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※フィクションです真似をしないように

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2010/01/27 23:10:24 (ETu1lTt8)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

開いたピンクの蕾に軽くキスをする

それだけでも、体を更に仰け反り、まるで早く舐めてと言わんばかりに、腰を前に出す

焦らされた蕾からは、愛液が滴り落ちそうになっていた

一気に、わざと大きく音を立てながら吸い上げる

「あん!」と声を漏らす

蜜とは違った、淫靡な甘さを味わい、「美味しいよ!」と言いながら舌なめずりを見せると、「イヤ!恥ずかしい!」と顔を背けた

舌を長く出し、アナルから前に舐めあげると、敏感に反応する

何度も往復を続けると、「イク~!」と仰け反り逝ってしまった

ビクン・ビクンと全身を揺らし、息も上がっている

両手でクリの皮を広げ、舌先を尖らせ舐め始める

舌が、敏感なクリの中心に触れる度に、全身を大きく揺らし反応する

「ちょと休ませて!」と息も絶え絶えに訴えるが、無視

尖らせた舌で、速く弾くように刺激を続けると「ダメ!・ダメ!またイク~!」と腰を引こうとするが、太股に回した腕で押さえつけ、執拗にクリ中心に攻め続け、「頭が変になっちゃうよ~!お願い!止めて~!またイッチヤウ~!」と言っても続ける

足を高く上げ、ソファーに体を投げ出すように跳ね上がり動かなくなった

ソファーの上で、仰向けに姿勢を直してやり、横から手で髪をとかし、キスをする

全身で呼吸をしながら「止めてって言ったのに、イジワル!」と言うので「可愛かったよ!」とキスをしてあげた

足元に腰掛け「こっちにおいで」と言うと「力が入らなくて動けない!」と手を伸ばすので、引き起こしてやった

力の抜けた人形のような彼女を座らせて、肩を抱きながら、キスを楽しんだ

髪を整えるように頭を撫でてやると嬉しいようだ

呼吸も落ち着いてきたので、キスをしながら強く肩を抱き締める

ゆっくり寝かしてやり、足を持ち上げ、正常位で挿入した

膣の中は愛液で満たされて、出入りの度にクチュクチュと卑猥な音がする

耳元で「音がしてるの、聞こえる?」と聞くと、「イヤ!」と言って頭を大きく振る

温かく適度な締め付けが気持ちいい

快感を、まだ貪るような恥骨の動きに合わせて、ゆっくりと動いてやる

「気持ちいいよ~!」と言いながら、腕を首に回して引き寄せるので、上体を倒して抱き付いた格好で唇を重ねた

唇は離さず、少し体を傾け、同時に胸も揉んでやる

「また逝きそう!」と言うので、腰の動きを止め、キスに専念する

暫くすると腰を振って催促するので、ピストンを開始した

深く・浅く・速く・遅くと変化を付けて反応を見る

深く・遅くが一番感じるようだ

反応の鈍い、浅く・速くを長く楽しむ

キスをしてるにも関わらず、喘ぎ続けてる

反応の良かった、深く・遅くしてやると、髪を振り乱し、声にならない声をあげ、激しく腰を上下させ、恥骨を擦りつけるようにして逝ってしまった

全身をヒクヒクさせていたが、抜かずに上体を倒し、キスを再開した

「もうダメ、壊れちゃう」と言っていたが、腰を動かすと、「あん!」と反応があるので、キスをしながら中で待機した

逝った後の膣は、実に複雑な動きというか?蠢きというか?表現は難しいが、気持ちいい

絡み付いて全体が蠢く感じだ

彼女も、血液の躍動を感じると言っていた

腰を動かし始めると、ちゃんと応えたので再開

直ぐに「また逝きそう~!」と言い出したので、遠慮なしでピストン

「イク~!」と先に逝かれたが続けていると、ソファーの端へ・端へと体が逃げるのを押さえてつけて、犯してる感じに興奮し、腹の上に射精した

彼女の股間を拭いてやろうと、ティッシュを当てると、「あん!」とまだ感じていた

ソファーに横になって、余韻を楽しんでる彼女に、毛布を掛けてあげた

床に座り、ソファーに持たれ掛かった状態で、話をした

彼女が家に帰った日に、深酒をして二日酔いになって困った話

風呂場の、置いていったシャンプーを使った話

突然マンションに現れて、右往左往してしまった話

一緒に居なかった、時間を埋めるように話をした

最初は、笑って聞いてた彼女も、右往左往の話の時には、後ろから抱き付いて、「寂しいよね。私も寂しかった」と泣き声になっていた

振り向き強く抱き締めた

明日は、仕事初め

会社が始まれば、営業職なので、勤務時間や休日なんて有って無い様なもの

彼女に裂いてやる時間も、限られる

これ以上の深入りは、彼女を苦しめるだけなのではないか?と考えていた

しかし、実際彼女に会うと、自分の物にしたくなってしまう

彼女が、慕ってくれてるのが分かるから、尚更愛しくなってしまう

彼女が「ベットに連れてって~!」と両手を天井に向けて上げた

立ち上がり、手を引こうとすると、「違う~!」と手を振り払う

「なに!?」と聞くと「この前してくれた、ダッコ~!」と手を揺らしながら、甘えた声を出す

寝てると思ったのに、起きてたんだな!

まったく、油断も隙もあったもんじゃない!

気を付けなければ!

