＜ありがとうございます。
こんなに長くイメとイメ以外のこういう会話も続けられるの
すごいですね。鈴初めてです＞

「やった！鈴、恭の車乗るの好き」

そう言いタオルで身体や髪を吹いてくれていた貴方に抱き着く。


「恭の車が好きなのはね、鈴の席があるの！
あとシートも座り心地いいし、それに恭の車の中では痛いことされないもん」

さも嬉しそうに、自分の嬉しい気持ちをわかって欲しくて
何の気なしに、明るい声で話す。

しかし後半は冷静な貴方が聞けば、車の中でも暴行があったということ。


「新しいスマホにして、パパに連絡して。
恭のパパとママにも新しい電話番号教えて―」

指を一つずつ折って、楽しそうにしている。

《お帰りなさい、かな？そうそう、新しい事を覚える良い機会って考えるのは大事だよね(*^^*)

いつでも甘えて良いんだよ。エッチなだけの関係じゃないし、イメと離れた時に真剣な話でも。》

『だってスマホだけじゃ色はあっても可愛いのはカバーでしょ？もちろん買うよ。』

シャワーを止めれば早く買いに行きたくなった様子はさっきとは別人みたいな鈴香。

『ほらほら、キョロキョロ動かないの。良く拭ってからじゃないと髪の毛を乾かすのに時間が掛かっちゃうし。』

１度嬉しい気持ちになると子供みたいに落ち着きなくピョンピョン跳ねたりキョロキョロしたり下から上目遣いで見ている鈴香は小動物そのもの。

『もちろん車だよ。少し離れているしカバーがなかったら他の店にも行かなきゃだし。』

ここで外食の話はわざと出さず気分を楽しい事のみに集中させようと考えていた。

＜でも良いこともあるなって気づきました。
新しいこといっぱいお勉強する機会もらったんですもんね。
弱音はいて甘えん坊モードになっちゃうことも多々あると思うけど、
こういう風に今思えたのは応援してくれる恭平さんのおかげです＞

不安な時に枕やクッションをぎゅっとするように、
シャワーを抱えていた鈴香。

「スマホカバーも買ってくれるの？」

可愛いものが大好きな鈴香だけに、顔が突然ぱっと輝く。
もっとも華奢な鈴香には最近のスマホは鈴香の手には大きく
絶対に落としてしまうだろうことは想像つく。
カバーは必要だったのだが、それでも鈴香には驚きだったようで
顔が綻ぶ。


「うん、タオルあるから大丈夫だよ」

そう言いながら指を絡めて浴室から外へ。

「恭、スマホ買いに行くのも車？」

脱衣所で拭いてくれる貴方。
そんな貴方に上目づかいで尋ねる。

《こんばんは。直ぐにレス出来なくてごめんなさい。通勤も苦手な満員電車だし、仕事場も仕事も変わってしばらくはプルプルさんだね。ここでは、リアルで甘えたり愚痴を言って良いからね。ギュッ》

鈴香は椅子に座ったままシャワーを手に持って片手にお湯を掛けたりしながらスマホの話をする。

『可愛いのがあったら良いね。もちろんお揃いを買って、ちゃんと鈴が使いやすいようにするから大丈夫だよ。』

スマホも不安だけど食事も食べられるか不安なのが伝わってくる。

『スマホカバーは可愛いのを鈴が選んでくれると嬉しいな。ショップに気に入ったのがなかったら別な店で探したりしようね。よし、シャワーちょうだい。』

自身は簡単に汗を流して鈴香からシャワーを受け取ると素早く流して完了。

『大変、裸のまま鈴を抱っこしてきたから下着や着替えがなかった。タオル巻いて行けばいっかぁ？』

＜ぷるぷる具合わかって下さって、ありがとうございます。
もう本当に引きこもりたいけど･･･
それだと教えてくださった人申訳ないし…＞


「うん、そうだね」

シャワーを素直に受け取る鈴香。
食べれなければと、妥協案を出して安心させようとしてくれている貴方。
その優しさに応えなければと思い、努めて明るく話しかける


「恭のスマホどんなにするの？鈴機種も同じでいい？」

スマホカバーだけじゃなく機種も同じにしたい。
昔から機械音痴な鈴香。
機種を違うのにした時はいつだって、
『これじゃ恭にメールもラインも出来ない･･･どうしたらいいの？』
とほとんど泣きそうな調子で抱き着いてきた前歴がある。

