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雨宿り4

投稿者:まなみ ◆8wwUsyplVU
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2021/07/07 17:48:35 (cJdnAsKN)
ゆうすけさん、お待たせしました。
 
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125
投稿者:星野瞬一 ◆o6wRT2CwJ6
2022/01/10 21:03:44    (ZH3baLD.)
長い舌を絡めたキスをしているうちに、律子ちゃんの足の間に足が入ってしまい、無意識のうちに身体を押し上げてしまい…

ハッとして律子ちゃんを見るとくぐもった喘ぎ声を上げて身体が何度も痙攣しているので少しホッとして僕は気をよくしてもっと身体を押し上げていると…いつの間にか腰が頭より上に…

しまった!また律子ちゃんが…と思ったが、律子ちゃんは気づいてないのか僕を求めるようにパジャマから胸を出して、乳首を押しつけてきた。
僕は押しつけられた乳首を舌を絡めて舐めて、律子ちゃんを求めようとしてると…
同じように僕を求めようとした律子ちゃんが自分の体勢に気づき、小さく悲鳴を上げて固まり、カタカタと身体を震わせて「ご…ごめんね…あた…し…欲しかったの…しゅんいちが…今もまだ…身体火照って火照って…でも…」と言って、何度も謝る律子ちゃん。

「大丈夫、大丈夫、謝らなくてもいいから…」と律子ちゃんを慰めながら抱きとめた。

しかし律子ちゃんが気づくまであの体勢になっても拒絶反応が出なかった…もしかして変わってきた?

すまなさそうに小さくなっている律子ちゃんの耳朶を甘噛みして「それならさ…僕もこのままじゃ辛いから、そのまま手でしてくれないか?」と囁いた。

「…え?このまま…手で…して…欲しい…の?
しゅんいちがいいなら…」と言って律子ちゃんがズボンをおろすと「…お…おっきい…しゅんいち、こんなに大きかった?気持ちいい?」と僕の上着もはだけさせて乳首を舐めながらおちんちんをしごいてきた。
「そりゃ…あっ…まぁ、しばらくぶりだったから…いつもより大きくなってるかも?…あぁ…気持ちいいよ、律子ちゃん。」と身体をびくびくさせて言った。
すぐに先っぽがぬるぬるしてきて…いやらしい音を部屋に響かせながら「くちゅくちゅっていやらしい音…たくさん…」って言われ、僕は律子ちゃんのパジャマの上からおまんこの筋を指で這わせてやると「んあっ…触っちゃ…だめ」と言いながら手を休むことは無く、身体をビクンッと震わせ僕に身体を預けながらおっきすぎるくらいになったおちんちんをしごき続け…
躊躇しながら舌を出して、目を瞑りパクっと咥えてくるので、僕も律子ちゃんのズボンとショーツを膝の辺りまで下げると、律子ちゃんは顔を真っ赤にして僕の大きすぎるくらいおっきくなったおちんちんをお口いっぱいに咥えこんで、お尻を高く上げてフリフリしながらくぐもった喘ぎ声を漏らしていた。

まただ…そう思いながら律子ちゃんのおまんこに指を入れてズボズボと動かしてると…
このところ夜の営みが無かった為、すぐに限界がきて…2人同時に絶頂を迎え、僕は大量の精液を律子ちゃんのお口に出してしまった。

律子ちゃんのおまんこも僕の指を離そうとしない様にぎゅうぎゅうに締めつけ、
「瞬一?物凄く…濃い…よ?あたしもぞくぞくして…何度も…イ…」と飲み切れなかった分を溢しながら僕をうっとりした表情で見つめていたら律子ちゃんが自分の体勢に気づき、小さく悲鳴を上げてペタンとへたり込んだ。

「律子ちゃん…」と僕は心配そうに声をかけようとした時、律子ちゃんは何か確信したような感じで「瞬一…あたし今…お尻上げてても…もしかして…ヒィ!やっぱり怖い…でも…無意識なら…出来た?」と言って試しにお尻を上げるけど、悲鳴を上げて怯える律子ちゃんだけど、無意識なら出来た!ということがわかっただけでも前に進めた感じがして、嬉しくなって2人で喜び手を繋いでキスをした。

僕はそのまま律子ちゃんを胸の中に抱いて余韻を楽しんでいた…

その後、港に着くまで何事も無く過ごせた。
少しずつだけど、律子ちゃんが回復してるから嬉しいなぁ~と思っているとフェリーが苫小牧に着くと、僕たちは部屋から出ると一面雪景色だった。
「…ついたね、風つよい!」「ほんとだね?一気に体温が奪われた感じがするよ?」と話ながらフェリーから降りる時に段差があり、僕はいつもの様に「さ、律子ちゃん…」と言って手を伸ばすと、何故か律子ちゃんはぷうっとむくれそっぽ向いたので、えっ?何で?どうして?と困惑していると…
「…ねぇ?あたしはこの旅行で自分を変えようと決めたけど…あなたも…もっと…あたしに近づいてよ?」と言われえっ?と首をかしげ、益々困惑して、ちらちら律子ちゃんの方を見るけどそっぽ向いたままなのでおろおろしていると「いつまで、りつこ「ちゃん」なの?あたしのこと…あたしはもうとっくに、心も身体もすべてあなたのものなのに…
遠慮しないで…「律子」って…呼んでよ?」って言われ…ハニカミながら「り…りつこ」って小さく呼んだけど…
知りません!って感じでぷいっとする律子に、意を決して「律子っ!」と大きくはっきりした声で呼んでもう一度手を出すと「…はいっ!」と嬉しそうに微笑み律子が僕の手を取り、胸に飛び込んで来て「これからは…あたしは本当にあなただけのものになるのよ?この北海道で…あたしはバラバラになって…あなたの手で…新しいあたしに生まれ変わるの…だから…呼び捨てて?それであたしをぐいぐい引っ張って行って…ね?」と言われて…
「そうだよね、わかった。これからは律子って呼び捨てで呼ぶよ!それで…僕も変わって行く!」と宣言して胸の中にいる律子を抱きしめた。

