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雨宿り4

投稿者:まなみ ◆8wwUsyplVU
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2021/07/07 17:48:35 (cJdnAsKN)
ゆうすけさん、お待たせしました。
 
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165
投稿者:律子 ◆lhmAJ0ETT2
2022/03/21 19:42:18    (taQaey77)
…ねぇまな?この街で、あたしたちまた会えて…もうすぐ10年になるんだよ?
「そうだね?なんだかあの日が昨日みたいな感じがするよ?りっちゃん…今よりも何だか尖ってるみたいな感じがしてた。」
それは…ゆうさんがどんな人か分からなくて、あたしのまなに!って思ってたから…
まなだって、今よりフワフワした感じで、手を離したらどこか飛んでいきそうだったよ?
「そうだよねぇ?まな、正直言うとね?ホントにこれでいいのかな?って思ってた…りっちゃんに会って余計に。ゆうすけさんは優しくていい人。やり方はどうであれ、まなを救ってくれた人。
まな…このままこの人についていっていいのかな?って…」
…正解だったね?
「…うん。それから、3人おかしな関係にもなったし?」
後悔はしてないけど、あらためてそう言われると恥ずかしい!でも…おかげで大変な時期を乗り越える事できて、しゅんいちとも…
「ね?まなの中の可愛いりっちゃんも、ちゃんと戻ってきてくれたし…それで今からもっともっと大きな幸せが手に入るんだよ、りっちゃん…まな…まな…とってもうれ…し…いよ?」
もう…泣かないの?泣き虫はあたしの専売じゃなかったっけ?
(まなみと律子、ふたり手を繋ぎ並んで歩きながら、出会ってから今日までの事をとりとめなく話しています。次第にどちらともなしに指を絡めて恋人繋ぎになり、お互いの想いを確かめ合う2人。
まなみが律子に想いを揺らした駅前…
律子がゆうすけさんにまなみを託したカラオケ屋…
そして、3人の絆を作るきっかけとなったゲームセンター…
どちらかといえば、辛く切ない思い出の方が多いのですが、それでもそれが今の幸せに繋がっている事を実感しつつ、ふたりは自然とホテルへと向かいます)

…りっちゃん…やっぱりそうなんだね?
「まなも…だね?」
…うん。さっき、遠くの空みてるりっちゃん見てたら、これでおしまい…なんだなって…
「…うん。ごめんね?まなは…もっと…?」
ううん?今回の事で、まなもね?まなの中のりっちゃんを、もっと遠くに、高く飛ばそうって決めたの。まなの中にはいなくなるけど消えたりしないってわかったから…だから…りつこ?あたしを抱いて?おもいっきり…ふたりそれぞれに…」
…それぞれを刻みつけよ?
まなみ…愛してる…
「まなも…今までも…これからも…愛してます」
(部屋に入り、2人はきつく抱き合ってあらためてお互いの想いを刻みつけます。律子に「まなみ」と呼ばれて、歓喜に震えながらそっと顔をあげて、唇を差し出すまなみ。律子は優しく唇を重ねると、まなみの頭に手を回します。まなみもまた、それに応えて律子の首に腕を回し、激しく舌を絡めあい…)

んんっ!んうううっ!はふっ!んむううっ…
「ふみゅっ!んにゅ…みゅっ…んちゅうぅ…」
(もつれあってふたり並んでベッドに転がります。それでも絡めあいをやめず…するとまなみの手が、律子の胸に…)

っ!んふああっ!まな?あんんんっ!まなあっ!
「ぷはぁ…あいかわらず…敏感…まなもね?さっきからずっと…ぞくぞくしっぱなしなの…」
そっか…おんなじだね?
…実はね?あたし…あの時、まながあんな目をしてなければ、あのまま乱暴にされても良かったんだ…
まなになら…どんなふうにされても…
男性としては…しゅんいち…女の子なら…まな…
「あら?ゆうすけさんはもういいの?」
…いじわる…っ!きゃっ!
(いたずらっぽく笑うまなみ。少しふくれた律子ですが、その隙にまなみに両手を掴まれ、頭の上に押さえられます。髪を解いたシュシュで手首を括ります。律子も抵抗をみせずにされるがままに…)

「やだ…まなも…なんだかいけない感じになってきちゃう…下着、汚しちゃうから脱がすよ?」
…うん……あっ!
「ふとももに指が触っただけなのに…」
だって…いつもより…すごく…敏感に…
「まってね?まなも今…脱ぐから…」
(まなみはスカートの中に手を入れると、自分もショーツを下ろして脱ぎます。律子のに重ねるように自分のを置いて…手をついて律子を見下ろすまなみの瞳は、いやらしく艶めいていました)

「いつもとは…逆だね?まなの方から抱いて…ってお願いしたのに…わ…相変わらず…綺麗な身体…
ひきしまって…それでいて柔らかくて…」
あ…ああぁ…はずかしい…まなだって…女の子って感じの柔らかさが…たまんないんだよ!
んっ!あふああああっ!あひっ!んひいいんっ!
(簡単に服をはだけさせられて、ほんのり紅く染まった肌と程よい大きさのおっぱいを晒されます。まなみは律子のお腹から真ん中沿いに舌を這わせて上に上に…律子はそれだけでのけぞって喘ぎ、ギシギシとベッドを揺らします。
まなみは律子のスカートも脱がすと、自分のスカートを捲し上げて、ふわっ…と律子の上に跨ります。律子の腰に伝わるヌルッとした感触。少し動くとくちゅん…と音が…)

「ふみゅっ!んに…にゃぁぁぁ…」
…かわいい鳴き声…まなの…身体もみたい…
「うん…じゃあ…りつこが脱がせてよ?」
(シュシュで括られた両手で、まなみのブラウスのボタンを外して行きます。たどたどしくも全部のボタンを外すと、濃いピンクの大きなブラに包まれた胸が飛び出します。たまらず律子は下からブラをずらすと、同様紅く染まった肌を撫で上げ、おっぱいを鷲掴みにします)

「ふにゃあああっ!あっ!んにいいいっ!
ふみっ!ふみっ!あんっ!うみゅああっ!」
やっぱり…あたしは…こうじゃないと…ねっ!
「ふみゃあああっ!やだ!今日だけは!まながりつこを!」
だぁめっ!ほら、逆転…!
「りつこの…ばか…」
ああ…そんなこと言っていいのかなぁ?
もっとニャアニャアって鳴かせちゃうよ?
「あっ!やっ!そこいま!
っ!ふみゃあああああっ!はみっ!んにゃああんっ!」
(両手の拘束を解き、シュシュを片手につけてまなみを横に倒すとあっという間に律子が上になります。まなみのスカートの中に手を入れて、もうとろっとろのおまんこをなぞり、クリに指をかけるだけでまなみは大声で喘ぎ身悶えます。おつゆはお尻にまで伝わり、腰を浮かせて脱がせて?と無言のお願いに、律子はまなみの服を全部脱がせてしまいます)

…まな…やっぱり可愛い…肉付きよくて…すっごく…美味しそう…
「りっちゃん…発言がオジサンみたい…
なんか…やらしい…」
そう?それはまなが悪いのよ?それじゃ…おじさんらしく…食べちゃおうかなぁ?
「うん…まなの…骨の髄まで…」
砕いてしゃぶって…だったっけ?あたしあれ聞いて…怖かったのにゾクゾクしたわ…
…?ちょっと待って?まなのカバン…なに入ってる…の?
「…え?あれ?なに?この袋…ええええ?これって!」
なに?ウソ!ちょっ…と…

『なんか、いい方の話だったんで。
たぶん、話の後に姫とするんでしょ?
アタシがゆきとしてるの、貸してあげる!
ちゃんとキレイにしてあるから大丈夫よ!
返すのはいつでもいいからねえーっ!』

…さやか…アイツ…
「でも…でもまな…これでりっちゃんに…されたい…」
(いつのまにか、さやかがまなみのカバンに入れていたのは、なんとペニバンでした。それも、履く方のおまんこのところにもディルドがついていて…
あっけらかんとしたさやかのメモに、頭を抱える律子。でもまなみは、物欲しそうに律子を見ています)

…わかった…さやかは帰ったらとっちめてやるんだから!
…あぅっ…んっ!んんんんああああっ!
これ…ちょっ…と…深いよ…あああんっ!
「りっちゃん…あむ…んむううう!」
ちょっと!まな!うごかさな…んあああっ!
おく!とどいちゃ!あうっ!あ…んおっ!
「りっちゃん…いまの…」
はあ…はぁ…んふっ…奥までゴリゴリされると…出ちゃう…の…しゅんいちとすると…いつも…でちゃうの…
「…そっか…しゅんくんの…すごいもんね?まなもお尻の中…ミチミチにされたから…お腹の奥の奥に熱いのたくさん出されちゃったし…あれ…すごかった…意識飛んじゃいそうだったよ?」
そういえば…そんな事あったねぇ…?
人の旦那をその身体で誘惑して、食べさせちゃったいけない娘は…こうだっ!
「あっ!ふみゃあああああああっ!
んにゃあああああああああっ!」
あうっ!おあっ!んおおおおおおおっ!
んおんっ!おっ!おっ!おおおおっ!
(まるで律子にフェラするように、ペニバンを履いた律子のおちんちんを、まなみは咥えヌルヌルにさせます。ただでさえサイズが大きくキツイのが子宮口にあたり、しゅんくんの前だけの律子を見せてしまいます。その声にさらに興奮したまなみは、律子を煽ると、それに応えて、ゆっくりと、襞1枚1枚捲るようにまなみの胎内に侵入していきます。
ゆっくりでもゴリゴリと律子の中も小突かれて、思わず大声で鳴きわめく律子。まなみもまた、その声に犯されるように大きく喘ぎ、律子の腰に足を絡み付かせます)

