ありがとうございます!
(なんて幸先の良い…)
初の息子を持った私は五十路というあたりでお許しを…
元々面識のある子でした。
娘と高校が一緒でクラブ活動も一緒。
娘の仲間内では我が家が一番学校に近かったので、複数で集まる時などは溜まり場になっていました。
そんな中に彼も混じっていて、私も再会した時にはちゃんと覚えてました。
自分的には印象に残る子の部類だったんですね。
同窓会で久々に顔を合わせてのゴールインはよくある話。
私も良い縁組みだと賛成しました。
長男ですから婿とはいきませんが、前の主人と離婚して独り身な私を気遣って一緒に暮らさないかと言ってくれました。
彼も母子家庭でしたが、結婚式を前に残念ながら他界されてしまいました。
彼は母親の面倒を見ることもなくなったし、妹に家を譲りたいから私との同居を提案してくれました。
娘も一生続ける仕事をしています。
どうせなら賃貸で無駄にお金を流すより、早くに新居を構えてしまおうと思ったようです。
それなら同居はまだ若いしかわいそうだから二世帯で建てたらと提案しました。
それならもし私が亡くなってももうひとりの娘(次女)に残してあげられるので。
幸い私は引き継いだ親の土地がありました。
車がないと不便な土地ではありますがその分かなり広い。
皆免許を持っているし何の問題もないと、みるみるうちに話は具体化していき、結局これといった問題も起きずに私達の新生活がスタートしました。
私もペースは落としながらもまだ仕事は続けていました。
今が一番やりがいのある働き盛りの娘に変わって家事を引き受けたりするためでしたが、強制された訳でなくそうした暮らしが気に入り好きでやってました。
息子のK君本当にできた息子で、彼の世話をやくのが嬉しかったんです。
彼の亡くなった母親と私は偶然にも同い年でした。
良い茶飲み友達になれそうだったので本当に残念なことをしました。
これからは本当のお母さんだと思って甘えてねと言ったのは、本当に心の底から思ってのことです。
娘は少しK君の優しさに胡座をかいていたと思います。
本来なら私がしっかり嗜めるところなんですが、その方が私がK君と一緒にいられる時間が増える。
その魅惑に私は負けました。
次女は大学が遠すぎてしまうため一人暮らしを始めていました。
ですから、娘が仕事で留守がちな家に、二世帯とはいえふたりきりになる機会が多くなる訳で、親しくならないはずがない。
むしろ、この状況で距離が縮まらなかったらこの同居自体が失敗レベルだと思います。
時には二人で外食に出掛けることもありました。
渋滞とは無縁な土地柄なので、山の上のダム湖までドライブしたり、私達は娘抜きでも十分過ぎる良い関係性を築いてました。
些細な揉め事が起これば必ず彼の味方をし、一人前だけ極上の鰻をいただけば必ず彼に食べさせた。
もっとも娘にしてもブーブー不満をこぼしながらも、私達の関係が円満なのを内心は喜んでいるようでした。
ここまで私達の状況を書いて客観的に読み返すと、わりとよくある設定みたいに感じました。
意外と人間の暮らしのパターンなんてそうは多くはないのかもしれません。
自分達には物凄く色々あったような気がしていても。
この頃の私はまだ義母としての気持ちが勝っていました。
ですが、正直にいえば100はないと思う。
ふとした時にK君を男性として見ている時はありました。
例えば、娘夫婦のやりとりを聞きながら、二人はどんな風に愛しあっているのか想像している時がある。
その想像に出てくる裸体のK君に頬を染める自分は、その時はきっと女なのです。
私はこの時はずいぶん男性自体がご無沙汰になっていました。
そんなに必要だとも思っていなかった。
(前夫の浮気で懲り懲りに)
ですからひさしぶりのこうした感情に、戸惑いながらもときめいてもいました。こんな風な感情がまだ自分にもあったのかという。
この頃、私はあきらかにK君を想って自慰をするようになってました。
それも今までからしたら相当な頻度で。
今、私が暮らす地域では台風が近づいています。
私と息子が禁断の契りを結んだのもまさにそんな天候の夜でした。
娘が研修で一週間海外で留守の時のです。
K君は珍しく雨が好きなんです。
休みの日は全て雨でもいいというくらい。
その日も午後から休みになり翌日も休みの好条件が重なり、ドライブに行くという。
だから夕飯は用意しなくてもいいですよって。
私もこの日は早くに切り上げて帰宅途中だった。
一緒に行きたいといったのは、やはり台風の時は一人じゃ心もとないからだった。
一人だったら何でもいいと思っていたけど、それならどこか予約しましょうかという。
だったら!
