2024/05/07 18:38:13
(JiJdS68g)
「ん…っ、ん…?ぅ、ん、ぅぅ…」
(その体制って…、アレクのお顔の前に私の…。いくらなんでも恥ずかしいというか、はしたないというか…。それとも夫婦になった以上、こういう感情は捨てなきゃいけないのかしら…?)
ペニスを口に含んだまま、少し眉を顰めて思案するサリーナ。顔を跨ぐようにしてしまえば、秘部を自ら見せつけるような姿勢になり、普段であれば到底行えないような恰好。
しかし、『夫婦』という関係が頭をよぎり、ベッドを軋ませながら体制を変え、アレクの顔を跨いでみせた。
クロッチの紐が解かれたショーツからは、透明な愛液が布周りをぐっしょりと濡らしており、照明の灯りを反射して、ヌラヌラと光っていた。
「ん…っ、んん…、ちゅっ、ん…っ、んんんっ!!」
ペニスを口に加えたまま声を上げてしまう。
絶頂から少し時間が経ち、感度も落ち着いたとはいえ、舌で割れ目をなぞられると自然と身体をくねらせてしまう。
クリトリスを舌で突かれ、舐められ、吸われ…。その度にビクビク反応してしまうサリーナは、男からしたら責め甲斐のある女だろうか。
「んっ、ひぅぅっ!?…ア、アレクっ!?な、なにを…?」
アレクの舌先が唐突に皮膚から外れ、肛門に伸び、サリーナは遂にフェラチオをやめ、戸惑いの声を上げる。
アレクを振り返るが、悪びれる様子もなく、愛する父の名前を出して弁明を始めた。
「お父様が、ですか…?お母様にもこのようなことをなさっている…と…?」
尊敬し、愛してやまない両親も同じことをしているのか、という問いにアレクは当然と言わんばかりに深く頷く。
「アレクのことを疑っているわけでは…。お母様も乗り越えた、妻の務めなのですよね…?その、では、続けてください…。」
サリーナも小さく頷き、眼下の勃起した男根に舌を伸ばして、再度口に咥える。
それと同時に尻穴にはまたもアレクの舌が伸び、穴の皺一つ一つまでしっかり、ねっとりと舌が這い回る。
ゾワゾワするような感覚に背筋は粟立ち、我慢しようとしても腰が逃げてしまい、アレクに抑えつけられる。
逃げ場がなくなったサリーナの尻はアレクに蹂躙されていく。
「ちゅっ、ん…っ、んぐ…っ。…、その…、えっと…。」
(このようなことを話して、おかしな女だと思われないでしょうか…?)
言い淀み、口どもるサリーナ。言いにくいならば嘘をついて誤魔化すこともできるが、サリーナの教養や品性がそれを許さなかった。
「気持ち悪い…というより、むしろ気持ちいいような、なんとも不思議な気分…です。最も汚いところを親しい殿方に舐められるという、通常あり得ない状況になんだかドキドキしてしまい、感覚が過敏になってきて…。尻穴を舐めさせておいてこのように感じてしまうなど…、どうか軽蔑しないでください…。」
見知った男に尻穴を舐められる背徳感、肌を晒す羞恥などが相まって、尻穴を舐められることに悪い気がしていなかったサリーナ。
しかし、サリーナからすれば、妻の勤めとはいえ、アレクに尻穴を舐めさせる奉仕を行わせておきながら、偉そうにも快楽を覚えている自分が恥ずかしかった。