【一回じゃ収まりません!
気持ちが止まらなくて止められなくて…
もう少し、続けていいですか?】
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投稿者:まなみ ◆8wwUsyplVU
2022/03/21 18:08:38    (taQaey77)
ちょ…っと…みんな見てるよ…?ん…んんん…
(周りの目をはばからず、ぐいっと力強く抱きしめられるとキスをされます。まなみは恥ずかしげにじたばたとしますが、キスされると途端に大人しくなります。まわりのみんなは、おぉ…とどよめき…)

「パパとママ、チューしてる」
「そうだよねぇ?みんなの前でも出来ちゃうんだから、ゆりなちゃんのパパとママは本当に仲良しさんだよね?」
「じゃあ、あたし、みゆきお姉ちゃんとちゅーしてあげる!」
「あら、ありがとお」
(ゆりなが美由紀のほっぺにキスをすると、笑いが起こります。)

「いいなぁ。ねえけんじ?わたしにもチューちょうだいよ?」
(おどけて健二くんに抱きつく紀子。ここじゃやだと返した健二くんの返答に、ここじゃなければいいのね?とツッコむさやか。和やかな談笑の中、律子はいつの間にかベランダで一人、どこか遠くを見ていました。まなみはゆうすけさんに目配せをしてその胸の中から離れると、上着をもって律子のところに…)

…昼間でも、まだ寒いよ?はい…
「あ、ありがと。」
なに見てたの?
「…それを聞くの?」
…ううん…わかってる…今度は…どこまで続くんだろうね?
「わかんない…けど、まなやしゅんいち、みんなが支えてくれるから、安心していけるとこまでいくよ?」
うん。どうせなら、行き着くとこまでいっちゃえ!
「簡単に言ってくれるね?
…でも…今のあたしなら、なんだかできそうな気がするんだ…それくらい、気持ちは充実してる!」
よかった。なんだか、ここに来たばかりの頃のりっちゃんがいるみたい…まな、うれしい…
(ぴとっ…と寄り添い、律子に身体を預けるまなみ。それを部屋から見ていたしゅんくんは、自分の知らない2人のひとコマを新鮮な気持ちで見つめ、ゆうすけさんはまた、懐かしいひとコマが帰ってきた思いで穏やかに見つめていました。
しばらくそうしていると、どちらともなしに2人とも部屋に戻ってきました。)

さて!みんな揃ってる事だし、今夜は楽しいお夕飯にしようね!
「あの…そのことで…」
?みゆきちゃん、どうしたの?
「大将からさっき連絡あって、どうせだからまたウチに来い!って…みんな集まるんだからいい話に決まってる、だから夜は空けといた!有無を言わさず集合!…だそうです」
ええ?でも、支度とか大変だし、そもそもわるいよぉ…
「大将…言い出したら聞かないから。
わたし、これから帰って支度手伝います。」
「…いつも見てるけど…美由紀さん、大変ね?」
「もう慣れましたよ?それに、唯さんと他愛のないお話するの、大将も楽しみにしてますから」
「まあ…それじゃあ、お邪魔しないとね?まな…」
ゆいちゃんはお酒飲みたいだけでしょ!
(まなの一言で場はさらに明るくなります。美由紀とはひとまず別れ、しばらくして…)

「…ねえ?あたし、まなと散歩しながら少し話がしたいの。最悪お店に直接合流しても…いいかな?」
りっちゃん…どうしたの?
「うん…なんか…そんな気分。」
(それが何を意味するのか…大人全員が察しました。でもあえて何も言わず、何かつっこんでくると思ったさやかは、ゆきの肩を抱いて静かに頷きます。2人はそれぞれゆうすけさんとしゅんくんの方を見ると、いっておいで…と言ってくれました)

「ありがとう…あたしのわがままにつきあってくれて…まな、行こう?」
うん…ゆうすけさん、みんなのことお願いね?
しゅんくん、りっちゃんお借りします…
(身支度を済ませて、仲良く手を繋いで出て行く2人。唯は2人を見送ります)

「…律子なりの…区切りにするつもり…なんだわ。
自分には星野さんが、まなにはゆうすけさんが…
例え2人が魂の根っこで繋がっているんだとしても…
ううん?繋がっているからこそ、直に絡まるのをこれで…あの子らしいわ…ね?ゆうすけさん、星野さん?」
「…絶対…ぜったいに離さないでね?けんじ…約束だから…ね?」
「あたしたちも…あんな風になろう?ゆき?」
「うん…」

【ちょっと迷いましたが、わがまま1つお願いします。まなちゃんとりっちゃんの、最後のえっちをさせてあげたいです。このお話が終われば、もうりっちゃんの式。お互い肌を重ねることができなくなっちゃう気がして…ゆうすけさんのと甘いのはまた後でしたいですが、その前に2人にはご褒美を…
並び順によっては順番が逆になっちゃいますが、もうひとつ続けますね?もしリアタイで見てたら、お返事少し我慢しててください…】
163
投稿者:ゆうすけ、瞬一 ◆Nvwi/zPrkY
2022/03/20 15:06:15    (gjo1PTPh)
僕がそっと部屋を出ようとすると「あ…星野くん?まなが別で寝るよ?」「…なぁんか、ぎこちないのよね?2人とも…よし!今夜はみんなで一緒に寝ようよ?」「えっ?ちょっと律子?ひょっとして…酔ってる?」「これくらいで、あたしが酔うわけないでしょ?それより、瞬一!布団を早く持って来て?」
と僕は1人で寝るつもりだったのに、2人に止められた上に少しお酒の入った律子のごり押しに負けて、来客用の布団を居間に運び、テーブルを片付け布団を敷くと…
まなみさんを挟んで3人並び「うちは色々と規格外だから3人くらいいけるかな?と思っていたけど、楽勝だったわ?」「まながちっこいからでしょ?」「それもあるよね?」「あーひっーどい!」「あはは…でもよくここまで1人で来たね?」と話ながら律子が照れて顔を赤くして俯いているまなみの髪を優しく愛おしそうに撫で、そっと顔をあげると
「…あたしがあの時怖かったのは、あんなになったまなにじゃなくて、あの目の色…あたしが以前、底まで沈んだ暗くて冷たいプールの水の色だったからなの…」と語っていたらまなみさんも思い出したのか、震え出すまなみさん。

僕と律子、どちらともなく自然にまなみさんを挟んで優しく抱いた。
やがて震えが治まり、冷たかった身体に暖かさが戻り…

律子とはまた違った女の子らしい柔らかさに僕がドキドキしていると

「ね?りっちゃん?
このまま、りっちゃんの枝を伸ばしてね?高く広く、そして遠くに…」と語るまなみ。
その言葉は僕が望んでいた言葉…
もしかしたら裕介さんも…
僕はもう一度まなみさんを見ると、律子が言っていた様に前よりもっと可愛く魅力的になったと実感した。
律子はまなみを何も言わず、その胸に抱きしめた。
そんな律子の頭を僕はポンポンと優しく叩き「よかったな?」と言った。

その夜はまなみさんを律子と一緒に抱いたせいか、変に女の子と意識したせいで、側でまなみさんの寝息を聞いてドキドキして眠りが浅くなってしまった。

だけど、あの悪魔みたいに暗くて冷たい黒い瞳の色をしたまなみの顔がフラッシュバックで見えて、律子があの日暗くて冷たいプールの水の色をしたプールに沈み込んでいた顔までフラッシュバックして甦り、改めて律子とまなみは魂の部分まで繋がっていると言ったゆいさんの言葉を実感した。

普段は天使みたいな娘でも、何か一つのきっかけで悪魔に変わるんだ、そうなってしまったら自分自身ではどうにもならない事を今回のまなみの姿で実感して、僕は裕介さんが不意がないからこうなったとどこかで思っていたが、それは間違いだった。

もう2度と思いをしないように、僕もまなみさんと律子を離そうとは思わず、まなみさんを受け入れよう…
せっかく2人同じ方向に向いて、前に進み始めたのだから…それにこのままの心境ではまた同じ事の繰り返しになってしまいそうだ!
僕もまた変わっていかないとな?
そんなことを思っているうちに眠りについていた。

翌朝、僕はまなみさんが起きていることに気づき「おはよう…まなさん。」って恥ずかしそれに声をかけてみた。
「おはよって…ほしのくん?今、まなって…!」と驚いたような嬉しいような顔をして言った。
「まなってなんて呼ぶのはどうかって思って…変かな?イヤなら…今まで通りにまなみさんって呼ぶけど…」と言うとまなみは首を振り、嬉しそうに何度も頷いた。

「それじゃ…まなさん、そろそろ律子を起こそうか?」と言って律子を起こすと、帰り支度をして、3人で裕介が待つ岡山へ…

そして裕介の家に着き、まなみが玄関を開けて「ただいま…」と言って入ると「ママーっ!お帰りっ!」とゆりなと裕一がお出迎えした。


「ゆりな!ただいま!裕一まで?いい子にしてた?」「ママだ!いつもの可愛いママだーっ!」ってゆりながはしゃいで言っている姿を見て、ママに可愛いって言うゆりなもゆりなだな…
ゆりなもまなみの変化に気づきいていたんだなぁと思うと僕がなんとも言えない表情で眺めていると、まなみが僕を真っ直ぐ見て「…裕介さん、ただいま。わがまま言ってごめんね?それとありがとう。」と玄関先で子供たちを思い切り抱きしめ笑顔を見せてから言ったまなみを見て…
よかった、まなみの両親から連絡はもらって、もう大丈夫って知ってはいたが、実際に会って見て本当に安心した。