私はちょっと当てがあってそこに行かないかと提案した。
仕事絡みで知り合った方が山の麓でレストランをやっていて、是非一度来てほしいと言われていたのです。
彼も賛同してくれて私達はまだ緩い雨の中そのレストランに向かったんですが、何と間の悪いことに定休日でした。
どうせここまで来たのならとさらに山の方へ向かうと観光案内所がありました。
そこで食事ができそうなところをピックアップしてもらって、車で向かいながら決めたのはホテルのバイキングでした。
この天候なので今日なら予約なしでも十分入れるという人気店らしかった。
コースによっては温泉やサウナなどもあり移動しなくても利用できるのが決め手になった。
でも、着く頃には天候がかなり激しく悪化し、日帰りコースをフロントで頼むと驚かれた。
悪天候のために避難してきたくらいに思われたのでしょう。
これから食事やら何やらしてるうちにもっと天候の悪化が予想されるし、山道も見通しが悪く危険ですよと商売っ気抜きに心配され、結局私達は部屋を取ることにしました。
大して打ち合わせすることなくお互いにそうしよう的なムードに自然になっていた。
私達はそれくらい普通に平気な、良好な関係の親子ではあった。
ですが、やはり胸の内では万が一のことは考えてました。
これは後に聞いた彼も同じだったようです。
私達は変に緊張することなく、むしろ突発的なイベントみたいに楽しんでました。
窓から見る山の木々はしなるように風になびいています。
これは泊まりにして正解だったねと言い合ったのは、今から思うとただ自分達の行為を都合良く正当化しただけかもしれませんね。
ホテルの部屋には和室の一角がありました。
二間続きではなく、部屋のすみがL字型の障子で囲われているんですね。若干上がるように高くなっている。
そこにテレビやらテーブルがあって団欒ができるようになっていました。
凄く雰囲気が良くて、温泉なども済ませたらここで飲みましょうってことでまとまった。
この晩は本当にすべてが楽しかった。
和室でお酒を飲んでほんのりとした最高の気分になれば、いつもとはまた違った空気が生まれてくるものです。
私達は普段より少しきわどい会話なんかもしました。
彼はアルコールが入ってもへべれけにはならないけど、この日は普段よりはピッチも早かった気がします。
凄くリラックスしているのが伝わるからこちらもリラックスできた。
「そろそろ二人もちょっとした倦怠期が来てもおかしくないころでしょ?どうなの、一度くらいは浮気しちゃった?」
「しませんよ~。ハハハ」
「別にしゃべったりしないわよぅ。私もさんざん泣かされた口だから。男の浮気くらいじゃ驚かないわよ」
「お母さんが彼女にしゃべるなんて全然思ってないです。でも、そんなに泣かされたんですか?」
「本当に泣いた訳じゃないけどね(笑)最初は怒ってたけど途中からはそんな感情すら失せたの。だから離婚した…」
「ちなみに、昔高校生の頃にたまに行ったりしてた時とかってつきあってる人とか居たんですか?」
「えっ?いないわよ…まだあの頃は仕事も忙しかったし…そんな昔の話どうして?」
彼は一口煽ると、ちょっとだらしない格好していいですかと言って、座椅子の背を相当後ろに下げた。
「いやあ、たまに話してたんですよ、女子同士で。お母さん再婚したらどうするとかなんとか、彼女はワイドショーのレポーターに質問されたりしてました…
お母さんあの頃めちゃくちゃ綺麗でしたもんね…あっ、もちろん今もですけど。本当にあんまり年取らないですね」