仕方ないので、掛けた毛布ごとお姫様ダッコをして、ベッドまで運んだ

やられっ放しが癪に障ったので、ベッドの上で高く持ち上げ落とすようにした

「キャッ!」と言った彼女に笑いながらキスをして、ゆっくりとベッドに下ろした

笑いながら「ヒドイ~!」と言って、首に回した腕を離そうとしないので「コチョコチョするぞ~!」と腰をくすぐる真似をすると、腕を放し転がって逃げた

逃げる時に、掛けていた毛布が離れ、裸の彼女が転がった

イタズラする前の子供のような顔で振り向いたので、更にくすぐる格好をすると、「ごめんなさい・ごめんなさい」と言いながら、布団に潜り込んだ

「出ておいで」と優しく言うと、「くすぐらない?」と聞くので、「もうしないよ」と返事した

小動物が穴から出てくるように、布団から顔の半分だけ出した

その仕草が余りに可愛く、おでこにキスをした

「ハイッ!」と言って、布団を捲り、中に誘う

彼女の首に腕を伸ばし、布団に入った

腕枕の格好で、胸に頭を置いて「ず~と、こうしてたいな~」と小さな声で呟いた

何も言ってやれないので、そのまま強く抱き締めキスを繰り返した

「家でね、ベッドで1人寝てると、隣のおじさんを探してる事があるの。居る訳無いのにね。こんな気持ちになったの、初めてだから、どうして良いのか分からない!」と途中から泣き声に変わった

可愛くて、愛しくて、離したくないこの子を、俺は何回泣かせたのだろう?

自分で自分が嫌になってきた

最善の方法は?

強く抱き締めた腕の中で、小さくなって泣いている

頭を撫で、髪にキスを続けるしか無かった

彼女が、顔を上げて「抱いて!いっぱい抱いて!会って無いときも寂しくならない位、いっぱい抱いて!」と泣き顔で言った

腕に力を入れ、思いっ切り抱き締めた

彼女に仰向けにされ、上に跨がってきた

首に腕を回し、唇を痛いくらいに押し付けてくる

キスをしたまま、俺の手を取り、自分の腰に持っていく

反対の手も同じように

俺に何も言わせないように、唇は離さない

両手で彼女を抱き抱え、上になった

目の前には、綺麗な顔立ちを、クシャクシャにして泣いている彼女がいる

オデコに乗った髪を整え、頬を伝った涙を指で拭い、見つめ合った

「好きっ!」と言って、唇を押し付けてくる

もう、言葉は要らなかった、自分の気持ちを彼女に届けるように、強く抱き締め、抱いた

彼女は抱いている時も、「好きっ!大好きっ!」と喘ぎながらも、何度も自分の気持ちを確かめるように言い続けていた

二人で何も言わずに、ただ天井を見ていた

「グゥ~」と音がして、笑いながら彼女が、俺の顔を覗き込み、「オナラしましたね?」とイタズラっ子のような顔をして言った

朝から何も食べずに、今は2時過ぎ、空腹も忘れていた

「コイツッ!」と言って、覗き込んで笑っている彼女のオデコを叩いた

「イタ~イ!そんな事するなら、ご飯作ってやらない!」と言って、背中を向けてしまった

直ぐに、後ろから抱き付いて「謝るから、ご飯作って!」と言うと「もう無理!絶対作ってやんないもん!」と笑いながら言った

その姿が可愛くて、後ろから抱き締めた手に力が入った

笑いながら彼女が「お尻に何か当たってるんですけど~?」と言った

その時、完全に欲情していた

「じゃ、このお尻に当たってるので、気持ち良くしてくれたら、作ってあげてもいいよ!」と既にMAX勃起になってる物を掴みながら言った

「食べてからじゃダメ?」と聞くと「ダメ~!」とシゴきだした

肩に手を回し、迎え合わせにして「仕方ないな~!抱いてやるか?スケベちゃんっ」と言うと「違うもん!好きなだけだもん!」と言ってキスをしてきた


つづく

166
2010/01/26 22:46:55 (9bq2mJm5)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

なんで?なんで彼女がマンションに来てるんだ?

嬉しい感情より前に、訳が分からず混乱してしてしまった

幻覚?幻聴?頭がおかしくなったのかと思った

一度、目を閉じて、もう一度モニターを見直した

そこには、膨れっ面に変わった彼女が、「寒いんだから、早く開けて~!」と叫んでいた

半信半疑のまま、「どうぞ!」と言ってボタンを押した

ボタンを押した後も、信じられずに、リビングの中を、熊の様に反復運動していた

すると再び、チャイムが鳴った

疑いは確信に変わり、さっきまで二日酔いに苦しんでいたとは思えない速さで、玄関に走った

ノブに手を掛けたが、開けるのが怖かった

一息ついて、意を決して、ドアを開けた

そこには、紛れもなく、二日酔いの原因の彼女が、満面の笑みで立っていた

「どうしたの?」と言い終わる前に「ただいま~!」と彼女が抱き付き「会いたかったよ~!」と言いながら、キスをしてきた

今なら、鳩が豆鉄砲を喰らった気持ちが分かる!