そして手を繋ぎ直して、一緒にフェリーから降りてタクシーに乗り込み、次の目的地に向かった。

あの朝日を浴びてから律子はどんどんなくしたものを取り戻している様に思え、僕は律子と呼ぶ度に自分の中で、どこか律子ちゃんに対して遠慮気味だった部分が無くなり、初めて恋人から夫婦として律子と共に進む覚悟が出来た気がした。

【まなみさん。
大変お待たせしました。
一度書いたけど、何故か消えてしまい…書き直すのに時間がかかってしまった。】




124
投稿者:律子 ◆lhmAJ0ETT2
2022/01/04 13:33:50    (3h0/9H6s)
(舌を絡めて長いキスをするうち、無意識にしゅんくんの足が律子の足の間に挟まります。そのまま押し上げてしまい、律子はくぐもった喘ぎをもらし…)

んっ!んんんっ!んむっ!んむうううっ!
(びくん!びくん!と感じて何度も痙攣させます。それに気を良くしたのか、突き上げがどんどん増して、いつのまにか腰が頭より上に…律子は気づかずにしゅんくんを求め、パジャマから胸をだし、乳首をしゅんくんに押し当てて…)

んあっ!ああああっ!あっ…あんっ…んあうっ!
んっ…っ!…ひっ!…
(おちんちんを求めようと腰に目をやった瞬間、律子は小さく悲鳴を上げて固まります。カタカタと小さく震えて…)

ご…ごめんね…あた…し…欲しかったの…しゅんいちが…今もまだ…身体火照って火照って…でも…
(何度も謝る律子を、しゅんくんは優しく抱き止めます。でも…自身が気づくまで、あの体勢にされても拒絶反応が出なかった…すまなさそうに小さくなる律子。変わってきた…?と思いつつ、しゅんくんは律子の耳を甘噛みすると、ささやきます)

…え?このまま…手で…して欲しい…の?
しゅんいちがいいなら…
…お…おっきい…しゅんいち、こんなにおっきかった?
…きもちいい?
くちゅくちゅって…やらしい音…たくさん…
っ!んあああっ!だめっ!さわっちゃ…
…おしり…そっちむける…の?
(しゅんくんは確かめるように、律子に手でしてほしいと頼みます。律子はしゅんくんのズボンを下ろすと、上着もはだけさせて乳首を舐めながら手でしごいてあげます。すぐにヌルヌルになり、いやらしい音が部屋に響きます。
しゅんくんは律子のパジャマ越しにおまんこの筋に指を添わすと、律子はびくんっ!と震えながら体をしゅんくんに預けながらもおっきすぎるおちんちんをしごき続け…
そして躊躇いつつも舌をだし、目を瞑ってぱくっ…とおちんちんを咥えます。)

んもむううっ!んむっ!んんんんっ!
んぐっ!んぐっ!んむううううううっ!
(律子もズボンとショーツを膝まで下ろされてしまいます。口の中のしゅんくんの味に酔うように口一杯に頬張り、顔を真っ赤にして咥える律子。
まただ…律子は腰を高く突き上げ、お尻をフリフリしながらくぐもった喘ぎをもらし、おまんこの中に指を受け入れています。
このところ、2人とも夜のえっちがなかったためか、程なくして2人とも同時に果ててしまいます。
しゅんくんは、びゅくん!びゅるるるっ!と律子の口の中にたくさん精液を流し込み、律子も零すまいとごきゅ…ごきゅ…と喉をならして飲み、その律子のおまんこは指をはなすまいとぎゅうきゅうに締め付け、お尻を突き上げてびくびくびくっ!と何度も痙攣してイキ続けます。)

んくっ…んっ…くぅ…
しゅんいち?ものすごく…濃い…よ?
あたしもゾクゾクして…何度もイ…んひっ!
(飲み切れなかった分を口から零しながら、律子はうっとりとした顔をしてしゅんくんを見ます。
そこでようやく自分の腰の位置に気付いて、やはり小さく悲鳴をあげてペタン!とつぶれてしまいますが…やがて何かを確信したように律子は口を開きます)

しゅんいち…あたし今…お尻あげてても…
もしかして…っ!ひいいっ!
…やっぱり…怖い…でも…無意識なら…できた?
(試しにお尻をあげると、すぐに悲鳴をあげて怯えます。それでも無意識なら…小さな一歩でも2人は喜びます。そのまま手を繋いでキスをして…大きな胸の中で律子は嬉しそうに丸くなります)


