あれは、OBONの入りに海に迎え火をたきにいった夜の出来事でございます。 精子くんは、夜中に目がさめてしまい… 夏掛けをめくると、玄関まで這うようにたどり着いた。 玄関の掛け時計をみると午前2時をまわっていた。 精子くんは、寝間着のまま外にでると、井戸のポンプをキコキコやりながら、まだ鉄くさい水を飲んだ。 重苦しくしめった夏の空気をぬぐうように 精子くんは近くにある浜に吸い寄せられるように歩いた。 つづく