これでもし、まだおかしかったら皆に悪いことしたところだったと思いながら「とりあえず、話は後だ、まずは中に入って?ほら、早くまなみ中に入って?」とまなみを促しながらリビングに入れた。
そこには高田君を通して、あの日のメンバーを集めてもらっていた。

「え?中?」と戸惑いながら促され中に入ると「えええ?ちょっと!みんなどうしたの?」と驚くまなみ。
「どうしたもこうしたも!健二から今日帰ってくると聞いて、さややゆき連れて広島から飛んで来たんだから!」「姫が大変だと聞いて、もう大丈夫なの?」クラスメートが周りを囲みまなみに声をかける。
そんなまなみが「その事だけど…みんなに話があるの…その前に美由紀ちゃん?」と言って、少し所在なげに立っていた美由紀に声をかけて
美由紀がまなみの方を向くと「今回はホントにありがとう。裕一の懐き方からわかるよ?」「いえいえそんな…?わたしの事…みゆきちゃん…って?」と驚いた様に聞くと「うん。あなたはもう、まなたちに深く関わってるからね?まなからのほんのささやかなお礼…」と言って美由紀をギユッとハグするとみんなの輪の中に
入り、隣には律子が、手を握っていた。

僕の真正面にまなみはいて、僕から視線を外す事なく話し出した。
「今回は、本当に迷惑かけました。
まな自身、あんなになっちゃうなんて思わなかった。狂ったまなを止めれなかった。
原因は…ただ待つだけに疑問を持ったから…
そしてりっちゃん…前にまなは、お帰りを言うために待つよって言いました。
でも、待つだけでどんどん進んでくみんなに取り残されて行くような焦りというか寂しさを覚える様になって…」と特に律子に向いて話している様に感じ、やっぱりまなみの真ん中には善くも悪くも律子がいるんだなぁ~まぁまなみらしい…なんて思って聞いていると「やはり、まなは待つの。でもただ待たない。
りっちゃんの…みんなの花はぐんぐん伸びた枝の先。まなの花は…根っこのそばの地面いっぱいに咲くの…一面にね?根っこを広くしっかり伸ばして、みんなに絡みついて離さずに。
…これが…これからのまな、りっちゃんや裕介さんだけじゃない。ここにいるみんなをまなの中に包んで抱きしめてあげたいの。
深く関わった、ここにいるみんな、有無を言わさずまなの根っこに絡まってもらいますからね?そのつもりで。」と言ったまなみ。

まぁ…何と言えばいいのか、まなみらしいと言えばまなみらしい考え…我儘で欲張りな考え。

そんなまなみにみんな口々に感謝を述べて集まる様子はとても華やかで、これまでの暗い雰囲気を一掃させた。

本当にまなみはみんなの(僕も含めて)明るい太陽なんだなって今回の事で良くわかった。
まなみの様子がおかしくなってから今までは太陽が沈んで暗い日々で辛かった。
でも今ではまなみも律子も互いに別の花を咲かす決意をした。

これでもう今回みたいな事は起きる事はないだろう。
仮に起きても、今回みたいな規模にはならない、もう大丈夫って確信的な感じを覚えた。

美由紀さんもゆいさんに背中を押され、さやさんらにも迎えられて、まなみが満面の笑みを僕に向けていて…
僕はまなみが前より可愛くそして芯が強くなったような笑みに思え、まなみにおかえり。と言う様にまなみに負けない様に笑顔で返した。

そして僕の側に来たまなみに「まなみの「おかえり」がこれまで以上に楽しみになったよ?
ても、まなみが疲れた時は僕が支えて、癒してやるからな?
まなみがこうして側で心からの満面の笑みを見せてくれる事で僕やりっちゃんが頑張ってこられていたんだから、もっと自信持って良かったんだよ?
でもこれからはここにいるみんなの根っこで花を咲かすって決めたんだから、今まで以上に無理はしたら駄目だよ?」と言ってみんなの前で抱きしめ、キスを…唇を重ねるだけのキスをした。


【まなちゃん…本当、我儘で欲張りな事を誓ったね?
確かにまなちゃんらしいね?】


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投稿者:まなみ ◆8wwUsyplVU
2022/03/18 20:25:40    (rsrnSrlh)
あ…ほしのくん?まなが別で寝るよ?
「…なぁんか、ぎこちないのよね?まだ2人とも…
よし!今夜はみんなで一緒に寝ようよ?」
(その夜はしゅんくんの所で初めてのお泊まり。まるで小学生のように楽しそうにしている2人を見て、これでよかったと思うしゅんくん。2人をそのままにして、そっと部屋を出ようとすると、その2人に止められます。少しお酒の入っていた律子のゴリ押しで、居間を片付けて来客用の布団を二つ並べて、まなみを挟んで3人並びます)
「うちは、いろいろと規格外だから3人くらいいけるかなと思ってたけど…楽勝だったわ?」
…まながちっこいからでしょ?
「それもあるよね?」
あー!ひっどーい!
「あはは…
…でも…よくここまで1人できたね?
ちゃんと以前の、ううん?前よりもっと可愛くて魅力的になって…ね?しゅんいちもそう思うでしょ?」
(2人の間で照れて赤くなるまなみの髪を、律子は優しく愛おしく撫でます。顔を上げさせると、瞳をしっかりと見据えて)

「…あたしがあの時怖かったのは、あんなになったまなにじゃなくて、あの目の色…あたしが以前、底まで沈んだあの暗くて冷たいプールの水の色だったからなの。もうあんなところに行くつもりはないけど、なんかね…こう…」
…わかる。まなもね?まなの中のりっちゃんが消えるんじゃないかって思ったら、何かが狂い始めて、たぶん、りっちゃんのそれと同じのに…心を握りつぶされたんだ…
(思い出したか震え出すまなみ。しゅんくんと律子、どちらともなしにきゅっとまなみを挟みます。
震えが収まり、暖かく柔らかい身体が戻ってきました。しゅんくんは、律子とは違う女の子という感じの柔らかさにドキドキしていました)

ね?りっちゃん?
このまま、りっちゃんの枝を伸ばしてね?
高く広く、そして遠くに…まなとりっちゃんから生まれた、りっちゃん自身の花をたくさんたくさん咲かせてね?まな、もう寂しくないから。
(それはしゅんくんが望み、ゆうすけさんが願った2人のこれからの形。律子とまなみがようやく同じ気持ちにいたり、揃って同じ前を向いた瞬間でした。
律子は何も言わずまなみを胸に抱きしめます。
そして翌朝…)

「…おはよう、まなさん」
おはよ…ってほしのくん?今、まなって…!
(何となくまだ恥ずかしげに呼ぶしゅんくんに、まなは嬉しそうに何度も頷きます。そして律子を起こして支度をすませ、3人でゆうすけさんのもとに…)

ただいま…
「ママーっ!おかえりっ!」
ゆりな!ただいま!祐一まで?いい子にしてた?
「いつものママだ!いつもの可愛いママだーっ!」
かわいいって…嬉しいけど微妙だなぁ…
…ゆうすけさん…ただいま。わがままいってごめんね?それと…ありがとう。
え?中?えええ?ちょっと!みんなどうしたの?
(玄関先で子供達を思い切り抱きしめて笑い、ゆうすけさんの目をしっかりと見つめてただいまを言います。促されて中に入ると、美由紀に唯、紀子と高田くん、さやかやゆき…みんな揃っていました)

「どうしたもこうしたも!けんじから今日帰ってくるって聞いて、さあやとゆき連れて広島から飛んできたんだから!」
「姫が大変だって聞いてね?もういいの?」
うん…その事で。みんなに話があるの…
その前に、みゆきちゃん?今回はホントにありがとう。祐一の懐き方からわかるよ?
「いえいえそんな…?わたしのこと…みゆきちゃん…って?」
うん。あなたはもう、深くまなたちに関わってるからね?まなからのささやかなお礼…
(みゆきを抱きしめると、まなみはみんなの中に入ります。隣には律子が、手を握ってくれています。
まなみは真正面のゆうすけさんから視線を外さず話し出します)

…今回は、本当に迷惑かけました。
まな自身、あんなになっちゃうなんて思わなかった。狂ったまなを止められなかった。
原因は…ただ待つのに疑問を持ったから。
ゆうすけさんは、高田くんと仕事を頑張ってる。
のんちゃんは、その高田くんと一緒になる為に。
さやかちゃんとゆきちゃんも、一緒に暮らしだしたんだよね?
唯ちゃんは…学校で大事な責任ある仕事をしだして。
ほし…しゅんくんはりっちゃん支える為仕事しながら勉強して。
そしてりっちゃん…
前にまなは、おかえりを言うために待つよって言いました。でも、待つだけでまなだけがどんどん進んでくみんなに取り残されていくような焦りというか寂しさを覚えるようになって。
まなの中のりっちゃんがぐんぐん伸びて、りっちゃん自身の花を咲かせて頑張ろうとしてる。まなも負けないようにって思ったけど…
(まなみは握った手をぎゅうと握り返します。その力強さにはっとする律子。まなみの目は明らかに前を見据えていました)
やはり、まなは待つの。でもね?ただ待たない。りっちゃんの…みんなの花はぐんぐん伸びた枝の先。まなの花は…根っこのそばの地面に咲くの。一面にね?根っこを広くしっかり伸ばして、みんなにも絡みついて離さずに。
ここにいるみんなが…伸び疲れたら地面を振り返って?いつだって、まなは満開の花を咲かせて待ってるから。その花束で胸いっぱいにさせてあげながら、「おかえり」を言うの。
これが…これからのまな。ゆうさけさんやりっちゃんだけじゃない。まなの中にみんなまとめて包んで抱きしめてあげたいの。深く関わった、ここにいるみんな、有無を言わさずまなの根っこに絡まってもらいますからね?そのつもりで。

