終業後 ターミナル駅居酒屋ーーーーー

朝の前田みなみの宣言通り、宙斗が座った席の隣にはみなみが陣取っていた。
が、逆隣には課長その斜前には風間室長が座っており、
前田みなみの狙いは今のところ不発に終わっていた。
仕事の話が一段落した時、かなり呑んでいた風間。
風間「で岡田君、その後永瀬取締役のご令嬢とのお付き合いはどうなってるんだ?」
「えっ、ええまあ、順調と言えば順調に…はい。
(おいおい、ここで言う話かよ。全く室長にも困ったもんだ…
まあこれで、前田君がおとなしく諦めてくれればしめたものだが。)」
課長「室長、今の永瀬取締役って、もしかして〇〇株式会社の…」
風間「……あっ、岡田君失敬。こんな場で聞く話ではなかったな。
課長も今の話忘れてくれ。」
「いえ。ちょっと失礼してトイレに。」
そう言って席を立ち上がり、トイレに。
用を足し、男子トイレを出たところで、向こうから莉奈の姿
「あれっ?莉奈。莉奈もこの店だったの?」

生田「(この店は暖簾の奥に、男子トイレと女子トイレがあるから
暖簾入ったところで、永瀬さんに…)」
暖簾を跳ね上げ、
生田「ながせさ…」
目の前には親しそうに話している宙斗と莉奈。
生田「(岡田宙斗とか言ったっけか?なんでこいつがここに?)」
その時井ノ原朝香が追い付き、
朝香「ちょっと生田君。いい加減にしないと社長に……」
いい終わらないうちに、宙斗の姿に気が付く朝香。
朝香「あら、岡田さん、珍しいところで……」
その声で莉奈との会話を中断する宙斗
「あっこれは井ノ原さん。本当に珍しいところでお会いしますね。」

「莉奈ごめん。トイレ邪魔しちゃって…
じゃあ、うちの風間室長呼んでくるからトイレ終わったら、そこで待ってて。
風間に挨拶したいんだよね。
そうだ、飲み会終わったらそのあと送らせてよ、夜じゃ危ないだろうし。
もしかしてこの後もどこか行く?」

ーーーーー海斗マンションーーーーー

ショールームを閉めて、マンションに帰り着く海斗
海斗「あ~全く遠いったらありゃしない。通勤だけでへとへとだよ、沙栄。」
ノーブラTシャツ姿の沙栄の胸に顔を埋める海斗。
沙栄「もう、海ちゃんたらぁ(言葉とは裏腹に嬉しそうな声で)」
海斗「沙栄、慰めてよ。」
沙栄「じゃあ、今日は私からでいいの?お風呂も貯めてあるし、夕飯もできてるけど。
(本当にちょろい男だわ。朝は〇時から夜は〇時までフリーと(笑)
後はどうやって宙斗と准一とやらに会うかね。やはりサカモトが一番かしら。」

130
投稿者:永瀬莉奈 ◆FGroZF3Xfs
2026/06/29 12:23:17    (Ps/H0b6V)
−−−ターミナル駅、居酒屋−−−
みなみ「(何で室長と課長、山下までここに座ってるのよ!…取り分けて渡しても微妙な感じだし。
えっ?風間室長が岡田さんの相手の親と知り合い?下手なこと出来ないけど…、岡田さん、私が他の男のものになると奪いたくならないかな?)
室長、グラス空いてますがほかの皆さんも何かお飲みになられますか?」
室長「いや、もう結構。」
課長「明日もあるからね。」
山下「ま、前田さんが飲むならもう少し付き合うよ?」
前田「えー、本当?じゃあ、もう少し飲もうかな?」

トイレ前で宙斗と遭遇。
「宙斗さん!同じ居酒屋さんだったんですね、明日も会社だから私は一次会で帰ります。」
生田「(ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ…そうだ!)岡田さんでしたっけ?会社の懇親会のようですし莉奈ちゃんは俺が送りますよ!」
朝香「(低い声)生田、おい!大概にしとけよ?彼氏が送るのがいいに決まってるんだろが!!」
生田「ヒィッ!!(確か井ノ原って元ヤンって噂があったよな…。)
そんな風に言わなくてもいいじゃないか、ただ俺は莉奈…。」

ちゃんまで言わせず。
「すみません、生田さんは会社の先輩と言うだけなので名前呼び、遠慮ください。
簡単にハラスメントなど言われてしまう昨今です、親しくもないのに相手に誤解されることはしない方がいいのではないでしょうか?
話が逸れてしまいましたがふーちゃんオジさんに久しぶりにご挨拶出来ればと思います。
それに宙斗さんのこともお願いしたいですし…。笑」

−−−莉奈会社側、居酒屋−−−
◯◯「莉奈ちゃん、大丈夫かな?」
□□「朝香さんが後から行ったから大丈夫だよ。」
同僚男性1「井ノ原さんがどうしたって?」
同僚男性2「生田が永瀬さんを口説こうとしてるんだよ。」
男性同僚1「生田は井ノ原さん伝説知らないのか…。」
3人「「「何があったんです?」」」
男性同僚1が入社から今までに至る朝香伝説を話し出す。

入社直ぐの歓迎会で素行の悪い社員が朝香をお持ち帰りしようとして逆につぶされた。
セクハラ上司の股間を蹴り上げた。などなど
同僚男性1「流石に問題になりかけたが他の女性社員からも苦情があったのに黙殺していたから井ノ原さんはお咎めなし
セクハラ上司は資料室の室長となったって話だな。」
◯◯「えぇーー、資料室のあのオジサン?確か男性3人の女性2人在籍よね?」
□□「何かおかしいと思ってたー、4人は資料のある場所直ぐ答えてくれるのにあのオジサン、ゴニョゴニョ言うだけで答えてくれなかったんだよね。」
男性同僚1「解らないから応えられないんだよ。」