彼女を抱き締め、感触を確かめた

幽霊でも、幻覚でもなく、本物の彼女だと確信した

本物ならと、遠慮せずにディープキスをしながら、強く抱き締めた

こんな感動的な時でも、開けたドアを締め忘れない、小市民

我を忘れて、強く抱き締め過ぎて、「痛すぎる~!」と怒られてしまった

両手で顔を包み、キスを続けていると、「落ち着こう!」と諭された

我に返り、リビングに戻ると、「おじさん、お酒飲んだでしょ!臭いよ!」と言われ、手に息を吹きかけ確認して、洗面所に行った

歯を磨きながら、冷静になれ!取り乱す様なキャラじゃない筈だ!と言い聞かせた

考えながらうがいをしていると、口臭予防の液体を、飲み込みそうになった

リビングに戻ると、やっぱり彼女がいる

ソファーに座ると、彼女が顔を近付けてくるので、キスをしようとすると、「ハーして?!」と口臭チェックを受け、「ま~合格かな?」らしい

そんな事より、聞きたい事が山ほど、いや宇宙ほどある

俺「今日は、どうしたの?」

彼女「おじさんが、寂しがってるかな?と思ったから、チャリで来た」

俺「よくお母さんが許してくれたね?」

彼女「だって、おじさんは、私の命の恩人だもん、ママに行くよって言っても、『よろしく言っといてね』って言ってたよ」

俺「それそれ!命の恩人って、いつその嘘を考えたの?」

彼女「嘘なんて言ってないよ。ママが勝手にそう思ったんだもん。おじさんと話してるの聞いて笑っちゃった」

俺「えっ?本当にお母さんの思い込みなの?」

彼女「そうだよ!怒られた時、携帯落としてたって嘘は言ったけど、後はホントの事言ったもん!」

俺「本当の事って?」

彼女「おじさんに助けて貰った。服とかの日用品は、全部買って貰った。泊まる所も用意してくれた。おじさんは独身・1人暮らし。くらいかな」

俺「その情報で、あんな話しになったの?」

彼女「そうだよ。嘘は付いて無いよ」

俺「随分、良い様に解釈してくれたんだな?」

彼女「ちょっとだけ誘導はしたけどね」とウィンクをした

やっぱり!と思った

そう思って貰えるなら、わざわざ否定するのも、失礼だし、甘えておこう

結局、母親は年末からの旅行には行かずに、家で待っててくれたそうだ

この点だけでも、申し訳ない気持ちになる

泊まった場所とかは、聞かれてないらしい

気になるのは、彼女に母親が、「あなた、○○さんの事好きでしょう?」と言ったと聞いた事だ

全てお見通しって事か?

この母娘だけは、敵にしたくないと思った

それからは、いつものソファーで、イチャイチャを楽しんだ

帰るのが遅くなると、折角誤解?にしろ、信用をしてくれてるのを裏切る事に成りかねないので、早めに帰す事にした

外は寒く、暗くなってきたので、送って行くことにした

自転車は、彼女の提案で、置いておくそうだ

明日、ウチに来る口実らしい

末恐ろしい、悪知恵の持ち主である

コンビニに着くと、「明日、8時に迎えに来てね!」とキスをして別れた

帰宅して、彼女の事を考えていた

今日、会った時の感激した気持ちに嘘はない

親子程歳の離れた彼女を、本当に幸せに出来るか?

付き合っていくには、弊害が多い気がする

あの彼女の母親を、説得出来るか?

彼女自身の気持ちは?

数限りなく問題点が出てくる

『やって・やれない事は無い、やらずに済んじゃう事もある!』

会社の先輩が、悩んでる時に言ってくれた大好きな言葉だ!

この精神で行こう!

目覚ましの音で起きた

朝早くから、待ち合わせに、ウキウキしながら出かけるなんて、何年ぶりだろう?

最近は、完全な夜型人間なので、朝の空気が新鮮だ

待ち合わせの、20分も前にコンビニに、着いてしまった

車の中で、煙草を吸いながら待っていると、手を振りながら彼女が来た

今迄、一日の大半を一緒に過ごしていたので、会えない時間がもどかしかった

車に乗るなり「おはよ!」と言ってキスをしてくる

彼女には、人目を気にするという習慣がないので、ヒヤヒヤする

「どうする?」と聞くと、「家に行きたい」と言う

「折角だから、出掛けてもいいよ」と気を使っても、「家に行きたいの!」と頑固

車の中で「今まで門限が無かったんだけど、その日中に帰るって、門限の約束をママにさせられた」と話した

「その日中って事は、12時って事?門限にしては、随分甘いね」と言うと、「おじさんと長く一緒に居たいから、頑張ったんだよ!偉いでしょ?」と朝から心臓に悪い

昨日、家に帰ってから、母親に直談判したそうだ

交換条件は、母親も同じ門限なんだそうだ

母娘って言うより、同性の友人?か、ルームメート?って感じなんだな

家に着くと、開口一番「帰ってきた~!って感じがする!」と言った

「おじさん、朝御飯まだでしょ?すぐ作るね」と言って、台所に向かった彼女を、後から抱き締めた

「これじゃ、ご飯作れないよ?」と彼女が言うので、「ダイエットになるからいい!」と言って、振り向かせた

まだ何か言おうとする口を、キスで塞いだ

そのまま、ソファーにまで連れていき、寝かせた

見詰め合うと、彼女の方から腕を首に回し、キスをしてきた

唇が離れる度に、彼女が「好き!」と言っては、また重ねる

服の上から、体をまさぐるように愛撫し、一枚・一枚剥ぎ取る

乳首に唇を当て、舌で転がすように舐めると、彼女が喘ぎ始める

右に、左にと、交互に攻め、胸元が、赤みを帯び、興奮してきた

内太股を、下から股間に焦らすように愛撫をすると、その手を導くように、腰が動き出す

股間に手をやると、十分挿入可能な程濡れている

左手を胸に、右手を股間にソファーの前に座り、ピアノ奏者のように両手を操り、奏でる音楽は、【彼女の喘ぎ】だ

今日のピアノは、いい音色を奏でる、高く・強く・断続的に、そして刹那的でもある

右手のメロディー部分の、動きを速めると、クライマックスが近付いてくる。

最高に盛り上がった音色を奏でて、フィニッシュ!