「…それなら、あたしも安心して思う存分泳げるわ」
「まな…大きく出たわねぇ?すっごく…欲張りで我儘…でも、まならしいわ。言われなくても、もう絡め取られてるわよ?ギッチリとね?」
ゆいちゃん…しゅんくんと同じ事言う…やっぱり変かな?
「いいんじゃない?なんかね?昔の姫が帰ってきた感じする。ね?ゆき?」
「うん…昔は春の太陽みたいだったけど、今度は下からもまなちゃんが見ててくれるのね?」
「そんなまなだから、けんじも好きになったんだよ?今更言わなくても、あたしたちの中心はいつもまななんだよ。まながいなきゃ、繋がらなかったんだから。ね?りっちゃん?」
「…あたしは、まなに守ってもらってここまでこれたんだ。振り返ったら、いつもあったかい笑顔で迎えてくれるまながいるから、あたしは前を向けるんだ。だから…これからも…あたしの背中…預けるよ?」
(とてもまなみらしい答えに、何を今更…と絆を確かめる同期組。それを涙をこぼしながら見つめる美由紀。唯は、その背中をそっと押してあげます)

「あなたも…もうおんなじ根っこの一部なのよ?
胸をはって飛び込んでおいで…」
「そうよ美由紀!この期に及んでわたしなんて…なんて言うようなら、張り倒すよ!おいで!」
「さすが委員長…怖いわぁ」
「うっさいさあや…ほら。ね?」
「う…うん…ありがとう…みんな…」
(まなみを囲んでみんな寄り添います。それはたくさんの花に囲まれた大きな木のような…これからの自分を見つけ直し、まなみは満面の笑みをゆうすけさんに向けます。)

【…な、感じなのですが。まなちゃんらしくって考えてたらこうなりました。…どうかな?】
161
投稿者:星野瞬一 ◆Nvwi/zPrkY
2022/03/18 13:29:33    (4qzUsrzT)
あの日から律子は塞ぎ気味になりそうになりながらも、僕は律子を側で励ましながら、復帰に向けて律子はトレーニングに励みながら普通に生活をしていた。

そんな時に不意に玄関のチャイムが鳴る。
トレーニング中の律子から「…あら、誰?ごめん瞬一、見てくれる?」と言われ「うん、わかった律子。
はい、どなたですか?」と言ってインターフォンの画像を見るとそこに映っていたのは…
まなみさんだった。

えっ?えっ?どうして?何故今、まなみさんが家に訪ねて来る?
と軽くパニックになって固まっていると…

「どうしたの?しゅ…
…まな?まなだ!帰ってきてくれたんだ!まなっ!」と見に来た律子がまなみさんに気づいて嬉しそうに声を上げて話そうと駆け寄ろうとする律子の行くてを阻む様に僕は律子が前に立ちはだかっていると
「っ?ちょっと!瞬一!離して!まなが!まながすぐそこにいるんだよ?
離して!まなが答えを見つけて尋ねてきたんだよ?応えない方が卑怯だよ!瞬一!」と律子が僕の中でもがき、泣きながらまなみさんの名を叫びながら腕を伸ばす律子。

「出たら駄目だ、律子、何をされたか忘れたのか?」と言って説得しても無駄、それどころか「瞬一!聞いているの?
ここで会わせてくれなきゃ、あたしあなたを許さない!見てわかるでしょ?これがあの日のまな?画面越しでもわかるでしょ?どれだけ反省をしているかを!
あたしを大事だと言うなら!お願い!まなに…」と律子が初めて僕に対して敵意を剥き出しにして言ってくる。

改めてまなみさんとの絆の深さを痛感する羽目になってしまい…
何か今まで律子の事を思ってしていた事が全て無駄だったのか?そう思うと掴んでいた手の力が抜けると、律子は振りほどいてモニター画面に駆け寄るが既に画面は時間が過ぎて消えていて、律子が慌ててつけ直したが、そこにまなみの姿がなかったようで… 
「まな…まなぁ…」と壁にもたれてずれ落ち、泣き崩れ「まな…まなぁ…何が言いたかったの?どうしたかったの?…あたしは…もうとっくに許してるから…あなたのあの目のことは…とっくに…」と言う律子に声をかけて触れようとした時…
「触らないでっ!酷いよ!いくらなんでもあんまりだわ!今、今この時の事…あたしは…あなたを絶対に許さない!」と言って僕手を払い、泣きながら癇癪を起こして小さく丸まって泣き崩れた…

僕は払われた手を擦りながら「ホント…今まで律子の何を見ていたんだろう?良かれと思ってしていた事が…これじゃ完全に裏目に出ちゃった…」と困った様に呟き小さく丸った律子を見てたら律子は泣きながら眠ったようで「まな…まな…」とうわごとの様に呟いていた。

そんな律子を見てたら僕は胸の奥がキリキリと痛んだ。
だけどこのままにしておく訳もいかず、律子をそっと起こさない様に抱えあげるとベッドに入れると布団をかけた。

そして、一旦リビングの椅子に座り、胸元からクマのトップの付いたネックレスを取り出し、「これをもらった時にはすっごく嬉しかったのに…今ではコレが凄く重く感じる…まさかあのまなみさんがあんな暗く何処までも沈んだ怖い瞳をするなんて…」と律子を襲っていた時のまなみの瞳を思い出し、一つため息をついた。

「律子とまなみさんはやっぱり2人で一つなんだな…律子はあんな事されても、まなみさんを許しているなんて…もう少し裕介さんが入ってくるのが遅かったら、確実にあのまなみを力任せに殴っていた。
自分が好きな人に裏切られて犯されそうになった恐怖は体験済なのに、それをするなんて…
律子が許したとしても、僕は許せない。
」と独り言を言った後、ふと玄関に近づきまなみさんはさすがにもう帰っているだろう…あれから随分時間経ったから…と思いながらドアを開けると…
「…あ…」と言うまなみさん。
思わず睨む様に見下したが…まだまだ寒さが続く日の中、小さくなって頬や耳を赤くしてる姿を見て、僕は頭を一つ掻いて、自分を落ち着かそうと大きく息を吐いてから…
このまま無視する訳にはいかないな…と思い
「…荷物貸して…律子は泣き疲れて寝てるから…ここじゃなんだから、外で話そう。」と言って荷物を受け取り「それと、ちょっと待ってて…」と言って余りに寒そうしているまなみさんを見て、気の毒になり、まなみを玄関先で待たせて、暖かいカフェオレを淹れてまなみに「…どうぞ」と言って渡した。

まなみが美味しそうに飲んでいる間にまなみの荷物を律子の寝てるベッドの横に置いて「まなみさんと話をしに出かけます。」と置き手紙を書いてまなみの元に戻り

「…ごちそうさま。すごく暖かくて美味しかった。」「それならよかった。…もう行ける?」「はい…」と少しぶっきらぼうに話ながら家を出て、大きなグラウンドがある公園に向かった。

まなみさんに実際に会って、その瞳や雰囲気に触れていると、なんとなくだけど、今まで感じていたわだかまりみたいのが薄れていく感じがしたからこそ、まなみさんはやはりあんな事する娘じゃない。
そう思えたからこそ、まなみさんの口から理由を聞きたかった。

実際、まなみさんにこうして会うまでは、絶対に律子と会わせない。そう決心していたが、その気持ちは既に揺らいでいた。

まなみさんから明確な理由を聞いて納得したい…でもその理由が納得できないモノであったら、律子が何と言っても絶対に会わす訳にはいかない!と思いながら歩いていると、まなみさんは僕のやや後ろをついて来ていた。

そして大きなグラウンドがある公園に着いて立ち止まると「ここ…たぶん、りっちゃんがいつも行くと言っている…そっか…静かで…いいところ…」と言って辺りを見渡してからまなみさんが「…星野くん…本当にごめんなさい。
のんちゃんの事があってからの…まなおかしかった。どうかしていた。
取り憑かれたように何かがまなの中で狂っていくのがわかってて…止めれなかったの…」と歩いてたそのままの距離、約2メートル程離れて話出すまなみさん。
僕は振り向き、腕を組んでまなみを見ると、深く下げた頭を上げて話を続けた
「…まな、久しぶりにのんちゃんとみんなに会って、嬉しかった反面自信なくなっちゃって…前に裕介さんとりっちゃんには、まなは待つのが仕事だから、思い切って前をみて進んでねって…話しました。でも、それでいいのかなって…特にりっちゃんの伸び方はすごいから…」と語るまなみさん。

確かに律子の伸び方は側にいる僕さえ驚く成長だった…でもまなみさんのおかげでそこまで行けたって思えなかったのか?
その辺は裕介さんのせいが大きいと思った。

そして「まなみさんのこれまでの事はわかった。…今のまなみさんを見ていたら、もうあの目をした本当に悪魔みたいだったまなみさんじゃなくなったのは良くわかった。だから、あの日の事は…色々言いたい事はあったけど、これっきりにしたいと思う…」とゆっくり言った。
「星野くん…ありがとう…」と安心した様に言うまなみさん。
「だけど!これまでとこれからは違うからな!そして…してしまった事実は変えようがない!だから、何がどう変わって、これからどうして行くか示してくれないと、律子に会わせる訳にいかない!そこをどう示してくれる?」「それは…」と日が傾き、ざわざわと風が木々を揺らす中、まなみさんが見つけ出した答えを語る。

