私が就職して毎日が慣れない仕事で忙しくしている時期、今日も少し遅くなった。 帰りの列車の中、席に座っているとウトウトと眠たくなり、少し寝てしまったみたい。 気が付くと隣に座っていた中年男性の肩で寝てたみたいです。 「すみません、ごめんなさい、汚れてないですよね」と謝罪すると彼が 「疲れているのですか? 肩ぐらいいくらでもお貸ししますよ」と優しく言われて、 そして「私はだいたいこの時間でこの車両に乗って帰ります。また同じ列車になったら 肩をお貸ししますからゆっくり休んで下さい」と彼に言われ・・・この人に身体を 預けよう(笑)と思ってしまいました。 それから帰りの列車で逢うと気軽に話をする様になり、彼は以前から私を見ていた そうです。素敵な女性って言われました。彼の感想です。 でも、いつからか、時間を気にして、その列車で帰るようになっていきました。 どこかで気づいていた、私は彼に恋をしていました。 そんな私の気持ちは決して告白する事もなく、時間帯がずれ帰りの列車で逢う事 もなくなりましたが、暖かい思い出です。