−−−宙斗会社側、居酒屋−−−
宙斗が席を外しているとき
風間「前田さん、岡田に興味があるかもしれないが岡田は私の旧友の娘さんと付き合っている。
プライベートをとやかく言うつもりはないが余計なことはしないように。」
いい感じに酔っている課長「何、何、前田は岡田が好きなのか?止めとけ、止めとけ好きな人がいる相手にアプローチしても無駄無駄、虚しいだけだぞ。」
前田「そんなの、そんなの実行してみないと判らないじゃないですか!」
山下「……俺、前田さんのこと好きですが今の発言はいただけません、飲みの席なので酔いのせいと言うことにしておきます。」
前田「えっ?えっ?えぇーー、山下さん、私のこと好きなの?」
風間、課長に囃し立てられる山下と前田。

−−−准一、マンション−−−
時計を外側がメタル系のデジタル時計に変え宙斗の寝室に合わせる。
准一「うー、早く調査終わらないかな?覗きたい…海の部屋、カーテン開いて人影が見えてるから絶対窓際でヤッてるんだろうな。
覗きたい、覗きたい、それから海の部屋から海に宙の部屋を見せたい、宙が居ないのに部屋の灯りが点いているのをどう思うか。
アイツのせいで俺と宙は子どもの頃からヒドい目に遭ったんだから何とかしてどん底に落としてやりたい…。」
131
投稿者:岡田宙斗 ◆qy6pOkMT/U
2026/06/29 23:29:28    (VU3oAdvO)
ーーーーー居酒屋ーーーーー

「じゃあ、ちょっと待っててね。今風間を呼んでくるから。」
席に戻り、風間に耳打ちする宙斗。
風間「そうか、莉奈ちゃんがここにいるのか。大きくなったんだろうな…
小さいころからお人形さんみたいに可愛かったから。」
一時物思いに耽っていた風間だったが、
風間「皆今日はここでお開きってことで。山下君に前田さん、呑み直すのもいいが
ほどほどにして、明日に影響しないように(笑)」
全員にお開きを告げた後、
風間「岡田君、悪かった。案内してくれたまえ。」
「分かりました、こちらです。」
帰宅の用意をして、席を立つ風間と宙斗。

退室時帰宅の用意をしている山下に、
「山下、上手くやれよ(笑)」
小声で言いながら山下の脇腹を軽く小突く宙斗。
みなみ「あっ…、岡田さん。(折角清楚系ファッションで決めてきたのに、
全然振り向いてくれなかったなぁ。)」
山下「前田さん…。この後場所変えて吞みに…」
前田「(まあ、山下もそこそこいい男だし……他の男の女になれば、
岡田さん少しは振り向いてくれるかなぁ…)いいよ、行こうか。」
山下と岡田みなみのやり取りを背中で聞きながら、風間を案内する宙斗。

莉奈との待ち合わせ場所に行くと、莉奈が待っていた。
「室長、こちらです。じゃあ莉奈さん、うちお開きになったんで
外で待ってるから。」
そう言うと店を出る宙斗の背中に、声が聞こえてくる。
風間「やあ、莉奈ちゃん。なんか珍しいところで…おじさんの事覚えてる?
何年ぶりかな。綺麗になっちゃって…私の部下とねぇ…
この前久しぶりに、莉奈ちゃんのお父さんから電話貰って岡田の事色々聞かれて
もしやとか思ってたんだけど…本当だったんだ。」

ーーーーー居酒屋前⇒ターミナル駅-----

店を出るとrifugio segretoに電話を入れる宙斗
「やあ長野さん、こんばんは。この前は本当に悪かったね。
謝罪ついでに顔出そうと思うんだけど、今日はそっち系のお客さん来てる?」
長野「宙斗さんか、こんばんは。そっち系というか今日客いないんだよね。
来てくれるなら万々歳だよ。」
「本当?じゃあ悪いけど今日はそっち系なしにして。」
長野「分かった。じゃあ待ってるから絶対来てよ。」
「分かってるよ…じゃあ後で。」

電話を終え少し後に、連れ立って出てくる風間と莉奈。
風間「じゃあ、莉奈ちゃん、久しぶりに会えて嬉しかった。お父さんにも宜しく言っといてくれないか?後で連絡するとも(笑)」
続けて宙斗に
風間「岡田、莉奈ちゃんの事泣かすなよ(笑)今日はちゃんと送ってやってくれ。」
そう言うと少し千鳥足気味にターミナル駅に向かう風間。

いつの間にか隣に来ている莉奈に
「莉奈、僕らも行こうか。しかし驚いたな、莉奈の会社の社長さんと莉奈のお父さん
それとうちの風間室長が同窓だったとはねぇ…世界は狭いと言うか……
莉奈、これから少し時間取れるかな?この前rifugio segretoに迷惑かけちゃったから
謝りついでに顔出したいんだけど。

ーーーーー准一マンション前ーーーー

張り込みつつ、宙斗⇒莉奈父経路で手に入れた写真を見ながら
准一担当「またここで張り込みすることになるとは…
こいつが佐野准一か。こうやって並んでると、
どこか岡田兄弟と雰囲気が似てるよな。
でこっちが宙斗でこっちが海斗と……
嫌というほど見てきたから、見分けつくようになっちまった(苦笑)」

ーーーーー准一マンションーーーーー

ベランダに出て柵に靠れながら、
准一「ここに双眼鏡あれば、海の馬鹿にやられてるあの女のアへ顔見れるのに。」
そう思いながら、何気なく道路に視線を移した先に、急いで電柱の陰に身を隠す男の姿を目の端に捉える准一
准一「あれが、調査員か?宙のためにも我慢我慢。」




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