まなみさんの真剣な眼差しを眺めながら長い沈黙が流れる。
その眼差しはこれで駄目ならもう2度とここには来ないって決意が滲み出ている感じがした。

「それは…我儘でかなり欲張りでしょ?でも、まなみさんらしいや…」と忌憚のない感想を述べると「…まな、本当は我儘で欲張りなの。最近気づいたんだけどね?」とおどけて返して来た。
2人の距離が徐々に詰まり、まなみさんが僕の胸に顔をポフッ…と肩を震わせ俯き、涙を流しながら何度も「ごめんなさい…」と呟いた。
僕はまなみさんの頭を撫でながら「…今度あんな事をしたら、側に裕介さんがいようと、誰がいようとその時は本気で殴るよ?それだけ…あの時は気持ちが沸騰しそうだったから」
「うん…もうないけど、もしまた…まなが道を外しそうになったら…その時はおもいっきりお願い…それと…」と言って僕の首に腕を回すとぐいっと引き寄せられ、唇を合わすだけの…キス…
少しだけそのままでいると、唇が離れ「…ないしょだよ?どちらにも…これが…まなの気持ち…ほんとに…ありがとう…」と言われたその時
「まな!」と律子の声が背後から聞こえた。

2人は僕の目の前で抱き合い、互いに謝り合って許し合う姿を見て、敵わないなぁ…出来る事ならまなみと離したかったけど、これじゃ無理、まなみの事を想っている律子の姿が僕はどうやら好きらしい…と思っていると

まなみを胸に抱きながら律子が「瞬一、さっきはごめん。あなたの気持ちをあたしは踏み潰した。
それは本当にごめんなさい。
あたしはあなたが一番。それはもう絶対に変わりない。でもやっぱりまなが…」と言う律子。

「まぁ…その事はまなみにも言った事だけど一度吐いた言葉はどうやっても2度とは戻らない。
大切なのはその後どうするのか?どう行動をするのかにかかっている。
今回は許しても、また同じような事を言った時は…
…それにまなみさんが変な答え出すわけない?
さぁそれはどうかと思うよ?」まなみと顔を見合わせてクスッと笑い「ちょっと…変かもよ?」と言った。

「あらぁ…2人ともいつの間に仲直りしたの?それなら今夜は家に泊まって…」と律子は安心した様に言って、初めてまなみさんを迎えて一夜を過ごした。

僕は話をしている2人に気を使って1人別の部屋に行き、寝ようと思っていた。


【まなみさん、お待たせしました。
まなちゃんがどんな話をしてくるのか、楽しみにしてます。】




160
投稿者:まなみ・律子 ◆hluclZYKho
2022/03/14 20:23:14    (PYboUApK)
…それじゃ、お父さん、お母さん、いってきます!
「うん、いっといで。身体には気をつけるんだよ?」
(翌日早朝。来た時とはまるで別人のようになったまなみは、家を出て行きます。)
「…しかし、こないだ来たばかりなのにもう帰るのか?」
「ふふ…あなた、寂しいの?でも今のあの子には、一分一秒も無駄にできないのよ?それだけ大事な事だから…」
「…大方、りっちゃんとのことだろ?」
「あら?気づいたらしたの?」
「まあな…ともかく、元気になったんならそれでいい。祐介くんの方にも連絡いれておいてやってくれ」
「そうですね?」

…ついた…そういえば、まな、りっちゃんの神戸の家行くのはじめてだな…できれば…こんな形で行きたくなかったけど…
(午後には神戸につき、まなみは住所を頼りにしゅんくんの部屋に向かいます。何度も道を間違えて、何とかたどり着いたのですが…)

〈着いたけど…いざ目の前にすると…足がすくむ…
あの時の星野くん、本当に怖かった。たぶん、りっちゃんやみんながいなかったら…殴られてた。女の子だなんて事関係なしに。
もう…りっちゃんはまなだけのりっちゃんじゃないんだ。でもそれでいい。
うまく話せるか…ゆうすけさん、力…貸してください!〉


ピンポーン…

…あら、だれ?ごめん、しゅんいち、見てくれる?
(律子は、あの日のことを気にして塞ぎ気味になりながらもトレーニングをこなし、普通に生活していました。気落ちしないようにしゅんくんが支えてくれていたからです。この日鳴ったインターホン。確認しに行ったしゅんくんが、画面の前で固まっているので、見に行くと…)

どうしたの?しゅ…
…まな?まなだ!帰ってきてくれたんだ!まなっ!
っ?ちょっと!しゅんいち!離して!まなが!まながすぐそこにいるんだよ?
離して!まなが答えを見つけて尋ねてきたんだよ?
応えない方が卑怯だよ!しゅんいち!
まな!まなあああっ!
(玄関先のまなみをみつけ、喜んで通話に出ようとする律子。ですがしゅんくんがその動きを抑えて、ボタンを押させてくれません。
力の限りしゅんくんの中でもがき、泣き叫びながら必死に腕を伸ばす律子。ゆうすけさん同様、しゅんくんもまた、この2人の絆の深さをあらためて思い知ります。だからこそ合わせられない。あんな目で大事な大事な律子が襲われた事実がある限り…
実際、ゆうすけさんたちの到着がもう少し遅ければ殴っているところでした。画面越しに見えるまなみの目はもうそんなではないとわかっている。けれど…)

しゅんいち!聞いてるの?
ここで会わせてくれなきゃ、あたしあなたを許さない!見てわかるでしょ?これがあの日のまな?画面越しでもわかるでしょ?どれだけ反省してるかを!
あたしを大事だと言うんなら!おねがい!まなに…
(律子が初めてしゅんくんに剥き出しの敵意を見せます。一瞬緩む力。律子は全力で振り解くと声を聞かせようとします。ですが、時間が経ち画面は切れていて…あわてて付け直しますが、そこにまなみの姿はいません。律子はそのまま壁にもたれてずり落ち、泣き崩れます。)

まな…まなぁ…なにが言いたかったの?どうしたかったの?…あたしは…もうとっくに許してるから…あなたのあの目のことはとっくに…
っ!触らないでっ!ひどいよ!いくらなんでもあんまりだわっ!今…今この時の事…あたしはあなたを絶対に許さない!
(しゅんくんの気持ちも知らず、律子は泣いて癇癪を起こします。まるまって泣き崩れ…しゅんくんも困ってしまい、時間だけがすぎ…
律子はその場で泣き疲れて眠ってしまいました。うわごとのように、まな…まな…とつぶやいて。
しゅんくんはそんな律子を抱き抱えると、ベッドで寝かせます。そして、あらためて玄関のドアを開けると…)


…あ…
(まなみはそこにいました。ドアの横、呼び鈴の下でうずくまり、小さくなって…まだまだ寒さの残る毎日、頬や耳を真っ赤にして、小さく震えながらもその場に…睨むように見下ろすしゅんくん。ですが、沸き立つ感情を殺し、目を伏せながら自分を鎮めるように大きく息をつきます)

「…荷物、貸して?律子は今泣き疲れて寝てる。
ここじゃ何だから、外で話そ…」
…うん。
「それと、ちょっとまってて…」
(まなみを玄関で待たせ、しゅんくんは暖かいカフェオレを淹れてくれました。上がらせるのは話次第。まなみが美味しそうに飲んでいる姿を見ると、荷物を律子のそばにおき、『まなみさんと話をしにでかけます』と書き置きしました)

…ごちそうさま。すごく暖かくて…美味しかった。
「それはよかった。…もう行ける?」
はい…
(まなみと実際会い、その目や雰囲気に触れるうち、しゅんくんもまた、あの日のわだかまりはほとんど溶けていました。やはりまなみはあんな事をする子じゃない。だからこそ、理由を聞いて納得したい。外に出て歩く2人。しゅんくんのやや後ろをまなみはついて行きます。
やがてふたりは大きなグラウンドのある公園に着きます)

…ここ…たぶん、りっちゃんがいつも行くって言ってる…そっか…静かで…いいところ…
…ほしのくん…本当に…ごめんなさい。のんちゃんの事からのまな…おかしかった。どうかしてた。
取り憑かれたように何かがまなの中で狂っていくのがわかってて…止められなかったの…
(距離にして2メートルくらい。ちょうど歩いてきた距離をそのまま保ち、まなみは切り出します。しゅんくんは振り返り、腕を組んでまなみを見て…
深く下げた頭をゆっくりあげて、まなみは続けます)

…まな、久しぶりにのんちゃんとかみんなに会って、嬉しかった反面自信がなくなって…
前に、ゆうすけさんとりっちゃんには、まなは待つのが仕事だから、思い切って前をみて進んでねって…話しました。でも…それでいいのかなって…
特にりっちゃんの伸び方はすごいから…このまま…あなたのもとに行った後に残った、純粋にまなだけのりっちゃんまでもが…消えて無くなるんじゃないかって急速に感じて…
おかえりをいつでも言えるように待ってるうちに、まなの中のあの子はもうふりむいてくれなくなるんじゃないかって…ふと思ったら…
…黒くて冷たい何かに…心を…握りつぶされました。そこからはもう…
「これまでの事はわかった…今のまなみさんを見ていて、もうあの目をした、本当に悪魔みたいだったまなみさんじゃなくなったのはよくわかった。だから、あの日の事はこれっきりにしようって思ってる…」
ほしのくん…ありがとう…
「だけど!これまでとこれからは違うから!
何がどう変わって、これからどうしていくか示してくれないと、律子には合わせられない!
そこは…どうするの?」
それは…
(日が傾き始めます。サワサワ…と風が木々を揺らす中、まなみはしゅんくんに見つけ出した答えを話します。長い沈黙が2人を包みます。これで駄目ならもう2度とここには来ない。そう決心しているまなみの真剣な眼差し。やっと口を開いたしゅんくんは…)