…ついたね?
っ!風強い!
(その後は何事もなく過ごし、2人を乗せた船は苫小牧につきました。出口から船を降りると、辺りは雪景色。照り返しの光に目を細める律子。しゅんくんは先におり、いつもの様に「さ、律子ちゃん…」と手を伸ばします。でもなぜか、律子はぷうっ!とむくれてそっぽを向いてしまいます)

…ねえ?あたしはこの旅行で自分を変えようと決めたけど…あなたも…もっとあたしに近づいてよ?
(え?と首を傾げるしゅんくん。律子は目を瞑ってぷいっ!とそっぽを向いたまま…ちらっと見ると、どうしたら…?とおろおろしています。)

…いつまで、りつこ「ちゃん」なの?あたしのこと…あたしはもうとっくに、心も体もすべてあなたのものなのに…
遠慮しないで…「律子」って…呼んでよ?
(それを聞いて、はにかみがちにしゅんくんは「りつ…こ…」とちいさく呼びます。聞こえません!と知らんぷりをする律子。意を決してもう一度)

「りつこっ!」
…はいっ!
(はっきり聞こえるように大きな声でしゅんくんは呼びます。律子は嬉しそうに微笑むと、その手をとってしゅんくんの胸の中にとびこみます。)

これからは…あたしは本当にあなただけのものになるのよ?この北海道で…あたしはバラバラになって…あなたの手で…新しいあたしに生まれ変わるの…だから…呼び捨てて?それで…あたしをグイグイひっぱっていって…ね?
(あの朝日から、律子はどんどんなくしたものを取り戻しています。そして新しく変わろうと…それはしゅんくんも含めて…律子はそんな気持ちを込めて、自分のことを呼び捨てさせます。何となくですが、一気に2人の間はさらに縮まり、恋人から生涯寄り添う夫婦になるという自覚が芽生えるのでした)

【あけましておめでとうございます。
今年もまた、あたしの中のまなちゃんりっちゃんともどもよろしくお願いします。
さて、そのりっちゃん。だんだんと良い方向に向かってきました。あたしも変わるからあなたも変わって?とお願いできるようになってきて…
それでもまだ不安定な状態ですが、少しずつ少しずつ…しゅんくとひとつに重なっていきますよ?
それと反対に、まなちゃんはりっちゃんと深く絡まることを望んで、沈んでいくのですが…その件はりっちゃんの方の後でね?
また今年も、よろしくお願いします。】

123
投稿者:星野瞬一 ◆Nvwi/zPrkY
2022/01/01 22:00:08    (yfOy0olL)
律子ちゃんが「うぁぁ…き…きれ…い…綺麗だね…瞬一…」と朝日から伸びる光が律子ちゃんを包み…
律子ちゃんがポロポロと涙が流れ…
「律子ちゃん…どうした?」と僕が聞いて初めて涙が流れていることに気づいたみたいで
「…え?あ、あたし…どうしたんだろ…やだ、とまんない…おかしな…おかしいなぁ…」と笑顔のままで流れる涙を何度も拭う律子ちゃん。

何か痛々しくて僕は律子ちゃんの肩を抱くと律子ちゃんはそっと寄り添い、同じ方向をしばらく見ていた。
「本当、キレイだね?律子ちゃん…」と涙のことには触れず、律子ちゃんの気持ちが落ち着くのを待っていた。

ふと律子ちゃんを見ると溢れ出ていた涙がいつの間にか止まり、少し温かみが戻った笑顔で真っ直ぐ見ていた。
僕は何も言わず黙って同じように真っ直ぐ向いて朝日が昇るのを見ていた。
部屋には時を刻む時計の音と波のさざ波だけが支配していた。

「…ねぇ?瞬一はまなを許せない?
はっきり言っちゃえば自分が蒔いた種で起こった事なのに、どうしてあたしだけこんな風に苦しまなきゃいけないだって…
まなだけ笑って救われて、どうしてあたしだけがまた壊されなきゃいけないんだって…
そう…思っているでしょ?」と律子ちゃんが前を向いたまま唐突に切り出され…

僕は律子ちゃんの気持ちを思うとその通りだよ!なんて言われる訳もなく…ただ沈黙してると…
「そうだよね?
確かにそう。いつも暖かく笑ってる。でも考えたことない?どうしていつも笑っているかを…
あたたかく、やさしく、お日さまみたいなまなが当たり前になっているから、みんな想像すらしないだろうけど…けど…」と意味深な言い回しをして黙ってしまう律子ちゃん。

僕は律子ちゃんが何かを躊躇っている様に見えて、続きを聞きたい気持ちを抑えて静かに窓の外を向いていた。

「…ありがと。瞬一、あたしのこと…心の中までわかっているみたい…
今からの…話はあたしとまなだけが胸に一生しまっておこうって決めた事。
たぶん…ゆうさんも知らないわ…
でも、あたしは話す。瞬一には聞く権利があるし、聞いて欲しいの…」と律子ちゃんはまなみさんがまだ記憶の整理がつかなかった頃に会って、夜の公園で綺麗な星空を眺めて話しているうちに、律子ちゃんがまなみさんに対して僕が思っていた事以上の暗い感情をぶつけて、それに対するまなみさんの答えが…
僕は律子ちゃんを手をギユッと握って話を聞いていたが、まなみさんが「まなは…怖いんだ…知らない事が怖い…無意識で閉めた記憶の蓋。
開かない方がいいのだけど…怖くて怖くて…だから…笑うしかないの…」と言った言葉を聞いて、僕は初めてこれまで僕の知っているまなみさんの人格を形成した原点がわかった。