最高の演奏の証しは、波打つ鍵盤

「可愛かったよ!」と、オデコにキスをすると、少しはにかんだ様な笑顔が、愛しくさせる

キスをしながら、上体を起こし、ソファーに座らせ、足の間に体を入れる

大きな乳房を鷲掴みにし、揉みながら小さな乳首を、口に含み転がす

「気持ちいい~!」と、彼女は頭を背もたれの後ろに仰け反る

少し乱暴に、しかし繊細に両手を円を描くように、開いては閉じるを繰り返す

頭を左右に振り、両手は突っ張った状態で、快感を貪る

両手を掴み、膝の後ろに回し、M字開脚にする

少し下がり眺めると、「恥ずかしいよ~!」と非難する

耳元で「可愛いよ」と囁き、耳まで赤く染めながら、恥ずかしさを耐えている姿を鑑賞する

両手で閉じようとする足を開くと、冬の深く差し込む日差しに、股間が輝く

股間を隠そうと、手を離すので、「良く見せて」と制止すると、諦めた

陰毛に絡み付いた愛液が、キラキラ光って、美しい

(ふっ!)と息を吹き掛けると、羞恥心から身を捩るが、足は閉じさせない

唇を近付けると、目を強く閉じ恥ずかしさを我慢している

大きく開いた太股を、右に左に中心の敏感な部分を避けて、唇を這わせていく

敏感な部分に近付くと、「うっ!」と小さな声を出し、足に力が入る

しかし、まだ攻めない!

焦らし続けると、太股がピクピク動く

このピクピクが可愛い!

我慢出来なくなったのか、「イジワル~!」と抗議

「まだだよ」と言うと、「お願い!」と懇願

「じゃ、舐めやすいように、両手で開いてごらん?」と指示

綺麗なピンクの蕾が開いた

つづく

167
2010/01/25 23:07:03 (m3DodSvP)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

連日の外出で、少し疲れたので、今日は元旦だし、ゆっくりする事にした

家事も終ったようで、彼女も横に座ってきた

「お疲れさん」と肩を抱き寄せると、キスを催促するほど、キス好きになったようだ

自分色に染めるのではなく、染まろうとしてくれる事が嬉しい

別れの日は近付いてきたが、いい思い出として、彼女の記憶に残りたいもんだ

テレビを点けたが、相変わらず面白くない

ま~、隣に彼女が居るので何の不満も無いのだが

ソファーでイチャイチャしていると、急に彼女が真顔で「ありがとう」と言い出した

「どうした?急に」と聞くと「何か、幸せだな~て思ったから」と言う

そんな事を言われると、愛しさが爆発して、帰したく無くなってしまう

多分、彼女は帰りたく無いって言うだろう、このまま生活出来れば楽しいとは思うが、そうもいかない

大人の対応として、正しい選択は、未練無く元の生活に戻してやる事なんだろうな~と考えた

「お母さんから、メール来てないの?」と聞くと、何でそんな話しするの?って顔で「見てない!」と答えた

そう言えば、この部屋で彼女が携帯を見てるのを見た事がない

「メール来てるかも知れないから、確認しな」と言うと、「いいよ!それより、キスして」と甘えてくる

誘惑に負けそうになるが、「見たら、何でもしてあげる!」と頑張ってみた

「も~!」と不満気に、携帯を寝室に取りに行った

母親と俺が、逆の立場ならどうだろう?1人娘と恋人のどちらを取るかな?

子供を持ったことの無い俺には、分からない

ただ、言えるのは、心配で仕方なくなるのだけは間違いない!

なかなか戻って来ないので、寝室に行ってみる

ベットの上で彼女が、携帯を見ながら、泣きそうな顔をしている

「どうした?」と聞くと、携帯を渡してきた

「見るよ」と言って、画面を見ると、着信履歴の所が(ママ)の文字で埋まっていた

やっぱり心配してたんだ、とホッとする気持ち以上に罪悪感があった

「連絡しよ!」と言って、携帯を彼女に渡した

携帯を受け取り、躊躇いながら、電話を掛け始めたので、寝室を出た

リビングに戻り、煙草を吸って、気を落ち着かせた

彼女を泊めたのは間違いだった

あの日、何がなんでも帰すべきだった

人助けなんて大義名分で、彼女が欲しかっただけだったんではないか?

母親を悪者にして、自分の気持ちを誤魔化した

いい気になって、年甲斐もなく、はしゃいだ自分を恥じた

煙草の灰が落ちるのも気付かない程落ち込んだ

どうすれば良いのかが、分からない…

何分経ったか分からないが、彼女がリビングに戻ってきた

多分、泣いたんだろう、目が赤くなっていた

彼女に掛ける言葉も見つからず、ただ下を見てた

彼女も隣に座って黙っている

何を言われたのかは分からないが、後悔しているのだけは伝わってきた

日も傾き始め、暗くなりだした

部屋の電気を点けて、「ごめん」と言った

この言葉しか思い浮かばなかった

彼女は泣き出し、抱き付いてきた

頭を撫でながら、「本当にごめん」と、もう一度謝った

「一緒に行って、俺がお母さんに謝るから、帰ろ」と言うと、頭を左右に振る

「二人で心配掛けたんだから、謝らないと」と言うと「おじさんは悪くない!」と、更に泣き出してしまった

「悪い・悪くないは、謝ってから、お母さんが決める事だよ。今、君が出来るのは、早く元気な姿をお母さんに見せて、安心させてあげる事なんだからね」と言うと、頷いてくれた

始めからこうしておけば、こんなに素直でいい子の彼女を、泣かす事も無かったのにと、また後悔で一杯になった

買ってあげた服を鞄に詰めて部屋を出た

もう、人目も気にならず、肩を抱いて車に向かった

家の場所を知らないので、彼女に尋ねると、最初に会ったコンビニでいいと言った

そんな所で下ろせる訳がないので、何度も聞いたが、教えてくれない

とりあえず、コンビニに向かう事にした

車の中で、彼女の携帯が鳴ったが、出ずに電源を落としてしまった

コンビニに着くと、駐車場で話す事も無く、二人で車の中に居た

こうしてる間も、母親は心配しているだろうと思い、「家に行こう」と言うと、少し考えてから、「泊めて貰ったのが、おじさんで本当に良かった。凄く楽しかったよ。ありがとう」と言ってキスをしてきた