「それは…我儘で欲張りでしょ?でも、まなみさんらしいや…」
…まな、本当は我儘で欲張りなの。最近気づいたんだけどね?
(しゅんくんは忌憚のない感想を述べ、まなみもまたおどけて返します。ふたりの距離は徐々につまり、まなみはポフッ…としゅんくんの胸に。肩を震わせて俯いて涙を溢すと、何度もごめんなさい…ごめんなさい…とつぶやきます。しゅんくんは、まなみの頭を撫でてあげながら…)

「…今度あんなことしたら、その時は殴るよ?
それだけ…あの時は気持ちが沸騰しそうだったから」
うん…もうないけど、もしまた…まなが道を外しそうになったら…その時は思いっきりお願い…それと…
(まなみは、しゅんくんの首に腕を回すと、ぐいっと引き寄せます。そしてキスを…唇を合わすだけ。少しの間そのまま…そしてそっと離すと…)

…ないしょだよ?どちらにも…これが…まなの気持ち…ほんとに…ありがとう…
「まな!」
っ!りっちゃん!
「起きたらしゅんいちいないし、まなの荷物あるし!行くとしたら絶対ここだって!」
りっちゃん…りっちゃんっ!ごめんね!ごめんね!
「ばかね…なんて事ないのよ?もう気にしないで…」
でも!でもまなは!あんな醜い目で!姿で!あなたの事を!
「もう過ぎたことよ?あたしこそごめん。信じてるって何度もいいながら…まなを突き放した…」
いいよ!そんな事もう!あたしの中に、ちゃんとりっちゃんがいるってわかったから!
(2人はしゅんくんの目の前で抱き合い、互いに謝り許し合います。敵わないなぁ…となんとも言えない顔をするしゅんくん。律子はまなみを胸に抱きながら)

しゅんいち、さっきはごめん。
あなたの気持ちをあたしは踏み潰した。
それは…本当にごめんなさい。
あたしは…あなたが一番。それはもう絶対変わらない。でも、やっぱりまなが必要なの。
この子がどんな答えを出したとしても、あたしは真正面から受け止めて、そんなまなをこの身に宿すわ。だって…まなが変な答え出すわけないもん。
(それを聞いて、まなみとしゅんくんは顔を見合わせてクス…と笑います。「ちょっと…変かもよ?」と答えるしゅんくん。)

…あらぁ…2人ともいつのまに仲直りしたの?
それなら、今夜はうちに泊まって、明日岡山いこ?
あたし、そこでまなの答えを聞くわ。ゆうさんや、みんなと一緒にね?

…うん!

【一息でいっちゃいました。ここだけは間を挟みたくなかったんです。
まなちゃんの答えは…最後みんなの前で。ひとまず、しゅんくんには納得してもらいました。たぶん、大丈夫だろうとは思いますよぉ…】


159
投稿者:ゆうすけ ◆Nvwi/zPrkY
2022/03/13 07:43:34    (8dURiBBd)
ゆりなが律子の様に言うと「バカね…そんなことなんて事ないわよ?」「まなが元気なら、あたしはそれでいい…」ってゆりながまるで律子の様に語っているようで…

まなみは泣きそうになるのを堪えて無理に笑顔を作り「あ…あのね?愛知のおばあちゃんが具合悪くなっちゃったみたいなの…だから…だからママ…行かなくちゃ…ちょっとの間、ママ留守にするから…ね?パパ?」と振り返って言ったまなみのなんとも言えない表情をした顔を見て、胸を痛め…
僕は「わかった…」としか言えなかった。
それは側にいた唯さんも同じで、頷いていた。

そんな変な雰囲気を感じ取ったのか「…かえってくる?」とゆりなが不安気に聞くと「ばかね、当たり前じゃあない。ママは必ず帰って来るよ?約束…ね?」とまなみは答えた。
「うん!おばあちゃん、早く元気になるといいね!」「そうだね?ゆうすけさん、唯ちゃん…この子達、よろしくお願いします。」とゆりなと指切りしたまなみが頭を下げた。

翌朝、まなみは荷物をまとめて、家を出て行った。

僕は何も言えなかった自分が情けなく思ったが、ただ昨日ゆりなに必ず帰って来ると約束した事が、もしかしたらまなみはこのまま帰ってこないんじゃ?と思わず僕にとってひとつの助けとなった。

まなみが出て行って子供たちの面倒をみていると、どれだけまなみに甘えていたか、良くわかった。

自分ではそれなりに子供たちの面倒をみていたつもりでも、やはり子供たちにとってはまだまだだったみたいで、ゆりなによく叱られていた。
その口調がまた律子に似ていて…まなみのあの時の心情がどうだったかわかった気がした。

次の日は会社に有給を出してお休みをした。
部下の高田にだけは休みの本当の理由を話していた。

するとその夜、寿司屋の大将から連絡があり、唯さんから話は聞いた。嫁さんが戻って来るまでの間、うちの美由紀が子供たちの面倒を昼間みてやるよと…

唯さんが大将の店にあの事件の後、良く顔を出していたのは知っていたが、まさかそんな話になっているとは…

一旦は美由紀さんに悪いと思って断ろうとしたら美由紀さんに電話が替わり「あたしで出来ることならなんだって言って下さい。受けた恩は大きいですから、遠慮しないで頼って…」と言われて。
僕は大将の変わっただろ?って言葉を思いだして…「ありがとう、美由紀さん。それじゃ遠慮なく、明日から子供たちの世話をよろしくお願いします。」と言って電話を切った。

次の日、現れた美由紀さんはあの頃の面影はひとつもなく、魅力的な笑顔を見せて訪れた。

そして僕は一応前にまなみが子供たちの好みを書いたメモを美由紀さんに渡して後をお願いして、仕事に向かった。

ゆりなは人見知りしないタイプだけど、裕一は人見知りするタイプなので、多少気になってはいたが、いつもより早めに仕事から帰ると、美由紀さんがママとりっちゃんの友達ってわかったのか、いくつか懐いていて安心した。

愛知に行ったまなみからは定期的にメールが来ていた。
僕は風邪ひいてないか、裕一はお腹壊しやすいから気をつけて下さいとか、帰った時はお母さんに怒られたけど、お父さんには口裏を合わせてくれたらしい。
メールの内容も次第に変わり、まなは今、よく空を見る様になりました。
りっちゃんには、相変わらず連絡が取れません。
多分、星野くんが止めているだろうかと…
この空…りっちゃんと繋がってる…こっちにきた時は忘れてしまおうと思いました。
それだけの事をまなはしたから…

でも、やっぱりまなはりっちゃんが好き。
あんな醜い気持ちではなく、愛している。心の中に必要…だからこそ、あの娘がみんなが納得出来るこれからのまなを用意してから、帰ります。
その時は…抱きしめてください。そして…ちゃんとあなたを見つめて…またひとつになりたいです…
ときたメールには、僕は自然と涙が溢れて。

「まなみ、りっちゃんに対する気持ちは良くわかった。
きっとりっちゃんも、同じ気持ちだと思うけど…しかし星野くんの気持ちも僕はわかる。

最愛の人が一番信頼して愛していた相手にあんな事をされて、いくらりっちゃんが星野くんを説得しても、たぶん聞き入れないだろう…
そのためにまなからの連絡を切っているのだろう…
だけど、ちゃんとこれからのまなみを見せて行けば、必ず理解してもらえると思います。

そしてこの僕も、まなが律子にあの日した事は僕でも許せなかった。
律子の事は大切に思っているのはわかっていたけど、あの事件の後まなみが見た目の様子が変わってなかったから、僕は安心してしまった。
律子があんな風になっても、まなみには僕と子供たちがいるから大丈夫だと…
そんな思いが間違っていたと、今では思います。
まなみと律子の絆が深いのは理解していたつもりが、思っていた以上だった、僕や子供たちの事を忘れるくらい大切な存在に律子がなっていた。
僕は第一にその事に対して怒っている。
僕の事より、子供たちの事だ。
僕もまなみが出て行ってから知った事だけど、ゆりなが、あの頃のママ…なんだか変だった、ゆりなと裕一の事見てるようで、どこか違うこと見てる感じがしてた…なんて言われて、ゆりなにはその頃から愛知のおばあちゃんの調子がよくなかったんだよ?と言ったけど…
帰ってきたら、ゆりなたちにもおもいっきり甘えさせてください。
僕たちは家族なんだから、互いに何でも言って話し合い、支え合いものだと僕は思う。
僕たちは出会いから特殊だったから、よけいに何でも話し合いしなきゃダメだったと僕も反省しています。
本来なら会ってこんな話をすべきだけど、あの頃のまなみに言っても伝わらないと思い。
今のまなみになら伝えても大丈夫だと思い、メールでまずは伝えました。
まなみだけの新しいまなみに出会えるのを楽しみに待ってます。
くれぐれも身体にはご自愛ください。」
とメールを返した。

僕は一体いつからまなみの想いが歪んで行ったのに気づかなかったのだろう…?
過去から発生した事件でまなみが平気だった訳がない。
それを平気だったと思ってしまった自分も悪いが、あの頃どうしてもっと強く止めなかったのか?やはりどこかまなみに対して遠慮があったのか?
まなみに嫌われても良いって気構えがなかったのは確かだった。

僕も、ゆりなたちがいるのだから、これからはもっと家族としての時間をもたないといけないな、あまり仕事ばかり夢中になってはいけない事を今回の事で僕は学んだ。

子供たちがいかに大切な存在である事も認識出来た。


【まなみさん、長くなっても大丈夫!
まなみさんの文章は読みやすいから。
まなちゃんのあんな姿は読んでる僕も辛かった
今回はゆうすけの気持ちを書いてみました。

確かに問題はこれからですね?
しゅんくんが果たしてまなちゃんを赦せるのか?ってところかな?