笑顔の裏に隠された本当の傷に僕は言葉を失い…ギユッと手を固く握る事しか出来ずにいると…

「…そう。あたしが「まなの事を誤解してる」っていうのはそういう事…あの娘はただ、周りに幸せをもらって笑っている訳じゃないの…それは…後悔と自責…」と律子ちゃんは話ながら僕
に力を込めてもたれかかって来てベッドに手を繋いだまま一緒に倒れ込み、感情が昂ったままの律子ちゃんと長いキスを交わした。

そっと唇を離した律子ちゃんの瞳を見ると又光が戻って来た様に見えていると「瞬一!あたし、今のままじゃいけないの!あたしがこのままじゃずっと…あの娘は笑うゎ…贖罪の笑顔で…温かさの影にすまなさを隠したままずっと…これが…あたしがずっとまなに守られているって言った訳……だからあたしもまなも…もう終わりにしなきゃ…あの地獄の思い出から…恐怖から…のんちゃんやさやかは言ったよ?昔のまなが戻って来たって…でもあたしに言わせれば仮初めの笑顔よ…」と律子ちゃんが握った手に力を入れて言った。

僕は律子ちゃんの迫力に気圧されながら聞いていると更に律子ちゃんが「…瞬一?今回の旅行であたしをバラバラに壊して!もう一度あの娘に会った時、全部もう大丈夫!って言える様に…ゆうさんは…あたしに立ち上がるきっかけをくれた。
今度は瞬一が…あたしを歩き出せる様にして欲しいの…」と涙が僕の頬にぽたぽたと落としながら語る律子ちゃん。
その涙はそれまでと違い、感情が溢れた熱い涙に感じられた。
更に水泳をやめちゃうかもとかトラウマ治らないかも?それでもまなに支えられていて、根っこで繋がっていても咲かす花まで絡める必要はないよね?
と言ってくれて、僕は心から嬉しくなった!「そうその事に僕は律子ちゃんに気づいて欲しかったんだ!
まなみさんと依存してると言ったのはその事に気づいて欲しかったから言ったんだよ!同じ根っこでも植物だって違う色の花を咲かすのだからやっぱり律子ちゃんとまなみさんだって別の色の花を咲かすのが当たり前なんだから…何かの歌詞ではないけれど、自分の花を咲かす為に努力したら良いんだよ?」と言った。

律子ちゃんはその問いに応える様に「まなのことは愛している!だからこそ…あの娘も…あたしも…それぞれから…独り立ち…しなきゃって…想ったの…
だから!だからお願い…これからの一生は…あなたの手であたしをイチから組んで…あたしを支えてください…」と言うと僕の答えを待たずに律子ちゃんは僕の頭を抱えて熱く激しいキスをしてきた。

僕もそれに応える様に熱く激しいキスを返した。
律子ちゃんの願い通りに壊して作り変えようと僕は激しいキスをしながらきつく抱きしめ律子ちゃんが自分の花を咲かせることが出来る様に僕がイチから組み換えてあげる。
そう決意してまずは律子ちゃんの唇に舌を入れて絡めた。

そっと唇を離し「律子ちゃん…前の旅行では僕のトラウマを律子ちゃんが身体を張って消してくれた。今度は僕が身体を張って律子ちゃんの地獄の思い出と恐怖を消してやる!すぐには無理かも知れないが、薄めてやる!」と律子の瞳を真っ直ぐ見つめて言った。

そう…簡単に行くわけはないが、僕のトラウマを消してくれた律子ちゃんに返せる恩はこれしか方法はない!それはある意味瞬一の決意表明でもあった。


【明けましておめでとうございます。
まなみさん今年もよろしくお願い申し上げます。
お待たせしました…さすがまなみさんですね?僕も全く納得してない訳じゃないけど、何か違和感みたいなのがありました。
今回のレスで完全に納得出来ました、ありがとうございます。
本当は前からわかっていたはずなのに…でも、律子ちゃんは心のどこかでしゅんくんより、まなちゃんの方が大事って思ってしまって、納得できなかった、そんな気が今はします。
まなちゃんの方も裕介が思っていた事を、後で書きたいと思ってますが…それはまた後日に…】



122
投稿者:律子 ◆lhmAJ0ETT2
2021/12/29 19:08:39    (R/kH92gx)
(しゅんくんに促されて、起きた律子は窓辺に。
濃い碧に彩られて白み始めた空。そこに水平線から昇る朝日が律子を照らします)

うぁぁ…き…きれ…い…
きれいだね…しゅんいち…
(朝日を、というより海面に伸びた自分に向かってくる一筋の光をじっと見つめます。
きれいだね…と一言いうと、ふいに涙が。
しばらく気づかなかったようで、しゅんくんに言われて初めて…)

…え?あ、あたし…どうしたんだろ…
やだ…とまんない…おかしいな…おかしいなぁ…
(笑いながらも涙は止まらず、拭っても拭っても溢れてきます。
しゅんくんは律子を肩に抱くと、律子はそっと寄り添い、二人で同じ方向をみつめていました。
ふと律子を見ると、溢れ落ちる涙は収まったようで、また少し温かみが戻った笑顔で律子はまっすぐ見ていました。
ふたりは何も言わず、明るくなっていく海を見つめ…時計の針と波の音だけが部屋に響きます)