私の知らないところでそんな話をしていたんですね。
私はいつも家にいた訳じゃないし、会う時は仕事帰りでビシッとスーツとか来てましたから、余計にそう見えたのでしょう。
でも、あらためてK君に言われると嬉しかった。
「あんまり男子が来ることはなかったけど、K君がたまに来てたのは狙ってる子がいたのかな?」
なぜかK君は楽しそうに笑った。
「なんか今日は凄く気分がいいから話しちゃおうかな…」
K君はちょっと姿勢を正し、景気づけにコップの残りを煽った。
「実は誰が目当てかと言われればお母さんでした」
「ええええっ!」
「いや、本当に。これは誰にも話してないですけど。もうビジュアル的にはストライクゾーンど真ん中ってくらいタイプでした」
「あの頃でも私は40やそこらの年齢よ?」
「結局年齢はあまり関係ないんですよ。若くても魅力がない子もいれば、年はいっていても魅力的な人もいます。結局は好みなんだと思います。」
「言ってることはよくわかるけど…じゃあさあ、今までつきあった女性の最高年齢幾つ?」
彼はちょっと躊躇した。私に聞かれるのは恥ずかしいと。
私はほとんど酔いなどさめていた。
「そんな上なのね?…うん、それはちょっと驚きというかショックかも。なんかもし私と同年代とかもっと上なら…それだと私からすると嫉妬心すら起こる」
「ああ、なんとなくわかります。僕がお母さんに再婚してほしくないと思っているのと似たようなものかな?」
「そうなの?…」
「もちろん彼女の前ではお母さんが幸せならとか最もらしいこと言ってますけど…たぶん、僕も相当嫉妬すると思う」
私はしみじみ一語一句噛み締める。
娘には聞かせられないセリフだけど、私の女としての気持ちは歓喜で震えていた。
「私みたいなおばさんのどこがいいの?」
本当に聞きたかった。
「やっぱり大人の女としてのムードですか?…やっぱり包容力が全然違うんですよ、彼女なんかとは。
お母さんといて話したりしてると、時々無性に甘えたくなる…これは彼女に対してはまだないんですよねぇ…キッチンに立つお母さんの後ろ姿を見てると、たまにおもいっきり抱きつきたくなる時とかあります。」
K君は語りながらも自らそれを再確認するかのように頷いたりしていた。
「」
私は酔いはさめたけど体は反対に火照ってました。
じゃあしなだれかかっていいから隣にいらっしゃいと誘った。
私の方の座椅子は二人掛け用でした。
K君も座椅子に体を委ねるより私の方がいいとばかりに素直に移動してきましたが、やはり少し足元が覚束ない。
確かにあんなこと素面じゃさすがに言えないかもしれませんね。
でも、私に拒絶されてないようなのがわかって安心はしたかもしれない。
本心では私だってうんと甘えさせてあげたい。
でも、私の方にもちょっと誤算が…
自分ではセーブしてるつもりでもけっこう舞い上がってしまってたようで、この辺からかなり記憶が乱れます。
話したことは所々覚えてるんですが、順序だとか流れがよく混乱しちゃってよく思い出せない。
ただ、本当に全身全霊で甘えさせちゃって、全身全霊で受け止めてしまった。
私は酔い潰れて起きて素面に戻ったのではなく、彼とセックスをしながら徐々に素面になっていった。
彼も同じだったようで、夜中には二人とも完全に素面で交わってました。
私はもっとハッキリ記憶に残したかった。
でも、まだ始まったばかりなんだから、これからいっぱい記憶に残るくらい情熱的につきあいたいと言われました。
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