いつもの屈託の無い笑顔ではなく、悲しそうに見える作り笑顔だった

こんな笑顔をさせた事を、恥じた

車を降りようとするので、腕を掴んで、引き戻した

「大人には、責任があって、このまま君を1人で帰す事は出来ないんだよ。自分が決めた事は、最後までちゃんとしないと、また後悔しないといけなくなるからね。俺に後悔させたい?」て聞くと、頭を左右に振った

「どんなに言われても、許して貰えるまで謝って、それだけの事をした責任を取りたいんだ。分かってくれるね?」と言うと「でも、おじさんは悪くないよ」と小声で俯きながら言った

「今、ここで降りて、1人で家に帰る勇気ある?俺だったら、逃げたくなると思うんだ、でも2人ならその勇気も半分で済むんだよ。帰り易くなるだろ?だから2人で帰ろ」と言うと小さく頷いた

彼女の家は、そのコンビニから歩いていける距離に有った

車を駐車場の隅に移動させて、歩いて家に向かった

家の前まで来ると、入り辛いのだろう、玄関の前で立ち止まってしまった

彼女の肩を叩いて、変わりに俺が呼び鈴を鳴らした

中から足音がして、引き戸の玄関が一気に開いた

出てきた母親は、俺を見て一瞬身を引いたが、後ろに立っている娘を見て、俺を手で退けて、彼女の名前を呼びながら抱き付いた

俺は、何も出来ずに、ただ見ていた

すると母親が「心配かけて、このバカ娘!」と叫んで彼女を平手打ちした

止めようとすると、また彼女に抱き付きながら泣き出してしまった

彼女も「ごめんなさい」と何度も言っている

少し冷静になって、母親が彼女に「この人は?」と聞きながら、俺の方を見た

彼女が話し難そうにしたので、自分で自己紹介をして、「ここに来た理由を聞いて下さい」と言った

母親は、何の事か理解出来ない様だったが、家に上がらせて貰った

母親の前で、泊めた事を謝りだすと、彼女の方を見て「さっき電話で言ってた人って、この人?」と隣の彼女を見た

彼女が頷くと、「こちらこそ、娘が迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」と丁寧な口調で言われた

状況がよく飲み込めず、黙って母親の話を聞いた

内容は、今日家出した娘から、電話が掛かってきて、連絡をしないことを叱ると、最後にメールした後に、携帯を無くしていたと言ったそうだ

携帯を探している時に、偶然、俺に会って一緒に探して貰ったが、見つからなかった

母親が最後のメールで、旅行に行くと言ってたので、家に帰れないと相談すると、母親が帰って来るまでの約束で、俺が泊める事になった

1人暮らしなので、家に泊めれず、彼女の宿泊代その他全額を俺が出した

今日、携帯が見つかったので電話したと言うものだった

俺が善人になっていた

彼女の方を見ると、俯きながら少し微笑んだ

また、彼女の気転に助けられたが、今回は、自分自身のケジメとして、謝罪をしたかったので、心労を掛けてしまい、配慮が足らなかったと、お詫びした

母親からすると、何でそんなに詫びるのか?と理解出来ずに、恐縮していた

掛かった費用を払うと言われたが、貰える筈も無いので、丁重にお断りをした

家を出るときも、母娘揃って玄関の外まで見送ってくれた

車に戻り、煙草を吸いながら考えていた

彼女の言い訳には、随分無理があり、ツッコミ処満載だが、娘の身を案じている母親には、関係無いのだろう

娘が無事であれば、本当の事が分かっても、許しそうな気がした

自分が経験してない、血を分けた母娘の絆を見せ付けられ羨ましく思った

俺の責任の取り方も、消化不良で終わったが、【嘘も方便】と言う事で自分に許して貰おう

気分が晴れないまま、自宅に向かった

家の中で、彼女が居ないのが、部屋の寒さを倍増させていた

普段は、自宅で酔うまで飲むことはしないのだが、流石に今日は、飲まないと寝れそうには無い

どれ位飲んだのだろう?フラフラになりながら、冷たいベッドに入って寝た

翌朝の目覚めは、最悪だった

二日酔いも酷いと病気だなと思った

時計を見ると、12時過ぎを指している

体を起こすだけでも、吐き気がする

トイレの便器と友達になり、抱え込んで、吐こうとするが、何も出てこない

指を入れて、強制的に、胃の中を空にし、随分楽になったので、シャワーを浴びた

彼女の残していった、シャンプーで髪を洗った

リビングで煙草を吸っていると、部屋のチャイムが鳴った

正月に誰だ?と思いながら、モニターを見ると、そこには、満面の笑顔の彼女と「早く開けて~!」と懐かしい声がした


つづく


168
2010/01/24 15:10:51 (DfS.FKeq)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

夕飯代わりに、屋台で食べようと思っていたので、お腹にたまる物を探していたが、あるのは、たこ焼き・焼きそば・綿菓子・フランクフルト・ベビーカステラみたいな軽食ばかり

彼女は楽しそうに、屋台のはしごをしているが、一向にお腹が脹れない

鳥居の近くまで戻ってくると、少し離れた所に、明るくビニールを張り巡らせた屋台があった

近付いて見ると、屋台の居酒屋さんの様だった

ビニールを捲り、中に入ると、「いらっしゃい!」と、やはり居酒屋チック

数人の先客はあったが、席も空いていたので、二人で座った

メニューを片手に、お兄さんが来て、「お飲み物は何にします?」と聞いてきたので、「温かい物ある?ノンアルコールで」と聞くと、「お茶ならタダだよ!」と言ってくれたので、「2つ頂戴」と頼んだ

すると、彼女が「甘酒あります?」と聞いて、「あるよ!」と言われて、注文してしまった

「甘酒でも、アルコールが入ってるから、俺は飲めないよ!」と言うと、「いいもん!私が両方飲む!」と言い出した

屋台にも関わらず、食べるメニューは、居酒屋並みに充実していたので、満腹になった

彼女は、屋台の甘酒を勘違いしていたみたいで、「甘くない~!」と文句を言っていた

家庭の甘酒とは違い、屋台の甘酒は、濁酒なんではないかと思う程、アルコールが入っている

それを、止めたのに「頼んだ責任だから飲む!」と、飲んだ事もない酒を2杯も飲んで上機嫌?