…ねぇ…?
しゅんいちは…まなが許せない?
はっきり言っちゃえば、自分が蒔いた種で起こった事なのに、どうしてあたしだけがこんな風に苦しまなきゃいけないんだって…
まなだけ笑って救われて、どうしてあたしだけがまた壊されなくちゃいけないんだって…
そう…思ってるでしょ?
(外を見つめたまま、律子が唐突に切り出します。
律子の事を想うと、そうだ!とは言い切れず沈黙します。
ですが律子はその沈黙の答えを見抜き…)

そうだよね?
確かにそう。いつもあの子は暖かく笑ってる。
でも…考えたことない?どうしていつも笑ってるかを…
あたたかく、やさしく、お日様みたいなまなが当たり前になってるから、
みんな想像すらしないだろうけど…けど…
(律子は意味深な言い回しをして、黙ってしまいます。
まるで何かをためらっているかのよう…聞きだしたい気持ちを抑えて、
しゅんくんは静かに待ちます。それを察した律子は)

…ありがと。しゅんいち、あたしのこと…心の中までわかってるみたい…
今からの話は…あたしとまなだけが胸に一生しまっておこうって決めた事。
たぶん…ゆうさんも知らないわ…

でも、あたしは話す。しゅんいちには聞く権利があるし聞いて欲しいの…
あれはね…?まだまながあっちにいて、記憶の整理がつかなかった時の事。
あたしはまなの所に遊びにいって、夜の公園でふたりでいろいろ話してたわ…
山あいだから星がものすごく綺麗でね?

そこで…あたし…それまでの生活に耐えきれずに、まなにぶちまけちゃったの…
今、しゅんいちが思ってるのと同じことを、しゅんいちよりどす黒い感情そのままにして…
…おねがい…手…つないでて…
(出された手をしっかり握り、律子の告白を聞きます)



「…りっちゃん…そんなことを…ずっと?あれから…」
そ…そうよ!まなだってうっすらと思い出してるでしょ?
あたしが!まなとむきあってるその背中にどれだけの傷をつけられたか!
心無い好奇心やいらない同情…人と関わりたくなかったから距離をとっていれば
生意気だのって言われて…あげくには、よくまだここにいられるよね?って…
(なにがきっかけだったかは覚えていません。綺麗な星空を見て、心の中の汚いものを精算したかったのかも…
いつのまにかボロボロ涙をこぼして吐き出す律子を、まなみはいつものように笑って、でも少し悲しそうに聞いています)

その笑顔!いつもいつも笑ってばかりで!
その笑顔を向けられる度、あたしはどれだけ…どれだけ…どれだけぇ!
(ベンチに座っていたまなみは立ち上がると、そっと律子を胸に抱きしめます。
まるで本当の傷を労わるように背中を何度も何度もさすり…
止まらない感情の嘔吐に、律子もまたまなみをだきしめて、その胸の中で叫び続け…)

「…ごめんね…ありがとう…律子…
まなは…怖いんだ…知らない事が怖い…
無意識で閉めた記憶の蓋。開けない方がいいのかもだけど…
怖くて怖くて…だから…笑うしかないの…」
っ!まな!…あたし…あたし!
「ううん…りっちゃんは悪くない。ただ…笑っていないとおかしくなりそうで…
それに…笑っていれば…まなに関わったみんなが…幸せになれる気がして…」



(ここまで話を聞いて、しゅんくんは初めてまなみという人間を形作る根本に触れた様な気になりました。
固く握られた手に、律子はそっともう片手を添えます…)

…そう。あたしが「まなのことを誤解してる」っていうのはそういう事…
あの子は、ただ周りに幸せをもらって笑っているわけじゃないの…
それは…後悔と自責…自分のせいで、クラスのみんなが、あたしが、あんな風になっちゃったって、いつも思ってる。
本当はそうじゃないんだけど…でもあの子はそれを許さない。
記憶が戻った今でも…今だからこそ自分で自分を責め続けて…あたたかく笑う事で…
(律子は力をこめてもたれかかり、しゅんくんといっしょにベッドに倒れこみます。
その手はつないだまま、感情が昂ったまま長いキスをかわし…
唇を離した律子の瞳は…また少し灯が戻ってきたよう…)

しゅんいち!あたし、今のままじゃいけないの!
あたしがこのままじゃずっと…あの子は笑うわ…贖罪の笑顔で…
あたたかさの影にすまなさを隠しままずっと…
これが…あたしがずっとまなに守られてるって言ったわけ…
あの子はいつでもずっと…変わらない暖かさであたしを包むの。
だから…あたしもまなも…もう終わりにしなきゃ…あの地獄の思い出から…恐怖から…
のんちゃんやさやかは言ったよ?昔のまなが戻って来たって…
でもあたしに言わせればまだ仮初の笑顔よ…
(今度は律子が手を握る力をこめます。決意をこめた…)

…しゅんいち?今回の旅行で…あたしをバラバラに壊して!
それで…あの子にもう一度会った時、全部もう大丈夫!って言えるように…組み立て直して欲しいの…
そうすれば…あたしもあの子も、周りのみんな全部が…今度こそ本当に救われるんだ…
そして、それができるのは…あなたしかいないんだ…
ゆうさんは…あたしに立ちあがるきっかけをくれた。
今度はしゅんいちが…あたしを歩き出せるようにしてほしいの…