昨日のうちに返すつもりが寝落ちして、こんな時間に返す事になりました】





158
投稿者:まなみ ◆8wwUsyplVU
2022/03/12 19:01:02    (bcvEhW4b)
ゆりな…
(律子のように声をかけられて、まなみは胸がズキン!と、ナイフで抉られたような痛みを覚えます。
「バカね…そんなことなんて事ないわよ?」
「まなが元気なら、あたしはそれでいい…」
その傷口から、律子が答えるであろう言葉の数々が染み出していくような気もして…ボロボロに泣きたくなるのをグッと堪えて、無理に笑顔を作ります)

あ…あのね?愛知のおばあちゃんが、具合悪くなっちゃったみたいなの…だから…だからママ…行かなくちゃ…ちょっとの間、ママ留守にするから…ね?パパ?
(ゆうすけさんは、振り返ったまなみの顔に胸を痛めます。隣にいた唯もまた…その場はわかったとしか言うしかありませんでした)

「…かえってくる?」
ばかね、当たり前じゃない。ママは必ず帰ってくるよ?約束…ね?
「うん!おばあちゃん、早く元気になるといいね!」
そうだね?…ゆうすけさん、唯ちゃん…この子達、よろしくお願いします…
(翌朝、まなみは荷物をまとめて家を後にしました。どこでかけ違えたか、どれだけ狂っていったか…理由はまなみ自身がよくわかっていました。
ただ、それを今口にするわけにはいかなかったのです。これからの自分という答えが見つからないからです。)

「…そうかぁ…そんな事があったのか…」
「はい…わたしもゆうすけさんも…何も言えなくて…出て行くあの子の背中、ただ見ているだけしかできなくて…」
(あの事件以来、唯は大将の店によく顔を出すようになりました。愚痴を吐いたり相談したり…)

「…で、ゆうちゃんのとこはどうすんだい?」
「ええ、今日はお休み、明日は有給使ってゆうすけさんが面倒みるみたいです。わたしもできるだけ力になるつもりですが、なにぶん日中は…」
「そうか…おおい、美由紀!」
「はあい!…うん、また後でね?…どうしました?」
「おまえ、ちょっとしばらくゆうちゃんとこいって、ガキンチョの世話してやってくれ」
「ちょ…大将!そんな…みゆきさんにわるいわよ」
(あわてて止めに入る唯を、みゆきは止めます。)

「事情は、今のんちゃんから電話で聞きました。ゆうすけさんがお休みの理由、高田くんには話してくれたらしくて、そこ経由で。
あたしでできることならなんだって言ってください。受けた恩は大きいですから、遠慮しないで頼って…」
「よし、決まりだな!あとは…お嬢ちゃんしだいか…」
(波紋が思わぬ大きさになっている事を知らず、まなみはゆうすけさんに愛知に着き、定期的にメールを送っていました)

『ゆうすけさん、風邪ひいてませんか?祐一、お腹壊しやすいから気をつけてください。
こちらは山間だけあってそちらより寒いです。お母さんからは怒られましたが、口裏は合わせてくれるそうです。
唯ちゃんから聞きましたが、みゆきさんが日中子供達のお世話してくれるみたいですね?帰ったらお礼しなきゃ…
まなは今、よく空を見るようになりました。
りっちゃんには、相変わらず連絡がとれません。たぶん、星野くんが止めてるんだろうかと…
この空…りっちゃんに繋がってる…
ここに来た時は、いっそあの子の事を忘れてしまおうと思いました。それだけの事をまなはしたから…

でも、まなはやっぱりりっちゃんが好き。
あんな醜い気持ちでなく、愛してる。心の中に必要…だからこそ、あの子が、みんなが納得できるこれからのまなを用意してから、かえります。
その時は…抱きしめてください。そして…ちゃんとあなたを見つめて…また一つになりたいです…』

「風邪…ひくわよ?」
おかあさん…
「前来た時は…お母さんのところに、りっちゃんがいたよね?」
…うん…
「…ただ待つ事に…あせってる?」
!どうしてそれを?
「うふふ…これでもあなたのお母さんよ?あなたが悩んでることくらい、わかるわよ?」
…わかってたんだ、まな。いくら活躍してどんどん先に進もうと、あの子は、大事な部分はまなに置いておいてくれてるって…
ゆうすけさんは、昇進して高田くんって部下もついて。
唯ちゃんは学校で大事な仕事を任せられそうな時。
のんちゃんも、高田くんと一緒になる為に頑張ってる。新しく友達になったみゆきさんも、前向いて別人みたいにいい子になって…
まなだけが…何も変わってないのかなって…そう思ったら…今のままでいいのかなって…
「なら…さ、欲張りに待ちなさいな?
りっちゃんは、まなと一緒になりながら、広く大きく伸びることを選んだの。それが、あの子が咲かせる花。あなたとりっちゃんという根から伸ばして、みんなに見せたい自慢の花。じゃあ…あなたは?」
おかあさん…おかあ…さん…
(答えの糸口が見えたようです。まなみの瞳に、陽だまりのような暖かさが戻ってきました。バラバラになった魂の木の根が、瞳の暖かさを目指して集まってくるような感じがします。
大粒の涙をこぼして、母の胸に顔を沈めるまなみ。
何度も頷くまなみの肩をそっと握ると、顔を上げさせます)

「もう大丈夫かな?家出娘?」
…うん!きめた!もう迷わない!
ありがと、おかあさん。明日、朝一で行くわ!
「いってらっしゃい。また、何かあったら…帰っておいで?」
うん…でも今度はみんなでね?

【長くなってごめんなさい。やっぱりね、つらいまなちゃんを長く続けるのは、あたしもつらくて…答えは見つけましたが、問題はここから。岡山に帰る前に、まなちゃん神戸に…はじめて神戸に、りっちゃんに会いにいきます】

157
投稿者:ゆうすけ、星野瞬一。 ◆Nvwi/zPrkY
2022/03/12 17:19:38    (9QOLsyfT)
吹っ飛ばされたまなみを抱え僕は律子の姿を見て、思わずまなみの頬をぶつと「…いたいっ!
…なによ!なんでよ!みんなしてりつこばっかり!
あたしの気持ちはどうでもいいの?
わけも分からず連絡の途絶えたりつこの事を、どれだけ心配したか…毎日身が引き裂かれる想いだったのに!知らない電話が鳴る度にビクビクして!」とそこまで聞けば同情も出来たけど、「手をどれだけ伸ばしても!どれだけ心を想わせても!あたしからいなくなろうとしているりつこを取り戻そうとして何が悪いのよ!」と言われたら…
「いい加減にしろ!まなみ!」と僕は言ってもう片方の頬をぶった。
「悪い、みんなこのままじゃ話にならない…唯さん悪いけど、子供たちの面倒を頼む」と言ってまなみを抱えた。
「いたいっ!
イヤだ!いやだぁ!りつこ!りつこりつこ」と半狂乱になってりつこの名を叫ぶまなみ。
俯いたままの律子を見ながら家を出て車にまなみを押し込み発進した。


裕介さんたちが家を出た後

「律子、僕たちも帰るよ?」「えっ?帰る?
待って瞬一!まななら少し頭を冷せば間違いに気づくから、またいつも通りのあの娘に戻って帰って来るから…お願い…瞬一…」「律子…こんな姿にされて!まだまなみを信じているの?」「いまこんな形で別れたら私たち…瞬一!瞬一!お願い待って!」「律子!いくら律子のお願いでも、これだけは譲れない!もし、まなみが元に戻ったとして帰って来ても、今度は僕が律子に見せれない姿を見せてしまう!」と話ながら律子の手を引いて外に向かっていると…

「ちょ…ちょっと!離してよ!
ゆ…唯!まなに伝えて!あたし待っているって!待っているからって!」と律子は言って僕に引かれて出て行った。
そしてたまたま通りがかったタクシーに乗って駅へと向かった。



僕はまなみを乗せて以前まなみと蕩ける様に一つになった高台の駐車場に車を停めた。
駐車場に着いた頃には辺りは日が暮れ始め、眼下に拡がる街並みからは明かりが灯りあの時と同じ綺麗な夕焼けから夜景に変わる様が拡がっていた。

