2008/09/03 20:12:43
(WYG51/KE)
ボクが翻訳用の原本を手に入れてるサイトは、アメリカの "Literotica" と
いう性文学サークルです。ゆかりさんに関係ありそうなのとか、ボクの希望
で、先日のレズのように、ぜひとも関わってほしいジャンルを順に取り上げ
ようと思っています。そういうジャンル別に分けられて投稿されてますが、
今回の『隣人』は何だと思います?いちど見当を付けてみて下さい:
「でね、これは私の苦手なことなの。実は男の子にダンスを申し込んだこと
がないんです。でもロン、ゆるい曲のダンスの踊り方を教えてくれません?
あたしね、この曲が好きなの。出来そうだと思いません?」
「絶対に大丈夫ですとも、お嬢様。いやあ、こりゃ光栄だよ」起き上がって
彼女が立上がるのを手助けした。部屋の一方にある二本の大きな植木の間の
空いた部分へと二人で移動した。「まず、こう手を握りたいと思うよね。で
もう片手を私の肩の上において、と」彼女の腰のくびれに私の手を宛がって
二人で音楽に合わせ始めた。「松葉杖なしでやれそう?」と尋ねる。
「ええ、短い時間ならやれそうだわ」と答える。私のリードについて彼女が
ゆっくりステップを踏み出すと、その頭のてっぺんの赤毛が顎の下へ流れる
ように触ってくる。顔を上げて彼女が言う「わあ、思ってたより簡単そう。
ロンはダンスが上手。」
「本当に上手くダンスを踊るには、二人とも必要です。違った型がいろいろ
あります。私にはほとんど出来ないけど、上手い人のはやっぱりいいよね」
ジェニーをこう抱いてて、凄い美しさにのめり込むにつれ、すぐ傍に母親が
いて二人の動きを逐一見守っていることなど、二の次になっていった。
「私の手をこんなところに動かしてもいいかしら?」尻に手を当ててきて、
ジェニーが訊いた。「皆さん、こうしてるの見たことあるのよ。動きがすぐ
分るし、すっとついていけそうだわ」そりゃいい、と思う。ずっといいゼ。
胸や尻の衣擦れが感じ取れそうにまで、私を引き寄せてくる。抱き合ってる
格好で二人は音楽に乗り続け、ときにぶつかる。一度なぞ、ぶつかったまま
離れていかずに、そのままくっついてきた。
彼女の頭ごしにヘレンを盗み見ると、ソファーでビートに合わせて身体を
揺すっている。よし、と思った。ヘレンさえ差し支えないなら、こっちこそ
およそ異存なしさ。ワイン、音楽、そしてかくも間近にジェニーがいては、
次第に勃ってきちまう。穿いてきたジーンズが緩くて助かった。そんなにも
膨らみは目立なそうだ。ジェニーは気づいてたかも知れないが、どうしてか
離れていかなかった。