昨日も言った通り…どんな答えがでるかわからない。
水泳…やめちゃうかもしれない。わからない…
トラウマ…なおらないかもしれない…でも!でも!
(しゅんくんの頬に、ぱたぱた…と涙がおちます。先程の涙とは違う熱い涙…
律子は涙に瞳を潤ませながら、一歩ずつ…一歩ずつ何かを取り戻しながら笑って言います)

おねがい…これまでのあたしは、まなに支えられてきたの…
あたしたち…根っこで繋がってるけど、だからといって花まで絡まる必要ないんだよね?
…まなのことは愛してる!だからこそ…あの子も…あたしも…そろそろそれぞれから…独り立ち…しなきゃって…想ったの…
だから!だからお願い…これからの一生は…あなたの手であたしをイチから組んで…あたしを支えて…ください…
(その答えを聞かず、律子はしゅんくんの頭を抱えると、再びキスを始めます。今度は熱く激しく…
まるであの朝日が引き金になったかのように…律子は今までのまなみに贈る最後の答えを探そうと歩き始めました)

【ゆうすけさんの納得できる答えになったかしら?
なんだかゆうすけさん自身が今回のお話のりっちゃんの答えに納得してなかったような気がして、
返事に悩みましたね…まなは大事。でもしゅんくんはもっと大事…
だからこその、りっちゃんの回答がこれです…】
121
投稿者:ゆうすけ ◆Nvwi/zPrkY
2021/12/28 23:42:09    (GK8aCg6B)
【まなみさん、その気持ち良くわかるよ。
僕は待っているから、焦らずゆっくり書いて下さい。】

120
投稿者:律子 ◆lhmAJ0ETT2
2021/12/28 20:00:35    (rH2j2K5s)
【せっかく!せっかく気持ち込めて良いの書いたのに!間違えて変なとこ押したら消えました…
ゆうすけさんのいつもの気持ちがよくわかったわ…
また書き直すので、もう少し待っててください】
119
投稿者:星野瞬一 ◆Nvwi/zPrkY
2021/12/24 22:16:33    (e0EQibeS)
僕は律子ちゃんに旅行の本当の目的を告げると「やっぱりね…そんな事だろうと思ってたよ?でもね、瞬一…今回ばかりは…無理かもしれないんだ…
あたし…壊れちゃったみたい…なの…」と穏やかに微笑みながら言う律子ちゃんに僕はゾッとした。
本当に狂ってしまったのか?と思って…僕の話もまるで底の抜けた桶に水を入れるが如く、流れて行っているようで…今の律子ちゃんは自ら言っていた様に笑う事以外の感情が欠落して壊れてしまったのか?と思い、僕は自然に手が震えてしまった。

まなみさんの事を言うと「…まな?
それは無理だよ?あの娘とは魂の根っこのところで繋がってるみたいな感じがするほど近いの。
だから…」とまなみさんとの強い絆を淡々と語る律子ちゃん。
僕が抱きしめようと伸ばした手を律子ちゃんはいなし「…あたしはまなを離せない、離したくないんだ…
今のまんまじゃ、瞬一もまなもお互いを誤解している。
あの件は、前にも言った様にみんなが悪いの…」とまた同じ事を言われて僕は困惑した。

あの件の話だけなら、それで理解は出来るけれど!だけど、その事件で心が抉られた律子ちゃんがこんな事になっているが、僕は理解出来ない。

魂の根っこ部分で繋がっているならどうして、どうして…
律子ちゃんはまなみさんに今まで守られているのなら、この仕打ちはなんだ!
まなみさんの存在が、律子ちゃんのトラウマを起こして苦しめているのに、何故?

それだけ律子ちゃんにとってまなみとの出来事はあの事件以外は特別だったに違いない。
それじゃ…僕の存在は一体…
律子ちゃんは僕の事を障がいをずっと添い遂げる人っていうけど…
僕がまなみさんを誤解している?その言葉の意味が僕にはわからない。

この事件が起こる前の僕なら2人の繋がりって良いモノだなぁ…って思っていたけど…

そんなモヤモヤした気持ちでいると僕の手を頬に当てて頬擦りをすると律子ちゃんが「あったかい…おっきな手…
ありがとね?本音、聞かせてくれて。みんながみんなあの結末で納得出来る訳ないもんね?

瞬一があたしの事、大事に大事に思えば思う程納得できずにモヤモヤする気持ち、良くわかるよ?逆だったら同じ事するもの…
…わかった。
まなの事を含めて、掘り起こされた過去の恐怖に…ちゃんと向かい合ってみる。
この旅行で、これからの事を決めようと思う。
それであたしがどんな答えを出したとしても…
この手は離さないでね?ずっと…温もりが…届くところにいて…それが出来るのはあなたしか…いなんだ…お願い…」と言って笑う律子ちゃん。

「わかった。律子ちゃんが出した答えがどんな答えかわからないけれど、絶対に何があっても離さないし、…温もりが届くところにいるよ?」と答えて微笑んだ。

律子ちゃんのその微笑み方が今までの微笑み方より前向きな感じがして、僕は嬉しいけど、まだまだこれからだ!これが僕たちの始まりなんだ!
そう思いながらも律子ちゃんと長い長いキスを交わした。
はにかんで微笑む律子ちゃんがゆっくりと静かに僕の胸の中に収まり眠りだした。

僕は労る様にそっと頭を撫でながら…しかし僕がしたことは本当に間違っていないだろうか?