周りの席にも、人が入って、彼女の席の隣に、女性が座ってくれたので、安心してたのに、酔っぱらいの彼女が、その女性と話し始めた

彼女「この人、私が好きだって言ってるのに、付き合ってくれないの!」

隣の女性「可哀想に!なんで、付き合ってくれないの?」

彼女「知らない!好きなのに~!」

隣の女性「じゃ、まだフラれた訳じゃなさそうだし、頑張んなさい!」

その時俺は、彼女と反対側の酔っぱらいのオッサンに「若い子連れて、羨ましいの~」と絡まれながら、この会話を聞いていた

たのむから、2人切りにしてくれ!

このままだと、何を言い出すか分からないので、出ようとすると、「嫌だ~!もっと飲む~!」と完全に酔っぱらい

アルコールが入ってると言っても、甘酒2杯でここ迄酔っぱらうとは、全然思ってなかった

勘定を済ませ、隣の女性の方にだけ謝りながら、抱える様に出た

冷たい空気に当たれば、少しは酔いも覚めるか?と思ったが、今度は「眠たい~!」と言い出した

ここはまだ鳥居の所、30分は歩かないと駐車場に帰れない

彼女は、タイツを履いているが、(おんぶ)も(お姫様ダッコ)も、ミニスカートだと周りの男を喜ばすだけだ

鳥居に寄りかかりながら、介抱してると、目の前にタクシーが停まった

中から人が降りてきたので、その場に彼女を残し、タクシーに走った

「すぐ乗りますから、待ってて貰っていいですか?」と声を掛けて、彼女を連れてきた

行き先を聞かれて、「この先にある駐車場までお願いします」と言うと、流石は田舎のタクシーの運転手、「大変そうだから、メーター倒さないで行ってやる」と言ってくれた

車に乗ると、ものの5分で着いた

降りる時に、「助かりました」とお礼を言って、千円だけ渡した

駐車場のボッタクリババァは、「あ~あ、こんなに飲ましちゃダメじゃないの!」と手伝いもせずに、ぬかしやがった!

車の助手席をリクライニングさせて、彼女を乗せ、シートベルトをした

運転席に乗り、タバコを吸っていると、ババァがチラチラ見てくる

ボッタクリの被害者を減らす為に、居座ってやろうか?とも思ったが、彼女が心配なので、静かな所を探す為に出た

あまりウロウロも出来ないので、高速のSAに入った

隣では「気持ち悪い~!」と、早くも二日酔いの様な事を言っている

吐いた方が楽になると思い、障害者用のトイレに一緒に入り、指を入れて吐かせてやった

少しは楽になったのか?話はする様になったが、今度は「寒い!寒い!」と五月蝿い

ヒーター全開で、俺は暑い位なのに、まだ「寒い!」と言ってる

俺のコートも掛けてやると、眠ったようだ

寝ている内に距離を稼ごうと、帰路についた

元旦の夜明け前に、酔っぱらいの女を乗せて走っていると、今年1年の先行きが不安になった

高速はガラガラで、来るときの半分位で、自宅に着けた

起こしても、起きないので、人が居ないのを確認して、お姫様ダッコで部屋まで運んだ

ベットに運び、エアコンを点けた

着替えをさすには、室温が低いので、布団を掛けて、リビングに行った

しかし、大変な初詣だったな~と振り返りながら、ウイスキーを飲んだ

そろそろ寝室の温度も、上がっただろうと戻った

寝室の電気を点けると、ベットの上で、貞子の様に長い髪を顔の前に垂らした彼女が座っていた

一瞬ビックリしたが、何とか声も出さず、腰も抜かさず、男の体面は保った

「起きた?」と声を掛けると、「ここどこ?」と聞いてくる

質問に質問返しだ!

会社の部下なら、1時間は説教するとこだぞ!と思いながら、「もう、家に帰ってきたんだよ」と優しく言った

「なんで私、家に居るの?」と聞くので、「神社の屋台で、甘酒飲んで酔っ払ったから連れて帰ってきたんだよ」と説明してあげた

どうも彼女は、酔った後の記憶が無いのかも知れないと思ったので、「酔っ払って、裸踊りしたの覚えてる?」とからかうと、「そんな事してないもん!タクシーに乗って帰ったもん!」と覚えていた

余計な事を言った

口の中が気持ち悪いと訴えるので、コッブに水を汲んで来てやった

まったく、世話のかかる酔っぱらいだ

トイレで戻した時に、髪の毛に嘔吐物が着いてしまったようで、お風呂に入りたいと言い出した

お姫様ダッコしたから、お姫様気分なのかな?