しばらく走っているうちにまなみは落ち着いた様子を見せていたが、「…手…繋いで…」と言って手を伸ばしてくるが、僕は前を向いたまま険しい顔をして、無視していると…

「無視しなくてもいいでしょ!
あたしだってさっきの事はダメな事をしたって思っているわ!だから!手を握って話したいって言っているじゃあない!」って言うまなみ。

僕はまだまなみは何が悪いかわかっていないんだ…口調も変わっていないし、だから僕は「今のまなみに何を言われても聞く気にはなれない。」と言った。

「どういうこと?今のあたしって!」と言うから僕は「今のお前の顔を良く見て見ろ!」と言ってまなみの頭を掴んで、無理矢理ルームミラーに顔を写して見せた。

「ちょ…裕介痛い!離して!はなし…
これ…誰?
なに…?この目…真っ暗で…怖い…醜くて…ドス黒い何か…感じるよ…
そっか…あた…まな…こんな酷くて醜いままでりっちゃんに迫って…ほし…のくんも…傷つけた…ゆいちゃんも多分いま…泣いている…
それに裕介…さんにまで…まな…まな…」と言ってようやくまなみが戻ったので、優しく抱きしめようと手を伸ばすと
「触らないでっ!
まなは…いま…そこに行く資格…ないんだ…ごめんね…ゆうすけさん。」とすまなさと悲しみを称えた涙ながらの笑顔で優しく拒絶された。

まずはみんなに謝りたいと言うまなみ…僕は車を家に向けて帰ると…

唯さんがまず迎えに現れ「まな!お帰り!」「ゆいちゃんただいま…ごめんね?ごめんね?」「瞳…見せて…よかった…戻っている…」と話をした後、律子たちの姿がないのに気がつき…

「まなどうかしていた。
多分…その理由もわかっている…まずは…りっちゃんたちは?」「帰った…わ…星野さんに連れ去れる様に律子も。『待っている』って律子から伝言…」と唯さんが言った後、まなみはストンと座り込み…

「えへ…えへへ…やっ…ちゃった…
大事な大事な…なくしちゃった…
いや、まなが壊したんだ…りっちゃんとの絆を…
星野くんの信頼を…まなが…まなが…」と乾いた笑いでなにもなくなった瞳をして言った。

僕と唯さんは何も言えずまなみの後ろで立ちすくんでいると「…ねぇ、ゆうすけさん?
まなしばらく…愛知に…帰っていいかな?ひとりになって想い直したいの…」と振り向きもしないで言われて…

改めて律子たちが居なくなった部屋は大きな何かが抜け落ちたような変な雰囲気が漂っていた。

この家は律子にとっても大切な場所だった筈なのに…律子はもうこの家には来ないようなそんな嫌な雰囲気さえ漂っている感じさえしていた。

しかも魂の根っこから真っ二つに引き裂かれ、全てを失ったかの様に頭を垂れるまなみの姿に僕も唯さんもかける言葉が見当たらず、ただ時計の音だけ部屋に響いていた。

その沈黙を破ったのは僕たちの話し声で目を覚ましたゆりなだった。
「ママ?帰ってきたの?」と眠い眼を擦りながら…
僕は咄嗟に「ママは今、ちょっとお疲れ様だから…今夜はパパと一緒に寝ようね?」と言ってまなみから遠ざけて再び寝かそうとゆりなの手を握るけど…
「ママ?お顔を見せて?何かあったの?」と子供なりに何か察して声をかけた。

それはまるで律子がまなみに何かあった時にかける口調に似ていた。


【ゆうすけも唯さんもかける言葉がないので、ゆりなにかけてもらったけど…

元に戻ったばかりのまなちゃんには辛いだけだったかな?】

156
投稿者:まなみ ◆8wwUsyplVU
2022/03/11 18:38:42    (WxOJ/FKk)
(突き飛ばされて大きく転げていくまなみ。起き上がった瞬間みたものは…
ほぼ全裸に近いくらいに剥かれて、衣服が乱雑に乱され、怯えて泣きながらもまなみを心配してこちらを見る律子。思わず差し伸べた手に対して律子は…)

「いやっ!やだこないで!触らないでっ」
(律子は、とにかくまなみの瞳が怖くて仕方なかったのです。それは以前自分が堕ちた暗く冷たいプールの水と同じ漆黒…はっとした時には、すでにしゅんくんの胸の中に守られてしまいました)

「あ…あたし…そんなつもりじゃ…きゃ…」
(言葉を遮られてぎゅっと強く抱きしめたしゅんくんの腕は震えていました。続いてバシンッ!となる乾いた音。言葉を失い泣きながら音の方を見ると…)

…っ!いたいっ!
…なによ!なんでよ!みんなしてりつこばっかり!
あたしの気持ちはどうでもいいの?
わけも分からず連絡が途絶えたりつこの事を、どれだけ心配したか…毎日身が引き裂かれる想いだったのに!知らない電話が鳴る度にビクビクして!
手をどれだけ伸ばしても!どれだけ心を想わせても!あたしからいなくなろうとしてるりつこを取り戻そうとして何が悪いのよ!
っ!いたいぃっ!
(溜め込んだ思いの丈を思慮なしにぶちまけるまなみ。ゆうすけさんはもう一発反対の頬をぶつと、まなみの無理矢理抱えて家を出ます)

いやだっ!やだああああっ!
りつこ!りつこりつこりつこおっ!
(呼ばれた律子は何も答えられず俯いたままでした。その気持ち…痛いほどわかる。けど、今のあの瞳のまなには振り向けない。悲しいくらい複雑な表情で出て行くまなみを目で追います。そして矢継ぎ早に…)

…え?帰る?
まってしゅんいち!まななら少し頭を冷やせば間違いに気づくから、またいつも通りのあの子に戻って帰ってくるから…おねがい、しゅんいち…
いまこんな形で別れたらあたしたちもう…
しゅんいち!しゅんいち!お願い待って!」
「…こんな姿にされてまで、まだまなみを信じるのか、律子!」
「ちょ…ちょっと!離してよ!
ゆ…唯!まなに伝えて!あたし待ってるって!待ってるからって!」

「…どうなっちゃうの…わたしたち…どうして…こうなったの?」
「…あれ?ゆいおねえさん?ママは?」
「あ、ゆりちゃん…ママたちはね?ちょっとお出かけするって?お姉さん、留守番頼まれたの…
りっちゃんたちもね?急に用事できて…これなくなっちゃった…」
「そっかぁ…残念だなぁ…
?お姉さん、どうして泣いてるの?っ!ちょ…力強いよ!ちょっとぉ!」
「ごめんねゆりちゃん…ごめんね…ごめんね…」
(嫌な空気だけが残る部屋に1人残された唯。起きてきたゆりなをきつく抱きしめると、崩れ落ちて泣いてしまいました。
その頃、車で連れ出されたまなみは、律子の言う通り、時間が経つにつれて自分のした事言ったことを冷静に捉え出しました。でも瞳はあのまま…
ゆうすけさんは以前にまなみと蕩けるように一つになった高台の駐車場に連れて行きます。日も落ち始め、眼下の街に灯りがともりだします。)

…手…つないで…
(自分がした恐ろしい事…一人で受け止めるのが怖くて、まなみは手を伸ばします。ですが、ゆうすけさんは険しい顔で前を見据えたまま…)

無視しなくてもいいでしょ!
あたしだってさっきの事はダメな事したって思ってるわ!だから!手を握って話したいって言ってるじゃない!
「今のまなみから何を言われても聞く気にならない」
?どういうこと?いまのあたしって!
「今のおまえの顔をよく見てみろ!」
ちょっ…ゆうすけ痛い!離して!はなし…
…これ…だれ…?
(ゆうすけさんに無理やりルームミラーを向けられて頭を掴まれて見せられたその顔は…)

なに…?この目…真っ暗で…怖い…
醜くて…ドス黒いなにか…感じるよ…
…そっか…あた…まな…こんな酷くて醜いままでりっちゃんに迫って…ほし…のくんも…傷つけた…
ゆいちゃんもたぶんいま…泣いてる…
それにゆうすけ…さんにまで…まな…まな…
(自分の姿を見せられて、初めてまなみは我に帰ります。「あたし」から「まな」へと戻り、それぞれを傷つけたことを後悔して…
ゆうすけさんはここで初めて抱きしめようと手を伸ばします。ですが…)

触らないでっ!まなは…いま…そこに行く資格…ないんだ…ごめんね…ゆうすけさん…ごめんなさい…
(すまなさと悲しさをいっぱいに称えた涙ながらの笑顔で、やさしく拒絶します。まずはみんなに謝りたい。車を出してもらい家に帰ると…)

「まな!おかえり!」
唯ちゃんただいま…ごめんね?ごめんね?
「瞳みせて…よかった…戻ってる…
もう嫌よ?あんな目はもうあの時っきりで、二度と見たくない…」
うん…まな、どうかしてた。
たぶん…その理由もわかってる…まずは…
…りっちゃんたちは?
「帰った…わ…星野さんに連れ去られるように律子も。『待ってる』って律子から伝言…」
(まなみの中で何かが音を立てて崩れ落ちて行きました。そのままストン…と座り込んで、何もなくなった瞳で乾いた笑いを浮かべながら…)

えへ…えへへ…やっ…ちゃった…
大事な大事な…なくしちゃった…
いや、まなが壊したんだ…りっちゃんとの絆を…
ほしのくんからの信頼を…まなが…まなが…

…ねえ、ゆうすけさん?
まな、しばらく…愛知に帰って…いいかな?
ひとりになって…想い直したい…の…
(まなみの後ろでどうする事もできずに立ち尽くすゆうすけさん。律子たちがいなくなった部屋は、たしかに大事な何かが抜け落ちたような変な気配が漂います。
まなみは振り返る事なく、感情のない口調で、しばらくひとりになりたい…とお願いしました。
魂の木を根っこから真っ二つに引き裂かれ、全てを失ったかのように項垂れるまなみに、唯もゆうすけさんもかける言葉が見当たりませんでした…
ただ、時計の音だけが部屋に響きます…)

【ほんと、まなちゃんにこういうことさせるのは辛いです。言葉を選んじゃうし…
黒い感情の答えは見つけたようですが、それを伝える事ができず…】

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