さっきはあんなふうに思ったけれど、やっぱりまなみさんと話し合わないといけないだろう…まなみさんにとっても辛い過去だから…でもこのままでは律子ちゃんが壊れたまま…

この旅行でいずれにせよ律子ちゃんの中の何かがはっきりする筈…
僕は律子ちゃんと一生添い遂げるつもりでいるだけど、この過去の呪縛を律子ちゃんもまなみさんも打ち破らないと明るい未来はこない気がする。

そうして僕は律子ちゃんを抱き上げてベッドに移り、一緒に眠りについた。

あれから僕は律子ちゃんを抱けずにいる。
抱いている最中に律子ちゃんがあんなふうになってしまったことと、律子ちゃんが体調を崩したということもあって、僕から夜の営みを誘う雰囲気にはなれずにいた。

でもそんなことより、律子ちゃんのことが心配でならなかった…僕の胸の中で眠る律子ちゃん…確かに前みたいにうなされることはなくなった気はするけど、寝てる時間が増えていく度にそんな気がなくなって行くのがわかった。

この旅行で少しは良くなって欲しいと思って寝てると眠りが浅くなり、朝日が昇り始める頃に僕は目を覚まし、部屋の窓から明け始める空を眺めていると、ふとまなみさんが寄せ書きに律子ちゃんに対して書いたことを思い出した。

今の律子ちゃんが見ている空はどんな色をしているのだろう…
そんなことを思っていると律子ちゃんが目を覚ました。
「ごめん、起こしたみたいだね?
律子ちゃん…見てご覧?綺麗な朝日だよ?」と言って身体を起こして窓から空を見させた。





118
投稿者:律子 ◆lhmAJ0ETT2
2021/12/22 19:45:52    (dvP04dTt)
(抱いてもらおうと深く寄りかかり、目を瞑り唇を差し出すと、しゅんくんは肩を両手でしっかりと掴み、今回の旅行の本当の目的を話してくれました。)

やっぱりね…そんな事だろうと思ってたよ?
でもね、しゅんいち…今回ばかりは…もう無理かもしれないんだ…

…あたし…壊れちゃったみたい…なの…

(表情は変わらず穏やかに微笑みます。最愛のしゅんくんの話も、穴の空いた桶に水を流すように、今の律子には響きません。まるで微笑む事以外全てが欠落したかのような様子と一言に、しゅんくんはゾッとします。)

…まな?
それは無理だよ?あの子とは、魂の根っこのとこで繋がってるみたいな感じがするほど近いの。
だから…たぶん今もまだ…あの子泣いてるのがわかるんだ。あの子もまた…あたしが壊れちゃったのに気づいてる。
それにね?守られてたのはあたしの方。孤独にならないようにしてくれて、泳ぐきっかけを与えてくれて、ずっとそばにいてくれて…
しゅんいちはまなのせいだって言ったけど、それ…正解だよ?
(それなら…と言おうとするしゅんくん。抱きしめようとするその手を、律子は軽くいなします。)

それでも…それがわかってても…
しゅんいちっていう、優しくて素敵な、生涯をずっと寄り添える人がいても…
あたしはあの子を離せない。離したくないんだ…
今のまんまじゃ、しゅんいちもまなも、お互いを誤解してる。
あの件は、前にも言った通りみんなが悪いの。
まな、のんちゃん、さやか、ゆきちゃん、そしてあたし…それぞれに後悔と自責の気持ちがあるから、だからごめんは一度にしようって決めたんだ。
(いなした手をとると、律子は自分の頬にあてます。きゅっと押し当てるとすりすりとほおずり…)

あったかい…おっきな手…
…ありがとね?本音、聞かせてくれて。みんながみんなあの結末で納得できるわけないもんね?
しゅんいちがあたしのこと、大事に大事に思えば思うほど納得できずにモヤモヤする気持ち、よくわかるよ?逆だったら同じことするもの…

…わかった。
まなのことも含めて、掘り起こされた過去の恐怖に…ちゃんと向き合ってみる。
この旅行で、これからの事を決めようと思う。
それで、あたしがどんな答えを出したとしても…
この手は…離さないでね?ずっと…温もりが…届くところにいて…それができるのは…あなたしか…いないんだ…お願い…
(そう言って笑う律子。その微笑みには心なしか、僅かでしょうが前向きな何かが宿ったような気がしていました。そのまま2人は長い長いキスをして…はにかんで微笑む律子は、ゆっくりと静かにしゅんくんの胸の中に収まり、眠りはじめました…)


117
投稿者:星野瞬一 ◆Nvwi/zPrkY
2021/12/22 18:22:02    (CM4ZIcd8)
僕は早速フェリーの予約をして、律子ちゃんの気が変わらないうちに次の週にはフェリーに乗船していた。

本音を言えば、今の律子ちゃんからまなみさんから少しでも身も心も離したかったのだ。

この日、律子ちゃんは最近にしては珍しくロングスカートを履いて、ストールを肩にかけていた。

夜になってフェリーのデッキで暗い海を眺めていると「ねぇ、瞬一…夜の海って怖いくらい綺麗だね?空と海の境がわからないのに…月明かりだけがさ、こう。スーって…わたしたちに向かって伸びてくるの…」って微笑む律子ちゃんは体調が悪くなってから確実に痩せていて、その姿はまるで別人だった。