今夜は、執事になりきる事にした

「お湯が入ったよ」と言うと、「脱がせて!」とおっしゃる

服を脱がせてやると、「一緒に入るのっ!」と手を引っ張って風呂に連れていかれた

湯船に入って温まってると、「体洗う!」と出ていった

ナイロンタオルを差し出し、「洗って!」と言われ、いつかする事になるだろう、介護の練習をさせて頂いた

髪の毛だけは洗い方が分からないので、自分で洗って貰った

風呂から上がると、酔いも覚めたようで、いつもの彼女に戻っていた

ベットに入る頃には、外が明るくなりかけていた

昼過ぎに目が覚め

隣には、可愛い寝息をした彼女が寝ている

「おはよ!」と言ってキスをした

眩しそうに起きて、「おはよ」と返事をする

「大丈夫?」と聞くと、「平気」と答える

昨夜のドタバタが嘘の様な、和やかな目覚めだった

彼女を抱き寄せながら、「夜の事覚えてる?」と聞くと「ごめんなさい」と謝った

如何に大変だったか、彼女に説明しようと思っていたが、素直に謝られてしまったので、タイミングを失ってしまった

これも、彼女にとっては、いい経験になっただろう

和解が成立したので、イチャイチャしていた

いつまでもベットに居る訳にもいかないので、起きる事にした

彼女は、胃の中の物を戻していたので、「お腹減った!」と言って、台所で料理を始めた

俺は、やることが無いので、1階のポストに年賀状を取りに行った

すると、昨日のミセススピーカーに会ってしまった

話し出すと、相槌を打つだけでも、長くて辛いので、年賀の挨拶だけして、部屋に戻ろうとしたら、呼び止められてしまった

「昨日は、車が無かったけど、朝に帰ってきたの?」と聞かれたので、人の事良く見てるな~と感心しながら「はい」とだけ答えた

「じゃ、初詣に行ってきたの?」と聞かれ、お前に関係ないやろ!と思いながら、「はい」と答えた

「じゃ、きっといい人と行ったのね?」と聞かれ、ドキッとしたが「会社のヤツと行きました」と答えると「色気ないわね~」と言われ、ウルサイ!と思いながら、笑ってごまかしてその場を逃げた

朝から、縁起が悪いので、行動は気を付ける事にしよう

部屋に戻ると、彼女が「出来たよ~!」と笑顔

やっぱり、彼女はこの笑顔だな~と思った

食事中に、年賀状を見てたら「食べるか、見るかのどっちかにして!」と怒られた

どこで、そんな怒り方を覚えるのか?歴代の彼女すべてに、同じ怒られ方をしている

食事も終わり、やっと年賀状の整理をしていると、「洗濯するから、洗い物有ったら出してね~」と、働き者の嫁さんのように思えてきた

ソファーでイチャイチャしてる時意外、ずっと彼女は動いている

風呂掃除にトイレ掃除、洗濯に料理、疲れないのだろうか?

「正月位ゆっくりすれば?」と言ってみたが、「ありがと、これ終わったらね」と言う始末

よく出来た娘だ


つづく

169
2010/01/23 22:34:43 (DZQdBOur)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

両手・両足を拘束された女の子を前に、悪いことを考え無い男は居ない

彼女の開いてる足の間に入り、見上げる格好で跪づいた

ゆっくり太股を撫でながら、乳首に唇を近付ける

触るか?触らないか?の距離で息を吹き掛けながら、上目遣いで彼女の表情を見てみる

声は出さないが、左右に頭を振って、イヤイヤとしている

手の拘束をしたベルトを持ち、外そうと振っている

余りに強い抵抗に見えたので、立ち上がり顔を覗き込むと、うっすら涙を浮かべていた

慌てて、「どうした?」と聞くと「怖いし、嫌だ」と涙声で言った

手の拘束ベルトを慌てて外しながら、「嫌だったら、言えばいいのに!」と言うと、「だって、怖くて言えなくなったんだもん!」と泣き出してしまった

両手のベルトが取れると、腰に抱き付いてきた

頭を撫でながら、「もう終わったよ、足も外すから、ちょと放して?」と宥めたが、一向に抱き付いた手を放そうとしない

余程怖い思いをさせてしまったんだな?と反省した

暫く、頭を抱えて、肩を叩いていると、顔を上げて「もう、絶対嫌だ!」と言った

「分かった、分かった」と言って頭を叩いてやる

幾分落ち着いてきたので、「足も外すから、手を放して!」と言うと、やっと腰から手を放してくれた

足の間にしゃがみこみ、足のベルトを外していると「絶対に見ちゃ嫌だ!」と股間を押さえながら言ってきた

「ハイ・ハイ」と言うと、「その返事嫌い~!」と言われた

こうなったら、彼女の言いなりだ

足のベルトも取れたので、脇に手を入れて、立たせてあげた

まだ泣き顔の彼女を抱き締め、「怖い思いさせて、ゴメン」と謝った

体も冷えてしまったので、また湯船に戻った

体が温まるのと同じ様に、彼女の機嫌も直ってきた

いつも笑って接してくれる俺が、真剣な顔をして体を触ってるのを見て、違う人に触られてる気になってしまい、自由が利かない事の相乗効果で、声も出ない恐怖になった様だ

冗談で返してあげれば良かったかも?

風呂からあがると、入る前はあんなに興味津々だった小道具には目もくれず、いつもの甘えん坊になっていた

SMに対して、トラウマになってしまったかも知れない

髪も乾き、ベッドでイチャイチャしていると、やはり寝不足の影響か?眠たくなってきた

新年まで、2時間を切っていた

少しウトウトしていると、下半身に違和感を感じた

彼女が触っていたのだ

薄目を開けて、様子を伺うと、髪の毛しか見えない

「どうした?したくなったの?」と聞くと、ビクッとして、「起こしちゃった?」と聞くので、「そりゃ、触られたら分かるよ」と答えた

「だって、寝ちゃうんだもん」と甘えた声

オデコにキスをしてやると、笑顔になった

この睡眠不足の原因は?と、聞きたい気持ちを押さえた

ジッとしてると、睡魔に負けそうになるので、行動開始

腕枕をしているので、キスがし易い

胸を揉みながら、キスを続ける

段々、彼女もキスの仕方が分かってきたみたいだ

初めの頃は、唇も閉じたままだったが、今では積極的に舌を吸ってくるまでになった

体の反応も変わってきた

単なる受け身一辺倒だったが、こうして欲しいとか、そこが気持ちいいとか、自分でより快感を探す様になった

時間をかけて、探ってた甲斐がある

どんな事でも、反応があるのは楽しい

彼女の股間に手をやると、ちゃんと少し開く様になった

どうすれば、相手がやり易いのか?