《鈴香さん引きこもっちゃいそうだね(汗)覚えてないと困っちゃうね。Excelどれ位の事をするか分からないけど、仕事じゃ使って慣れるって時間もないだろうからなぁ。ギューッてしていてあげたい。》

椅子に座りシャワーを掛けている間もちょっと挙動不審な落ち着きないままの鈴香。

『きっとスマホを買ったりしている間にお腹が空くから大丈夫だよ。さっきもいっぱい動いていたから。』

何とは言わずに、汗を流す程度なのでボディーソープを手に伸ばしてスルスルっと鈴香の身体を擦って直ぐにシャワーで流して。

『もし残っちゃうなら食べてあげるから無理しなくても大丈夫。パフェが入るだけお腹に隙間を作っておいて良いから。』

そんな話をしながら髪の毛だけは抱き抱えて丁寧に洗って良くシャワーで流すとトリートメントを軽く擦り込みながら頭皮マッサージまでして。

『鈴、ちょっとシャワー持ってて。先に身体を洗ってからトリートメントは流すから。』

素早く自分の身体と頭を洗い始めた。

＜おまけに鈴エクセル出来ないのに、エクセル出来ないといけない雰囲気･･･
本でも探そうと思うけど、どんなの探せばいいのかも…
偉い人ばっかりだから気軽に聞けない雰囲気･･･
恭平さんにぎゅっとされたままでいたいなぁ･･･＞


「お風呂はじゃあすぐ上がらないとね」

だっこしてもらい、洗ってもらえると聞き、
嬉しそうにして、貴方の胸に頬をくっつける。

椅子に座らされ、きょとんとしている間に戻って来る貴方。


「スパゲッティ･･･サラダ･･･うん･･･」

（おなか空いてない･･･たべられるかなぁ…
食べられないと恭怒るのかなぁ･･･）

不安な気持ちで貴方を見上げて頷く。
三食食べる生活をして来なかったので、
空腹を感じていなかった。

「」

《お帰りなさい？かな。完全に転勤なんだね。満員電車で知らない人が怖くてプルプルした挙げ句にピアス無くしちゃったなんて可哀想な鈴香。

『良く頑張ったね。』ギューッ、チュッ》

タオルケットを身体に巻き付けベッドでゴロゴロしている鈴香の様子から抱っこはせがまれると思っていて、しっかりお姫様抱っこして浴室へ向かう。

『うーん、抱っこはして浴室で身体は洗ってあげるけど、ご飯代わりにパフェだけってのは却下。』

わざと首を大きく左右に振って見せて顔は笑っているけどパフェだけ発言は全否定モード。

『じゃあ、肉じゃなくても良いから。スパゲティーとサラダとコーンスープ。デザートにパフェ。』

浴室は既に温めてありシャワーを捻ってお湯を出すのまでは鈴香を抱いたままして、１度外に出てから鈴香を降ろして着ているシャツとパンツを脱いで。

『さっ、シャワー浴びて買い物行かなきゃね。』

＜こんばんは。
部署というか勤務地が替わり満員電車に。
そして満員電車のせいでピアスを紛失。
知らない人だらけでぷるぷるでした（ぎゅっ＞


「抱っこしてくれないと、鈴起きれない」

舌足らずな声で貴方に甘えて見せる鈴香。
裸にタオルケットを纏った格好で、甘い声。
猫が甘えるように。


「鈴パフェしかいらないよぉ。おなか一杯だもん」

抱き上げてくれた貴方に、このお願いも聞いてくれるのかなぁと
、内容としてはおねだりを伝える。

《こんにちは。雨も凄かったけど風がメチャメチャ強い台風でしたね。さて鈴香さんは移動して新しい場所での仕事。大丈夫かな？》

『うん、スマホを買いに行く前にシャワー浴びないと大変だよ。鈴にいっぱい出しちゃったから。』

きっと分からないだろうと思ったがストレートに言うだけ伝えてから。

『それと、スマホを買ったらご飯が美味しくてデザートに超美味しいパフェが出てくるお店に行くよ。』

パフェだけで済ませようと狙っている鈴香だが、今は規則正しく３食を食べさせないと。そんな風に考えていて。

『そこは、コーンスープもお肉も、とっーても美味しいお店なんだよ。』