少し前なら周囲の人から「もしかして、あの娘、竹田律子?」って言われていたけど、今は誰も気づくことはなかった。

前みたいに気を使うことはなくなったけど…でも何となく寂しい気持ちにもなった。

しばらく夜の海を眺めてたら「…冷えてきたね?中…戻ろうか?」「そうだね?身体冷やすのは良くないからね?」「船選んで正解だったね?ゆっくりゆっくり…わたし、今までずっと忙しく飛び回っていたから、こういうの、凄く新鮮…」「それなら良かった…たまにはゆっくり移動するのも良いだろ?」と話ながら僕は律子ちゃんの手を取り肩を抱いて船内に戻った。

しかし律子ちゃんの仕草ひとつひとつが穏やかすぎて…何か不用意に触ると壊れそうな綺麗だけど脆く儚い美しさに目を惹かれる男もいるだろう…
だけど、僕はこの事件前の律子ちゃんが好き。
今の中身のない空っぽな律子ちゃんを元に戻したいと思って札幌行きを決断したけど…

そう思いながら部屋に戻ると「あたしね?最近考えるの…
もうこのまま…戻らなくても良いのかなぁって…
あなたのための…あなただけの…あなたの妻になろうかなぁって…ね…
またそれなりに泳げる様になったら、近くのスイミングで子供たちを教えて…瞬一のお仕事の帰りをお家で待って…そんな幸せもありだよね?」とゆったりと僕にもたれかかって話す律子ちゃん。

そうなれば、確かに嬉しいけれど…今の状態の律子ちゃんからはそんな言葉は聞きたくなかった。
だけどどんな言葉をかけて良いのか、悩みながら律子ちゃんのか細い身体を優しく抱きしめた。

そしてゆっくりと覚悟を決めた様に「律子ちゃん…そんな生活も確かに良いけど、お母さんと交わした約束はどうする?
今はちょっと色んなことがあって休んでいるだけだろ?
そんな生活は律子ちゃんが思い切り泳いで、やり残した事がなくなってからする生活だろ?
僕はずっと君の側にいる。何があっても離れない。
律子ちゃんも、もう原因はわかっているだろ?まなみさんが原因だってことを…
もう一度ちゃんと向かい合おう、今度は1人じゃない。僕がついている。
一度は克服したんだろ?今度もきっと克服できるよ!
律子ちゃんにとってまなみさんは凄く大切な相手ということはわかっている上で言う。
あの時、札幌に来た理由をもう一度思い出して!
あの時は裕介さんがいたけど、今度は僕がいる。それとも律子ちゃんは僕じゃ役不足とでも言うつもりかい?
自分の信じた道を進むって極めたんだろ?あの日に…
いつまでもまなみさんの騎士(ナイト)でいなくて良いんだよ?
身を投げ出して守る必要はない。今は戻しまなみさんには裕介さんがいるのだから…」と言った。

別にまなみさんと別れろとは思ってもいないが、もう少しまなみさんへの依存を減らして欲しいと思って言った。




【まなみさん、お待たせしました。】


116
投稿者:律子 ◆lhmAJ0ETT2
2021/12/20 21:31:17    (mIl7f/sY)
ねえ、しゅんいち…
夜の海って…怖いくらいに綺麗だね?
空と海の境がわからないのに、月明かりだけがさ、こう。スーッて…あたしたちに向かって伸びてくるの…
(旅行に行こうと決めてからのしゅんくんの動きは早かったのでした。律子の気が変わらないうちに、というのもありますが、何より少しでも遠く心も身体もまなみから離したかったのが本音でした。
律子は確実に少しやつれていました。夜のデッキで暗い海に映る月明かりを見ながら微笑んで話す姿はまるで別人です。この頃にしては珍しくロングスカートを履き、ストールを肩にかけて遠くを見つめる律子。以前はあの人…もしかして…と囁かれていましたが、今は周りも律子をあの竹田律子と気づかずにいます。)

…冷えてきたね?中…戻ろうか?
船選んで正解だったね?ゆっくりゆっくり…
あたし、今までずっと忙しく飛び回ってたから、こういうの、すごく新鮮…
(しゅんくんが差し出す手をとり、肩を抱かれながら中に戻ります。その仕草一つ一つが穏やかすぎて…強く抱きしめたら壊れそうな綺麗さで、それはそれでまた注目を集めそうです。
それは何も知らない人たちが見たらですが…近しい人には、中身のからっぽな危うい綺麗さ…)

あたしね?
最近考えるの…
もうこのまま…戻らなくてもいいのかなぁって…
あなたのための…あなただけの…あなたの妻になろうかなぁって…ね…
またそれなりに泳げるようになったら、近くのスイミングで子供たち教えて…しゅんいちのお仕事の帰りを家で待って…そんな幸せもありだよね?
(部屋に戻って、ゆったりとしゅんくんにもたれながら、律子は話します。これもまた律子の本音。そうなれば一番嬉しい…けど、今の律子からそれを聞くのは…どうしようもない気持ちの中で、しゅんくんは黙って律子のか細い身体を優しく抱きしめます…)


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