どうすれば、より気持ち良くなれるのか?

彼女の進歩を試したくなった

じっくり股間を撫でて、十分な潤いをもったので、クリを触らずに、挿入してみた

いつもなら、2回・3回と愛撫で逝かせた後に挿入するが、今回は1度も逝ってない

正常位でしていると、無意識に恥骨を押し当て、クリの刺激を求めてくる

速くすると、受け身にまわり、遅くすると、腰をくねらせ快感を探る

彼女は無意識にやっているのだろうが、この腰使いが絶妙である

まるで大蛇の如く、腰がうねる

このままだと、こちらが先に逝ってしまいそうなので、体位をバックに変えた

多分、彼女はバックが一番好きなのではないか?と思う

長い髪を振り乱して、感じている

突くのを止め、「自分で動いてごらん」と言って、初めは、手で動きを手伝ってやる

動きを覚えたら、手も離し彼女の意思に任せた

深く・浅く・速く・遅く・強く・弱く、円を描く様に動いたり、左右に振ったりと、気持ちいい所に当たる様に動いてる

自分の気持ちいい様にだけ動いてるので、快感も深そうだ

感じている顔を見たくなったので、正常位に戻した

足を抱えあげ、深く挿入する、初めの頃は痛がってたが、今では「気持ちいい~!」と言っている

ピストンを速めると、「逝きそう!」と言い出したので、こちらもラストスパート

頭を左右に降りながら、絶頂を迎える彼女を見ながら、腹の上に射精した

ティッシュで股間と精子を拭き取り、腕枕の体勢に戻った

彼女は、居心地がいいのか?この体勢が好きだ

年明けのタイミングを計るために、テレビを点けた

毎年恒例の番組を、見ていた

出てくる出演者の話をすると、流石に、年の差を感じる

会ってから、余り年の差を感じていなかったのは、テレビを見てなかったからだろう

彼女の話す出演者の話は、チンプンカンプンだった

多分、チンプンカンプンも死語扱いされそうだ

遂に、テレビで除夜の鐘が鳴り出した

彼女の提案で、年越しの瞬間は、彼女とキスをしながら迎えた

去年から、ず~と今年までキスを続けた事になるそうだ

足掛け2年と言う事か?

良く分からないが、彼女が楽しそうなので、良しとした

ゆく年は、最後に波乱があったが、それまでは平穏ないい年だった

くる年は、初めから波乱の幕開けになっているが、いい年にしたいと思った

108つの煩悩、いくつ制覇出来てるのか?

なんて感慨に浸っていると、彼女が「年越し蕎麦食べてない!」と言い出した

確かに、食べてない!

夕飯は食べずに、初詣の時に屋台で済まそうと話はしていたが、年越し蕎麦の事を忘れていた

年は明けてしまったが、ホテルのカップそばを見つけて、2人で1つを食べた

神田川の世界を、彼女は理解出来るだろうか?

お互い裸のまま、ベットの上で正座して、「明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします」と新年の挨拶をした

不謹慎だとは思ったが、なかなかバカップルも、板に付いてきた

その後もベッドでイチャイチャしていたが、寝てしまうと勿体無いので、メインイベントの初詣に行く事にした

服を着て、清算しようと電話をしたが、フロントが出てくれない

やっと出たと思ったら、寝起き声のオバチャン、何を思ったか「何番の子にしますか?」と聞いてくる

訳が分からなかったので、「出ようと思うので、清算してください」と言うと、「それなら入り口に機械が有りますから、表示金額を清算してくださいね」だって

機械で清算するシステム位は知ってたが、ここは連絡もしなくて良いんだな

しかし、何番の子って?、このホテルのシステムに興味津々になったが、彼女と一緒なので聞く事も出来ず、少し残念!

外に出ると、流石に寒い

部屋から、エンジンスターターで車を暖めてたので、車に逃げる様に入った

彼女は「エンジン掛かってるよ!」と不思議そうに聞いてきたが、説明するのが面倒なので、「ラッキー!」と言っておいた

彼女は、この車を気に入ったらしく(ロクちゃん)と命名していた

本来の目的地の、有名な神社は、近付くにつれて、人も車も多くなってきて、夜中とは思えない程、明るかった

駐車場は既に満車で、路上駐車も多く走り難かった

観光地にありがちな、にわか駐車場のオバチャンに、彼女が話し掛けられ、「一台空いたから、入れるよ」との言葉に騙された

この駐車場から、神社の鳥居までで、30分は歩いた

因みに、公営駐車場は鳥居の目の前

入場渋滞を考えれば、早かったのかも知れないが、金額も3倍、新年早々後味が悪い

隣では、そんな事関係なく、屋台の品定めに忙しそうな彼女が、目をランランに輝かせていた

本殿?の前に着き、(1年の安泰と、彼女の幸せ)を祈った

彼女に「何、祈ったの?」と聞くと、「ないしょ!」だそうだ

無事?お参りも済ませ、彼女にとってのメインイベント、屋台詣でが始まった

いつもニコニコ顔だからか?、彼女は誰にでもよく話し掛けられる

道を尋ねられたり、写真を撮らされたり、なぜか散歩中の犬を持たされた事もあった

隣を歩いてると思っていると、居なくなるので、目が離せない

彼女が、腕を組んでくるのは、迷子予防にも役に立っている

寒空の下で、着物姿の次にミニスカート姿の彼女は目立っていた

テキヤの兄ちゃんに、ことごとく声を掛けられ、たまにたこ焼きや、フランクフルトなんかを貰ってくる

「お金は?」と聞くと、「あげる!ってくれた!」と嬉しそうに話す彼女を見ると、この笑顔の有効範囲はおやじだけに留まらないと確信した


つづく
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