タイミングってものですかねえ。立て続けてこういうことが起こったので、
仕事の中身をすっかり白状することにもなっちゃいましたね、アハハ。もし
できればそんなことは伏せたままでお付き合いしていくつもりでしたけど、
じっさいにシビアに感じられるだろう状況が見えますと、黙ってられないと
いう気になって、ついひとこと口を挟んでしまうことになります、アハハ。
　こういう場合、本人にとっては痛みが辛いので、ブロックも有力な手段と
なります。トリガーポイントブロック、硬膜外ブロック、神経根ブロック、
椎間関節ブロックなど行うことが多く、腰痛の種類によって使い分けます。
ただ、いずれにせよ鎮痛が目的ですので、原因療法あるいは根治的手段じゃ
ないってことを忘れてはいけません。
　またゆっくり説明しますが、人間においては脊椎で体重をいったん完全に
請け負って、それを昨日の説明のようにいろいろに振り分けます。他動物は
そんなきつい構造をとる必要がありませんので、人間のような腰痛と無縁で
生涯を過ごせるわけです。人間も必ずしも悲観することないのでして、気を
つけて生活すれば、そんなに辛い思いを体験せずに過ごせるはずです。
　次回から「脊椎動物」といわれる仲間が、この骨をどう作ってきたか、又
その使い方をどう工夫してきたのか、いろいろ見ていきます。前の脳脊髄液
の説明では「むずかしい」ときらわれちゃいましたので、その辺に注意して
進むつもりです、エヘヘ。

まいど「ゆかり大好き地域」のすぐ近くまで行きながら、オメコそのもので
なく、腰椎やら骨盤やらに話をそらして申し訳なく存じております、エヘ。
　肩帯（けんたい）というのは上肢（人間の腕と手のことですが、他の動物
では前肢と呼びます。前の足ってとこですかネ。残念ながら今朝も真ん中の
足の話に割くような時間がありません）を支える骨のことです。こやつは、
ゆかりさんもよくご存知の「鯛の鯛」（肩甲骨と烏口骨）と、それら二つが
くっついてる鎖骨のことで、この辺はよく分かっています。
　ですが、別名、腰帯（ようたい）とも呼ばれる骨盤についてはお魚時代の
どの骨がどうなって出来たか、がよくわかっていないんです。一応は、魚の
胸鰭（むなびれ）から前肢ができ、腹鰭（はらびれ）から後肢ができたし、
赤ちゃんのときは別々になっていた三つの骨が互いに癒着して寛骨になると
分っているのですが、その程度から先が不明です。
　この三つの骨は、腸骨（ちょうこつ）、恥骨（ちこつ）、坐骨（ざこつ）
という名で、のちにチンポやオメコの詳細を説明するにも大切なので、名を
覚えていただく方がいいかナ。
　こうしてできる寛骨に脊椎（せぼねのことですネ）の一部＝仙(せん)骨が
埋まり込んだ格好で骨盤が出来ます。仙骨にはせぼねが五つ分ありますが、
強く癒着して一つの骨になってまして、この部分で壊れちゃうなんてのは、
きつい交通事故の場合ぐらいです。が、そのすぐ上にある腰椎五つ分という
のは、動きやすくバラバラになったままですので、ごっつう弱くなります。
　いやあ、朝っぱらからムズい話をごめんなさいね。解剖学、終わりです。

さて、腰痛の経過はいかがでしょうか。腰椎の安静の意味も含めてだったら
入浴もいいことですが、ぬるい目でゆっくり、といった構えがお勧めです。
日本人は概して『熱い目の湯で短時間』という入浴法を好むとされますが、
医学的には最善とされてはいません。３５度ぐらいでじっくり、というのも
試す値打ちがあるかも知れません。時間をかけるときは、これぐらいぬるく
しないと、心臓の負担になりますのでご用心。
　ポク自身は居間、寝室、書斎といった生活空間に床暖房を入れてあります
ので、風呂はぬるい目に、それも短い目に仕上げます。ぬくもり過ぎ加減は
上がってから、いつまでも暑い気がしてうっとうしいので。
　ボク個人のことになりますが、昨夜クマちゃんと小一時間過ごしました。
お互い都合もあるのでがっつかず、土曜日にゆっくり、の話になりました。
朝、ゆっくり書けなかったので気になってました、ウフフ。