2023/06/15 19:21:59
(R1ydluhX)
大学生の頃、付き合ってた彼女の友達と妙に気が合ってた。
彼女の方が美人で、スタイルも良く、彼女の友達はややポチャで美人ではなかったけど、彼女の友達との方が話が弾んだ。
身体は彼女、心は彼女の友達だったのかもしれなかった。
俺も彼女も地元に就職したから卒業で別れた。
その10年後、出張先が大学時代に居た街だったので俺が指名され、久々に舞い戻った。
金曜日だったし、せっかくだから宿を取り一泊して、3時頃早々とチェックインして荷物を部屋に置き、身軽になって懐かしい街並みを眺め、4年間住んだアパートを眺め、大学を眺めてた。
よく行ってたスーパーに入ってみると、名前を呼ばれて振り向くと、元彼女の友達がいた。
「どうしたの?懐かしいわね。あ、私、ここでパートしてるの。」
彼女は、俺が思い描いた年の取り方ではなく、美しい年の取り方をしていた。
美人ではなかったけど、愛嬌ある可愛いおばちゃんで、ややポチャはムッチリになってた。
「私もうすぐ終わるから、ちょっと待ってて。少しお話しようよ。」
と言われ、二人で街に出た。
二人とも結婚指輪してたけど、やたら話が弾み、ついにホテルの部屋までついてきた。
シーンとした室内で、思わず見つめ合った。
自然と重なり合った唇、33歳の既婚者同士、お互いの股間をまさぐり合い始めたら、もう止まらなかった。
そそくさと裸になり、二人でシャワーをアブ終えると、ベッドにダイブ、ムッチリおばちゃんのオマンコは、33歳人妻にしては綺麗だった。
「綺麗なオマンコしてるね。可愛いよ。」
「私、旦那しか知らないんだ。25歳まで処女だったし。」
俺は、15分くらいクンニした後、生のまま入れた。
妻とは違うオマンコ、妻とは違うムッチリ抱き心地、それよりも、心が通じ合った女と交わった嬉しさに浸った。
見た目じゃない、波長の合う音後の交わりは、心が満たされた。
この瞬間が永遠に続いて欲しかった。
結婚するなら、この女だったと思った。
ムッチリおばちゃんが、見た目は間違いなくパートおばちゃんが、愛しかった。
中に出すわけにはいかないから、お腹の辺りに射精した。
「私、そろそろ帰らないと…」
余韻を愉しんでいたけど、シャワーを浴びて身支度を整え、元彼女の友達は、
「思い出、ありがとう。大学の時、好きだったんだよ。さよなら…」
「さよなら。元気でな…」
部屋を出て行く背中に言った。
俺も好きだったって、言えばよかったと後悔した。
あれからまた10年が過ぎ、43歳の俺はまた出張で大学のある街を訪れた。
この日は水曜日だったから宿は取らなかったが、懐かしい街並みとアパートを眺めに行った。
そして、元彼女の友達がパートしてたスーパーの前に佇み、
「いや、止めておこう…」
と呟いて、スーパーに背を向けた。
「さよなら…」
と聞こえたような気がして振り返ったが、そこには誰も居なかった。
帰りの新幹線、車窓に映る自分の顔を眺めて、年取ったなあと思った。
そして、10年前に抱いた、心通わせたおばちゃんを思い出していた。
オマンコの味、ムッチリした抱いた感触、通わせた心、何となく思い返していたが、おばちゃん顔だったことは覚えてたけど、顔が思い出せなかった。
大学時代のイメージと違う年の取り方してたけど、どんな顔だったかが思い出せなかった。
だから、俺は、
「さよなら、パートのおばちゃん…」
と呟いて、あの日の思い出を封印した。